1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ

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第二章

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大勝利に沸き立つ砦を背中に、俺とインプは昼間に悪魔達が使った紐を腰に結んで柵を降りていた。
 戦勝に沸き立つ砦内の悪魔達はまだ気づいていないのかもしれないが、柵の下で死んだ悪魔はその命の証である魔石を落としているはずだ。
 魔石があれば魔力が上がり、魔力が上がれば悪魔としての格が上がる。最底辺悪魔のインプでもそこそこの魔石を得れば下級悪魔にランクアップできると言う事だ。
 だが、同じことを考える最下層に苦しむ悪魔も多いかもしれない、そんな奴らは俺と同じ様に闇夜に紛れて魔石拾いに精を出している筈。とか考えるのは考えすぎもいいところだ。俺と同じようなインプにそんな頭は無い。指示役の下級悪魔が勝利に酔っていたら、それに従うインプは新たな命令は無いと寝てしまうだろう。起きていて面倒な役目を負わされるよりはマシだからだ。
「気をつけろよ、こっから転がり落ちて重装歩兵の鎧にでも突っ込んだらそれだけで死ぬんだからな」
 俺と同じように腰に紐を結んだインプが、判ったと言う代わりに片手を上げようとして、数m落ちる。命の危険に到達する前に思い出したかの様に両手で紐を握り事なき終える。
 大丈夫かこいつ・・・。
 一応、農場からずっと一緒にやってきて、そろそろ1ヶ月になるが、こいつが何を考えているのか全然分からない。
 インプだから、まったく何も考えていないけれど、それにしたら俺にべったりとしすぎだ。落とし穴を盛る時も、飯を食べる時も、戦闘時も戦闘後もずっと一緒にいる。 
 これが前の世界で、可愛い女の子だったら嬉しんだけど、赤黒い肌に禿頭の悪魔なんて懐かれても嬉しくない。前の世界の女の子でも、可愛いより怖いとか恐ろしとか感じる女子ばかりだったから、本当に可愛い女の事か会った事が無い。見た目だけ可愛いとかは多かった気がするけど、俺を見る目が性犯罪者を見る目だった奴らばかりで、ああ、これこそイケメンに限るって事かと実感させられたなぁ。
「とにかく魔石だ、魔石を集めればこんな脆弱な体ともおさらばなんだから、せめても下級悪魔ぐらいにはランクアップしなきゃ、生き残れなくなるんだから・・・」
 幸い、悪魔の死体は腐らないのか、腐るまで時間がかかる物なのか、異臭はしなかった。
 慎重に紐から手を放して、近くにある重装甲歩兵の鎧の中へと手を伸ばす。
 そう言えば、悪魔を倒せば魔石が出るとは聞いたけれど、どんな感じで魔石になるのかは聞いてなかった。
 何となくRPGゲームの様に、死んだら体は霧状になって消え、その後にコロンと魔石が転がってくるもんだと思っていた。
 だけど、それはただの希望的観測だったようだ。
 まず、悪魔の死体は消えていない。
 腐敗については良く判らないけれど、人間が死んでいるのとあまり変わらない。
「う~ん見つからない・・・、闇雲に出て来たけど、これで魔石の1つも手に入れられなきゃくたびれ損だよ、もっと見つけやすいと思っていたんだけどなぁ」
 隣を見れば、一緒に降りて来たインプも魔石を見つけられていない様だ。俺の様に顔には焦りの色は無いけれど、歓喜の表情も浮かべていないから、不成功なんだろうな。
 しかし困った、困ったぞ、困り切ったんだぞと3回に分けて呟いてみても、魔石は現れない。これじゃあ魔石を得て強くなって、黒猫との取引を完遂させるなんて出来ない。弱いインプのままだと、それこそ上級悪魔のお嬢様の気まぐれで死んでしまう。
 それは嫌だ。
「困った時の、ファルせんせ~っ!!」
 ダメ元で力いっぱい叫んでみた。
 一応初陣くらいは見守っていてほしいと懇願したから、もしかしたらファル先生が近くにいるかもしれない。不肖の生徒で、最弱なインプだけれど、あれでなかなかファル先生は義理堅い人だ。たぶん・・・。表情とか全然見えない米粒先生だったけど、口調や声のトーンから嫌われてはいなかった筈。
 それにファル先生なら魔石について詳しく教えてくれる可能性がある。なにせ、先生だ。生徒が判らない事は教えてくれなきゃな。
「なにさ、さすがにそろそろ帰ろうとおもっていたんですけどっ!前にも行ったかもだけど、これでも私は偉いし強いし忙しいの、行きずりの自称弟子なんかに係わる時間なんて本当は無い予定だったんだから」
 暗闇に燈明・・・というほど明るくないし、蛍の光でも負けちゃう様なか弱い輝きと共に我らがファル先生登場~
 
 絶対近くにいるはずだとは思っていたけど、やはりその姿を見ると安心する。異世界に来て、ファル先生だけが頼れる存在だった。彼女は米粒と同じくらいのサイズだけれど、その知識は俺と比べたら水たまりと琵琶湖くらい違う。それにファル先生は黒猫とのつながりもある。と言う事は、俺と似た様な立場なのかもしれないと思うと、親近感も半端ない。
「ファル先生~!」
「どうせ呼ばれるとは思っていたけどね、うるさいのよアンタ!まだまともに戦っても居ないくせに、もう臆病風なの?それで先生とか言われると、私も臆病者の仲間入りみたいで恥ずかしいじゃない」
 憎まれ口を叩きながらも、出てきてくれたことに感謝だ。
「すみません、ありがとうございます先生、実は・・・」
「あ~うん、そうね、どうせ魔石についてでしょ、魔石回収のチャンスなんか本当にあるとか思ってなかったから、生き残る方法が先になって教えてなかったわね、魔石を悪魔kら取り出すには道具が必要なのよ、でもその道具は妖精由来だから悪魔には使えない、んらどうするかって言うと、目玉を抉るのよ」
「えっ目玉を?」
 焼き魚の目玉だって怖くて箸で触るのも嫌なんだけど、死んだ悪魔の目玉ってもっと気持ち悪いよ。
「そう目玉、目玉を外したら、そこから繊維が体内に伸びているはずだから、その繊維を優しく引っ張ると、その先に魔石がくっついてくるわ、やってみるkらよく見て居なさい」
 言うとファル先生は手近な悪魔の目元に近づく。
 そこからどうやったのか目玉をくりぬき、その奥にある魔石を取り出した。
「いい、後は取り込み方だけど、一般的には口から、でも最初は塊ごと飲み込むとレベル差があるから吸収しきれずに体が破裂してしまうわ、だから最初は砕いて粉にしてから水と一緒に粉薬と同じ様に飲むのがおすすめね、それでも消費しきれない時は肌身離さず持っているだけでもじわっ効果は出るから慎重にね、あむっと」
 自分の体の10倍はある真っ赤に輝く魔石に、ファル先生が嚙みついた。レベル差が云々と言う話だったけど、ファル先生には重装歩兵悪魔の魔石はレベル差を気にしなくていい素材なんだろう。
「おっと、結構力強いじゃない、あんたは絶対丸飲みとかしたら体が破裂するから、砕いて粉にして少しだけにしなさい、一個の魔石を3日かけて飲む位にしないと・・・死ぬわよ」
「はい、ファル先生、けど、先生、ちょっとどうしたんです?」
「ああ、ちょっと意外に力が強くてね、少しの間だけ変化するかも・・・」
 魔石に噛り付いたファル先生。蛍以下だった発光が強まり松明レベルよりも光り出し、米粒サイズだった大きさが、手の平サ6イズまで膨張する。
 米粒サイズでも、必死に想像補填を使って女性系だとは思っていたファル先生。手の平サイズになると視覚としてしっかりと女性であることが判る。
 緑色の体にぴったりと張り付いたようなワンピース、背中には透明な羽が6本生えている。薄い金色の髪の毛はサラサラしていて、肩のあたりまで伸びている。
 瞳の色はグリーン。
「妖精・・・さん?」
「変な目で見るんじゃないわよ、この淫乱低級悪魔がっ、私は妖精王よ、最初に言ったでしょ妖精王なんだから見た目は妖精に決まっているじゃない、けど、うん、この姿は久しぶりね、水鏡とかあれば確認できるんだけど、変じゃないわよね?」
「え、あ、ああ、うん・・・」
「なによ、頭大丈夫なの?もしかして私の注意を聞かずに魔石食べたんじゃないでしょうね?」
「あ、ええっと、いや、食べてない、ってか、まだ魔石取り出してない・・・」
 まぁ、そうだ、想像はしていたさ。この異世界に来てまともな女子の姿なんて恐ろしいお嬢様以外はまともに見てこなかった。好きだの嫌いだの、恋しただの惚れるだのの要素が皆無だった世界で、腹いせに皆殺しになんかしない女性で、しかもそれがマジで見た目可憐な妖精仕様とか、魂奪われるくらいの衝撃があったって仕方なかろう?米粒サイズの時でも軽く欲情対象だったけど、それが手のひらサイズになると、銃弾がスマート爆弾レベルに破壊力が増す。
「まっ、ならいいけど、どうせこの姿も契約で長続きしないからどうでもいいけど、でも久しぶりになんか解放された感じがするわねっと・・・、あ~あもう時間か、あの魔石でこれぐらいだと、元に戻れる量ってどれだけなのかしらね?」
「えっと、それって」
「そう、黒猫、あいつとの契約の代償って事になるのかしらね、全くしょうがないけれど、どうにかできる可能性が見えてるからね」
 と言いながらも、ファル先生の体は手のひらサイズがら米粒サイズへと戻ってしまった。
「あ~、スマホがあればなぁ~写真撮れたのに・・・」
 もちろんそんなものはあるわけないし、異世界に電子機器とか持ち込めても最初は良いけど、長持ちは出来ない。まずもっと電気が無いし、太陽光発電型の充電器を持ってきていても使える回数は限られている。電気の無い世界で太陽光充電だけ使ってスマホを起動したとして1年持つかどうかだろう。それにスマホだけ持っていても基地局もなければ受信できる電波もないなら意味がない。電波だけは異世界と元の世界を繋ぐとかはありえないだろう。もしそれが真実なら、今頃人類は異世界に対して逆探知を仕掛け、領土か資源を奪う戦争を起こしているはずだ。たとえ魔法術式があっても、人類の殺傷兵器はそれだけですべての人間が魔法術式使いと同等の力を持つことになるし、それ以上の破壊力を持つ武器も目白押しだ。
 異世界を守りたいなら、元の世界との交流は無しの方向性のが安全だろうなきっと。夢が壊れるだけだ。
「は?何言ってんの、意味が分かんないんですけど?とにかくアンタは無理しないで、細かく砕いて粉にして少しづつ服用する事、良いわね?これで魔石のせいで死んだりしたら、またの機会とか面倒くさいし、とにかくアンタは弱いんだから、慎重に、じゃあ、私は一回森に帰るから、そんな情けない顔はしない!インプが情けない顔したら、悪夢に出るくらい気持ち悪いからやめなさい、この戦いが終わってもしも生きていたらまた来るわよ、じゃあね」
「あっ、はい、すみませんファル先生」
 ずっと居てほしいと思う気持ちのせいで、長く感じていたがファル先生との邂逅は思ったよりも短かったようだ。隣を見れば同僚のインプが苦労してやっと1つ目の魔石をゲットして口元に運ぼうとしていた。
「ちょっと待てっ!」
 同じインプなのだから、あの魔石を丸飲みしたら、このインプは魔力が破裂して死んでしまう。ただでさえ少ない味方が減るのはいただけない。
 必死で止める俺でしたとさ・・・。
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