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2巻
2-1
しおりを挟む第一章 追っ手?
僕――カズマ・ナカミチはトラックに轢かれ、気づくと異世界にいた。最初は戸惑ったけれど、何をやってもあらゆるスキルのレベルが経験値1で上がるため、しばらくは楽しいサバイバル生活を楽しんでいた。
しかし、あるとき国を追われたアルデバラン王国の王女アリアスたちと出会ったことで、状況は一変する。
なりゆきからオルダナ王国に向かう彼女たちの護衛に加わったのだが、追っ手であるベルガン帝国のグリンワルド師団は強かった。僕は激戦の中で凄まじい勢いでレベルアップを遂げ、どうにかグリンワルド師団のトップ、カイゼルを退けた。
窮地は脱したものの、敵の追撃は続いている。この危険な旅はまだ終わっていない――
「街だ! 街が見えまするぞ!」
今にも地平線に夕日が沈みそうなとき、馬車を操る護衛隊長のギャレットが、荷台にいる僕らに振り返って叫んだ。
「えっ!? ……街? ……街?」
うとうとしていた僕は、その声で飛び起きた。
そして寝ぼけたまま、前方を確かめる。
「あ……本当だ。街が……それも結構大きな街だ。よかった。夜になる前に街に入れて」
すると、傍らにいたアリアスが口を開いた。
「ええ、本当によかったわ。それにしてもかなり大きな街だわ。なんていう街なのかしら?」
「ダーラムの街だと思います」
答えたのは、侍女のメルアだった。
「ダーラム。聞いたことがあるわ。確か商業が盛んだとか」
「かなりにぎわった街ですよ」
「そう。それにしてもよくわかったわね」
「わたしはこのあたりの出身ですから」
アリアスはメルアの言葉を聞いてうなずいた。
「そうだったわね。じゃあ、ダーラムの街にも行ったことが?」
「ええ。でも、幼い頃に何度か行ったことがあるだけなんです」
「そう。なら、久しぶりになるわね」
「はい」
メルアは笑顔で答えた。
とにかく街が見えて助かった。このまま馬車の中で夜を迎えるのは辛い。
それに、怪我をした護衛隊員の二人もずっと馬車に揺られて辛そうだった。
でもこれで今夜は、宿屋の暖かいベッドで寝られそうだ。
僕は期待に胸を膨らませて、馬車の行く手の大きく明るい灯りをいつまでも眺め続ける。
「本当に賑やかなんだね?」
興奮気味に、メルアへ問いかけた。
彼女はほんのりと頬を赤らめ、可愛らしい笑みを浮かべる。
「このあたりでは一番栄えている街ですから」
僕はうなずき、再び人通りが多い街並みを見た。
そこへ、ギャレットが手綱を握ったままアリアスに言った。
「目の前にかなり大きな宿屋があります。そこでよろしいでしょうか?」
「ええ。そこにしましょう」
アリアスの返答にギャレットは「承知いたしました」と応じる。
僕はその大きな宿屋に目をやりながら、アリアスに言った。
「本当に大きな宿屋だね」
「ええ。ここなら安心できそう」
「大きいと安心?」
「そうね。大きければ大きいほど、人に紛れ込むことができると思うの」
「そうか。目立たなくなるもんね」
「だから、ギャレットもこのダーラムの街で一番大きい宿屋を探していたと思うわ」
やがて、馬車がゆっくりと速度を落とし、ついに止まった。
「到着いたしました」
ギャレットが振り向き、手綱を降ろした。
「ご苦労様。さあ参りましょう」
アリアスの言葉を受け、メルアがさっと腰を上げると、可愛らしい笑顔を振りまいた。
「では、わたしが宿泊の手続きをして参ります」
「お願い」
メルアはアリアスに一礼してから、馬車を降りた。
僕はなぜかメルアのことが気になって目で追い続ける。彼女はギャレットから木でできた板を受け取ってから、宿屋へ向かった。
「部屋が取れるといいね」
僕はアリアスに言った。
「ええ、そうね。もしここが取れなかったら、また探さないといけないし……そうなると困るわね」
「うん。来る途中にもいくつか宿屋はあったけど、こことは違ってだいぶ小さかった」
「そうね。ここほど大きな宿屋は見当たらなかったわね」
すると、メルアが弾けるような笑顔とともに、勢いよく駆けてきた。
「取れました!」
「本当! よかった!」
僕は思わず叫んだ。
アリアスも喜んでいる。
そこへ、宿屋の者たちがわらわらと大勢で、僕たちを迎えに来た。
先頭の人が深々と頭を垂れる。
「ようこそお越しいただきました。わたくしは、番頭でございます。何やらお怪我をされた方がいらっしゃるとお聞きしました。よろしければ、我々で運ばせていただきます」
アリアスがうなずいた。
「ええ。よろしくお願いいたします」
「かしこまりました。それでは、皆様はどうぞこちらへお越しください」
僕たちは、アリアスを先頭に次々と馬車を降りて、番頭に従い宿屋へ入っていった。
「世に名高きバーン商会の皆様をお迎えできまして、我々一同大変光栄にございます」
歩きながら時々振り返っていた番頭が言う。
バーン商会? ああ、そういえば、最初のマリーザの町でベルガン兵に呼び止められたときも、その名を使っていたな。確かオルダナ王国一の大商会とか言っていたような……そんなバーン商会を、かりそめに名乗っているってことか。
僕らはえらく腰の低い番頭に連れられ、とても豪華な部屋へと通された。
「立派な部屋だなあ……」
僕が思わずつぶやくと、番頭が嬉しそうにする。
「それはもう、バーン商会のご当主であられるお方の大事な大事なお嬢様を、粗末な部屋にお通しするわけには参りません。当宿で一番の部屋をご用意させていただきました」
番頭は最後に、ちらりとアリアスを見る。
それに気づいたアリアスがにこりと笑う。
「気に入りました。ありがとう」
「お気に召したようで何よりです。それでは皆様、ごゆるりとお過ごしください」
番頭は深々と頭を下げると、静かに部屋を去っていった。
番頭が出ていくのを確認してから、僕はたまらずアリアスに尋ねた。
「バーン商会の当主の娘ってことになっているの?」
「ええ。そうらしいわ」
アリアスはこともなげに答えた。
ギャレットもうなずき、懐から木でできた板のようなものを出した。
僕はそれを覗き込んだ。
「それって、さっきメルアに渡していた板ですよね? 何なんですか?」
「これは、いわゆる身分証明書だ。バーン商会当主の娘であることを証明するもの、というわけだ」
「なるほど。でも、どうしてバーン商会なんですか?」
「殿下は物腰や言葉遣いなどからして、庶民とは明らかに違う。ゆえに、それ相応の格式のある仮の名が必要となるのだ」
「それが、バーン商会当主のお嬢様ってことなんですね」
ギャレットは笑みを浮かべた。
「うむ。バーン商会ならばかなりの格式があるし、何よりアルデバラン王国にいても不思議はない。何せ商会だからな。様々な国を行き来していて当たり前だ」
その後、僕たちは、しばらく部屋でぼ~っとしていた。
ここまでの厳しい道程に、皆、疲れ果てていたのだ。
なお、怪我をした護衛隊員たちは、別部屋で宿屋の者が二十四時間体制で看病してくれている。
しかも、治癒魔法の上級者がいるらしく、かなりよくなっているらしい。
やがて、部屋の扉がノックされ、見たこともない豪華な料理が運ばれてきた。
僕は目をキラキラさせて、それらの料理を見つめた。
すると隣にちょこんと座ったメルアが、僕の顔を覗き込み、くすりと笑う。
「お腹空いてた?」
僕は悪びれることもなく答えた。
「うん! 腹ペコだよ!」
メルアは可愛らしくさらに笑った。
「わたしもよ。さあ、いただきましょう」
「うん!」
そうして僕は豪勢な料理に舌鼓を打ちつつ、優雅な時を過ごした。
「はぁ~、お腹いっぱいだ~」
僕は大きくなったお腹をさすりながら、笑顔になる。
対面に座るアリアスも笑みを浮かべた。
「満足した?」
「もちろんだよ」
僕の答えに皆が笑顔となった。
だがそのときだった。
ほのぼのとした雰囲気を一変させる闖入者が現れた。
「ここかっ!」
野太い男の声とともに、ドタドタと荒々しい足音が廊下に響いてくる。
僕たちが咄嗟に身構えると、扉が開いて、大勢の武骨そうな男たちが姿を現した。
「おやめください! そのようなご無体なこと! どうか! どうか! お客様!」
先ほどの番頭が、男たちをなんとか止めようとする。
しかし、男たちは薄ら笑いを浮かべるだけで、びくともしない。
結局番頭は、部屋から叩き出されてしまった。
そして、その中の一人が、ずいっと前に一歩進み出た。
「おい、お前たち、バーン商会の者らしいな?」
「ええ、そうよ」
アリアスがすっと立ち上がって答えた。
男たちが野太い声で笑った。
「失礼よ。笑うのをやめさせなさい」
アリアスの言葉を受け、先頭の無骨な男が右手をすっと上げると、見事に男たちの笑い声がやんだ。
「すまなかったな。あっしはガッソという者だが、あんたは?」
「ロザリア・バーンよ」
アリアスが毅然と名乗る。
だが、ガッソはニヤリと笑った。
「それじゃあ、バーン商会当主のご令嬢っていうのはあんたかい?」
僕は腰を上げて身構えつつ、この男たちについて考えた。
バーン商会というのは、誰でも知っているような大商会らしい。
となれば、その当主の娘にはそれ相応の価値があることになる。
つまり、この男たちの目的は、身代金目当ての誘拐なんじゃないだろうか?
僕はそう確信し、蒼龍槍が立てかけてある部屋の隅に向かって、静かに移動を始めた。
しかし――
「動くんじゃねえぜ、小僧」
ガッソがギロリと僕を睨みつけた。
僕は仕方なく動きを止めた。
そこへ、ギャレットが腰の剣に手をかけた。
「貴様ら、お嬢様になんの用だ!」
ガッソは口の端を歪めた。
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「失礼だぞ! お嬢様を疑うか!」
ギャレットの反発に、ガッソがさらに口の端を歪める。
「確かにあんたの所作なんかを見れば、どこぞのご令嬢なんだろうとは思うさ。だがバーン商会のご令嬢のはずがない。あっしはねえ、ロザリアお嬢様を幼少の頃からよ~く見知っているんだよ」
知っているのか! ロザリア・バーンを!
僕が思わずアリアスを見ると、その顔は青ざめていた。
代わりに、ギャレットが一歩前に出た。
「ふん! お前のごとき武骨者が、バーン商会ご令嬢の顔を見知っていると? 嘘をつけ」
ガッソは鼻を鳴らした。
「人を見かけで判断しなさんな。こう見えてもあっしは、商会の中でも結構偉い方なんだぜ」
「なに!? 貴様、バーン商会の者なのか?」
「ああ、そうさ。ほれ」
ガッソは懐から身分証明書を取り出した。
ギャレットは事ここに至っても、まだ意気軒昂だった。
「ふん! こんなもの。それにお前のような男がバーン商会で高い地位にいるなど到底信じられん」
だが、対するガッソも余裕の表情だった。
「あっしは若い頃、現当主とパーティーを組んでいたのさ。だから、お嬢もよく知っているのさ」
ぐっ! ……これは……本当にまずいんじゃ……
さすがのギャレットも声が出なくなっていた。
ガッソは勝負ありと見たらしい。
「さて、どういう料簡でロザリア・バーンの名を騙ったか、教えてもらおうじゃねえか!」
ドスを利かせて凄んだ。
しかし、ギャレットが額に汗を浮き上がらせながらも、ガッソを睨んだ。
「いいや! 違う。お前の言っていることは嘘だ」
ガッソがゆっくりと首をひねった。
「はあ? 何を今更言ってやがる」
「お前がなんと言おうが、こちらの御方はロザリア・バーン様その人である!」
すると、ガッソが右眉をピクリと跳ね上げた。
「おいおい、しらを切るつもりか?」
「しらを切るもくそもない。こちらのお方はロザリア・バーン様ご本人なのだからな」
ガッソは腕を組んで何度かうなずくと、ぐいっと前に出て再び凄んだ。
「だったら、その証拠を見せてもらおうか!」
「いいだろう。これだ」
ギャレットは懐から、あの木の証明書を取り出した。
「これこそ、こちらにおわすお方がロザリア・バーン様という証拠だ」
ガッソは証明書を覗き込み、鼻で笑った。
「へえ、よくできていやがる。こいつはなかなかのもんだぜ。でもな……」
ガッソは証明書のとある部分を指さした。
「ここに赤い線がねえ」
ギャレットが眉根を寄せた。ガッソはにやりと笑う。
「あのな、本物だったらここんところに斜めの赤い線が入ってなきゃいけねえんだよ」
ギャレットの額の汗が、床に流れ落ちた。声が出ない。追い詰められた。
だがそのとき、ガッソの後ろから声がした。
「まあ待て、ガッソ」
男たちをかきわけ、声の主が姿を現した。
「ちょっと話を聞こうじゃねえか」
男は長身の偉丈夫だった。とても若く、浅黒いよく焼けた肌をしていた。そして何より、なかなかの美男子といっていい容貌であった。
男はガッソの前に出て言った。
「俺はアルフレッドだ。おっさん、あんたは?」
「……ギャレットだ」
ギャレットは、アルフレッドを品定めするような視線を向けつつ答えた。
「そうかい、ギャレットね。で、そっちの小僧……お前は?」
「僕か? 僕はカズマだ」
僕は男たちに舐められないよう、肩をそびやかして答えた。
アルフレッドは、なぜか僕をぎろりと睨みつけた。
僕は、やはり舐められないよう睨み返した。
すると、アルフレッドが言った。
「お前、強いな……それも相当だ」
男たちが驚き、ざわめいた。そして皆、口々に『若』と言う。
若? ……若というと……もしかして……
アルフレッドは軽く舌打ちをして、男たちを振り返った。
男たちはやっちまったという感じで、顔をひきつらせた。
アルフレッドはそれを見て「しょうがねえ野郎どもだ」とつぶやくと、肩をすくめた。
そして、こちらに向き直り、あらためて自己紹介をする。
「俺の名はアルフレッド・バーン。お察しのとおりバーン商会当主の長男で、ロザリアの兄さ」
続けて、アルフレッドは男たちに振り返る。
「まったく、お前らのせいで早々にばれちまったじゃねえか」
「すみません、若。あっしが後で言って聞かせますんで、ここは一つ……」
ガッソが男たちを代表して謝罪した。
「ああ、わかったよ」
アルフレッドはそれだけ言うと、再び僕たちを見る。
「さて、何か言うことはあるか?」
当主の長男……ロザリアの兄……ダメだ。もう言い逃れはできない。
僕は一歩進み出た。
「僕たちがロザリアさんの名前を騙ったことはすみません。ただ、事情があるんです」
ギャレットがギョッとした顔をした。
だが、僕は構わず続ける。
「でも、その事情は話せないんです。すみません!」
僕はそう言って頭を下げた。
それに対し、アルフレッドが愉快そうに呵呵大笑した。
「面白いことを言うじゃねえか、お前。事情があるけど、その事情は話せないって言ったか?」
「はい、そうです」
「俺の妹の名を騙っているにもかかわらずか?」
「はい。そうなんです」
「いやいや、そうなんですじゃねえだろうが。こっちは勝手に妹の名を騙られて頭に来てんだぜ?」
「はい。ですから、そのことについては謝罪します。申し訳ありませんでした」
僕が再び深々と頭を下げると、アルフレッドは吹き出した。そして、振り向いて男たちを見る。
「ふっ……こいつは傑作だ。なあ? そう思わねえか?」
男たちは当然のことながらアルフレッドに同調する。
「ふざけたこと言ってんじゃねえぞコラ!」「馬鹿にしてんのか! ぶち殺すぞ!」などなど――
だが、僕はひるまなかった。
「なんと言われても、僕たちにできるのは謝罪することだけです! どうか許してください!」
男たちはまた口々に暴言を吐くも、アルフレッドがサッと右手を上げて制した。
凄い統率力だな。それに、男たちもただの武骨者ってわけじゃない。
僕がそう思っていると、アルフレッドが腕組みをして考え込んだ。
「……謝るだけだって言われてもな……」
「はい。でも、僕たちにはそれしかできません」
「ちょっとくらい事情は話せないのか?」
「ちょっともダメです」
「……あのなあ、立場が逆転しているようで、俺は面白くないんだが?」
「……そうですか? 僕には言っている意味がよくわかりませんが」
「いや、明らかにお前の方が強気に出てるだろ。謝罪砲の一点張りで」
「謝罪砲……ですか?」
「そうだよ。そいつをさっきからずっとぶっ放しまくってるだろうが」
「そうかもしれませんが、僕には謝罪することしかできないので」
「そう、それ! それだよ。とにかく謝罪の一点張りで一歩も引かねえじゃねえか」
「それしかできないので」
「だからそれもだよ。お前、自分が強いからって、俺のこと舐めてねえか?」
「そんなことはありません。舐めてなんかいません」
「そうか? お前、さっきも見てたが、あそこに立てかけてある槍を取りに行こうとしていたよな?」
アルフレッドはそう言って、部屋の隅にある蒼龍槍を指さした。
「そのときは、みなさんがバーン商会の方たちだとは思わず、暴漢か何かだと思ったので」
「で、暴漢だったら倒しちまおうとしたってわけか」
「はい」
「はい……ね」
アルフレッドは一度後ろを振り返るもすぐに向き直り、片眉をピンと跳ね上げて言う。
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