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本編
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アレンの部屋の前まで着き、扉をノックする。
すぐに彼の声がして扉が開き、俺を招き入れてくれた。
「迷わず来れたみたいで良かった。
その服、似合ってるぞ。気に入ったか?」
アレンがからかうように笑いながら言ってくる。
「大丈夫だよ!だって上の階の1番大きい部屋だもん。
流石の俺だってわかるよ。
うん。大きさも丁度だし、凄く動きやすいよ。
アレン、ありがとう。
あのね、それで話なんだけど……。」
「あぁ、とりあえず何か飲むか?
……いや、さっきまで皆でお茶飲んでたから要らないか。」
アレンが少し挙動不審になっていて、彼も心なしか緊張しているようだった。
そんな様子を見て俺までさらに緊張してきてしまう。
少しの間だけ俺たちの間に沈黙が流れた。
「と、とりあえず座るか?
立ち話もなんだから……あ……。」
アレンが沈黙を破って言ってくれるが、彼の部屋には物自体があまりなくベッドと1人掛け用の椅子だけだったことを思い出したようで「しまった…」と顔に出ていた。
「………座る。」
俺は自らアレンのベッドに座り横を叩いた。
「アレンも座ろ?」
アレンの部屋で1人だけ座ってるのも変だし彼にも座るように催促した。
アレンは、小さく息を飲んでから頷き、俺の隣に腰掛ける。
触れそうなくらいの距離に僅かにアレンの体温を感じた。
「アレン……あのね……。」
小さく話し始めるが緊張のせいか声が震えるし心臓の鼓動が鐘のように響いている。
大丈夫かな?
この音、アレンに聞こえてないかな?
「あぁ、なんだ?」
アレンが優しい声で聞いてくれた。
この優しい声が好きだ。
俺を慈しんでくれるような表情も大好きで……。
「アレン、俺……アレンのこと……。好きだよ。
アレンの笑顔が大好きだし、一緒に居るとドキドキする。
撫でられると、もっと撫でて欲しいって思うし、アレンを独り占めしたいって思う。
アレンのことが大好き。
あの……俺と……付き合って…くれませんか……?」
想いを言葉に出すのは恥ずかしすぎて顔を真っ赤にしながらしどろもどろになりながらも必死に伝える。
「トオル……。」
アレンは、優しく名前を呼び俺を抱きしめてくれる。
「俺もトオルが大好きだ。
こちらこそよろしく頼む。」
アレンの声が震えていて、彼の顔を見ると涙を堪えているようだった。
俺はこの人が大好きだ。
性別なんて関係ない。
俺はアレンとずっと一緒にこの世界で生きて行きたい。
改めてそう思った。
俺の告白で涙を堪えているアレンが可愛くて、愛おしくて恥ずかしいけど勇気を出して、彼の頬に自分からキスをした。
アレンは、驚いたように俺を見つめてくる。
少しだけイタズラが成功したみたいでついつい笑ってしまった。
抑えるためにちょっとだけ下を向いた。
驚いた拍子に涙も引っ込んだみたいで、つられてアレンも笑ってくれた。
良かった。
やっぱりアレンには笑ってて欲しい。
「トオル。」
ふいに名前を呼ばれて見上げた瞬間。
アレンの唇が俺の唇に重なる。
すぐに離れたアレンは「イタズラの仕返しだ。」と言い、もう一度キスをしてきた。
今後は、遠慮がちに舌を入れてくる。
突然の深いキスに身体を硬直させて反応出来ないでいるとOKと見なしたようで遠慮なく俺の口の中を撫でてくる。
「ん……んっ……あっ……ふっ……。」
突然の深いキスは、恥ずかしいやら気持ちいいやらで息をするのも忘れてアレンからもたらされる快感に身を任せていた……。
やがて苦しくなってきた頃にようやく解放される。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
肩で息をしている俺をアレンはもう一度抱きしめて言う。
「トオル、愛してる。」
全身で感じるアレンの体温に幸せを感じて俺も彼の身体に腕を回した。
「お、俺も………あ…愛してる……。」
声を振り絞りそう答えると彼は幸せそうに微笑んでくれた。
♦♦♦♦♦
申し訳ありません
夜の更新は、1:00頃になりそうです。
次回のお話は少しだけR18の内容になります。
地雷の方はご注意ください。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
すぐに彼の声がして扉が開き、俺を招き入れてくれた。
「迷わず来れたみたいで良かった。
その服、似合ってるぞ。気に入ったか?」
アレンがからかうように笑いながら言ってくる。
「大丈夫だよ!だって上の階の1番大きい部屋だもん。
流石の俺だってわかるよ。
うん。大きさも丁度だし、凄く動きやすいよ。
アレン、ありがとう。
あのね、それで話なんだけど……。」
「あぁ、とりあえず何か飲むか?
……いや、さっきまで皆でお茶飲んでたから要らないか。」
アレンが少し挙動不審になっていて、彼も心なしか緊張しているようだった。
そんな様子を見て俺までさらに緊張してきてしまう。
少しの間だけ俺たちの間に沈黙が流れた。
「と、とりあえず座るか?
立ち話もなんだから……あ……。」
アレンが沈黙を破って言ってくれるが、彼の部屋には物自体があまりなくベッドと1人掛け用の椅子だけだったことを思い出したようで「しまった…」と顔に出ていた。
「………座る。」
俺は自らアレンのベッドに座り横を叩いた。
「アレンも座ろ?」
アレンの部屋で1人だけ座ってるのも変だし彼にも座るように催促した。
アレンは、小さく息を飲んでから頷き、俺の隣に腰掛ける。
触れそうなくらいの距離に僅かにアレンの体温を感じた。
「アレン……あのね……。」
小さく話し始めるが緊張のせいか声が震えるし心臓の鼓動が鐘のように響いている。
大丈夫かな?
この音、アレンに聞こえてないかな?
「あぁ、なんだ?」
アレンが優しい声で聞いてくれた。
この優しい声が好きだ。
俺を慈しんでくれるような表情も大好きで……。
「アレン、俺……アレンのこと……。好きだよ。
アレンの笑顔が大好きだし、一緒に居るとドキドキする。
撫でられると、もっと撫でて欲しいって思うし、アレンを独り占めしたいって思う。
アレンのことが大好き。
あの……俺と……付き合って…くれませんか……?」
想いを言葉に出すのは恥ずかしすぎて顔を真っ赤にしながらしどろもどろになりながらも必死に伝える。
「トオル……。」
アレンは、優しく名前を呼び俺を抱きしめてくれる。
「俺もトオルが大好きだ。
こちらこそよろしく頼む。」
アレンの声が震えていて、彼の顔を見ると涙を堪えているようだった。
俺はこの人が大好きだ。
性別なんて関係ない。
俺はアレンとずっと一緒にこの世界で生きて行きたい。
改めてそう思った。
俺の告白で涙を堪えているアレンが可愛くて、愛おしくて恥ずかしいけど勇気を出して、彼の頬に自分からキスをした。
アレンは、驚いたように俺を見つめてくる。
少しだけイタズラが成功したみたいでついつい笑ってしまった。
抑えるためにちょっとだけ下を向いた。
驚いた拍子に涙も引っ込んだみたいで、つられてアレンも笑ってくれた。
良かった。
やっぱりアレンには笑ってて欲しい。
「トオル。」
ふいに名前を呼ばれて見上げた瞬間。
アレンの唇が俺の唇に重なる。
すぐに離れたアレンは「イタズラの仕返しだ。」と言い、もう一度キスをしてきた。
今後は、遠慮がちに舌を入れてくる。
突然の深いキスに身体を硬直させて反応出来ないでいるとOKと見なしたようで遠慮なく俺の口の中を撫でてくる。
「ん……んっ……あっ……ふっ……。」
突然の深いキスは、恥ずかしいやら気持ちいいやらで息をするのも忘れてアレンからもたらされる快感に身を任せていた……。
やがて苦しくなってきた頃にようやく解放される。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
肩で息をしている俺をアレンはもう一度抱きしめて言う。
「トオル、愛してる。」
全身で感じるアレンの体温に幸せを感じて俺も彼の身体に腕を回した。
「お、俺も………あ…愛してる……。」
声を振り絞りそう答えると彼は幸せそうに微笑んでくれた。
♦♦♦♦♦
申し訳ありません
夜の更新は、1:00頃になりそうです。
次回のお話は少しだけR18の内容になります。
地雷の方はご注意ください。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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