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4巻
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しおりを挟む第一章 ゼークル伯爵?
異世界に飛ばされた僕――カズマ・ナカミチは、何をやってもあらゆるスキルのレベルが経験値1で上がる。そのため、見知らぬ土地での生活やモンスターとの戦いなどを楽々こなせていた。
王女アリアスとともにアルデバラン王国の復興に力を貸すことにした僕は、彼女の命を狙ったゼークル伯爵の討伐と戦力強化のためのモンスターテイムを目的に、クランベル州にいた。
一緒にいるのは、仲間のレノアと彼の部下であるシモーヌ、ベルトールの三人。
クランベル州では、マフィアのライノビアンコを潰したとき、彼らのアジトでエニグマという男と遭遇した。悪魔のような翼を持ち、僕を転生者だと知る彼は、まったくの謎の存在だった。ひとしきり話をしたら空を飛んでいなくなったが、これで終わるとは思えない――
「ところでマフィアたちは?」
僕は、まだエニグマの消えた空を見上げて呆然としているレノアに、そう問いかけた。
レノアは一瞬戸惑ったものの、すぐに答える。
「ああ、ライノビアンコたちなら、手下にしたよ」
そして、両手を広げた。
「また? ロッソ・スカルピオーネと同じように?」
「そうさ。なにせ僕らは数が少ない。配下は増やすに越したことはないよ」
「また腕を切り落とすぞ、とかやったの?」
レノアは笑った。
「やってないよ。必要ないからね」
「そうなの?」
「そりゃあそうさ。そんなことをしなくたって、彼らはすでにロッソ・スカルピオーネを殲滅した英雄にビビっていたからね。僕が何かをする前に、彼らの方から降ってきたよ」
「手下にしてくださいって?」
すると、レノアが肩をすくめた。
「さすがにそんなことは言ってない。でもまあ、なんでもするから許してくれって言うもんでね。じゃあ、手下にするから存分に働けって言ったんだよ」
「つまり脅したってわけだ」
「まあね、否定はしないよ」
「悪辣だなあ……」
「マフィア相手に悪辣も何もないさ」
「確かにそうだけど……」
「そうだろう? というわけで配下が増えた。しかも、やつらはゼークル伯爵の館の場所を知っているそうだよ」
おお、それは好都合だ。
「ここから近いの?」
「馬で半日の距離だそうだよ」
半日か、意外と近いな。
「なら明日の朝出発して、日が暮れる前には着きそうだね」
「ああ、そういうこと。なので、英気を養うためにも、今日のところは寝ることにしよう」
僕にも異存はなかった。
「わかった。そうしよう。さすがに僕も疲れたよ」
僕がそう言うと、レノアが笑った。
「お! ようやく君も疲れたか。そいつはいい。お互い寝床に潜ってゆっくり休むとしよう」
僕はうなずいた。
「そうだね。そうしよう」
そうして僕らは肩を並べて階段口へと歩いた。
疲れた……さすがに僕も疲れた。床に入ってゆっくり眠りたい。
僕は溜まっていた疲れがどっと出たのか、急に足取りが重くなっていた。
「大丈夫かい? なんだか少し、足元がおぼつかないようだけど……」
レノアもそのことに気づいたらしい。
「あ、ああ、大丈夫。本当に疲れたみたいで」
僕は慌てて言葉を返す。
レノアはさも当然だといわんばかりの顔をした。
「そりゃあそうだろう。いくら君だって体力の限界はあるさ。とにかく宿に戻って休むとしよう。君のことだ、明日になればきっと元気になっているさ」
僕は笑顔でうなずいた。
そう。大丈夫。疲れがどっと出ただけだ。
明日になれば……きっと明日になれば、元通りに元気になるさ。
「……おはよう……」
僕は荒い呼吸で大きく息を吐きながら、ホテル一階のロビーのソファーに座っているレノアにあいさつした。
振り向いたレノアは、僕の顔を見るや驚きの表情となった。
慌てて立ち上がり、僕の顔をさらにまじまじと見つめる。
「大丈夫かい? だいぶ顔色が悪いみたいだけど……」
そうか、僕は顔色が悪いのか。
朝起きてから、まだ鏡を見ていないから気づかなかった。
……あれ? レノアが突然大きく横にぐらっと傾いた。うん? ロビーも傾いてるぞ? あれ? ドターン!
何か凄い音がしたな。なんの音だろう。
うん? レノアが……傾きながら僕の顔を覗き込んでいる。
あれ? どうしたんだろう……あれ…………
僕がうっすら瞼を開くと、天井の木目が目に入った。
ここは……昨日泊まったホテルの部屋だ。僕はベッドに寝ているらしい。
おもむろに顔を横に倒してみる。
そこには、すっと伸びた顎のラインが美しいシモーヌの横顔があった。
なんで、レノアの部下であるシモーヌが僕の部屋にいるんだろう。
そう考えていると、シモーヌは僕が起きていることに気づいた。
「カズマさん! 大丈夫ですか!?」
シモーヌが叫ぶように言うと、部屋の隅にいたレノアやベルトールも近づいてきた。
「大丈夫かい!?」
レノアが心配そうに僕の顔を覗き込む。
ああ、そうか。僕は倒れたんだ。
一階のロビーでレノアに顔色が悪いと言われた後、突然バタンと。
「ああ、ごめん。大丈夫……だと思う」
僕は、ゆっくりと身体を起こしてみた。
シモーヌが慌てて僕の背中に手をまわして介助しようとしてくれる。
だが僕は彼女の手を借りることなく、ベッドの上で上半身を起き上がらせることに成功した。
「うん。大丈夫みたいだ」
「そうか。ならいいんだけど」
そう言いつつも、レノアはまだ心配だった。
僕は朝の出来事を思い起こしつつ、口を開いた。
「僕、倒れたんだよね?」
レノアは大きくゆっくりとうなずいた。
「ああ。突然バタンとね。驚いたよ」
「ごめんごめん。熱でもあったのかな」
僕は自分の額に手を当てる。
だが、目の前のレノアは真剣な表情で首を横に振った。
「熱はない。それどころか、身体に異常はまったく認められないそうだよ」
「それって、お医者さんが?」
レノアがこくんと首を縦に振った。
「ああ。君が倒れた後、ホテル職員と一緒にここへ運び込み、医者を呼んで診てもらったんだ。だけど、何も異常がないと医者は言っていた」
「何も……」
「ああ。心当たりは?」
レノアの問いに、僕はしばし考えてからうなずいた。
「エニグマと会った……それ以外に思い当たるふしはないよ」
レノアもうなずく。
「ああ。僕もそれ以外にないと思う。どうだろうか、何かされなかったかい?」
僕はまたもしばしの間考えてみるものの、特に思い当たることはなく、残念ながら首を横に振るしかなかった。
とりあえず体調は戻ったらしい。
倒れてから四時間くらい眠っていたことがよかったのかもしれない。
顔色もよくなったようだし、息も切れていない。
だがレノアはまだ不安そうだった。
「本当に大丈夫かい?」
僕は笑みを浮かべてうなずいた。
「大丈夫だと思う。今のところ何もおかしな症状は出ていないから」
だが、レノアは難しい顔をしている。
「そうか……でも、今日のところは出発は延ばした方がいいんじゃないかな」
う~ん、どうだろうか。めまいとかもないし、熱もない。
なんら症状が出ていない以上、出発してもいいと思うけど。
「問題ないと思うよ。具合が悪くなったら早めに言うし、とりあえず出発しない?」
「そうか、わかった。ならば出発しよう。ただし、具合がほんのわずかでも悪くなったら必ず言ってくれ。その場で休息を取ろう。いいね?」
レノアは眉根を寄せつつも了承した。
「わかった。ちょっとでも具合が悪くなったら必ず言うよ」
レノアはうなずいた。
「よし、では出発しよう」
レノアの号令で僕らはすぐさま支度に取りかかった。三人はそれぞれの部屋へ荷物を取りに戻り、僕は自分の荷物を確認するためにベッドから降りた。
うん、大丈夫。動いても何も問題はない。完全に復調しているようだ。
でも、あれは一体なんだったんだろう。何かされた記憶もないし。なら考えても仕方がないか。
僕は、着替えなどを入れたバッグの中身の確認を終えると、それを肩にかついで部屋を出た。
そして、皆が待っているであろう一階のロビーへの階段を下りはじめた。
大丈夫。全然問題ない。
するとまたも、あの症状は一体なんだったんだろうという考えが頭をもたげてきた。
いやいや、考えても仕方がないって。単に疲労が出ただけかもしれないし……いや、そんなわけはないよな。絶対にエニグマがらみに違いない。
僕はそこで頭を軽く横に振った。
いやいや、考えるな。考えても仕方のないことは考えるな。エニグマはいずれまた会おうと言っていた。ならば、そのときに問い詰めればいいだけのことだ。
……本当に?
そのときでは遅いということはないか? 何か時限爆弾のような仕掛けはないだろうか? このまま放っておいたら徐々に重篤化するとか……もしくは、再びエニグマと会ったときに、何かが作動するような仕掛けを施されたとかは……
いやいや。だから考えるなって。
僕は頭を強く振り、余計な考えを払拭しようとした。
結局、その後は何事もなかった。
めまいが起こることも、頭痛などもなかった。
そのため僕は元気いっぱい馬上の人となり、ゼークル伯爵が住まう居館目指して駆け続けた。
「あれか?」
やはり馬を駆るレノアが、ライノビアンコのボスであるアーバルに尋ねた。道案内のために、ライノビアンコの中で彼だけは同行させていた。
アーバルは大きくうなずいた。
「へい。間違いないです」
僕らは小高い丘に立ち、沈む夕日に照らされるゼークル伯爵の居館を見下ろしている。
「大きいな……かなり財力があるらしい」
レノアは呟いた。
そして、真横にいる僕に向かって問いかける。
「どう? いけそうかな?」
どうやら、まだ僕の体調を心配しているらしい。
僕はレノアの不安を打ち消そうと、いつも以上に元気よく振る舞った。
「もちろんだよ! ほら、なんにも心配いらないよ」
僕はそう言って力一杯に右腕をぶんぶんと振り回す。
だがレノアの顔は晴れない。
それでも、僕たちに向かって下知をした。
「よし、ならば潜入するとしよう」
レノアの言葉に、僕は小首を傾げた。
「潜入? 突入じゃなくて?」
僕の問いかけに、レノアが答える。
「初めはカズマが言う通り、僕も真正面から突入しようかと思っていたんだけど、これほど大きな館に住んでいるとは考えてもいなかった」
「確かに、思っていたよりかなり大きいよね」
「ああ。だとすると、正面からの突入では逃げられる恐れが出てくるだろう」
「そうか……僕らは少ないから、館を取り囲めるわけじゃないしね」
そう、僕らは少人数でここまでやってきた。
はじめは僕とレノアとベルトール、そしてシモーヌの四人。途中でライノビアンコを配下に置いたとはいえ、ここに連れてきたのはボスのアーバルだけ。つまりたったの五人に過ぎず、館を取り囲めるような人数ではなかった。
「だから潜入するってこと? 確実にゼークル伯爵を捕らえるために」
「そういうこと。ゼークル伯爵は卑怯な性格だからね。君が来たと知れば、一目散で逃げるだろう」
僕は納得した。
「じゃあ、どうやって潜入する?」
すると、レノアはにやりと笑った。
「都合がいいことに、間もなく夕日が沈みそうだ。ならば完全に落ち切るのを待ち、宵闇の中で潜入するのがいいだろう」
確かに、今すぐ行くよりいいだろう。
「潜入箇所は?」
ここから居館を見るに、かなり高い塀に囲まれている。
レノアはまたもにやりと笑った。
「裏口から……と見せかけて正面から行こう。たぶん大丈夫なはずだから」
「えっ? 正面から行くの?」
僕は驚く。だがレノアは当然だと言わんばかりにうなずいた。
「ああ、その方がいいと思う」
いや、普通正面からは行かないんじゃ……
「裏口の方が潜入しやすいんじゃないかな?」
僕は至極当たり前のことを言った。
しかしレノアは肩をすくめる。
「誰もがそう思うよね。しかも、ゼークル伯爵は君がいつ襲ってくるかと怯えているはずだ。にもかかわらず……見て」
眼下の居館を指さした。
「警備がずいぶんと手薄に思わないか? 見たところ五人の警備員が建物の周りを巡回しているだけだ」
確かに……先ほどから見ている限り、警備は五人しかいない。
「五人は確かに少ないね」
「だろう? ということは、どういうことかな?」
レノアは楽しそうに僕に問いかけてきた。僕は腕を組み、居館を見下ろしながら考えた。
あれだけ大きな居館にもかかわらず、警備員が五人だけというのは考えられない。だとしたら……
「警備員が隠れている?」
僕は少々自信なさげに答えた。すると、レノアが満足そうにうなずいた。
「その通り。おそらくきっちり武装した警備員、いや警備兵が大挙して居館内で待ち構えていると思う」
「そうか。でもなんで裏口じゃなくて正面なの?」
「ゼークル伯爵が僕らの潜入を待っているとして、普通どのあたりを厳重に警備すると思う?」
普通……そうか、僕はさっき普通正面からは行かないと思った。ならば答えは……
「裏口にぶ厚く警備を施している」
僕の答えに、レノアは笑みを見せる。
「そういうこと。だから、潜入するなら正面玄関の方がいいと思う」
納得だ。
「わかった。じゃあ、夜を待って正面から潜入だね?」
「ああ。潜入道具もそろっているしね」
「潜入道具?」
「ああ、これさ」
レノアは懐からロープを取り出してみせた。
「これが潜入道具なの?」
「ああ、そうさ」
「ロープをどうやって使うつもりなの?」
レノアがにんまり笑った。
「まずは、君が恐るべき跳躍力でもって塀の上に跳び乗る。そしてこいつを垂らして僕らを引き上げるって寸法さ」
「なんだ。そんなことか」
レノアは今度は大きく顔を上げて笑った。
「でも有効な作戦だろ? 塀を壊すより平和的だし」
僕は思わず噴き出した。
「当たり前だよ。潜入しようっていうのに、塀を壊すなんてありえない」
「そう。だから、この貴重な潜入道具を使って静かに忍び込もうって言っているのさ」
レノアはそう言うと、笑みを浮かべたまま、いたずらっぽくウインクをした。
そうこうするうちに、僕らはレノアの計画通りにロープを用い、無事に塀を乗り越えることに成功した。
僕は月に照らされ、深い影ができた塀の内側にもたれかかりながら居館を見上げた。
「本当に大きいね。それに高い。何階建てなんだろう?」
居館は闇夜に黒々と浮かび上がっている。
ところどころに灯る窓の明かりをもとに、階数を調べてみた。
「四階建てだね。でも、それにしてはずいぶんと高いような……」
「各フロアの天井が高いんだろうね。貴族の居館にはよくある形だ」
横にいるレノアが言った。
納得。アリアスの居館も各フロアの天井はかなり高い。
そうか。お金持ちっていうのは、高い天井の館に住むのか。
僕は、自分が元の世界で暮らしていた低い天井の粗末な家を思い出してしまった。
やめよう。元の世界のことを思い出したって、いいことなんて一つもないんだから。
僕は軽く頭を二度三度と振ると、敷地内を巡回する警備員を目で追った。
「警備員はまだ僕らに気づいていないね」
「そうだね。まあ、おそらく彼らは一番の下っ端だろうしね。大して危機感も持っていないんじゃないかな」
レノアが肩をすくめる。
「どういうこと?」
「特定の〝君〟という侵入者の存在を、聞かされてないんじゃないかな。だから、ただ漠然と館の警備をしているだけ。なので、集中して巡回しているわけじゃないってこと」
「ああ、そういうことか。つまり、彼らは戦力に数えられていないってことだね」
「そう。勝負は建物内ってことさ」
「そんなにたくさんいるのかな?」
僕の問いに、レノアがすかさず答える。
「いるね、間違いなく。君の存在をゼークル伯爵は知っているんだ。だから、こうして自分の領地に逃げ帰ったわけだからね。どう考えても警戒しているはずだろう? にもかかわらず、外から見たらこの手薄な警備だ。間違いなく中は厳重にしているはずさ」
僕はレノアの話に納得してうなずいた。
「わかった。充分気をつけて潜入するよ」
「そうだね。でも、たぶん君のことだから、警備兵は相手じゃないと思うけどね」
レノアは笑い、そして続ける。
「だけど罠は別だ。人間相手に君が後れを取ることはなくても、例えばなんらかの罠で閉じ込められるなんてことになったら大いに困る。だから、やっぱり充分に気をつけて潜入することにしよう」
レノアは、真剣なまなざしで僕を見つめた。
僕も同じく真剣な表情でレノアと視線を交わし、大きく首を縦に振った。
「あの警備員たち、どうする?」
「ひとりずつ倒してくれるかい?」
レノアが僕の問いに答える。
「いいけど……途中で警笛を鳴らされないかな?」
「そうならないように工夫をしよう。あそこを見てくれ」
レノアはくすっと笑うと、居館の玄関に繋がる大きな階段を指さした。
「うん? 階段?」
「いや、その脇さ。大きな階段脇に死角があるだろう?」
階段は二階の高さにある玄関まで伸びた大きく高いものであり、当然ながらその脇には大きな死角が生じていた。
「ああ、なるほど。つまり、階段のところに警備員が差しかかったところで倒して、すぐに階段脇の死角に連れ込むってわけだ?」
レノアは満足そうな顔をする。
「その通りさ。そして、階段の前に別の警備員が来たところで倒し、また死角に連れ込むというのを繰り返せば……」
僕はレノアの言葉を引き取った。
「五人あっという間に倒せるってことだね」
「そういうこと。できるかい?」
「そうだね……最初が一番難しいかな? 見つからないように、ここから近づかなきゃならないし」
ここから階段まで、二十メートルはある。しかも途中には身を隠すところなど何もない。
だが、レノアはなんの心配もしていないようで、自信たっぷりに言う。
「大丈夫だよ。君の足の速さは異常なレベルだからね。警備員が僕らの前を通りすぎたタイミングで駆け出せばいい。幸い彼らの歩く速度はかなり遅い。次の警備員が角を曲がってこちらに向かってくる前に倒せるさ」
確かに、警備員はかなりゆっくり歩いている。ひとりの警備員が居館右の角にたどり着いた頃、次の警備員が左の角からちょうど現れるくらいのタイミングだ。あとは、警備員の背後から近づく際に気づかれないようにすればいい。これならいけるか。
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