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愛されるサファイア女王

困り者からの助け

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ヒカリはホロキャスターを取った
アンはヒカリに
「どうしたの?」
ヒカリは顔が引き吊った
「なんか困ったことでもあったんですか?」
ショータはヒカリに聞いた
ヒカリはうなずいた
「ここで別れるならいいけどショータは」
ショータはキョトンとした
「なんかショータに聞かれたらまずいのか?」
「それもあるわ」
ヒカリはサトシたちに耳打ちした
「こんなことですか?」
シトロンは思わずユリーかには聞かせられないと思った
「内容が凄すぎる」
サトシは目をそらした
「またでしょ?」
アンはあきれて言った
ヒカリはアンを見て
「わかったんでしょ?だったら王宮に戻って」
アンは渋々王宮に戻った
ヒカリは苦笑いした
「大丈夫かな」
「ヒカリがここまで言うんですか?」
ヒカリはうなずいた
チラーミィはあめ玉を出した
「また飲み込んだ?」
チラーミィはうなずいた
「場所、わかるの?」
ヒカリはうなずいた
セレナはヒカリに思わず聞いた
「エイセツシティだもん」
ヒカリはきっぱり答えた
アンは頭を抱えた
「どうしました?サファイア女王」
大臣は心配してアンを見た
「また二人の痴話喧嘩?」
大臣はアンに
「まさか戻るとは」
「あのあと結婚?」
大臣はうなずいた
「いやよ、わたしは櫛の持主を探すわ」
「櫛ですか?」
アンはうなずいた
ヒカリはサトシにおにぎりを手渡した
「ショータは再度ジム戦だってサトシを越えるって意気こんでいたわ」
サトシはおにぎりを食べながらヒカリに
「ヒカリ、どうして?」
ヒカリは首をかしげた
「生れつきだと」
「そうなんですか」
ヒカリはうなずいた
「ヒカリって王宮にいたの?」
ヒカリはうなずいた
「こんな好奇心なユリーかには叶わないわ」
シトロンは目をそらした
ヒカリはサトシに
「ウルップはいないわ」
「いない?」
ヒカリはうなずいた
「どこにいるんですか?」
ヒカリは考えた
「多分、ポケモンの村だと思うわ、迷いの森を抜けないと行けないわよ」
「そうなんだ」
「迷いの森でリーフィアに進化できるわよ」
「詳しいですね」
セレナはマップを見た
「ここ?」
ヒカリはうなずいた
「さすがセレナね」
チラーミィはサトシの頭に乗かって
「遅いから休みたいと」
チラーミィはうなずいた
セレナはヒカリを見て
「なんか面白いわね」
「なんか似た者同士だな」
ヒカリはうなずいた
アンは頭を抱えた
「あの二人がまた些細なことだとわかるが」
アンは二人から話を聞いた
シトロンはヒカリに
「大丈夫でしょうか」
「五分五分ね」
ヒカリは笑った
「あの二人がアンを困らせるを困らせるためかしら?」
サトシはヒカリに
「大丈夫かな」
ヒカリは苦笑いした
セレナはヒカリに
「どうしてサトシと離れないの?」
「まだ魔法が原因で離れなられないのよ」
ヒカリはあっさりと答えた
「微妙な心境」
セレナはばつが悪そうに言った
アンは櫛を取り出して
「誰だろう、この持主は?」
侍女はアンを見て
「サファイア女王のことで」
ヒカリはショータたちにお菓子を渡した
「かわいいわね!」
セレナは思わず声を出た
「マナラって言ってフランスのお菓子よ」
「色々、知っているんですね」
シトロンは関心した
「フランスのアルザス地方を公務で行った時に偶然クリスマスだったから」
「これを教えてもらったんですか?」
ヒカリはうなずいた
「国でも手に入りやすい材料で作ったのよ」
「マナラをほしい子どもは一年間良い子にしないともらえないのよ」
「へぇーそうなんだ」
「アンと話したのはチョコレートの靴下を履いたマナラがソファーの上で飛んで遊んでいるのかなって」
セレナは驚いた
「本当に言ったの?」
ヒカリはうなずいた
「子どもの頃の話だけど」
「マナラひとつで?」
ヒカリは笑った
「わたしが言ったのよ」
アンはココアを飲んだ
「マナラがつくとは」
「サファイア女王がよく言っていたから」
「ヒカリが言っていたのに」
侍女は驚いた
「サファイア女王かと」
アンは笑った
「懐かしくも感じるわ」
アンは侍女に
「例の二人は?」
「帰りましたが」
侍女はあっけらかんと答えた
アンはしまったと思った
アンは着替えて
「またカロスに行くわ」
「慌ただしいですね」
侍女は驚いた
アンはうなずいた
「ヒカリが心配で」
ヒカリは嚔した
「風邪ですか?」
ヒカリは首を横にふった
「噂よ!」
セレナは驚いた
「負けたって」
ヒカリはゲッコウガに
「ユキノオに苦戦したのね」
ヒカリはゲッコウガを見つけた
「サトシを探して」
ゲッコウガは首をかしげた
「子供の頃のアンににていて」
ゲッコウガは小さくうなずいた
ヒカリは安堵した
ゲッコウガが見えなくなるまで立った
セレナはヒカリを見つけて
「どうしたの?」
「ゲッコウガに頼んで一切れのスポンジケーキを渡すよう頼んだわ」
アンは侍女たちに
「また、あの派手な格好にするの?」
侍女は目を見合わせた
「サファイア女王の素顔が美人だと有名だから」
アンは質問になってないと思った
ヒカリは探し回った
「よくここまで行ったわね」
エーフィはヒカリのあとをついた
「エーフィ、セレナたちと一緒にいなくて大丈夫?」
エーフィは首を横にふった
アンは着替えた
「サファイア女王、どこに行くんですか?」
「かロス地方よ」
アンはきっぱりと言った
侍女はアンに
「まさか行くって?」
「エンナから電話でカロスが危機になるって言われてヒカリだけだと不安で」
侍女は苦笑いした
ヒカリはゲッコウガのあとをついて行った
「セレナも心配してるのに」
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