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川本貧冬
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……帰り道にて
カラン…コロン…
空楽「……」
冬の風が吹く秋の後半、少し寂しげな姿は誰かと似ている。
川本「ふふふ……どーん!!」
空楽「!!!?」
川本「よぉ!カラス!しけてんな!」
空楽「…」
川本「あれ?かっちゃんは?」
かっちゃんとは笠年のこと。
空楽「君相変わらず不作法だな」
川本「えーカラスと俺の中じゃぁん!」
空楽「4回しか話したことない」
川本「悲しい!!普段無表情で無愛想で人付き合い上手くない何気に女にモテてるのに全く見向きもしないから男色だと思われているアンタにこうして親切にしてるのに!!」
空楽「失礼通り越して無礼だぞ?そして待て、私男色って思われてるの?」
川本「とにかく!こうして俺が親切に君と交友関係を築こうとしてんの!」
空楽「頼んでない、それに君なら他に知り合いがいるだろ?」
川本「うーむ、それなはい」
空楽「え?」
川本「いや、この業界さぁ…何かと訳ありじゃん?」
空楽「うん……あ」
川本「ね?」
この業界は早くにいなくなる人が多い。
川本「そんなことより!!瑠璃子の悲哀見たぜぇ?あんたも隅におけねぇなぁ?」
空楽「なんのことだ?」
川本「アッハハ!誤魔化そうたってそうはいかねぇぜ?………かっちゃんとやったろ?」
笑顔の絶えない表情から急に真顔になりあたりは静まり返った。
空楽「君の妄想癖も大概だな…」
川本「そりゃどーもそれで食ってんだわ」
空楽「時間を無駄にした、早く私の前から消えてくれ」
川本「あんたも大概失敬だぜ?」
空楽「……」
カラン…コロン…
空楽「……」
冬の風が吹く秋の後半、少し寂しげな姿は誰かと似ている。
川本「ふふふ……どーん!!」
空楽「!!!?」
川本「よぉ!カラス!しけてんな!」
空楽「…」
川本「あれ?かっちゃんは?」
かっちゃんとは笠年のこと。
空楽「君相変わらず不作法だな」
川本「えーカラスと俺の中じゃぁん!」
空楽「4回しか話したことない」
川本「悲しい!!普段無表情で無愛想で人付き合い上手くない何気に女にモテてるのに全く見向きもしないから男色だと思われているアンタにこうして親切にしてるのに!!」
空楽「失礼通り越して無礼だぞ?そして待て、私男色って思われてるの?」
川本「とにかく!こうして俺が親切に君と交友関係を築こうとしてんの!」
空楽「頼んでない、それに君なら他に知り合いがいるだろ?」
川本「うーむ、それなはい」
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空楽「うん……あ」
川本「ね?」
この業界は早くにいなくなる人が多い。
川本「そんなことより!!瑠璃子の悲哀見たぜぇ?あんたも隅におけねぇなぁ?」
空楽「なんのことだ?」
川本「アッハハ!誤魔化そうたってそうはいかねぇぜ?………かっちゃんとやったろ?」
笑顔の絶えない表情から急に真顔になりあたりは静まり返った。
空楽「君の妄想癖も大概だな…」
川本「そりゃどーもそれで食ってんだわ」
空楽「時間を無駄にした、早く私の前から消えてくれ」
川本「あんたも大概失敬だぜ?」
空楽「……」
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