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第2章 迷宮成長編

第81話 代償それは辛いもの

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 水晶に映し出された7人の男女。
 武装からして冒険者だと推測できるが、コイツらがどうしたというのだろうか?

「コイツらは?」
「やってきた方角からして魔属領から派遣された調査隊ね」
「ようやく来たか」
「ええ。空からの魔物の接近はダーリンのゴーレムが排除しているけど、地上からの調査隊は彼女らが初めてよ」

「彼女ら? 知り合いでもいるのか?」
「ええ。この後ろから2番目を歩く女性、彼女の名前はメティス。別に親しくはないけれど、本ばかり読んでいる変わり者の魔人として有名よ」
 
 映像ではよく分からないが眼鏡を付けた美人だと分かる。

「で、ディアドラはコイツらをどうしたいんだ? 俺を呼んだということはコイツら、いやこの女を助けたいのか? どうでも良ければ報告もせず殺しているだろ」

「そうね・・・別に殺しても良いのだけれど、彼女の知識は馬鹿にできないものがあるわ。家から出ない彼女がどんな経緯でこの地にやってきたかは不明だけど、面白そうだから捕獲してみない?」

「良いだろう。お前に任せる。好きにするがいい」

「ダーリンならそう言うと思ったわ♡ 彼女らがこのプレジールの塔まで到着するまでざっと3日ってところかしら。それまでに罠を準備しとくわ」
「抜かるなよ」
「うふふふふふ。面白くなってきたわ」

 うわぁぁ・・・絶対ろくなこと考えてなさそうな悪い表情をした淫魔の嬢王。きっと俺の時もこんなんだったんだと安易に予想がついた。
 それにしても3日の距離か・・・ずいぶんゆっくりだな。
 慎重に行動しているのか、それとも別の要因があるのか不明だが、時間的猶予があるのは確かである。
 彼女がやってきた時には、俺も高みの見物でもしようじゃないか。

 俺の手のひらから生み出された超小型ゴーレム、てんとう虫の形をした追跡者チェイサーを彼女らの見張りのために飛ばしたのであった。

「それはそうと、せっかくダーリンが私の所に来てくれたのだしぃ・・・ね♡」
「つい先日ヤったばかりだろ。・・・・でも」
「でも?」
 こらこら。そんなカッコして挑発するな。胸を揺らすな!

「まあせっかくだしな」
「やったあ♡ ダーリン大好き♡」

 ディアドラがその舌を伸ばし、肉棒の形を確かめるように亀頭から根元まで何度も往復する。
「お前のご主人様のおチンポだ。丹念に舐めろよ」
「ふぁぁい♡・・・んっ・・・・ジュルジュル・・・んくっ」

 ぐうぅぅ、ディアドラの口マンコ相変わらずやばいな。

「ディアドラ。ご主人様の精液だ。じっくり味わって飲めよ!」
 俺はディアドラの喉奥へと肉棒を押し込み大量の精液を放出した。

「よし。全部飲んだな。ご褒美をやろう」
「ありがとうございます」


 甘い鳴き声が木霊するコアルーム。
 やっぱこいつ淫魔だわ。この感触味わったら抜け出せなくなりそうだ。
 


 なんて思ってました。
 
 俺の眼下に股を大きく開いたディアドラが転がっている。
 だらしがないことに先にダウンしたのは、淫魔の嬢王であるディアドラだった。
 ふっ、今回も俺の勝ちだな。
 
 精液塗れになったディアドラを放置しブルストへと帰ってきた。
 前回の二の舞を踏まないように石鹸には注意しないとな。
 

「ヤマト様どこに行っていたのかしら?」
 ぎくっ! 転移の間から出た俺を待ち換えていたのは、シルエラを始めとする嫁さん's 仁王立ちしてどうしたのかなぁぁぁ。

「私たちに仕事押し付けてご自分はお楽しみとは随分と良い御身分ですわね」
「すみませんでしたぁぁぁぁぁ!!」

「うふふふふ」
 土下座する俺の頭を踏みつける者がいる。
 人によってはご褒美とも取れる行為だが。残念ながら俺にはそんな性癖はない。だがこの足先しか見えない状況でも分かることがある。この美しい足首とサンダルの組み合わせはとてもいいものだ。

「悪い子にはお仕置きが必要かしらね」
「ミスティ悪ふざけは止めなさい」
「は~い。でもヤマト様も凝りませんね」
「まったくね」

「申し訳ございません」
「毎回それ言ってるよね」
「ですね」
「謝れば許してもらえるとでも思っているのでしょうね」
「・・・・・・・・・・・・」
 ヤバいこの流れは非常にヤバい。

「さあ、どうしましょうか」
「おしおきですね」
「そうですね」

「今夜はエッチなことさせないとか?」
「却下です!」
「ああ、今日は先生の番ですか。じゃあどうしましょ」
「無難なとこで晩ご飯抜きですか」
「そうですね。それがいいですね」
「そんなぁ・・・・」
 
 なんてな。甘いぞ君たち! 晩ご飯抜いても俺には空間収納がある。隠れてお腹を満たすことなど造作もない。はっはっは。

「待って! ヤマト様には空間収納のスキルがあるわ。私たちに隠れて何か食べることできるはずよ。それじゃ罰にならないわ」
 ぎくっ! そこに気付いちゃダメです。

「目の前で美味しい料理を食べれない苦痛を与えることができますので問題ありません。それよりもヤマト様。空間収納の付いた指輪の件どうなりましたか?」
「ああそれなら、そろそろ出来上がってるんじゃないかな」
「ならすぐに引き取りに行きましょう!」
「そうです! すぐ行きましょう!」
「今から?」
「今からです! なにか都合の悪いことでも?」
「ないです・・・・分かりました」

 今から魔動機を飛ばしても夕方になってしまう。往復すると夜になってしまうし・・・・仕方がない。転移陣を使うか。

「濃姫様に許可をもらうから。ちょっと待ってて」
「はい」

 濃姫様の許可もあっさりおりた。追加スイーツの力は偉大だな。

「わ~い。都よ都! 私大都会に行くの初めて」
「私、噂の神社に行きたい! 絶対行きたい! ご利益授かりたいの!」
「はいはい。皆でお参りしましょうね」
「え~ あそこに行くの・・・・」
「ヤマト様に拒否権はありません!」
「・・・すみません」


 転移陣を使い再びやってきた魔都安土城下。
 濃姫様が兵士の手配をしてくれたおかげで安心して観光できる。濃姫様ありがとうございます。

 相変わらず人が多いな。田舎の地にあるブルストにくらべて段違いの人混み。お店の多さに彼女たちはとてもテンションが上がった様子。

「珍しいものがいっぱいでワクワクするのは仕方がないが、あまり離れると置いてかれて迷子になっても知らないぞ」 
「そうよミスティ」
「なんで皆、私を見るのよ」
「だってお前すぐ迷子になるだろ」
「ひどい・・・いいもん。ヤマト様の側にいるからいいもん」
 
 俺の腕に抱きつくミスティ。いや君に密着されてもムニュんとした感触はないのだよ。とは絶対言えない。いい香りがするからいいけどさ。
 
 ミスティもシルエラも皆、美女美少女だ。
 どこに行こうにも俺たちにはかなりの視線が集まっている。護衛の兵士がいるから変な男に声をかけられる心配がないのは幸いである。

「宮代様お待ちしておりました」
 宝飾店で頼んでいた結婚指輪を受け取ると、妻たちが嬉しそうに自分の左手を差し出してくる。そして薬指に輝く指輪を眺めている。
 華やかで豪華なデザインにうっとりする者。さっそく魔力を込めてその効果を試そうとする者、様々な行動をして面白い。

「奥様にはこちらが似合うでしょう」
 そして始まった店員総出の売り込み。妻たちの嬉しそうな顔見たらダメとは言えんし仕方がない。
 にこやかな妻たちとホクホク顔の店主。そしてとんでもない額を支払い青い顔になった俺。値引きしても凄い金額だよ。
 欲にかられた人たちってホント怖い・・・・


 そして一番近寄りたくない場所。
「おおおぉぉぉ! これが御神体・・・なんて立派な」
「凄い! ヤマト様のとそっくり」
「そうね。カリの大きさと反りぐあい・・・素敵ね♡」

 真昼間の神社・・・・そこに響く黄色い声。別にいいんだけどね・・・君たちがそれでよければいいんだよ。

「この神社。子孫繫栄で有名なのよ」
「子宝に恵まれなかった帰蝶様もこの神社の力で身ごもったって話有名よね」
「へ~ そうなんだ。じゃあしっかりお参りしないとね」
「そうだね。参拝のやり方ってどうだっけ?」

 嫁たちのはしゃぎっぷり、境内では静かにしようね君たち。
 しかし・・・相変わらずイカれてるなこの神社。
 御神体もそうだが、賽銭箱の上にある鈴。紅白の縄の先には金色に輝く大きな鈴がふたつある・・・・もうなんなんだよ。
 これがこの国のスタンダードなの? そうじゃないよね? この神社だけだよね? 普通の神社もあるよね? いやきっとある。そう信じよう。


 夕方まで安土城下の観光を楽しんだ俺たち。
 濃姫様にお礼を延べ転移陣を使えば、そこはもうブルストのダンジョン兼住居の転移の間。超便利である。

「お帰りなさいませ」
 出迎えてくれたのは我が家のメイド長であるセイレーン。
 俺が遊び歩いていられるのも優秀な彼女がいるからに他ならない。

「こちらが本日の報告書です」
 報告書に目を通すと、明日より魔動機を使用した業務が試験的に開始されるらしい。このへんの事務処理は彼女に任せるに限る。
 俺の役目は不具合が出た場合の修正と使い勝手の評価だな。それが終わり稼働魔動機が増えれば、本格的に事業としてスタートさせることができる。

 
「ヤマト様あ~ん」
 俺は可愛い妻たちからスプーンでご飯を食べさせてもらっている。
 
 晩ご飯抜きは回避できたのだが・・・・俺は両手を椅子に縛られ身動きができない状態にさせられていた。
 テーブル上には肉料理を含め豪華なディナー料理が並んでいる。

「あ~ん」
 俺の口に運ばれる白いご飯。

「このハンバーグ美味しいわね」
「ホントだな。肉汁たっぷりで美味いな」
「こっちのスープも美味しいですわよ」
 
「はいヤマト様。美味しいですか? 美味しいですよね?」
「・・・・・美味しいです」
 食欲をそそるスパイスが効いた肉料理、その匂いを嗅ぎながら食べる白米とっても美味しいです・・・・・・

「ふう。美味かった。さすがアルデリアだな」
「・・・・・・・・・・」
「どうかしましたかヤマト様?」
「・・・・・なんでもありません・・・」
 顔は笑っているが目が冷酷さを物語っている。

 
 リュネールさんにより手を縛られたまま寝室へと荷物のように運ばれた俺。
 手が使えないと空間収納も使えないのが今回でよく分かった。力で縄をほどくこともできなくはないが今は止めておこう。そんなことで彼女たちの怒りを買うこともない。俺がひもじい思いをすればいいだけなのだから。

 そこへ現れたのはラッセリア先生だった。
 その手にはお酒の瓶が握られている。

「それではごゆっくり」
「ありがとう」
 思わせぶりな笑みを浮かべリュネールさんが退出すると、ラッセリア先生が俺の拘束を解いてくれた。

「すまないな。私の力ではどうにもならなんだ。許してほしい」
「いや。悪いの俺だしラッセリアが謝る必要ないよ」
「それはそうだが・・・これはせめてもの罪滅ぼしだ。受け取ってほしい」

 ラッセリアの左手の指輪が光るとテーブル上に箱が現れた。
 指輪の機能を既に理解して使いこなしているとはさすがである。
「これは?」
「私とアルデリアの差し入れだ。さすがに可哀想なんでな」
 
 箱の中身は晩ご飯で出された肉料理を始めとした料理の数々だった。
 ありがとうラッセリア。ありがとうアルデリアちゃん。

 そしてふたりでお酒を飲み、良い感じに酔いが回ったところでラッセリアをベットへと誘った。

「ラッセリア綺麗だよ」
 服を脱がされ半裸になったラッセリア。お酒の匂いとラッセリアの良い匂いが一気に襲い掛かってきた。これはたまらん。
「嗅がないで・・ください」

 眼下には白いブラとショーツを着こんだラッセリアがいる。むちっとした身体にブラから零れそうな大きなおっぱい。もう我慢できません。

「ラッセリア・・・・」
 俺は彼女のおっぱいをブラ越しに触りながら、お酒の匂いがする唇へと口付けをした。一瞬ビックってこわばらせたが、すぐに絡み合う舌。
 可愛い鼻息も次第に艶やかな吐息に変わっていく。

「ん・・・ふぁあん♡」
 唇からそのまま首筋へと舌を這わしながら、下着越しに愛撫するとラッセリアは面白いように反応をしてくる。
 捲し上げられた豊満なおっぱい。

「いい眺めだよ」
 大きくて張りのあるおっぱい。その先端にある可愛く突起した乳首。俺はたまらずその乳首へとむしゃぶりついた。
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