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【天然ドジな刑事】
しおりを挟む吊込「ここか~…怪盗が現れるという美術館は…」
警官①「はい。吊込署長。
朝、度時谷刑事の机の上に怪盗からの予告状が。
あ、ちなみに我々も今初めて見ます…」
吊込「ご丁寧に封筒に入れてくれたようで…まぁ、見せてくれ。」
警官①、吊込に予告状を渡す。
吊込「どれどれ~?…警察官の皆様。
本日の午後8時。○○美術館にて
《黄金の綿棒》を頂きに参ります。
黄金の綿棒…?」
警官②「はいっ!ちなみに黄金の綿棒は
価値にすると1000那由多円以上らしいですっ!」
吊込「(少し食い気味に)高すぎだろっ!
なんだよ1000那由多って…。
日本にある金、ヨユーで超えてるぞ…。」
度時谷「それ、どのくらいうまい棒
買えるんですかねぇ~」
吊込「うまい棒て…」
警官③「度時谷さん…うまい棒どころでは
ありませんよ~?チロルチョコも沢山買えます~!」
度時谷「え~っ!?凄いですっ!」
吊込「(少し食い気味に)値段、さほど変わって
ねぇし…。」
警官④「さて、値段の話はさておき…
まだ来ませんね…。もう8時過ぎてるのに…」
度時谷「そうですねぇ~」
吊込「…待てよ?今何時だ?」
警官③「午前8時過ぎですよ~」
吊込「怪盗が指定した時間は?」
警官③「午後8時~…」
警官③「…あれっ!?午前と午後が違う~!?」
度時谷「はぇ?」
吊込「可笑しいな…度時谷の情報によれば
午前8時のはずなんだが…」
全員、度時谷に視線を向ける。
度時谷、首を傾げる。
吊込「どうりで朝早すぎると思ったら…」
度時谷「お、可笑しいですね…?
…(改めて予告状を見る)あ…っ間違えましたっ!☆」
吊込「間違えましたっ!☆じゃねーよ!
どうするんだ!」
警官④「まぁまぁ…!一旦、署に戻りましょ?」
吊込「そうだな…」
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