少女探偵ヒカリ

杉野桜姫

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毒入り紅茶殺人

ゲームと殺人の合図

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ヒカリはパトカーを確認した
「一応現場保存です」
ベルはロナウドたちに言った
「マリィ、どうどうしたの？」
マッジは言った
「殺人事件が」
「冗談を」
マッジは冗談だと思った
ヒカリはマッジに
「本物の殺人よ」
「タチアナ、本当？」
ヒカリはうなずいた
「一応、死亡確認したから」
ヒカリは答えた
チェレンはヒカリに
「エンナから連絡で」
「何？」
ヒカリはチェレンを見た
「何っていた言った？」
「近くでがけ崩れで来れないって」
エンナは車から降りて
「この匂いは」
エンナは匂いを嗅いだ
「この匂いは」
駐在はエンナに
「どうかしました？」
エンナは駐在に
「念の為日本部に連絡をしてほしいわ」
駐在は慌てて無線で連絡した
「まるで人為的に起こされた気がするわ」
エンナは心配そうにがけ崩れ現場を見た
ヒカリは淡々と検視をした
「死因は心臓を撃たれたことによる出血性ショック死に疑いありです」
ヒカリは手を拭きながら言った
「警察が来れないのも」
ジェーンは困った
マッジはジェーンに
「大丈夫ですか？」
ジェーンはマッジに
「大丈夫よ、少し寝るわ」
ヒカリは自分の部屋に戻った
「なんかあのゲームに違和感だらけ」
チェレンはうなずいた
「銃声も聞こえたが」
ヒカリはうなずいた
「問題は銃よ」
チェレンは首を傾げた
「ドアが開けた途端に聞こえたのも」
チェレンはうなずいた
ヒカリはベルの部屋に向かった
「ヒカリ、どうしたんですか？」
ベルはドアを開けた
「ベルちゃん、銃声が聞こえた時、マッジさんの近くにいましたが」
ベルは考えた
ヒカリはベルに
「あと、不自然なことも」
ヒカリはベルに
「チェレンにも聞きたいこともあったから」
ベルは首を傾げた
「マッジさんはあの死んだ男に顔見知りみたいですね」
ヒカリはベルに
「後気になることも」
ヒカリは部屋に戻った
「チェレンのところに戻るわ」
チェレンはヒカリに
「あとマリィさんが」
「マリィさんが？」
チェレンはうなずいた
「マリィさん、過去にも起きたのか？」
「昔同じ事件が起きていたのか」
ヒカリは考えた
「森林公園で起きた殺人事件も同じかな」
チェレンは首を傾げた
「あの犯人探しゲーム、なんか気になるわね」
ヒカリは明かりを消した
「もう寝るわね」
チェレンはうなずいた
翌朝、眠い目をこすりながら起きた
「大丈夫か？」
チェレンは心配そうに言った
「大丈夫よ」
マッジはやっとの思い出ドアに手をかけた
「昨日、突然眠くなったわ」
ヒカリはマッジを見てうなずいた
「あの眠気からして睡眠薬が入っていたと思うわ」
マリィはヒカリに
「大丈夫ですか？」
ヒカリはうなずいた
「マリィさんも同じですか？」
マリィはうなずいた
「でもロナウドの部屋から出てきませんね」
マッジはうなずいた
「昨夜のゲームのトリックを決めていたのもロナウドだから」
マリィはヒカリに
「タチアナもついて行ってくださらない？」
「ついてい行くの？」
マリィはうなずいた
「マッジさんとあなたなら心許ないので」
ヒカリはチェレンに
「ついて行くけど」
「どこに？」
「ロナウドの部屋に」
チェレンはヒカリに
「一緒に行く」
チェレンは言った
「助かるわ」
マッジは部屋にあった箒を持ってきた
「なんのための箒？」
ヒカリは思わずマッジに言った
「護身用です」
マッジは答えた
マリィはヒカリに
「エミィさんは？」
「寝てるか、もしくはジークンドーの練習をしているかもしれないわ」
「ジークンドーですか」
ヒカリはうなずいた
「あいつは護身術のためにやっているようなものだから」
「頼もしいですね」
ヒカリは頼もしいかと思った
マッジはロナウドの部屋の前にいた
ドーリーはマッジに
「どうしたんですか？」
マッジはドーリーに話した
「ロナウドが起きてこないの」
ドーリーは驚いた
「ロナウド起きてっ！！」
ドーリーはロナウドの部屋のドアを叩いた
チェレンはヒカリに
「ヒカリ、お願いできるか？」
ヒカリはうなずいた
「できるわ」
ヒカリはドーリーたちに
「離れてドアから」
「どうしてドアから？」
マリィはヒカリに聞いた
「ここにいたら危険だから」
ヒカリは答えた
ヒカリは深呼吸をした
そしてドアを蹴破った
「さすが空手三段の腕前だわ」
チェレンは感心したように言った
「空手をやっていたの」
マッジは驚いた
「こう見えてもオリンピック最終候補選手まで言った実力があるんだ」
「すごい」
マリィは驚いた
「感心してないで早く部屋に入りましょう」
ヒカリはマリィたちを急かした
「わかった」
マッジは言った
ヒカリはロナウドの部屋に入った
「入れないで」
ヒカリはチェレンに言った
「ロナウドの遺体が」
チェレンはマッジに
「どうしたの？」
マッジは言った
「ロナウドの死体が」
ヒカリは部屋から出た
「どうでした？」
マリィはヒカリを見た
「ロナウドが死んだの？」
ヒカリはうなずいた
「ところで基礎疾患あったの？」
マリィたちは首を傾げた
「基礎疾患？」
ヒカリはうなずいた
「なんか吸入薬があって」
ヒカリはマリィに言った
「エミィも呼んだら」
ヒカリはマッジに
「大丈夫よ」
ヒカリはあっさりと言った
「一応呼んでいるから」
「だれよ」
マッジはヒカリを見た
「ジョーカー？」
ヒカリはうなずいた
Ｎは部屋を出た
「どうしたんだ？」
ヒカリはＮに
「入らないで」
Nは察しった
Ｎは部屋の前で留まった
ヒカリは部屋から出た
「早く、ジェーンを呼んでっ！」
マリィはビクッとした
「どうしたの？」
「ロナウドが死んだの」
マッジは言った
ベルはヒカリに
「また死体ですか？」
ヒカリはうなずいた

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