少女探偵ヒカリ

杉野桜姫

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拷問殺人

鉄の処女の乙女

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一人の女性がオペラの練習していた
女性は形態を取った
「もうこんな時間か」
女性は携帯を鞄に入れた
「帰るか
女性は言った
どこからか歌声が聞こえた
女性は階段を登った
「どこかしら?」
女性は歌声の聞こえる部屋に入った
「この部屋かした?」
女性はあたりを見舞わ渡した
「機能性ね」
女性は部屋から出ようとした
女性はふと目ををやった
そこには部屋ににつくかわしくない鉄の処女が目に入った
「これは鉄の処女?」
女性は鉄の処女をまじまじと見た
女性の肩を叩いていた
「誰かしら?」
女性は振り向いた
女性の目前には誰かが立っていた
「あなたは」
女性は怯んだ
「あの人の」
女性は言いかけて誰かに鉄の処女に入れられてそして扉は閉められた
帰りの遅い妻を心配して夫が探した
夫は閉じた鉄の処女を開けた
開いた鉄の処女から妻の亡骸を見つけた
夫は驚いた
「まさか」
長女は声を上げた
「け、警察に」
夫はうなずいた
エンナが屋敷に来た
「この遺体は?」
エンナは夫を見た
「これは妻の西条明美です」
エンナはメモをした
「これじゃあ、難航しそうだわ」
エンナは言った
ヒカリはアップルパイを食べた
「大丈夫かな」
ヒカリは不安そうに言った
「大丈夫だと思うけど」
チェレンは言った
「そこぉ」
ヒカリは驚いた
ベルたちはうなずいた
「アップルパイも美味しいですけど」
「ベルちゃんがアレルギーですから」
Nは言った
「そうでした」
ベルは言った
「ヒカリ、そういえば西条家の後妻が殺されたって」
「そうなんだ」
ヒカリは興味なさそうに言った
「西条家のことですか?」
ベルは言った
ヒカリはため息をついた
「サスケが西条家の顧問弁護士だからね」
「そうなんだですか」
ベルはアップルパイを食べた
「りんごの処理をしないとね」
「長野県警からお礼だけど」
ヒカリは言った
「明日は焼きりんごかタルト・タタンかな」
Nは言った
「明日はタルト・タタンにしようかなって」
ヒカリは言った
「タルト・タタンに合う紅茶を入れますね」
ベルは笑顔で言った
ヒカリは何もないことを願いながら食べた
エンナたちは頭を抱えた
「全く進展しませんね」
刑事は投げやりに言った
「やっぱり、ヒカリに頼むか」
エンナは言った
「頼むのか」
刑事は言った
「悪い?」
エンナは刑事を見た
「悪くないです」
刑事は言った
「よろしい」
エンナは言った
「キャリア警官はヒカリの入れ知恵を嫌う人がいるから」
刑事は笑いをこらえた
ヒカリは最後の一切れのアップルパイを食べた
「林檎を似るとき、どうやって似たんですか?」
「林檎の皮を剥いて細かく切って砂糖とシナモン、レモン汁を入れてレンチンしただけ」
ヒカリは言った
刑事はエンナに
「ところで場所は?」
エンナは複雑そうな顔をした
「大丈夫かな」
ヒカリはアップルパイを食べ終えた
「よくできたわ」
エンナは刑事に
「場所は迷いやすくなるのよ」
刑事はエンナに
「迷ってしまうんですか?」
エンナはうなずいた
エンナは刑事に
「ヒカリの事務所?」
「腕は良いのいいお医者さんだけど」
エンナは言った
ヒカリは紅茶を飲んだ
「エンナからですね」
ベルはパソコンを見た
「エンナからだ」
ヒカリはパソコンを見た
チェレンはコーデリアを抱き上げた
「ところで依頼内容は?」
「捜査が難航しているって」
「やっぱり、来るな」
「わかりますか?」
ベルは少し驚いた
ヒカリは台所に入った
「アップルパイですか?」
ヒカリはうなずいた
「当然でしょ」
ヒカリは言った
チェレンはヒカリに
「メールが来ているけど」
「え?」
ヒカリは携帯を見た
「パキラからだわ」
「パキラってマネジャーの?」
ヒカリはうなずいた
「現職の公安警察のだけど」
ヒカリは言った
「さすがね」
エンナは言った
「いつの間に」
ヒカリは驚いた
「入っていたんですか?」
「話も聞いてけど」
エンナは言った
「いたんだ」
ヒカリは言った
「まさか西條家の事件の依頼だけど」
エンナは不満げに言った
「アップルパイでも食べて落ち着こうね」
ヒカリはエンナをなだめた
「アップルパイで?」
エンナはヒカリを見た
ヒカリは目をそらした
「まさか事件調査?」
チェレンは言った
エンナはうなずいた
「そうだけど」
エンナは答えた
「さすがに鋭いわね」
「それ、おだている?」
エンナは首を横に振った
「真面目な依頼だから」
ヒカリはアップルパイを持ってきた
「ところで林檎にアレルギーはある?」
刑事は首を横に振った
「ないです」
刑事は答えた
ヒカリはアップルパイを置いた
「大好物」
エンナは感激した
「大好物なんだ」
刑事は呆れた目で見た
「警視正の大好物?」
ヒカリはうなずいた
「アイスクリームをのせるけど」
ヒカリは言った
「のせます」
エンナは言った
チェレンはエンナを見た
ヒカリはアイスクリームを乗せた
エンナは感激した
ヒカリはアイスクリームを冷蔵庫に入れた
「ところで西条家の殺人事件を解決してほしいの?」
エンナはうなずいた
ヒカリはエンナに
「ところでエンナも同行するの?」
「同行?」
エンナは戸惑った
「たしかに依頼がありましたね」
ベルはヒカリに言った
「そうだけど」
ヒカリは言った
「依頼がヒカリのところにあったの?!」
エンナは驚いた
「かなり強い口調だったのは覚えているわ」
ヒカリは言った
「しきりに時計を気にしていたし」
「あと帽子は目深に被っていてから」
Nとチェレンは言った
「よく覚えているわね」
エンナは少し引いた
エンナはアップルパイを食べた
「殺人の調査をしてほしいの?」
エンナはうなずいた
ヒカリは座った
「遺体写真の他に解剖所見や死体検案書つきじゃなくて」
ヒカリは言った
「言うと思ったわ」
エンナは呆れ果てた
「それなら後日送るように頼んだから大丈夫よ」
エンナは答えた
「遺体検案書と解剖所見がないと引き受けいないんですか?」
刑事はエンナに言った
「引き受けないよ」
エンナはあっさりと言った
「だから都道府県警は司法解剖しなきゃいけないのよ」
「そうなんだ」
「そうだよ」
エンナは言った
ヒカリは紅茶を飲んだ
コーデリアが顔を出した
「ここって猫がいるんですか?」
刑事はコーデリアを見た
「そうだけど」
ヒカリは答えた
「コーデリアは茶トラでナンシーは三毛猫よ」
ヒカリは言った
「実家を思い出すな」
刑事は言った
「茶トラのメス猫はとても珍し猫なんだけど」
Nはコーデリアを見た
「たしかオスの三毛猫のほうが茶トラのメス猫より珍しいんじゃない?」
「そうだよ」
Nは言った
「実家の猫です」
刑事はNに猫の写真を見せた
「この三毛猫、雄だと思うけど」
「え、雄ですか?」
刑事は携帯に写った三毛猫を見た
「かなり珍しいのでつい」
Nは言った
「三毛猫の雄は染色体異常で生まれるので」
「そうなんだ」
刑事は言った
ヒカリはNに
「そんなに珍しいの?」
「珍しいよ、南極探検隊について行ったのも雄の三毛猫だし招き猫のモデルとされる猫も雄の三毛猫だったて説もあるぐらいだから」
Nは言った
「あと相当高値で取引されているし」
チェレンは言った
「すごいわね」
エンナは刑事に言った
Nはヒカリの耳元で
「実は2つ丸いもが写っていて」
「それだけ?」
Nはうなずいいた
「そんなことで見るのも」
ヒカリは呆れて言った
「ヒカリ?」
エンナはヒカリを呼んだ
「どうしたの?」
ヒカリは部屋に戻った
「やはり知恵を貸してほしいの」
エンナは真剣な目で言った
「わかったわ」
ヒカリは答えた
「こっちの仕事もあるから」
エンナはうなずいた
「ヒカリの方の仕事もあるし」
「西條家からは遺産と後妻の死の真相を」
エンナは驚いた
「西條家からの依頼を?」
「そうだけど」
ヒカリはあっさりと答えた
「内容は?」
ヒカリは目をそらした
「エンナに言うとややこしくなりそうだし」
「素直に言えば」
チェレンはヒカリの背中を押した
「言うわ」
ヒカリはあきらめて言った
「依頼人は西條家の長女、西條加代子さんで後妻にあたる西條明美さんの死の真相と西條家の莫大の遺産相続の遺言書を探してほしいと言われたの」
「なるほどね、この殺人は西條家が絡むのね」
「さすがエンナ」
ヒカリは言った
「何でもご主人の趣味で中世のヨーロッパ風にしたらしいのよ」
ヒカリは言った
「かなり凝り性でしたもの」
ベルは苦笑いした
「実際に写真も見せてもらって」
チェレンはエンナに写真を見せた
「これ?」
エンナは写真を見た
「このお城、中世のフランス風ですね」
刑事は写真を見た
「詳しいわね」
エンナは刑事を見た
「自分、城マニアなもんで」
「だろうね」
ヒカリは直感的に言った
「場所は聞き出したの?」
ヒカリはうなずいた
「場所は本牧よ」
「本牧?」
ヒカリはエンナを見た
「後日、近隣住人に話を聞くから」
「わかったわ」
エンナは引いた
「でもどうやって聞くの?」
刑事はヒカリに聞いた
「あの辺は美形を送れば簡単よ」
ヒカリはきっぱりと言った
「そうなんだ」
「女性はおしゃべりな一面があるからね」
「あと、女子高もあるし」
「横浜女子御三家もあったわ」
「横浜女子御三家?」
刑事はエンナを見た
「フェリス、横浜雙葉、横浜共立よ」
ヒカリは答えた
「ちなみにあたしは東京女子御三家の一つ桜蔭卒なので」
「正直、ヒカリの出た学校は驚きです」
ベルはチェレンを見た
「あんたたちだってクロスフェアリーの生徒でしょ」
「そうでした」
「しかも通信教育の」
「ある意味、すごいんだ」
刑事は言った
「そうでしょ、わたしはこう見えても横浜英和出だけど」
刑事は驚いた
「荻原警視正って女子高出身だったんだ」
「そうよ」
エンナは答えた
「警察学校時代は医大生でもあったのよ」
エンナは刑事を見た
ヒカリはエンナに
「ところでその家なら明日行くんだけど」
「そうなんだ」
エンナは驚いた
ヒカリは押入れを開けた
「全て揃っているの?」
ヒカリはうなずいた 
ヒカリはエンナに
「念の為についてきてほしいの?」
「え?」
エンナは戸惑った
「わかったけど」
エンナは言った
ヒカリは押入れを閉めた
「さすが、ヒカリちゃん」
「3日前に突然準備してくださいと連絡が来ました」
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