少女探偵ヒカリ

杉野桜姫

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タロット殺人事件

真相の道

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ヒカリは肉じゃがを食べながら
「そういえば、イギリスに帰った時に人形の手足をバラバrにしてイギリスにいる友達が大泣きしてしまった」
ヒカリはチェレンに
「どうして人形?」
チェレンはヒカリは
「いや、殺人とは関係ないと」
ヒカリはチェレンに
「チェレン、ありがとうっ!」
チェレンは驚いた
「犯人、分かったかもしれないわ!」
「じゃあ、犯人は説明する?」
ヒカリはうなずいた
「でも犯人はいないわ」
ヒカリは答えた
「すべての殺人を終えて自殺したから」
「自殺を?」
エンナはヒカリに言った
「依頼人が頼んだんと思うわ」
ヒカリは言った
「首はギロチンで飛ばしたと思うわ」
「飛ばしたっ?!」
「ギロチンで自殺した人は?」
「共犯者がいてね、そいつは自殺したのを確認して遺体を指定した場所に置いたと思うが」
「でも共犯者は?」
「死んだと思うが」
ヒカリは答えた
「隠し持っていた毒で」
「一応大阪府警から興味深いことを教えてくれたわ」
「なにを?」
ヒカリはエンナを見た
「イチイの木が植わっていたわ」
「イチイの種には毒があるからおそらく食べて自殺したと思うわ」
「イチイの種を食べて自殺か」
Nは言った
「種には毒性があると知って」
ヒカリはうなずいた
「犯人は首のない遺体が犯人だってことよ」
エンナは驚いた
「最初に事件調査を依頼した遺体こそが犯人?」
ヒカリはうなずいた
ヒカリは紅茶を飲みながら
「おそらく同期はあの家の忌々しい過去との決別かしら」
「忌々しい過去?」
「あの一族はおそらく昔村人を虐げていた過去があってそのために家の当主には嫁が来ず養子か養女を入れて家を保っていたはず」
ヒカリは淡々と語った
「現在でも過去を知る人間に忌み嫌っていと思う」
「現在もか」
「当主は七人の養女を入れて暮らしていたけど遺言書にあの家のしきたりを書いて逝ったと思うわ」
「しきたりで殺人ですか」
ベルはしんみりと言った
「どうしてもしきたりからは離れなかったのね」
ヒカリはうなずいた
「当主が死んで残された養女の一人が殺人を起こすのが目的でね」
「当主が養女の一人に殺人を?」
ヒカリはうなずいた
「たぶんね」
ヒカリは答えた
「大坂で死んだのは共犯者で首無し遺体を運んだ張本人だから」
「イチイを食べたのは?」
「イチイの種を四五粒食べるようにと手紙で書かれていたからだと思うけど」
エンナの膝が笑っていた
「じゃあ養女たちを拉致してコロッ知ったのも同じ人物?」
ヒカリはうなずいた
「犯人は儀式を成功指せる多面の殺人ではなくてこの家の地を断ち切るための殺人で考えたわ」
「じゃあ自殺?」
「いいえ」
ヒカリは首を横に振った
「あレは自分への殺人です」

ヒカリはそれ以降何も言わなくなった
まるで犯人の感情のように
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