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本編
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次の日の朝、また魔力を測定する。
昨日は、魔力を使わなかったから増えてるはず……。
結果は何故か、昨日と一緒で6個光っただけだった。
俺は魔法を使って無いのはカイルくんが証明してくれたから、更に訳が分からなかった。
皆で朝食を食べながら話をする。
ちなみに今日のメニューは、カイルくん、ラインハルトと一緒にパンケーキとミネストローネ、ポテトサラダを作った。
焼きたてのパンケーキにバターとはちみつをかけたのは皆大好きだったみたいで気に入ってくれた。
ラインハルトがいつの間にかマヨネーズの作り方をマスターしていて驚かされる。
あ、そう言えば、作ってる途中、カイルくんがラインハルトに
「ラインハルト様、執務室で出来る手合わせってなんですか!?僕も知りたいです!」
って無邪気な顔で聞いていた。
「な!?な、なんでそれをカイルが…!
トオルお前か!?」
急に顔を真っ赤にして俺を睨みつけてきた。
「え?なんか、悪いことした?」
突然の睨みに困惑しながら聞く。
「悪くない、悪くないけど……。
あのことは忘れてくれ。頼む…。」
ラインハルトが必死に頼んでくるからカイルくんと2人でこれ以上は触れないと決めた。
結局、手合わせって何だったんだ?
とりあえず、そんなことがありながら作った朝食は皆が気に入ってくれたみたいで良かった。
アレンもはちみつバターのパンケーキを5枚も食べていた。
「美味しい?」
「あぁ、凄く美味しい。
バターに塩をかけてあるのか?
はちみつの甘さとバターの塩気が絶妙だな。」
アレンが俺の頭を撫でながら言ってくる。
「うん!ありがとう…。」
昨日は、アレンの仕事が忙しかったみたいであんまり話したり触れたり出来なかったから彼の手から感じる温もりが嬉しかった。
ん?カイルくんが何故か、不思議そうな顔で俺たちを見てる。
「カイルくん?どうしたの?」
「いや、なんでもないです?
ちょっと気になることがあったんですけど…。
まだ確証が無いのでまた今度話します。」
その言葉に皆、頭に?が浮かんで居たけど今度話してくれるみたいだからとりあえず詮索しなかった。
ちなみに、ヴェインさんとラインハルトはなんかいつもと雰囲気が違ってなんというか、距離が近い?みたいな感じだった。
ラインハルトが宿舎に住むようになったし、なにか進展があったのかな?
後でラインハルトに聞いてみよう。
「あ、そう言えば!
王様に持って行くお菓子を考えてるんだけど、好みの味ってなにか知ってる?」
ふと思い出して皆に聞いてみた。
「俺はあんまり陛下と親しくないからわからないな…。
ラインハルトとアレンの方が詳しいか?」
ヴェインさんが2人に聞いた。
「俺も、コアの事を話すくらいだから食べ物の趣味はわからなんな……。」
アレンが答える。
「そっかぁ……。
ラインハルトは?」
「俺も直接会って話したことはあんまりないからなぁ…。」
まぁ、王様だもんね…。
そりゃそうか。
「あ、でも、前に父上が珍しい甘味が好きって言ってたぞ?
なら、トオルが作るものならなんでもいいんじゃないか?」
「そうなんだ?
あ、そっか。ラインハルトのお父さんって宰相様だもんね。」
宰相様なら王様と一緒に居る機会も多いしその辺は詳しそうだ。
でも、なんでもいいが1番困るんだよなぁ……。
「トオル、この後リールが礼服を持って来るから作るならその後だぞ?」
俺が早く何か考えて作らないと……と思っていると、心を読んだようにアレンからそう言われた。
「こんなに速く出来たんだね?
リールさん達、無理してないかな?」
「ちょっと無理させたかもしれないが今回ばかりは王様がらみだから仕方ないさ…。
いつもより多めに報酬を渡してやるか…。」
「そうだな。」
ヴェインさんが頷いていた。
俺も今度お礼に何か作って持って行こうかな…。
「トオル、今日、お菓子作るんだろ?
俺も手伝っていいか?」
ラインハルトが聞いてきた。
「いいの?今日ってラインハルトお休みでしょ?
出掛けるんじゃないの?」
昨日の執務室でアレンにヴェインさんをデートに誘えみたいに、けしかけられてなかったっけ?
「あぁ、今日は、夜までは予定無いから大丈夫だ。
それにカイルは、今日、忙しいだろ?」
「はい……。
僕も一緒に手伝いたいんですが、今日は、ヴェイン様がつきっきりで魔法を教えてくださるので…。」
あ、ヴェインさん今日はカイルくんの特訓があるからデートに誘えなかったのか…。
「わかった!ラインハルトよろしく!
カイルくんも頑張ってね。
出来たお菓子、多めに作るから後で持って行くよ!ヴェインと食べてね。」
そう言うとカイルくんとヴェインさんが嬉しそうに頷いて居た。
それならラインハルトも少しはヴェインさんに逢えるだろうし……。
「俺にはくれないのか?」
アレンがちょっと拗ねた顔をしている。
「アレンは、一緒に王様のとこで食べるでしょ?」
そう言うと、あ、確かにって顔をしていた。
ちょっと可愛い……。
でも、感想は聞きたいから後で持って言ってあげようかな?
やっぱり俺が作った物は1番にアレンに食べてもらいたい。
「じゃあ、俺は部屋でゆっくりしてるから予定が終わったら教えてくれ。」
ラインハルトに言われる。
「わかった!よろしくね!」
こうして今日の大まかな予定が決まる。
早くご飯を食べて片付けをしてしまおう。
そう思って俺もふわふわなパンケーキを食べ進めた。
はぁ…やっぱりお米が食べたい。
昨日は、魔力を使わなかったから増えてるはず……。
結果は何故か、昨日と一緒で6個光っただけだった。
俺は魔法を使って無いのはカイルくんが証明してくれたから、更に訳が分からなかった。
皆で朝食を食べながら話をする。
ちなみに今日のメニューは、カイルくん、ラインハルトと一緒にパンケーキとミネストローネ、ポテトサラダを作った。
焼きたてのパンケーキにバターとはちみつをかけたのは皆大好きだったみたいで気に入ってくれた。
ラインハルトがいつの間にかマヨネーズの作り方をマスターしていて驚かされる。
あ、そう言えば、作ってる途中、カイルくんがラインハルトに
「ラインハルト様、執務室で出来る手合わせってなんですか!?僕も知りたいです!」
って無邪気な顔で聞いていた。
「な!?な、なんでそれをカイルが…!
トオルお前か!?」
急に顔を真っ赤にして俺を睨みつけてきた。
「え?なんか、悪いことした?」
突然の睨みに困惑しながら聞く。
「悪くない、悪くないけど……。
あのことは忘れてくれ。頼む…。」
ラインハルトが必死に頼んでくるからカイルくんと2人でこれ以上は触れないと決めた。
結局、手合わせって何だったんだ?
とりあえず、そんなことがありながら作った朝食は皆が気に入ってくれたみたいで良かった。
アレンもはちみつバターのパンケーキを5枚も食べていた。
「美味しい?」
「あぁ、凄く美味しい。
バターに塩をかけてあるのか?
はちみつの甘さとバターの塩気が絶妙だな。」
アレンが俺の頭を撫でながら言ってくる。
「うん!ありがとう…。」
昨日は、アレンの仕事が忙しかったみたいであんまり話したり触れたり出来なかったから彼の手から感じる温もりが嬉しかった。
ん?カイルくんが何故か、不思議そうな顔で俺たちを見てる。
「カイルくん?どうしたの?」
「いや、なんでもないです?
ちょっと気になることがあったんですけど…。
まだ確証が無いのでまた今度話します。」
その言葉に皆、頭に?が浮かんで居たけど今度話してくれるみたいだからとりあえず詮索しなかった。
ちなみに、ヴェインさんとラインハルトはなんかいつもと雰囲気が違ってなんというか、距離が近い?みたいな感じだった。
ラインハルトが宿舎に住むようになったし、なにか進展があったのかな?
後でラインハルトに聞いてみよう。
「あ、そう言えば!
王様に持って行くお菓子を考えてるんだけど、好みの味ってなにか知ってる?」
ふと思い出して皆に聞いてみた。
「俺はあんまり陛下と親しくないからわからないな…。
ラインハルトとアレンの方が詳しいか?」
ヴェインさんが2人に聞いた。
「俺も、コアの事を話すくらいだから食べ物の趣味はわからなんな……。」
アレンが答える。
「そっかぁ……。
ラインハルトは?」
「俺も直接会って話したことはあんまりないからなぁ…。」
まぁ、王様だもんね…。
そりゃそうか。
「あ、でも、前に父上が珍しい甘味が好きって言ってたぞ?
なら、トオルが作るものならなんでもいいんじゃないか?」
「そうなんだ?
あ、そっか。ラインハルトのお父さんって宰相様だもんね。」
宰相様なら王様と一緒に居る機会も多いしその辺は詳しそうだ。
でも、なんでもいいが1番困るんだよなぁ……。
「トオル、この後リールが礼服を持って来るから作るならその後だぞ?」
俺が早く何か考えて作らないと……と思っていると、心を読んだようにアレンからそう言われた。
「こんなに速く出来たんだね?
リールさん達、無理してないかな?」
「ちょっと無理させたかもしれないが今回ばかりは王様がらみだから仕方ないさ…。
いつもより多めに報酬を渡してやるか…。」
「そうだな。」
ヴェインさんが頷いていた。
俺も今度お礼に何か作って持って行こうかな…。
「トオル、今日、お菓子作るんだろ?
俺も手伝っていいか?」
ラインハルトが聞いてきた。
「いいの?今日ってラインハルトお休みでしょ?
出掛けるんじゃないの?」
昨日の執務室でアレンにヴェインさんをデートに誘えみたいに、けしかけられてなかったっけ?
「あぁ、今日は、夜までは予定無いから大丈夫だ。
それにカイルは、今日、忙しいだろ?」
「はい……。
僕も一緒に手伝いたいんですが、今日は、ヴェイン様がつきっきりで魔法を教えてくださるので…。」
あ、ヴェインさん今日はカイルくんの特訓があるからデートに誘えなかったのか…。
「わかった!ラインハルトよろしく!
カイルくんも頑張ってね。
出来たお菓子、多めに作るから後で持って行くよ!ヴェインと食べてね。」
そう言うとカイルくんとヴェインさんが嬉しそうに頷いて居た。
それならラインハルトも少しはヴェインさんに逢えるだろうし……。
「俺にはくれないのか?」
アレンがちょっと拗ねた顔をしている。
「アレンは、一緒に王様のとこで食べるでしょ?」
そう言うと、あ、確かにって顔をしていた。
ちょっと可愛い……。
でも、感想は聞きたいから後で持って言ってあげようかな?
やっぱり俺が作った物は1番にアレンに食べてもらいたい。
「じゃあ、俺は部屋でゆっくりしてるから予定が終わったら教えてくれ。」
ラインハルトに言われる。
「わかった!よろしくね!」
こうして今日の大まかな予定が決まる。
早くご飯を食べて片付けをしてしまおう。
そう思って俺もふわふわなパンケーキを食べ進めた。
はぁ…やっぱりお米が食べたい。
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