SHADOW

Ak!La

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第三章 精霊の御霊

#39 作戦変更

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「そいつ、闇竜族ダークラオンか」
 ゼイアがそう言いながら歩いて来る。エレンはローフィリアの体を膝に抱き抱えた。
「……ローフィリアだ。俺たちを谷底から助けてくれて……」
「なるほど。運が良いな。谷底にいたのがみたいなのだったら終わってたな」
 と、ゼイアは今しがた閉じ込めたネズミの檻を手に言う。
〈ちょっと! 何なのこれ!〉
「え、喋った」
〈そりゃあ喋るわよ!〉
 チィチィという声と共に、ラフェリアルの声がする。本当に彼女はネズミに変えられてしまったようだ。
「大人しくしてろ。そこのの餌になりたくなきゃな」
「なっ! 喰わねーよそんなモン!」
 シャー、とエレボスは怒る。ゼイアはしっしと手を振ると、エレンに言った。
「グリフたちはどこだ。まだ合流してないのか」
「あぁ……お前はなんでここに?」
「近くに乗って来た飛空艇が落ちた。闇竜族ダークラオン黒竜族オンバラスの群れにたかられてな」
「……その飛空艇はどうしたんだ?」
「天狼の奴の創造魔術だ。すげぇぞ」
 と、ゼイアは両腕を広げてみせる。
「で、だ。皆で交戦してたところに、ただならぬ気配を感じたわけだ。こっちに合流される前に、様子を見に来たらお前らが」
「何で一人で……?」
「俺一人で十分だからな」
 と、檻を持ち上げ中を指差すゼイア。彼一人でライナー討伐に向かってもらった方が良かった気がして来る。
 それを言うと、ゼイアはチッチと指を振る。
「分かってないな。そうホイホイ使えるものなわけないだろ。“裁き”を下せるのは一日に一回だし、やるとこう……ものすごく疲れる」
 そう言ってゼイアは肩を落とす。で、と眠っているローフィリアを見下ろす。
「そいつ治療しなくていいのか」
「あ! リリー! お願いだ!」
 杖を手に固まっていたリリスがびくりとする。えっと、と彼女は顔を逸らしてしまう。
「何で! こいつ俺たちのこと助けようとしてくれたんだぞ!」
「……に、見えましたけど、でも、闇竜族ダークラオンを助けるわけには……」
 もじもじと迷っているリリスに、ゼイアはため息を吐く。
「ったく、根深いな。仕方ねェ、簡単な治癒魔術なら俺にも……あぁ、全く専門外だが」
 えーと、としばらく考えたゼイアは何やらブツブツ言いながら指を振る。
「“Yaolo”」
 ポウ、とローフィリアの体が光に包まれ、険しかった表情が和らいだように見えた。
「……ありがとうゼイア」
「どういたしまして。全く、俺がどうこう言えた立場じゃないが、助けて貰った義理くらい返せよ」
「う……でも」
 ゼイアに言われて、リリスは眉根を寄せる。エレボスはフンと腕を組んだ。
「堕天使様はお気楽でいいな」
「勝手に言ってろ。俺にも色々ある。……ほら、他のヤバいのがまた来る前に合流するぞ。作戦の練り直しだ」
「あ、あぁ」
 ローフィリアを抱き上げて立ち上がったエレンに、リリスは慌てて言う。
「ま、待って下さい、その子も連れて行くんですか」
「置いてく訳にはいかないだろ」
「でも……」
。そうだろ」
 エレボスがそう言う。そうか、きっとフェールも竜伐に参加した精霊の一人だ。
「……大丈夫だよ、フェールのことは小さい時から知ってるし……きっと分かってくれる」
「どうだか……あの人あぁ見えて頑固だからな」
 そう言うエレボスは、どこかエレンを心配しているようだった。何となく、彼はこちら側に寄り添い始めてくれている気がする。エレンが宿主だからということもあるのか。
 でも、それを突くと反抗心を煽りそうなので、エレンは黙っておいた。

* * *

 ゼイアについて行くと、大破した木製の飛空艇が森の中に堕ちていた。辺りに竜族の死体が落ちている。それらは少しずつ、ボロボロとエレメントの塵となって消えようとしていた。
「……死体ってこうなるのか」
「竜の体は特に高密度のエレメントで構成されてるからな。精霊が消えるのはもっと早いぞ」
「え……」
 ゼイアの言葉にエレンはゾッとする。堕ちた飛空艇に近付いて行くと、その側で野営をしようと準備している面々が見えた。
「あ! エレン!」
 気付いたグレンが駆け寄って来る。擦り傷をところどころ負ってはいるが、目立った外傷は他に見られない。
「谷に落ちたって聞いたけど、無事で良かった」
 実際は不死身でなければ無事ではなかったのだが、言ったら殴られそうなので笑って誤魔化した。
「……そっちは群れに襲われたって聞いたけど」
「あぁ。船は早々に堕ちちまったけど俺たちは無事だ。襲って来るのも雑魚ばっかだし……数は多かったけど、なんとか」
 そして、グレンはエレンが抱えている少年に気が付く。
「そいつは?」
「谷から助けてくれた竜族の子どもだ。俺たちが襲われた時も一生懸命戦ってくれて……」
「そうか……よし、休ませてやろう」
 グレンはエレンの背中を押して、船の方へ促した。
 やがてフェールがこちらに気が付く。エレンを見て一瞬安堵の表情を見せ、そしてその後ろをついて来ていたリリスに声を掛ける。
「リリス。結界を張るゆえ手伝ってはくれぬか」
「あっ、はい!」
「すまぬな。戦闘で少々消耗した」
 そして二人でどこかへ行く。残されたあとで、エレボスがエレンの耳元までやって来る。
「……スルーだったな」
「…………忙しくて気付かなかっただけだと思う……」
「そうか?」
 陽動組は皆バタバタとしている。カリサとエエカトルも薪を集めたりして手伝っているのが見えた。
 フェール辺りが用意したらしい綺麗な布の上にローフィリアを寝かせる。ふう、と息をついたその時、声がした。
「おーい!」
「!」
「お、イアリたちだ」
 振り向くと、エレン達が来たのとは逆方向からイアリたちが来ていた。グレンが手を振り返す。合流するよう連絡を入れておいたので応えたようだ。
「お前たちも無事だったか」
「いや、生きた心地がしなかった。お前らが落ちたのもあるけど、上空をずっと闇竜族ダークラオンが飛んでて…………やっぱ少数で進むのはリスク高いよな」
 ふう、とイアリは額を手首で拭った。
「……いきなり計画が頓挫したけど。まずは俺たちがバラバラになったのもあるか……ごめんな、助けに行けなくて」
「いや、良いんだ。こうして無事だったわけだし」
 エレンは優しく笑う。彼の人柄はよく知っている。本当は助けに来たかったであろうことは想像に難くない。
 イアリはエレンの周りをくるくる回ると、正面で止まりじぃと顔を見て来る。
「……何?」
「…………高所から落ちたにしては綺麗すぎないか?」
「ん? あ、言われてみれば」
 グレンも言われてその違和感に気が付いたようで、エレンはどきりとする。思わず目が泳ぐ。
「そ、そーかなー、まぁ、落下には慣れてるしな……」
「グリフがあの場所では守護者の感覚だと上手く力が使えないって」
「あぁ……」
 エレンが左上を向くと、イアリはガシッと肩を掴む。
「不死身じゃなかったら死んでたろ!」
「あえっ……まぁ、覚えてないんだけど、一回死んだっぽい……気が付いた時には無傷だったけど」
 そう言うと、グレンが今度はがばっと肩を奪い取って揺さぶる。
「全くお前は! 俺のこと生き返しといて簡単に死ぬなよな!」
「どっ、どうしようもなかったんだよ!」
 とは言え、本当に死なないことが分かったのは一つ収穫に思う。いざとなったら──────というのは言えばまた怒られそうなので言わないが。
「……それで、どうやって上がって来たんだ?」
 イアリの言葉に、エレンはあぁ、と頷く。
「それはそこの────」
 その時、パンパンと手を叩く音がして、皆の視線がそこへ向く。見ると、フェールとリリスが戻って来ていた。
「結界を張った。ひとまずここで野営と再びの作戦会議としよう」
 そう言ったフェールは、チラリとエレンの方を見た。目が合った時、思わずゾクリとした。あの感じは、幼い頃に覚えがある。
(……え、めちゃくちゃ怒ってる…………?)

* * *

 日が暮れて来た。随分と長い間谷にいたらしいことをエレンは知る。組まれた薪にフェールが指一つで火をつける。
 焚き火を囲み、皆が地面に座っている。胡座あぐらをかいたフェールは、ひとつ息を吐くと口を開いた。
「……すまぬ。見通しが甘かったようだ。思った以上に森の竜族が活性化している」
「すごい数だったな。……デカいのも小さいのも……闇竜族ダークラオン以外のものたくさんいたんじゃないか?」
 カリサがそう言う。それにエエカトルが頷く。
「小型の黒竜族オンバラスはよく群れる。あれが想定外だったな」
「小型つってもワニくらいはあるもんな……」
 ハァ、とカリサは息を吐く。黒竜族オンバラスとはそこらに転がっていた小さめの黒い竜のことだろうか。それはなんとも恐ろしい光景だと、エレンは思う。
「そして、エレン殿たちが遭遇した闇竜族ダークラオン。……ゼイア」
「ん」
 と、ゼイアは傍らに置いていた檻を持ち上げた。
〈ちょっと!〉
「名はラフェリアルと言ったか? ライナーの部下だそうだな」
〈そうよ! 千年前の生き残り! ライナー様の帰還をずっと待っていたの!〉
 ネズミは檻を駆け回りながらそう叫ぶ。フェールは腕を組む。
「……何をしでかすつもりだ?」
〈支配よ! また竜の国を作り直すの。その為にライナー様は人間を連れて来た。さっさと殺せばいいのに……あのお方はあなた達を待ってる〉
「話が見えんな。シェレブを取り戻したいのであれば、人間の体は必要ないはずだ」
〈あなた、長く生きてそうなのにバカなの? この神界だけなわけないじゃない! 人界をもライナー様は支配するつもりなのよ〉
「…………人界を?」
 フェールはぐっと眉根を寄せ、訊き返す。
「……人界には竜族はほとんどいない。どうするつもりなんだ」
 イアリがそう言うと、ラフェリアルは甲高く鳴く。
〈少ないのなら、増やせばいい! あなたも精霊なら分かるでしょ! 私たちだって人界に降りられる。そして新たな竜族を増やすの〉
 心なしか、ネズミの表情が恍惚としている。
〈増えた竜族で、人間を蹂躙する。獣だった人界の竜は、私たちと同じ知性を持つ。簡単なことよ〉
「何とも壮大な計画だが……人間もそう甘くないぞ」
 そう言ったのはカリサだった。グレンも頷く。
「お前らなんか怖くない」
〈まるで人間みたいな物言いね〉
「ぐ……」
「俺たちは、人間に憑いてる精霊だ。だからあいつらの強さはよく知っている」
 アレスがそうフォローする。ふーん、とネズミは鼻を上に上げる。
〈まぁ良いわ。で、あなた達はライナー様を止めに来たのね〉
「正確には囚われた者を取り返しに来た。しかしその野望が真ならば、止めることも目的の内だ。神界の混乱の兆しは看過できぬ」
 フェールがそう答えた。ラフェリアルは彼の方を見る。
〈そう。まぁせいぜい頑張ることね。私はここで脱落みたいだけど、他にもライナー様の臣下がこの先待ち構えているわ〉
「貴様の様に森を彷徨うろついているのか?」
〈どうかしらね。私は見張りの竜たちの声に堪えられずに出て来たけれど、彼らは私と違って律儀だから。“城内待機”を命じられているから、そこで待っているんじゃない〉
「…………ふむ」
 フェールは手を顎に当てて考え込む。
「ならばこのまま、まとまって行軍すべきだな。接敵し次第、一部残って足止めの後、各個撃破と行こう」
〈ふぅん。随分な自信ね〉
「自信ではない。それが最善手だからだ。しばらくは竜族も襲っては来るまい」
〈……それはそうね。たくさんやられちゃったし、そんな相手に正面切って襲い掛かるほど私たちも馬鹿じゃないわ〉
 そう言うラフェリアルに、エレンは問う。
「…………悲しいのか?」
〈なぜ? ……仲間のこと? いいえ。弱き者は淘汰されるのが定め。哀れには思うけど、悲しくはないわ〉
「そういうもんか……」
 ふと、傍らで眠り続けるローフィリアを見る。彼はまだ目覚めない。……もしかしたら、ゼイアが傷を治した時に一緒にそういう魔術をかけたのかもしれない。
〈……その竜、何なの? なぜ同族の私を攻撃したのかしら〉
 エレンの視線に気が付いてか、ラフェリアルはそう言う。
「俺にも分からないよ。ただ……俺たちを護ろうとしてくれたってことだけは分かる」
〈同族を差し置いて? ……あり得ない。その子も何か企んでいるのかもね。ふふ、気を付けなさい〉
 ネズミはそう言って、愉快そうに檻の中を駆け回った。

* * *

 日が暮れ、月が昇る。大破した飛空艇を利用した拠点で、各々が眠りに就こうとしていた。
 未だ目を覚さないローフィリアを気遣って、エレンは彼を連れて少し離れた場所で眠ろうとしていた。闇竜族ダークラオンを精霊の皆が快く思わないのは分かった。兄やイアリはついて来てくれそうなものだが、その事情をあまり彼らに言いたくなかった。
 少し森の中に入る。こういう場所は落ち着く。エレンが生まれ育った村は山の中で、森の中が遊び場だった。木に登って昼寝なんかしたな、とそんなことを思い出す。
「!」
 その時、何かが近付いてくるのを感じた。辺りの影が騒ついている。その正体はすぐに分かった。何故ならよく知る気配だったからだ。
「…………フェール」
 暗がりの中に、その姿が現れる。杖を手にし、その目はどこか冷たい。
。……その竜をこちらに渡しなさい」
 この口調には覚えがある。悪いことをしたエレンやグレンを叱責する時のものだ。
「……どうするつもりだ」
「どうもせぬよ。ただ……エレン殿に何かあっては困る」
 子を諭すような声で、フェールは言う。エレンは寝かせたローフィリアを庇うように立つ。
「フェール。こいつは……」
「あの闇竜族ダークラオンも言っていた。闇竜族ダークラオンは同族を裏切らぬ。我々を害する悪しきものだ。リリスから話は聞いた。谷で襲われたそうだな」
「それは俺たちが巣に勝手に入ったからで……! 怯えてただけだ! 俺たちを谷から助けてくれたのもこいつだし……」
「信用に足らん」
「何で!」
「“闇竜族ダークラオンであること”。その一点で十分だ」
 フェールの姿が影に溶ける。ローフィリアのすぐ横に現れ、至近距離で杖を構える彼を見た瞬間、エレンは反射的にフェールのことを殴っていた。だが。
「…………!」
「私に手を上げるか」
 フェールの左手が拳を捉えていた。フェールの右手から杖が消える。その次の瞬間、エレンはみぞおち辺りに衝撃を受け、吹っ飛んでいた。
「ッア……」
「そこで大人しくしておれ。そなたに乱暴なことはしたくない」
「……大人しく……出来るか! ローフィリアと直接話した訳でもねェのに! 決めつけて殺そうとするなよ!」
 エレンは起き上がって叫んだ。フェールは目を細める。
「そなたはまだ知らぬのだ。此奴らがいかに卑劣なのかを。そうやって竜族に殺された者を、私は知っている」
「…………でも」
「聞き分けの悪い子だ。闇竜族ダークラオンとは相入れられぬものだと言っている。奴らは精霊を喰らう。暴虐に生きる生物だ。千年前も、そうして戦いが起こった」
 語るフェールの目は、獣の目だった。集まってきた影が、巨大な漆黒の狼を形作る。目の錯覚かもしれない。だが、彼が珍しく本気で怒っていることは確かだった。
 エレンは立ち上がる。拳を握り締めて、フェールを睨み返す。
「……聞き分けが悪いのはどっちだ頑固ジジイ。俺ももう子供じゃない! 自分で考えて行動してる。ローフィリアは悪い奴じゃない。竜形態の時にも会話したし、ラフェリアルに襲われた時も身を挺して助けてくれた! 臆病なのに、敵いもしない相手に立ち向かってくれたんだよ!」
「一度きつく噛み伏せねば分からぬか」
「話を聞けよ!」
 会話にならない。フェールの目は本気だった。静かにこちらへ歩いて来る。ローフィリアは今無防備なのに、怒りの矛先は完全にエレンに向いていた。エレンは気圧されながらも、その場に留まる。こちらも一発殴らないと気が済まない。

「……来いよ」
「口の利き方がなっておらんな。躾直しが必要なようだ」
 ここにケレンがいなくて良かったと、エレンはそう思った。いや、それともケレンなら上手くフェールを説得してくれただろうか。フェールはどこか、宿主たるケレンには甘いから。
 でも、それは考えても詮のないことだ。今こうなってしまったことは、誰にも止められない。精霊たちは味方になってはくれない。人間の仲間たちは────イアリでは敵わないし、グレンはどちらかと言うとフェールにつきそうな気がする。勿論エレンも敵わない。フェールの強さは知っている。それも、魔術を使わない素の強さを。エレンたち兄弟に格闘を教えてくれたのは、他ならぬフェールだったし─────。
 目の前にいるのは、古き強力な精霊だ。それと同時に、エレンたちを幼い頃から見守って来た者でもある。小さな反抗なら、幾度もして来た。だが今回ばかりは、エレンも覚悟を決めている。たとえどれだけボコボコにされようが────自分たちを助けてくれたその命を、みすみす見捨てるわけにはいかなかった。


#39 END


To be continued...
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