tuberose

山代裕春

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松尾

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……高瀬の自宅にて

高瀬「……ん…~んはぁ…ぁ」
風呂場に響く嬌声。
高瀬「んんっ…あぁあ…」
あれ以来…体が疼いて仕方がない。
高瀬「!!…~~…」
流れ出す白濁液、陰茎は力をなくし元に戻る、それでもなお疼きは収まらない。
高瀬「はぁあ…」
ぼんやりとしながらシャワーのレバーを引き、体を洗う。
鏡越しに映る自分の体…そこにはおびただしい暴力の痕、嫌でも目に入る…洗っても洗っても取れない…

……リビングにて

ニュース「女性誘拐殺人事件から2年、容疑者の鳴年千弥26歳は
未だ容疑をひに…」

プツンッ

誰もいない独りぼっちの部屋。
高瀬「…」
冷えたお茶を飲みながら、スマホをいじる。

ヴーヴヴーヴ…

不意になり出すケータイ。
高瀬「…」

ヴーヴヴーヴ…

高瀬「はい」
松尾「おーう」
高瀬「なに?」
松尾「今君ん家いるんだけど開けてくんね?」
高瀬「…」
玄関まで行き、ドアスコープを覗くと見慣れた顔の男。
高瀬「はぁ~」

ガチャ…

松尾「よー」
高瀬「…なんのよう?」
松尾「飲まね?」
高瀬「……僕飲めないけど?」
松尾「安心しろそう言うと思ってウ○○チとぽ○ジ○ース買ってきた」
高瀬「…どうぞ」
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