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本編
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本日は、10時、15時、20時、0時の更新予定です。
よろしくお願いしますm(_ _)m
♦♦♦♦♦
コア様の所で過ごした時間はあっという間だった。
だいたい10時頃にはこっちに来た気がしたがもうすでに14時を回っていた。
この世界にも時計があり、ちゃんと時刻はわかる。
ちなみに、俺はソーラー式の腕時計を持って来ていたので常に時間はわかる。
「コア、邪魔したな。
俺たちはそろそろ帰る。」
アレンがコア様にそう言うと
「もう帰ってしまうのか?
まだ来たばかりではないか!」と言う。
「竜の時間の流れを人間と一緒にするな。また来るから。」
残念がるコア様をあやす様にアレンは再来の約束をした。
「コア様、ありがとうございました。
沢山お話を聞けてよかったです。
また、お話聞かせてくださいね!」
コア様は、寂しそうに
「わかった。いつでも遊びに来るのだぞ?」
と言ってくれた。
「はい!」
「トオル。もう、お主を縛り付けるものも苦しめるものも何もない。気楽に好きなことをして生きるのだぞ。私は、いつでも見守っている。」
コア様のその言葉に俺は改めてここに居ていいんだと嬉しくなる。
「トオル、行くぞ。
必要な物を買いに行くんだろ?」
アレンは急かす様に俺の手を取り歩き出す。
「わぁ…待ってよ…。
コア様、また来ます!」
後ろで俺たちを見送ってくれるコア様に挨拶をした。
帰りはまた魔法陣を通って麓まで降りる。
そして、馬に乗り元来た道を戻った行く。
街に着き、アレンに案内されてお店を回った。
昨日のように、街には人が沢山いて賑わっている。
アレンは、俺を抱き上げて運ぼうとしたが必死に断ったら折れてくれて「はぐれない様に」と手を握ってくれた。
もちろん、アレンにフードを被せられているので街の人に顔は見えない。
手から伝わるアレンの体温でドキドキして顔が赤かったから助かった。
とりあえず、服屋をまわり普段着の一式を揃えた。
アレンが「お金は気にするな」と言って大量の服を買おうとしたので慌てて断り、とりあえず3着上下を買ってもらった。
それと、料理を作る時に着る用にコックコートを3着とズボンを3本。
「それだけでいいのか?」ってアレンに心配されたけど、洗い回せば平気だから大丈夫だろう。
むしろ、多いくらいだ。
下着屋でパンツまで選ぼうとして来たアレンの頭にチョップをかまして、自分で選んだ……。
いや、そんな悲しそうな顔してもダメだから?
そんな履いてないみたいな布面積の少ない下着、履けるわけないだろ!?
……アレンは、ああいうのが好きなのか?
下着屋から出て歩いてる時にふとアレンが言い出した。
「あ、そういえば忘れていたが、王様がトオルに会いたいらしい。」
「は!?王様?なんで?」
突然の爆弾発言にビビりながら聞いてみる。
「なんでも何もないだろ?
トオルは、渡人で資格持ちだ。
同じ資格持ちの王様からしたら是非会いたいと思うのは当たり前だろ?」
アレンの言葉に少しだけ納得をする。
今まで、アレンと2人だけだった資格持ちが現れたなら会いたいと思うのは当然か。
しかも、それが異世界から来た人間なら尚更だ。
「あー、まぁ、そうだよね…。
仕方ないかぁ。あんまり気は進まないけど。」
王様と会うなんて失礼がない様にしないと…。
今から緊張してきた。
「トオル、あんまり緊張しなくて大丈夫だ。
今回は非公式な面会だから軽くお茶をするくらいさ。
そうだな、宰相様と王様くらいだから気楽でいいさ。
それに、俺も行くし、ついでにラインハルトでも連れて行くか。
ヴェインは、忙しそうだからな。」
アレン、団長より、副団長の方が忙しいってそれ、上司としてどうなの?
ちょっとだけジト目で彼をみると罰が悪そうに苦笑いした。
「し、仕方ないだろ?
ヴェインの仕事を手伝ったら『邪魔をするな!』って怒られるんだから…。」
「あ…アレン、なんかごめん…。」
「そこで謝るな!」
アレンは、恥ずかしそうに俺に怒った。
「でだ、話を戻すが、王様に会うなら非公式の場でもちゃんとした服装をしないとかっこがつかないだろ?」
あ、確かに。流石に王様と会うのに普段着はダメだ…。
どうしよう?
そもそもこっちの世界での正装ってどんな感じなんだ?スーツなんてないだろうし…。
「正装ってどんなのなの?アレンは、騎士団の服?」
気になり聞いてみた。
「あぁ、あれとは別に式典用の団服もあるにはあるが大概は動きやすいからあれを着るな。」
え?式典用の服?
どんなのかな?
かっこいいんだろうな…。
「俺はどうすればいいかな?」
「そうだな。せっかくだから1着作ろう。」
アレンは、何か思い付いたのか俺の手を引いてある店に入って行った。
よろしくお願いしますm(_ _)m
♦♦♦♦♦
コア様の所で過ごした時間はあっという間だった。
だいたい10時頃にはこっちに来た気がしたがもうすでに14時を回っていた。
この世界にも時計があり、ちゃんと時刻はわかる。
ちなみに、俺はソーラー式の腕時計を持って来ていたので常に時間はわかる。
「コア、邪魔したな。
俺たちはそろそろ帰る。」
アレンがコア様にそう言うと
「もう帰ってしまうのか?
まだ来たばかりではないか!」と言う。
「竜の時間の流れを人間と一緒にするな。また来るから。」
残念がるコア様をあやす様にアレンは再来の約束をした。
「コア様、ありがとうございました。
沢山お話を聞けてよかったです。
また、お話聞かせてくださいね!」
コア様は、寂しそうに
「わかった。いつでも遊びに来るのだぞ?」
と言ってくれた。
「はい!」
「トオル。もう、お主を縛り付けるものも苦しめるものも何もない。気楽に好きなことをして生きるのだぞ。私は、いつでも見守っている。」
コア様のその言葉に俺は改めてここに居ていいんだと嬉しくなる。
「トオル、行くぞ。
必要な物を買いに行くんだろ?」
アレンは急かす様に俺の手を取り歩き出す。
「わぁ…待ってよ…。
コア様、また来ます!」
後ろで俺たちを見送ってくれるコア様に挨拶をした。
帰りはまた魔法陣を通って麓まで降りる。
そして、馬に乗り元来た道を戻った行く。
街に着き、アレンに案内されてお店を回った。
昨日のように、街には人が沢山いて賑わっている。
アレンは、俺を抱き上げて運ぼうとしたが必死に断ったら折れてくれて「はぐれない様に」と手を握ってくれた。
もちろん、アレンにフードを被せられているので街の人に顔は見えない。
手から伝わるアレンの体温でドキドキして顔が赤かったから助かった。
とりあえず、服屋をまわり普段着の一式を揃えた。
アレンが「お金は気にするな」と言って大量の服を買おうとしたので慌てて断り、とりあえず3着上下を買ってもらった。
それと、料理を作る時に着る用にコックコートを3着とズボンを3本。
「それだけでいいのか?」ってアレンに心配されたけど、洗い回せば平気だから大丈夫だろう。
むしろ、多いくらいだ。
下着屋でパンツまで選ぼうとして来たアレンの頭にチョップをかまして、自分で選んだ……。
いや、そんな悲しそうな顔してもダメだから?
そんな履いてないみたいな布面積の少ない下着、履けるわけないだろ!?
……アレンは、ああいうのが好きなのか?
下着屋から出て歩いてる時にふとアレンが言い出した。
「あ、そういえば忘れていたが、王様がトオルに会いたいらしい。」
「は!?王様?なんで?」
突然の爆弾発言にビビりながら聞いてみる。
「なんでも何もないだろ?
トオルは、渡人で資格持ちだ。
同じ資格持ちの王様からしたら是非会いたいと思うのは当たり前だろ?」
アレンの言葉に少しだけ納得をする。
今まで、アレンと2人だけだった資格持ちが現れたなら会いたいと思うのは当然か。
しかも、それが異世界から来た人間なら尚更だ。
「あー、まぁ、そうだよね…。
仕方ないかぁ。あんまり気は進まないけど。」
王様と会うなんて失礼がない様にしないと…。
今から緊張してきた。
「トオル、あんまり緊張しなくて大丈夫だ。
今回は非公式な面会だから軽くお茶をするくらいさ。
そうだな、宰相様と王様くらいだから気楽でいいさ。
それに、俺も行くし、ついでにラインハルトでも連れて行くか。
ヴェインは、忙しそうだからな。」
アレン、団長より、副団長の方が忙しいってそれ、上司としてどうなの?
ちょっとだけジト目で彼をみると罰が悪そうに苦笑いした。
「し、仕方ないだろ?
ヴェインの仕事を手伝ったら『邪魔をするな!』って怒られるんだから…。」
「あ…アレン、なんかごめん…。」
「そこで謝るな!」
アレンは、恥ずかしそうに俺に怒った。
「でだ、話を戻すが、王様に会うなら非公式の場でもちゃんとした服装をしないとかっこがつかないだろ?」
あ、確かに。流石に王様と会うのに普段着はダメだ…。
どうしよう?
そもそもこっちの世界での正装ってどんな感じなんだ?スーツなんてないだろうし…。
「正装ってどんなのなの?アレンは、騎士団の服?」
気になり聞いてみた。
「あぁ、あれとは別に式典用の団服もあるにはあるが大概は動きやすいからあれを着るな。」
え?式典用の服?
どんなのかな?
かっこいいんだろうな…。
「俺はどうすればいいかな?」
「そうだな。せっかくだから1着作ろう。」
アレンは、何か思い付いたのか俺の手を引いてある店に入って行った。
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