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本編
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よく冷やした器に出来たてのアイスクリームを盛り付けてメレンゲ菓子や、オレンジのチップスを飾り付けたら完成だ!
スプーンでクネルというらラグビーボール型に抜いてカクテルグラスに盛り付けた。
やっぱり冷たいお菓子は、ガラスの器に盛ると映えるね!
溶けないうちにアレンとヴェインさんの所に持って行った。
「2人とも、お待たせ!出来たよ!」
談話室に入ると2人が待ってましたとばかりに迎えてくれた。
机の上には書類が積み重なっていて、仕事をしていたとわかる。
アレン用の書類仕事か……。
「おぉ!トオル待ってたぞ!」
アレンは、ぐったりと疲れた顔をしながら歓迎してくれた。
アレンとヴェインさんの前にグラスを置いて俺たちも席につく。
ラインハルトがいつの間にか紅茶を淹れてくれたようだ。
皆で揃って「いただきます」をする。
各々が好きな方から食べていた。
「冷たくて美味しいな!
オレンジのほうは甘酸っぱくてさっぱりして美味しいし、クリーム?のほうはほんのりブランデーの香りがして美味しい!」
アレンは、やっぱりオレンジソルベが気に入ったみたい。
「両方美味いが、このふわふわな焼き菓子も美味いな。口に入れたらほどけて消えるぞ!」
ヴェインさんは、メレンゲ菓子を口に入れて顔を綻ばせている。
マッシュポテトもそうだけど、口当たりがいい物が好きなんだな……。
ラインハルトとカイルくんもアイスが気に入ったみたいで笑顔で食べていた。
よかった……。
まぁ、アイスが嫌いな人は中々居ないもんね!
安心しながら俺も食べ進めた。
実際凄いよなぁ。
アイスなんてアイスクリームマシーンが無いと作るの大変だし、あっても2~3時間はかかる。
でも、今回は、1時間もかからずに作れてしまった。
アイスのアパレイユ(生地)を作る時間が大半だ。
ちなみに、アイスクリームマシーンが無かった時に、冷凍室に10~15分に1回混ぜに行くを繰り返して作ってたことがある。
あれはあれでしんどかった……。
見るに見兼ねて師匠がアイスクリームマシーンを買ってたんだよなぁ……。
「カイル、楽しかったか?」
ヴェインさんがふいにカイルくんに聞いた。
「ヴェイン様、凄く楽しかったです。
魔法でお菓子が作れるなんて考えたことも無かったです。」
カイルくんは、満面の笑みで答えていた。
「正直、お菓子を魔法で作るは俺も考えたこと無かったけどな…。」
ヴェインさんは、そう言いながら笑っていた。
「でも、実際やってみて思ったが結構繊細な魔力操作が必要だから魔法の練習にはいいかもしれないぞ?」
ラインハルトは作業を思い出しながら言っていた。
そうだったのか?
ラインハルトは、サラッとやっていたから普通なのかと思っていたが繊細な作業だったみたいだ。
「そうなのか…。
なら今度から見習いや、正騎士たちの鍛錬に加えてもいいかもな?
デザートも出来るし一石二鳥だな。」
なんて、アレンが言っていた。
相当アイスが気に入ったようで楽しそうにしている。
「おぉ、それいいな!
アレンも一緒に練習出来るし。」
ヴェインさんがそう言った途端、アレンが顔をしかめていたのには、みんな笑ってしまった。
「カイル、魔法はまだ苦手か?」
ヴェインさんが今度は真剣な顔でカイルくん聞く。
カイルくんはしばらく考えた後、ゆっくりと俺たちの顔を見渡してから答えた。
「……正直、まだ、怖いです。
あの時のことを考えたら、人を傷つけてしまうんじゃないかって……。
でも、アレン様や、ヴェイン様、ラインハルト様やトオルさんが笑顔になってくださるなら……。
ラインハルト様みたいに魔法を使えるようになりたいって思いました。
人を傷つける為じゃなくて、皆を笑顔にする為の魔法を使えるようになりたいって……。」
その言葉にヴェインさんは満足そうに笑った。
「あぁ、それでいい。
カイル、皆の笑顔を守れるくらい強くなれ。」
そう言われたカイルくんの笑顔は、もう先程みたいな曇った顔じゃなくて憂いが晴れた満面の笑みだった。
よかった……。
カイルくん、頑張ってね。
「トオルのことでアレンとヴェインに話がある。」
アイスをみんなが食べ終えた頃にラインハルトがそう切り出した。
うわ……きた………。
「なにかあったのか?」
アレンが少し心配そうにこちらを見る。
「トオルは、もしかしたら白魔法が使えるのかもしれない。」
ラインハルトがそう答える。
それを聞いたアレンとヴェインさんは口を開いたまま固まってしまったのだった。
「……白魔法だと?実在するのか?」
アレンはようやく言葉を発した。
「白魔法って言ったらあの御伽噺に出てくるやつだろ?
なんで、ラインハルトは急にそんなことをいいだしたんだ?」
ヴェインさんは、訝しげにラインハルトを見ていた。
♦♦♦♦♦
Twitterアンケート第2弾結果発表。
番外編読みたいキャラは?
①守護竜 40%
②ヴェイン 12%
③ラインハルト 35%
④カイル 13%
となりました!
近いうちにコア様の番外編を作りたいと思います!
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
ご協力ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。
スプーンでクネルというらラグビーボール型に抜いてカクテルグラスに盛り付けた。
やっぱり冷たいお菓子は、ガラスの器に盛ると映えるね!
溶けないうちにアレンとヴェインさんの所に持って行った。
「2人とも、お待たせ!出来たよ!」
談話室に入ると2人が待ってましたとばかりに迎えてくれた。
机の上には書類が積み重なっていて、仕事をしていたとわかる。
アレン用の書類仕事か……。
「おぉ!トオル待ってたぞ!」
アレンは、ぐったりと疲れた顔をしながら歓迎してくれた。
アレンとヴェインさんの前にグラスを置いて俺たちも席につく。
ラインハルトがいつの間にか紅茶を淹れてくれたようだ。
皆で揃って「いただきます」をする。
各々が好きな方から食べていた。
「冷たくて美味しいな!
オレンジのほうは甘酸っぱくてさっぱりして美味しいし、クリーム?のほうはほんのりブランデーの香りがして美味しい!」
アレンは、やっぱりオレンジソルベが気に入ったみたい。
「両方美味いが、このふわふわな焼き菓子も美味いな。口に入れたらほどけて消えるぞ!」
ヴェインさんは、メレンゲ菓子を口に入れて顔を綻ばせている。
マッシュポテトもそうだけど、口当たりがいい物が好きなんだな……。
ラインハルトとカイルくんもアイスが気に入ったみたいで笑顔で食べていた。
よかった……。
まぁ、アイスが嫌いな人は中々居ないもんね!
安心しながら俺も食べ進めた。
実際凄いよなぁ。
アイスなんてアイスクリームマシーンが無いと作るの大変だし、あっても2~3時間はかかる。
でも、今回は、1時間もかからずに作れてしまった。
アイスのアパレイユ(生地)を作る時間が大半だ。
ちなみに、アイスクリームマシーンが無かった時に、冷凍室に10~15分に1回混ぜに行くを繰り返して作ってたことがある。
あれはあれでしんどかった……。
見るに見兼ねて師匠がアイスクリームマシーンを買ってたんだよなぁ……。
「カイル、楽しかったか?」
ヴェインさんがふいにカイルくんに聞いた。
「ヴェイン様、凄く楽しかったです。
魔法でお菓子が作れるなんて考えたことも無かったです。」
カイルくんは、満面の笑みで答えていた。
「正直、お菓子を魔法で作るは俺も考えたこと無かったけどな…。」
ヴェインさんは、そう言いながら笑っていた。
「でも、実際やってみて思ったが結構繊細な魔力操作が必要だから魔法の練習にはいいかもしれないぞ?」
ラインハルトは作業を思い出しながら言っていた。
そうだったのか?
ラインハルトは、サラッとやっていたから普通なのかと思っていたが繊細な作業だったみたいだ。
「そうなのか…。
なら今度から見習いや、正騎士たちの鍛錬に加えてもいいかもな?
デザートも出来るし一石二鳥だな。」
なんて、アレンが言っていた。
相当アイスが気に入ったようで楽しそうにしている。
「おぉ、それいいな!
アレンも一緒に練習出来るし。」
ヴェインさんがそう言った途端、アレンが顔をしかめていたのには、みんな笑ってしまった。
「カイル、魔法はまだ苦手か?」
ヴェインさんが今度は真剣な顔でカイルくん聞く。
カイルくんはしばらく考えた後、ゆっくりと俺たちの顔を見渡してから答えた。
「……正直、まだ、怖いです。
あの時のことを考えたら、人を傷つけてしまうんじゃないかって……。
でも、アレン様や、ヴェイン様、ラインハルト様やトオルさんが笑顔になってくださるなら……。
ラインハルト様みたいに魔法を使えるようになりたいって思いました。
人を傷つける為じゃなくて、皆を笑顔にする為の魔法を使えるようになりたいって……。」
その言葉にヴェインさんは満足そうに笑った。
「あぁ、それでいい。
カイル、皆の笑顔を守れるくらい強くなれ。」
そう言われたカイルくんの笑顔は、もう先程みたいな曇った顔じゃなくて憂いが晴れた満面の笑みだった。
よかった……。
カイルくん、頑張ってね。
「トオルのことでアレンとヴェインに話がある。」
アイスをみんなが食べ終えた頃にラインハルトがそう切り出した。
うわ……きた………。
「なにかあったのか?」
アレンが少し心配そうにこちらを見る。
「トオルは、もしかしたら白魔法が使えるのかもしれない。」
ラインハルトがそう答える。
それを聞いたアレンとヴェインさんは口を開いたまま固まってしまったのだった。
「……白魔法だと?実在するのか?」
アレンはようやく言葉を発した。
「白魔法って言ったらあの御伽噺に出てくるやつだろ?
なんで、ラインハルトは急にそんなことをいいだしたんだ?」
ヴェインさんは、訝しげにラインハルトを見ていた。
♦♦♦♦♦
Twitterアンケート第2弾結果発表。
番外編読みたいキャラは?
①守護竜 40%
②ヴェイン 12%
③ラインハルト 35%
④カイル 13%
となりました!
近いうちにコア様の番外編を作りたいと思います!
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
ご協力ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。
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