短編官能集

山代裕春

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嘲笑

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脚が開く…
恥じらいも見せず…かと言って抵抗もせず…
俺のために晒す花園。
柔く触れ、濡れる指先。
食めば甘く、糸を引く。
垂れる淫蜜、荒い息。
もたげる愚息を壺口に押し当てゆっくりと中に挿る。
熱い…うねる壁が愚息を包み絡みつく。
心地良さに酷くしてしまいそうだ。
汗でしっとりと白い肌に俺のものという証を刻みつけたい…その衝動を必死に抑えながらお前の体に腰を打ちつける。
声も上げず、うめくこともせずただ俺を見つめる目…
その瞬間、俺はゾクリと背中に悪寒が走った。
細い腕が首に触れ、刹那爪を立てて引っ掻く。
目を見開く俺にお前はうすら笑みを浮かべ滴る血が白い肌に落ちていく。
この時俺は悟った…これが天罰だと…
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