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17話
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「なぜじゃ?」
「な、なにがだよ」
トリエステの剣幕に気圧され、俺は後ずさった。その間も俺の身体は膨張を止めない。シャツのボタンが今にも吹き飛びそうになっていた。
「もう何日ほど血を摂取しとらんのじゃ?」
「それは……」
「私が答えてやる。数週間前、最初の獲物スーツの女以来じゃ」
「あんな姿になったのを見て、今さら血を奪おうなんて思えるかよ」
「ほう、恐れておるのか。一度口に含めば、衝動を抑えられないんじゃないかと」
俺は唇を噛んだ。
シャツのボタンは案の定弾けるように吹き飛んだ。トリエステは日傘で盾を作り、ボタンの銃撃をぱすぱすと弾き返す。力を失ったボタンが屋上の地面をころころと転がった。
次の瞬間、ぱんっと衝撃的な音がしてベルトがはち切れた。ぼよんと腹が飛び出て、すとんとズボンがずり落ちた。
ゴムのパンツだけは辛うじて無事だった。
「なんど説明すれば理解できる」トリエステは真面目な表情を作りながら、肩をぷるぷると震わせた。「以前脂肪を蓄えていた細胞は形だけでも元に戻ろうとする。しかしエネルギーが枯渇した状態で細胞を肥大化させることになればどうなるか。主水だって想像できんことはないじゃろ」
「笑うなよ」ぷるんと俺の顎がたるむ。
「笑っとらん。細胞が肥大化するということは……その……泡が膨らむのと……んぐ」
「目を見て話せ」
「うっ、ぷっ」
トリエステは口を手で押さえ、うつむいた。ウェーブのかかった栗色の髪がぱさりと顔に被さった。ほんの少しばかり目立つ胸元がぷるぷると揺れている。
今、彼女は高校生らしい風貌をしている。多少美貌が過ぎることや、平均よりも発育が良い点は認めなければならないものの、この数週間をかけて彼女は急速に身体を成長させたのだ。
「とにかくじゃ主水、君も見たじゃろ。あの日、残された女の鞄の中には一本のロープが入っておった。首をくくるつもりだったのじゃ」
「だから、それは推測だろ」
「現実を見ろ。彼女の疲れ果てた顔を思い出せ」
「それは……」
「業績や営利の名のもとに人を酷使し食い物にする者たちと我々の違いはなんじゃ?」
「確かに全然違う。俺たちは人々を飲み物にするからな!」
「逆に考えるんじゃ。彼女を快楽の渦に巻き込んでおれば、何かを変えられたかも」
「彼女を救えたと……?」
「主水、今度は私が止めてやる。殴り飛ばしてでもな。じゃから信頼してくれ」
あれ以来、トリエステは血を飲もうとしなかった。たらふくメシは食べていたが、血に関してはあくまで俺のおこぼれを貰うと言って我慢していたのだ。
今ならその意図がわかる気がした。
「トリエステ……」
「よいか。女と豊かな関係を築き上げるか、枯渇して死ぬか。二つに一つじゃぞ」
「また、選択かよ……」
ぐっと息を呑んだ、その時だった。
ぎいっと屋上の扉が開く音がした。
トリエステは素早く俺の胸に手を当てると、そのまま塔屋の壁際まで強引に俺を押し動かした。ちなみに塔屋というのは、出入りのための扉を建てつけてある小屋のような構造のことだ。
「な~あ! 古路里く~ん、おるんやろ?」
由奈氏の声だ。
逃げ出した俺を追ってきたのだ。
俺は焦る手でずり落ちたズボンを引き上げた。
今俺たちは死角に隠れた形になっているが、少しでも屋上を探し回られたら、即刻見つかってしまうだろう。
「どうする、トリエステ」
「良い機会じゃ、女の血を吸え」
「まじかよ……」
「悩んでる暇はないぞ」
トリエステを睨むように見つめる。
だが、あの力なく枯れていった女性の姿がフラッシュバックして、俺は首を横に振った。
「だめだ、俺にはできない……」
「仕方ない。本来なら黙っておくべきなんじゃが」
「おい、また隠し事か?」
「そうじゃ。実はな、あの女は生きている」
「……えっ?」
「あの後、すぐにルチアが輸血をしたのじゃ。輸血バッグを使ってな」
「なんだよ。それじゃあ……」
「本来輸血バッグは我々の吸血用にあるんじゃないぞ。誤って吸血しすぎた相手に血の補給をするようじゃ」
「い、生き返ったってことか?」
「無事に蘇生した。そして、今もぴんぴんしてブラック企業に勤めておる」
「そうか……」
騙したな、とは怒る気にもなれなかった。
純粋に生きていて良かったという思いと、トリエステやルチアが一芝居打った真意が想像できて、感謝に近い気持ちさえ感じたからだ。
「どうじゃ? やれるか? 主水」
「あぁ……でも、どっちにしたって。噛みつく時、姿を見られちゃうだろ」
「今回は特別に助けてやる」
トリエステはスカートの中からスタンガンを取り出して、俺の顔前に突き出して見せた。
「これで気絶させてから……」
彼女はそこまで言いかけると、そのスタンガンをぽいとフェンスの外へ投げてしまった。
「やっぱやめじゃ。主水の為にならん」
「お、おい!」
俺の声に反応して、由奈氏が、
「古路里くん? やっぱおるんやんな。どこに隠れとるん?」
やばいと思い、俺は咄嗟に声を抑えてトリエステに詰め寄った。
「助けるんじゃなかったのかよ!」
「意識だけはそらしてやる。背後から女を襲い、首筋に噛みつけ」
「結局そうなるのかよ」
「それだけじゃないぞ」
トリエステはびしっと人差し指を突き出した。ぞっとするような笑みを浮かべている。嫌な予感がした。
「ねっとりと熱く湿った女の秘部をその手で優しく掻き回してやれ。爪を立てるのも忘れるなよ」
「ひぶっ⁉ いきなりそんな変態行為できるわけっ」
意味不明なトリエステの命令に、思わず大声を発してしまった。そもそも「優しく」と「爪を立てる」はどう考えても矛盾している。
「おっと、声がしたで! そこにおるんやな!」
由奈氏の声が近づいてくる。トリエステを睨むが、彼女はにやりと余裕の笑みを浮かべた。彼女は横目で、「ものは試しじゃ」と言い残し、由奈氏の方へ進み出た。
間一髪だ。角を出てすぐのところで、二人が出くわしたのがわかった。由奈氏の影がこちらまで伸びている。
「あれっ? あんたは、確か。古路里くんの妹さんやったっけ。おっかしいな。確かに兄ちゃんの方の声がしたと思たんやけどな」
「うふふ」トリエステは口元に手を当てて上品に微笑んだ。「よく似てると言われるんです。二卵性とは言っても双子ですから」
「いやぁ。そんなに似とるとも思えへんけどなぁ」
「主水のお友達ですの? よろしければお名前をお伺いしても?」
由奈氏の影が頭を掻いた。
俺はトリエステたちから離れるように後ずさる。壁伝いに回り込めということか。
足音を消し、反対側へと回り込んだ。
角から顔を出して二人へ視線を向ける。由奈氏の背中が見えた。
汗で白シャツが透けていた。黒い下着のラインが浮かび上がっている。
「なんや。うちの勘違いみたいやったな。ほな、そろそろ行くわ」
由奈氏はトリエステに手を振りながら、今にも振り返ろうとしている。
まずい。どうする。
考えている暇はない。
由奈氏の耳が緩やかにこっちを向いた。スローモーションで見えるのは、俺の神経が加速しているからだろう。
由奈氏の金髪越しにトリエステが鋭い視線で「今だ」と合図を送った。
「な、なにがだよ」
トリエステの剣幕に気圧され、俺は後ずさった。その間も俺の身体は膨張を止めない。シャツのボタンが今にも吹き飛びそうになっていた。
「もう何日ほど血を摂取しとらんのじゃ?」
「それは……」
「私が答えてやる。数週間前、最初の獲物スーツの女以来じゃ」
「あんな姿になったのを見て、今さら血を奪おうなんて思えるかよ」
「ほう、恐れておるのか。一度口に含めば、衝動を抑えられないんじゃないかと」
俺は唇を噛んだ。
シャツのボタンは案の定弾けるように吹き飛んだ。トリエステは日傘で盾を作り、ボタンの銃撃をぱすぱすと弾き返す。力を失ったボタンが屋上の地面をころころと転がった。
次の瞬間、ぱんっと衝撃的な音がしてベルトがはち切れた。ぼよんと腹が飛び出て、すとんとズボンがずり落ちた。
ゴムのパンツだけは辛うじて無事だった。
「なんど説明すれば理解できる」トリエステは真面目な表情を作りながら、肩をぷるぷると震わせた。「以前脂肪を蓄えていた細胞は形だけでも元に戻ろうとする。しかしエネルギーが枯渇した状態で細胞を肥大化させることになればどうなるか。主水だって想像できんことはないじゃろ」
「笑うなよ」ぷるんと俺の顎がたるむ。
「笑っとらん。細胞が肥大化するということは……その……泡が膨らむのと……んぐ」
「目を見て話せ」
「うっ、ぷっ」
トリエステは口を手で押さえ、うつむいた。ウェーブのかかった栗色の髪がぱさりと顔に被さった。ほんの少しばかり目立つ胸元がぷるぷると揺れている。
今、彼女は高校生らしい風貌をしている。多少美貌が過ぎることや、平均よりも発育が良い点は認めなければならないものの、この数週間をかけて彼女は急速に身体を成長させたのだ。
「とにかくじゃ主水、君も見たじゃろ。あの日、残された女の鞄の中には一本のロープが入っておった。首をくくるつもりだったのじゃ」
「だから、それは推測だろ」
「現実を見ろ。彼女の疲れ果てた顔を思い出せ」
「それは……」
「業績や営利の名のもとに人を酷使し食い物にする者たちと我々の違いはなんじゃ?」
「確かに全然違う。俺たちは人々を飲み物にするからな!」
「逆に考えるんじゃ。彼女を快楽の渦に巻き込んでおれば、何かを変えられたかも」
「彼女を救えたと……?」
「主水、今度は私が止めてやる。殴り飛ばしてでもな。じゃから信頼してくれ」
あれ以来、トリエステは血を飲もうとしなかった。たらふくメシは食べていたが、血に関してはあくまで俺のおこぼれを貰うと言って我慢していたのだ。
今ならその意図がわかる気がした。
「トリエステ……」
「よいか。女と豊かな関係を築き上げるか、枯渇して死ぬか。二つに一つじゃぞ」
「また、選択かよ……」
ぐっと息を呑んだ、その時だった。
ぎいっと屋上の扉が開く音がした。
トリエステは素早く俺の胸に手を当てると、そのまま塔屋の壁際まで強引に俺を押し動かした。ちなみに塔屋というのは、出入りのための扉を建てつけてある小屋のような構造のことだ。
「な~あ! 古路里く~ん、おるんやろ?」
由奈氏の声だ。
逃げ出した俺を追ってきたのだ。
俺は焦る手でずり落ちたズボンを引き上げた。
今俺たちは死角に隠れた形になっているが、少しでも屋上を探し回られたら、即刻見つかってしまうだろう。
「どうする、トリエステ」
「良い機会じゃ、女の血を吸え」
「まじかよ……」
「悩んでる暇はないぞ」
トリエステを睨むように見つめる。
だが、あの力なく枯れていった女性の姿がフラッシュバックして、俺は首を横に振った。
「だめだ、俺にはできない……」
「仕方ない。本来なら黙っておくべきなんじゃが」
「おい、また隠し事か?」
「そうじゃ。実はな、あの女は生きている」
「……えっ?」
「あの後、すぐにルチアが輸血をしたのじゃ。輸血バッグを使ってな」
「なんだよ。それじゃあ……」
「本来輸血バッグは我々の吸血用にあるんじゃないぞ。誤って吸血しすぎた相手に血の補給をするようじゃ」
「い、生き返ったってことか?」
「無事に蘇生した。そして、今もぴんぴんしてブラック企業に勤めておる」
「そうか……」
騙したな、とは怒る気にもなれなかった。
純粋に生きていて良かったという思いと、トリエステやルチアが一芝居打った真意が想像できて、感謝に近い気持ちさえ感じたからだ。
「どうじゃ? やれるか? 主水」
「あぁ……でも、どっちにしたって。噛みつく時、姿を見られちゃうだろ」
「今回は特別に助けてやる」
トリエステはスカートの中からスタンガンを取り出して、俺の顔前に突き出して見せた。
「これで気絶させてから……」
彼女はそこまで言いかけると、そのスタンガンをぽいとフェンスの外へ投げてしまった。
「やっぱやめじゃ。主水の為にならん」
「お、おい!」
俺の声に反応して、由奈氏が、
「古路里くん? やっぱおるんやんな。どこに隠れとるん?」
やばいと思い、俺は咄嗟に声を抑えてトリエステに詰め寄った。
「助けるんじゃなかったのかよ!」
「意識だけはそらしてやる。背後から女を襲い、首筋に噛みつけ」
「結局そうなるのかよ」
「それだけじゃないぞ」
トリエステはびしっと人差し指を突き出した。ぞっとするような笑みを浮かべている。嫌な予感がした。
「ねっとりと熱く湿った女の秘部をその手で優しく掻き回してやれ。爪を立てるのも忘れるなよ」
「ひぶっ⁉ いきなりそんな変態行為できるわけっ」
意味不明なトリエステの命令に、思わず大声を発してしまった。そもそも「優しく」と「爪を立てる」はどう考えても矛盾している。
「おっと、声がしたで! そこにおるんやな!」
由奈氏の声が近づいてくる。トリエステを睨むが、彼女はにやりと余裕の笑みを浮かべた。彼女は横目で、「ものは試しじゃ」と言い残し、由奈氏の方へ進み出た。
間一髪だ。角を出てすぐのところで、二人が出くわしたのがわかった。由奈氏の影がこちらまで伸びている。
「あれっ? あんたは、確か。古路里くんの妹さんやったっけ。おっかしいな。確かに兄ちゃんの方の声がしたと思たんやけどな」
「うふふ」トリエステは口元に手を当てて上品に微笑んだ。「よく似てると言われるんです。二卵性とは言っても双子ですから」
「いやぁ。そんなに似とるとも思えへんけどなぁ」
「主水のお友達ですの? よろしければお名前をお伺いしても?」
由奈氏の影が頭を掻いた。
俺はトリエステたちから離れるように後ずさる。壁伝いに回り込めということか。
足音を消し、反対側へと回り込んだ。
角から顔を出して二人へ視線を向ける。由奈氏の背中が見えた。
汗で白シャツが透けていた。黒い下着のラインが浮かび上がっている。
「なんや。うちの勘違いみたいやったな。ほな、そろそろ行くわ」
由奈氏はトリエステに手を振りながら、今にも振り返ろうとしている。
まずい。どうする。
考えている暇はない。
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