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本編
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「アレン、ジョーヌ平気になったのか?
それだけじゃない。普通に野菜食べれてるじゃないか?」
ラインハルトさんは驚いている。
「あぁ、トオルが作ったのは平気みたいだ。」
「だろ?だからトオルにはここでアレンのご飯作って貰わないと困るんだよ。」
ヴェインさんがラインハルトさんに伝えている。
あ、だからさっき確定って言ってたのかな?
「愛の力は偉大だな。」
「ああ…。全くだ。まぁ、とうの作った本人が理解してないからなぁ。」
「無自覚にあんなイチャイチャしてるのか?
流石にびっくりだぞ。」
2人がヒソヒソ話していた。
なんか、悪口言われてる気がした…。
2人も何か話しながらではあるがちゃんとご飯をたべてくれている。
それにヴェインさんと顔をよせながら話しているラインハルトさんはちょっとだけ顔が赤くて嬉しそうだ。
ほほぅ?
そう言うことか。
ヴェインさんが、マッシュポテトが口あたりが良くて美味しいって喜んでて、こっちをチラ見してくるラインハルトさんの顔に「今度作り方を教えてくれ」って書いてある気がした。
チラっとアレンさんをみる。
アレンさんは、もう既に完食している。
早っ……。
2人の(主にラインハルトさんの)邪魔をしないように小さな声でアレンさんに話しかける。
「全部食べれたんだね。」
「トオル、美味かった……。ん?なんで小声なんだ?」
俺に合わせアレンさんも小声だ。
「ありがとう!量足りた?いや、なんか、ラインハルトさんの邪魔したら可哀想かなって。」
「俺のやつ全部多くしてくれてただろ?
おかげでおなかいっぱいだ。ありがとうな。」
そこでチラッとラインハルトさん達を見て納得したように頷く。
「ヴェインのやつが鈍感?だからなぁ。
もう、10年以上の片思いなんじゃないか?」
「野菜食べれてよかったね。
え!?10年以上?ヴェインさん鈍感過ぎでしょ?」
「お前が言うな!」
っておでこを指でトンってされた。解せぬ。
「トオルが作った料理は、野菜って感じがしないからな。
俺が今まで食べてきた野菜は、青臭くて泥臭くてとても食いものって感じがしなかった。」
アレンさんは、何故か悲しそうな苦しそうな顔でそんなことをいう。
「トオルは、料理の天才だな。
これからも毎日俺にご飯を作ってくれないか?」
天才って……。
褒められたのが気恥しかった。
「ありがとう。
うん、もちろんいいよ。
俺ももっとアレンに料理食べて欲しい!
でも、毎日作ってくれってなんか、プロポーズみたいだね?」
ちょっと恥ずかしくて茶化してみる。
「そう言う意味でだって言ったら信じるか?」
突然、アレンさんが真剣な顔になる。
「え、え!?
ア、アレンなに言ってるの……。」
ついつい声が大きくなってしまい、ヴェインさんがこっちを見る。
あ、ラインハルトさんごめんなさい……。
「お?アレンもうたべおわっちゃったのか?野菜はすっかり平気になったんだな!」
アレンさんが、はぁ……。ってため息をついたのがわかった。
アレンさんがあんな冗談言うから……。
「トオル、あとでお前の部屋行くからちゃんと俺の話覚えておけよ?」
アレンさんがまた声を潜めて俺だけに伝えてきた。
え?え?………。
「あぁ、トオルのおかげだな。」
「トオルくん、どれも凄く美味しい!
いっそ騎士団じゃなくて俺の家で働かないか?」
ラインハルトさんが褒めてくれた。
「「だめだ!」」
アレンさんとヴェインさんが声を揃えて言うから笑ってしまった。
「まぁ、そうだよな。
ま、俺はしばらくここにお世話になるからトオルくんの料理食べれるし別にいいんだけどな。
それにしても見たことない料理ばっかりだな。
キッシュってやつか?俺はこれが1番好きだな!
フワフワトロトロで外がホロホロ崩れる食感が最高に美味しい。
また作ってくれないか?
トオルくん若いのに本当に凄いな!」
なんて、無邪気な笑顔で言ってくる………。
ヴェインさんとアレンさんは、当然爆笑していた。
2人ともひどいよ……。
「ラインハルト様、俺、24歳です。」
「本当に同い年なのか?絶対嘘だろ!」
ラインハルトさんはキョトンとした顔で2人に確認をとる。
「まぁ、そう思うよな。
確かめるすべがないから自称24だな。」
ヴェインさんひどい……。
アレンさんも笑ってないで否定してよ……。
そんなこんなで異世界初めての料理は、皆に受け入れて貰えたようだ。
ちなみにヴェインさんは、ニョッキもお気に入りだったらしい。
じゃがいも料理が好きなのかな?
パンがボソボソで苦手だから毎日これがいいって言ってた。
早く天然酵母を作らなくては…。
みんなでワイワイしながら食べる食事は本当に久しぶりで楽しかった。
それこそ、母が生きていた頃ぶりだろうか。
「食事は食楽。料理は名脇役であれ。」って師匠が言ってた意味がわかった気がした。
それだけじゃない。普通に野菜食べれてるじゃないか?」
ラインハルトさんは驚いている。
「あぁ、トオルが作ったのは平気みたいだ。」
「だろ?だからトオルにはここでアレンのご飯作って貰わないと困るんだよ。」
ヴェインさんがラインハルトさんに伝えている。
あ、だからさっき確定って言ってたのかな?
「愛の力は偉大だな。」
「ああ…。全くだ。まぁ、とうの作った本人が理解してないからなぁ。」
「無自覚にあんなイチャイチャしてるのか?
流石にびっくりだぞ。」
2人がヒソヒソ話していた。
なんか、悪口言われてる気がした…。
2人も何か話しながらではあるがちゃんとご飯をたべてくれている。
それにヴェインさんと顔をよせながら話しているラインハルトさんはちょっとだけ顔が赤くて嬉しそうだ。
ほほぅ?
そう言うことか。
ヴェインさんが、マッシュポテトが口あたりが良くて美味しいって喜んでて、こっちをチラ見してくるラインハルトさんの顔に「今度作り方を教えてくれ」って書いてある気がした。
チラっとアレンさんをみる。
アレンさんは、もう既に完食している。
早っ……。
2人の(主にラインハルトさんの)邪魔をしないように小さな声でアレンさんに話しかける。
「全部食べれたんだね。」
「トオル、美味かった……。ん?なんで小声なんだ?」
俺に合わせアレンさんも小声だ。
「ありがとう!量足りた?いや、なんか、ラインハルトさんの邪魔したら可哀想かなって。」
「俺のやつ全部多くしてくれてただろ?
おかげでおなかいっぱいだ。ありがとうな。」
そこでチラッとラインハルトさん達を見て納得したように頷く。
「ヴェインのやつが鈍感?だからなぁ。
もう、10年以上の片思いなんじゃないか?」
「野菜食べれてよかったね。
え!?10年以上?ヴェインさん鈍感過ぎでしょ?」
「お前が言うな!」
っておでこを指でトンってされた。解せぬ。
「トオルが作った料理は、野菜って感じがしないからな。
俺が今まで食べてきた野菜は、青臭くて泥臭くてとても食いものって感じがしなかった。」
アレンさんは、何故か悲しそうな苦しそうな顔でそんなことをいう。
「トオルは、料理の天才だな。
これからも毎日俺にご飯を作ってくれないか?」
天才って……。
褒められたのが気恥しかった。
「ありがとう。
うん、もちろんいいよ。
俺ももっとアレンに料理食べて欲しい!
でも、毎日作ってくれってなんか、プロポーズみたいだね?」
ちょっと恥ずかしくて茶化してみる。
「そう言う意味でだって言ったら信じるか?」
突然、アレンさんが真剣な顔になる。
「え、え!?
ア、アレンなに言ってるの……。」
ついつい声が大きくなってしまい、ヴェインさんがこっちを見る。
あ、ラインハルトさんごめんなさい……。
「お?アレンもうたべおわっちゃったのか?野菜はすっかり平気になったんだな!」
アレンさんが、はぁ……。ってため息をついたのがわかった。
アレンさんがあんな冗談言うから……。
「トオル、あとでお前の部屋行くからちゃんと俺の話覚えておけよ?」
アレンさんがまた声を潜めて俺だけに伝えてきた。
え?え?………。
「あぁ、トオルのおかげだな。」
「トオルくん、どれも凄く美味しい!
いっそ騎士団じゃなくて俺の家で働かないか?」
ラインハルトさんが褒めてくれた。
「「だめだ!」」
アレンさんとヴェインさんが声を揃えて言うから笑ってしまった。
「まぁ、そうだよな。
ま、俺はしばらくここにお世話になるからトオルくんの料理食べれるし別にいいんだけどな。
それにしても見たことない料理ばっかりだな。
キッシュってやつか?俺はこれが1番好きだな!
フワフワトロトロで外がホロホロ崩れる食感が最高に美味しい。
また作ってくれないか?
トオルくん若いのに本当に凄いな!」
なんて、無邪気な笑顔で言ってくる………。
ヴェインさんとアレンさんは、当然爆笑していた。
2人ともひどいよ……。
「ラインハルト様、俺、24歳です。」
「本当に同い年なのか?絶対嘘だろ!」
ラインハルトさんはキョトンとした顔で2人に確認をとる。
「まぁ、そう思うよな。
確かめるすべがないから自称24だな。」
ヴェインさんひどい……。
アレンさんも笑ってないで否定してよ……。
そんなこんなで異世界初めての料理は、皆に受け入れて貰えたようだ。
ちなみにヴェインさんは、ニョッキもお気に入りだったらしい。
じゃがいも料理が好きなのかな?
パンがボソボソで苦手だから毎日これがいいって言ってた。
早く天然酵母を作らなくては…。
みんなでワイワイしながら食べる食事は本当に久しぶりで楽しかった。
それこそ、母が生きていた頃ぶりだろうか。
「食事は食楽。料理は名脇役であれ。」って師匠が言ってた意味がわかった気がした。
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