1 / 138
1 追放
しおりを挟む
「おい、アリオン!剣がぶっ壊れた!早く新しいのよこしやがれ!」
町外れにある上級者用ダンジョンの地下五階にて、この冒険者パーティーのリーダーであるゲイスが叫んでいる。
俺はゲイスのいつにもまして偉そうな言い方にも関わらず、大人しく返答した。
「今コピーするからもうちょっと待ってて」
だがゲイスからは心ない罵詈雑言が飛んでくる。
「何してやがるんだ!前もってコピーしておけよ。お前の取り柄はそれしかないんだぞ!このグズ!」
俺は内心で、雑に攻撃しているからそんなに早く壊すんだよと思いつつも、ゲイスにはこのパーティーに拾ってくれた恩もあるため、無言でコピーを急いだ。
すぐさま予備で持っている剣を地面に置き、その上に左手をかざして念じた。
すると空いている右手の下に、まったく同じ形の剣が現れた。
これは俺の『アイテムコピー』という特殊スキルで、どんな物体でも寸分違わず複製が作れるという能力だった。
俺は新たに現出した剣を手に取り、ゲイスへ投げた。
「ゲイス、出来たよ」
ゲイスは振り返りざまに剣を受け取ると、その勢いで敵に斬り付けつつ言った。
「遅いんだよ!危うく俺がやられるところだったじゃねえか!この役立たずが!」
俺はこのパーティーの連中による罵声に慣れているとはいえ、これにはかなり腹立たしいものを感じた。
ゲイスはいつだって俺を役立たず呼ばわりする嫌な奴だ。
だが何といっても、他に取り柄のない俺を拾ってくれた男でもある。
仕方ない。ここは大人しく……。
「おいアリオン!俺の盾の替わりをよこせ!早くしろ!」
これはパーティーの最前線で、盾役をしているキリオだ。
とても身体がデカく暴力的な男で、すぐに凄んでくる嫌な奴だ。
だがいくら腹立たしくとも、パーティーでの俺の役割を放棄するわけにもいかない。
俺は急いで盾の予備を取り出し、コピーした。
「ほら、キリオ」
俺はキリオに向かって水平に盾を投げた。
盾はフリスビーのように回転してキリオの足下へ。
キリオはそれをすぐさま拾い上げた。
「おっせえぞ!後で殴るぞ!」
冗談じゃない……。かなり早くコピーしたじゃないかよ……。
俺がそうして憂鬱な気持ちを抱えていると、しばらくしてゲイスの声がダンジョン内に響き渡った。
「よし!片づいたぞ!」
どうやら最後の魔物を仕留めたらしい。ずいぶんと苦労した。どうもこの上級ダンジョンではここ五階あたりがこのパーティーの限界のようだ。
皆、疲れ切った顔をしている。
だがリーダーであるゲイスは下卑た嫌らしい笑みを浮かべて宝箱を漁っていた。
俺はいつもの光景ながらも、気分悪くその様子を眺めていた。
するとゲイスがひときわ大きな宝石を取り出して、俺の方に近付いてきた。
俺は何やら嫌な予感がした。そしてそれは大当たりだった。
ゲイスは俺の目の前で立ち止まると、いつものように言ったのだった。
「おい、アリオン。この宝石をコピーしろ」
俺はうんざりしながらため息を吐いた。
この台詞を聞くのは一体何度目だろうか。そのたびに俺も同じ台詞を言っている。
それは、「断わるよ。冒険のためならコピーはするけど、金儲けのためにはコピーはしない」というものだった。
そしていつも同じように殴られる。ボッコボコに殴られる。ゲイスだけじゃない、キリオや他の連中にもボコられなじられるんだ。
だが今回は違った。
ゲイスは殴りかかっては来なかった。そしてそれは他のキリオたちも同様だった。
だけど、いつの間にか皆無言で俺の周りを囲んでいた。
俺は不気味なものを感じ取った。
「……なに?どうしたの?」
思わず口を突いて出た俺の台詞に被せるように、不気味な表情を浮かべたゲイスが重々しく言った。
「これが最後の通告だ。アリオン、この宝石をコピーするんだ」
俺は全力で断わった。
ゲイスたちの様子は確かにいつもと違う。だけどこれは俺の信条だ。母さんとの約束でもある。
『アイテムコピー』は冒険目的以外には使用しない。これは俺にとっては絶対なんだ。
するとゲイスが先程とは打って変わって激怒した。
「てめえ、ふざけんじゃねえぞ!何が信条だ!そんなもの俺が知るかっ!大体何が冒険目的以外はコピーしないだ!てめえがいつ冒険者らしいことをしたんだよ。してねえじゃねえか!」
俺は必死で抗弁した。
「確かに俺は魔力が無いし、まだ14歳だから力も弱いよ。だけどみんなの武器や防具、それにアイテムなんかをコピーして充分役に立ってきたじゃないか」
「うるっせいよ!そんなものただの小間使いと一緒だろうが!さっさとコピーしろや!それが一番お前の能力の有効利用だろうが!」
「ダメだよ。そんな安易なことは出来ない。そんなことをして大金持ちになろうなんておかしいよ!」
すると横から痺れを切らしたキリオが殴りかかってきた。
俺は不意を突かれて吹っ飛んだ。右の頬が痛い。たぶん相当に腫れていると思う。
そこへ嫌みったらしい黒魔法使いのレットーレが、ゲイスの腰巾着らしく言った。
「ゲイスさんのおかげで我々のパーティーに入り込めたってのに、どうしてそのゲイスさんの頼みを断れるんだよ。この恩知らず」
すると次いで、蛇のようにネチっこい女盗賊のミリヤも同調する。
「ほんとうにねえ、あんたなんてコピー能力以外、てんで役立たずじゃないか。だったらその能力を最大限にいかしてあたしたちに還元したらどうなんだい?」
ミリヤは、キリオにぶっ飛ばされて地面にうずくまる俺の痛い右頬をわざと撫でながらサディスティックに言った。
「そうだど!ミリヤの言う通りだど!おでもそう思うど!」
こいつはグリエル。とてつもなくバカでかい男で、超弩級の力持ち。だけどしゃべり方で判るとおり、とてつもなく頭が悪い。
俺は痛い頬をさすりながら起き上がり、もう一度決意を込めて言ったのだった。
「断わるよ。俺は絶対にこの能力で金儲けはしない」
すると、満を持したようにこのパーティーの副将格であるギョージャが、その冷酷な性格そのままに俺に言い放ったのだった。
「ならば此奴は用なしですな」
ギョージャはそう言ってゲイスを見た。
俺は不安な気持ちを抱えながらゲイスを見た。
するとゲイスが俺に近付き、見下しながら言ったのだった。
「いつもいつも、青臭い正義感振りかざしやがって。目障りなんだよ!」
ゲイスが言うや、右脚を振り上げた。
そして俺のどてっ腹に、ドンと大きな音を立てて蹴りを入れたのだった。
「ぐっ!」
俺は思わず大きなうめき声を上げつつ後ろに吹っ飛んだ。
だが問題は後ろに吹っ飛んだことではなかった。
問題は、俺の後ろには大地がなく、切り立った崖があることであった。
俺は落ちた。
崖に身体を打ち付けながら奈落の底へと真っ逆さまに落ちていった。
何てことだ。こんなところで命を落とすことになるなんて。
俺は運命を呪った。
だがこの後俺を待ち受けていたのは過酷な運命などではなく、明るく拓けた大いなる未来なのであった。
町外れにある上級者用ダンジョンの地下五階にて、この冒険者パーティーのリーダーであるゲイスが叫んでいる。
俺はゲイスのいつにもまして偉そうな言い方にも関わらず、大人しく返答した。
「今コピーするからもうちょっと待ってて」
だがゲイスからは心ない罵詈雑言が飛んでくる。
「何してやがるんだ!前もってコピーしておけよ。お前の取り柄はそれしかないんだぞ!このグズ!」
俺は内心で、雑に攻撃しているからそんなに早く壊すんだよと思いつつも、ゲイスにはこのパーティーに拾ってくれた恩もあるため、無言でコピーを急いだ。
すぐさま予備で持っている剣を地面に置き、その上に左手をかざして念じた。
すると空いている右手の下に、まったく同じ形の剣が現れた。
これは俺の『アイテムコピー』という特殊スキルで、どんな物体でも寸分違わず複製が作れるという能力だった。
俺は新たに現出した剣を手に取り、ゲイスへ投げた。
「ゲイス、出来たよ」
ゲイスは振り返りざまに剣を受け取ると、その勢いで敵に斬り付けつつ言った。
「遅いんだよ!危うく俺がやられるところだったじゃねえか!この役立たずが!」
俺はこのパーティーの連中による罵声に慣れているとはいえ、これにはかなり腹立たしいものを感じた。
ゲイスはいつだって俺を役立たず呼ばわりする嫌な奴だ。
だが何といっても、他に取り柄のない俺を拾ってくれた男でもある。
仕方ない。ここは大人しく……。
「おいアリオン!俺の盾の替わりをよこせ!早くしろ!」
これはパーティーの最前線で、盾役をしているキリオだ。
とても身体がデカく暴力的な男で、すぐに凄んでくる嫌な奴だ。
だがいくら腹立たしくとも、パーティーでの俺の役割を放棄するわけにもいかない。
俺は急いで盾の予備を取り出し、コピーした。
「ほら、キリオ」
俺はキリオに向かって水平に盾を投げた。
盾はフリスビーのように回転してキリオの足下へ。
キリオはそれをすぐさま拾い上げた。
「おっせえぞ!後で殴るぞ!」
冗談じゃない……。かなり早くコピーしたじゃないかよ……。
俺がそうして憂鬱な気持ちを抱えていると、しばらくしてゲイスの声がダンジョン内に響き渡った。
「よし!片づいたぞ!」
どうやら最後の魔物を仕留めたらしい。ずいぶんと苦労した。どうもこの上級ダンジョンではここ五階あたりがこのパーティーの限界のようだ。
皆、疲れ切った顔をしている。
だがリーダーであるゲイスは下卑た嫌らしい笑みを浮かべて宝箱を漁っていた。
俺はいつもの光景ながらも、気分悪くその様子を眺めていた。
するとゲイスがひときわ大きな宝石を取り出して、俺の方に近付いてきた。
俺は何やら嫌な予感がした。そしてそれは大当たりだった。
ゲイスは俺の目の前で立ち止まると、いつものように言ったのだった。
「おい、アリオン。この宝石をコピーしろ」
俺はうんざりしながらため息を吐いた。
この台詞を聞くのは一体何度目だろうか。そのたびに俺も同じ台詞を言っている。
それは、「断わるよ。冒険のためならコピーはするけど、金儲けのためにはコピーはしない」というものだった。
そしていつも同じように殴られる。ボッコボコに殴られる。ゲイスだけじゃない、キリオや他の連中にもボコられなじられるんだ。
だが今回は違った。
ゲイスは殴りかかっては来なかった。そしてそれは他のキリオたちも同様だった。
だけど、いつの間にか皆無言で俺の周りを囲んでいた。
俺は不気味なものを感じ取った。
「……なに?どうしたの?」
思わず口を突いて出た俺の台詞に被せるように、不気味な表情を浮かべたゲイスが重々しく言った。
「これが最後の通告だ。アリオン、この宝石をコピーするんだ」
俺は全力で断わった。
ゲイスたちの様子は確かにいつもと違う。だけどこれは俺の信条だ。母さんとの約束でもある。
『アイテムコピー』は冒険目的以外には使用しない。これは俺にとっては絶対なんだ。
するとゲイスが先程とは打って変わって激怒した。
「てめえ、ふざけんじゃねえぞ!何が信条だ!そんなもの俺が知るかっ!大体何が冒険目的以外はコピーしないだ!てめえがいつ冒険者らしいことをしたんだよ。してねえじゃねえか!」
俺は必死で抗弁した。
「確かに俺は魔力が無いし、まだ14歳だから力も弱いよ。だけどみんなの武器や防具、それにアイテムなんかをコピーして充分役に立ってきたじゃないか」
「うるっせいよ!そんなものただの小間使いと一緒だろうが!さっさとコピーしろや!それが一番お前の能力の有効利用だろうが!」
「ダメだよ。そんな安易なことは出来ない。そんなことをして大金持ちになろうなんておかしいよ!」
すると横から痺れを切らしたキリオが殴りかかってきた。
俺は不意を突かれて吹っ飛んだ。右の頬が痛い。たぶん相当に腫れていると思う。
そこへ嫌みったらしい黒魔法使いのレットーレが、ゲイスの腰巾着らしく言った。
「ゲイスさんのおかげで我々のパーティーに入り込めたってのに、どうしてそのゲイスさんの頼みを断れるんだよ。この恩知らず」
すると次いで、蛇のようにネチっこい女盗賊のミリヤも同調する。
「ほんとうにねえ、あんたなんてコピー能力以外、てんで役立たずじゃないか。だったらその能力を最大限にいかしてあたしたちに還元したらどうなんだい?」
ミリヤは、キリオにぶっ飛ばされて地面にうずくまる俺の痛い右頬をわざと撫でながらサディスティックに言った。
「そうだど!ミリヤの言う通りだど!おでもそう思うど!」
こいつはグリエル。とてつもなくバカでかい男で、超弩級の力持ち。だけどしゃべり方で判るとおり、とてつもなく頭が悪い。
俺は痛い頬をさすりながら起き上がり、もう一度決意を込めて言ったのだった。
「断わるよ。俺は絶対にこの能力で金儲けはしない」
すると、満を持したようにこのパーティーの副将格であるギョージャが、その冷酷な性格そのままに俺に言い放ったのだった。
「ならば此奴は用なしですな」
ギョージャはそう言ってゲイスを見た。
俺は不安な気持ちを抱えながらゲイスを見た。
するとゲイスが俺に近付き、見下しながら言ったのだった。
「いつもいつも、青臭い正義感振りかざしやがって。目障りなんだよ!」
ゲイスが言うや、右脚を振り上げた。
そして俺のどてっ腹に、ドンと大きな音を立てて蹴りを入れたのだった。
「ぐっ!」
俺は思わず大きなうめき声を上げつつ後ろに吹っ飛んだ。
だが問題は後ろに吹っ飛んだことではなかった。
問題は、俺の後ろには大地がなく、切り立った崖があることであった。
俺は落ちた。
崖に身体を打ち付けながら奈落の底へと真っ逆さまに落ちていった。
何てことだ。こんなところで命を落とすことになるなんて。
俺は運命を呪った。
だがこの後俺を待ち受けていたのは過酷な運命などではなく、明るく拓けた大いなる未来なのであった。
12
お気に入りに追加
1,900
あなたにおすすめの小説
超時空スキルを貰って、幼馴染の女の子と一緒に冒険者します。
烏帽子 博
ファンタジー
クリスは、孤児院で同い年のララと、院長のシスター メリジェーンと祝福の儀に臨んだ。
その瞬間クリスは、真っ白な空間に召喚されていた。
「クリス、あなたに超時空スキルを授けます。
あなたの思うように過ごしていいのよ」
真っ白なベールを纏って後光に包まれたその人は、それだけ言って消えていった。
その日クリスに司祭から告げられたスキルは「マジックポーチ」だった。
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
異世界貴族は家柄と共に! 〜悪役貴族に転生したので、成り上がり共を潰します〜
スクールH
ファンタジー
家柄こそ全て!
名家生まれの主人公は、絶望しながら死んだ。
そんな彼が生まれ変わったのがとある成り上がりラノベ小説の世界。しかも悪役貴族。
名家生まれの彼の心を占めていたのは『家柄こそ全て!』という考え。
新しい人生では絶望せず、ついでにウザい成り上がり共(元々身分が低い奴)を蹴落とそうと決心する。
別作品の執筆の箸休めに書いた作品ですので一話一話の文章量は少ないです。
軽い感じで呼んでください!
※不快な表現が多いです。
なろうとカクヨムに先行投稿しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
異世界で俺はチーター
田中 歩
ファンタジー
とある高校に通う普通の高校生だが、クラスメイトからはバイトなどもせずゲームやアニメばかり見て学校以外ではあまり家から出ないため「ヒキニート」呼ばわりされている。
そんな彼が子供のころ入ったことがあるはずなのに思い出せない祖父の家の蔵に友達に話したのを機にもう一度入ってみることを決意する。
蔵に入って気がつくとそこは異世界だった?!
しかも、おじさんや爺ちゃんも異世界に行ったことがあるらしい?
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる