tuberose

山代裕春

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……風呂上がり、寝室

高瀬「お待たせ」
松尾「…」
お互いいつもの私服姿、高瀬はベッドに座り松尾に謝罪する。
高瀬「悪りぃなこんなこと頼んで」
何も言わず、高瀬を見つめる。
高瀬「僕のこと嫌いになった?」
松尾「……いや」
その言葉に、高瀬は酷く安堵した。
高瀬「嘘でも嬉しい」
松尾は高瀬を引き寄せキスをすると押し倒し服を脱がす。
湯上がりのしっとりとした感触の肌に手を這わせ、胸に触れる。
高瀬「ここ好きなの?」
松尾「…いや」
乳輪をなぞり乳頭をつまみながら転がす。
高瀬「!…!…」
松尾「ここ気持ち?」
脚をモジつかせ切ない顔をする高瀬。
高瀬「!!」
力を入れて摘まれた乳頭に身体が強張る。
松尾「どうなんだ?」
高瀬「…あっ…はっ…いい…きもちぃ…から…言わせない…で」
枕で顔を隠す、だが松尾に取り上げられてしまう。
高瀬「!?返せ!」
松尾「見せて」
淡々とした声と真っ直ぐな目、手の自由を奪い赤く染まった頬に触れる。
松尾(あったかい)
頰から唇、首と下がっていき、下腹部で止まる。
高瀬「…」
掌で軽く押し指先で陰茎をなぞる。
松尾「君、結構使い込んでるだろ?」
割れ目に触れ壺口を押す、柔らかく微かに滲み出る潤滑油。
高瀬「嫌いになった?」
松尾「…」
指が挿る…優しく、それでいてゆっくりと…動かすと潤滑油が垂れ出し手が汚れていく。
粘着を帯びる水音は中をかき回し、羞恥に晒された高瀬は目を背け耐えている。
高瀬「ひ!」
松尾「ここ?」
そこは小さなしこり。
高瀬「ぁ…」
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