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第三章 精霊の御霊

#35 協力者たち

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 カオスに案内され、客室でエレンは着替えた。今まで着ていたコートとは全く異なるローブのような衣装だった。伸縮性に優れ、とても動きやすい。
「影の魔術を編み込んだ特殊な生地で出来ている。ちょっとやそっとの攻撃では破れない。その衣がお前を護ってくれるだろう」
 カオスが満足気にそう言った。確かに、この服に着替えたエレンは力が湧いて来るのを感じる。
「それから、これも取っておけ」
 と、カオスが手渡してきて来たのは白い羽根に薄紫の石がついたペンダントだった。
「! ちょ、それはさすがに」
 エレボスが止めるが、カオスは首を横に振る。
「この国の戦士である証、と同時に人界と神界を自由に行き来出来る通行証だ」
「いいん、ですか」
「いいか。これから来るお前たちの協力者には、お前の正体を告げていない。この世界にいるうちは、精霊としてふるまえ。そしてその為にはそれを持っていなければ不自然だ」
「確かに、戦えるものは誰しも通行証を持っておりますからな」
 フェールがそう言って頷く。
「陛下の許されることならば、異論の申しようもありますまい。お心遣い、痛み入ります」
「良い。……お前ほどの精霊が信を置くのだ。俺も少しは信じてみようと思うものだ。……お前の宿主はどうした?」
「人界に残しております。過酷な環境には置けぬ御方ですので。この者はその縁者でございます」
「そうか。……まだ続けているのだな」
「ええ。約束ですので」
 どこか寂しそうなカオスに、フェールは穏やかな笑みを返した。カオスは何か言いたげだったが、しばらくしてフッと笑った。
「なるほど、ならばこやつはお前が慈しみ見守り育てて来た影狼の子というわけか」
「ええ」
 エレンはなんだか面映ゆい。幼い頃からフェールには世話になっている。危ないことをすれば叱られた。父親がほとんどいない家庭で育ったエレンにとっては、確かにフェールはその代わりのような存在だったのかもしれない。あまりそう意識はしていなかったが。
 と、そこへ部屋の扉を叩くものがあった。
「陛下。召喚に応じ参上いたしました」
 聞こえて来たのは女の声だった。カオスは扉の方を向いて頷く。
「うむ、入れ」
 失礼いたします、という言葉の後に、扉が開く。現れたのは金髪の可憐な女性だった。手には杖を携え、一目に魔導士であることが分かる。
「紹介しよう。これがお前たちに協力するリリスだ」

 カオスの紹介に、リリスはにこりと笑う。
「お初お目にかかります。リリスと申します。どうかリリーとお呼び下さい。事の次第は既に聞いております」
「うむ。リリスは俺の直属の魔導士だ。頼りになる」
「皆さまのお力になれるように頑張ります。……ええと、皆さまは旧竜国……シェレブに向かわれるのですよね。ご友人が囚われているのだとか」
 そう言うリリスに、フェールは頷く。
「いかにも」
 様子を窺うように、フェールはカオスの方を見た。カオスはそれに応えるように続ける。
「この者たちは普段は人界にいる精霊なのだが、宿主の友人がその精霊によってこの神界に連れ去られてしまったのだ。ゆえに、精霊たちで助けに来ている。その手助けをしてやって欲しい」
 上手い具合に真実と嘘を混ぜているものだと思った。リリスはすんなりと頷く。
「承知いたしました」
「それに、近頃のシェレブの辺りのことは俺も気になる。異国の土地ではあるが、ダグリアは同盟国だ。それに、闇竜族ダークラオンが怪しげな動きをしているとあれば、全ての精霊に対する脅威となりうる」
 カオスはそんなことを言う。それはエレンたちも初耳だ。しかし、きっとそれは本当のところなのだろう。カオスの目は実に真剣だった。
「ゆえに俺からの命の全容はこうだ。ひとつは、この者たちの友人の救出。ふたつ目は、闇竜族ダークラオンが良からぬ動きをしているのなら、それを鎮めること。以上だ」
 後半は、エレンたちにも向けられたものだった。ついでの依頼ということだ。
「御意に」
 フェールが答える。頷いたカオスは、リリスに声をかける。
「ではリリス、後のことは頼んだぞ」
「はい」
 リリスの肩をぽんぽんと叩いて、カオスは部屋を去って行った。それを見送り、リリスはエレンたちを見回す。
「では皆さま、自己紹介をしていただいても?」
「勿論だ。私はフェール。陛下に長らく仕えている者だが、近年は人界で過ごしておる」
「貴方が天狼様でしたのね。お話はかねがね」
「俺はエレボスだ。よろしく」
「エレボスさん。陛下のお気に入りの猫様ですね」
「う……知ってるのか……」
 エレボスは耳をへたりとさせる。二人とも初対面のようだが、リリスは二人のことをよく知っているようだった。
「そちらは?」
「え、エレンです。────えーと」
「私の弟子のようなものだ。魔術は使えぬがな。腕の立つ精霊だ」
 フェールがそう当たり障りのない助け舟を出す。身分の提示には丁度良いだろう。エレンは頷く。
「よろしくお願いします」
「はい。あ、敬語じゃなくて結構ですよ、身分的には変わりませんので」
「え、でも……」
「私のは癖なので。気にしないで下さい。私の事もお気軽にリリーと」
「私のことも天狼でなくて良い。畏まらずフェールという名で構わぬよ」
 フェールがそう言うと、リリスは笑う。
「分かりました。ではフェールさんと。お二人も、エレボスさんとエレンさんでよろしいですか?」
「いいぞ」
「……あぁ」
 なんと言うか、ぎこちなくなる。なんとなくエレンはリリスには敬語を使いたくなるオーラを感じる。何なのだろう。
「では早速、出発しましょうか」
「いや、シェレブへの出立は明日だ。今日はこの街で残りの仲間と落ち合う」
 フェールが言うと、リリスは目を丸くした。
「まぁ、他にもお仲間がいらっしゃったのですね。どちらで落ち合う予定ですか?」
「皇都でということしか。だが、列車を使って来るはずだ。駅におればおのずと合流出来よう」
「では、そうしましょう」
 そしてエレンたちは新たな協力者リリスを加え、グレンたちと合流すべく皇都ラバーナルの駅へと向かうのだった。

* * *

 日が暮れる少し前、到着した列車から見覚えのある人影が降りて来た。列車を降りたイアリはエレンたちを見つけるなり手を振る。
「おーい! 良かった!」
 エレンは片手を軽く上げて応える。逸れていた五人がこちらに歩いて来る。兄の服が変わっているのを見て、エレンは片眉を上げる。
「兄貴、どうしたんだそれ」
「買った。暑かったから。お前こそどうしたんだそれ」
「これは……影の皇帝に貰った」
「え、皇帝に会って来たのか?」
 そんな会話をしていると、リリスがエレンの隣にやって来る。
「ご兄弟ですか?」
「え、あぁ、そうだ。紹介するよ、兄のグレンだ」
 エレンはそうリリスに紹介する。グレンは当然ながら驚いている。
「誰だ?」
「はじめまして。皇帝陛下より同行を仰せつかりましたリリスと申します」
「お、おう、よろしく」
「協力を仰げそうな相手って……まさか皇帝のことだったのか? こりゃたまげたな」
 ゼイアがそう言う。余計なことは言うな、とフェールは目配せする。分かってる、というようにゼイアは手を振る。
「協力感謝する、レディ。俺はゼイア。こっちはアレス。で、そっちが」
「イアリっす。こっちがグリフ」
 と、ゼイアに続いてイアリが自分とグリフを紹介する。
「……グリフさんは竜族ですか?」
「そうだが」
 グリフはやや怪訝な顔をして応えた。精霊と竜の間の確執は何となくエレンたちも感じている。だが、リリスは穏やかに笑った。
「では、心強いですね。よろしくお願いします」
「……ああ」
 グリフは安堵したように表情を緩める。リリスは今紹介を受けた面々を見ると、楽しそうに笑った。
「様々な国の精霊がいらっしゃるのですね。人界だと属性関係なく過ごせるのかな……いいなぁ」
「リリー?」
 エレンはリリスの顔を覗き込む、ハッとして、リリスは首を振った。
「あ、ごめんなさい。あまり他国の精霊とお話する機会がなくて……えっと、これからどうしましょう。もう日が暮れますし、今日はもうお休みになりますか」
「そうだな。戦って疲れたし……」
「え、お前いきなり戦ったのかよ、大丈夫か」
 グレンが心配して肩を持ってくる。怪我がないか確認され、エレンは面倒臭さに口を尖らせる。
「大丈夫だよ……左腕だけ損傷したけどフェールが治してくれたし……顔の傷も浅いしもう塞がってる」
「顔? 何もないぞ」
「え……」
 エレンは思わず切れたはずの頬を触った。……義手では細かい感覚は分からない。確かに頬に痛みは感じなかったが。
「……治癒力も上がってんのか……」
「ああ……そうなのかもな。便利だな」
 冥府の呪いだ。もしかしてカオスはこれに気が付いたのだろうか。
 ふと視線に気が付いて目を向けると、リリスがじっとこちらを見ていた。
「……な、何だ」
 まさか人間であることがバレたか、と思ってドキリとする。が、ドキリとしたのはリリスも同じようだった。
「あ、いえ。つい。仲が良いんだなと思って……」
「……そうか?」
 リリスは頷くと、どこか寂しそうな笑みを浮かべた。エレンはふと問う。
「……リリーは、兄弟は?」
 すると、彼女は少し迷った様子を見せてから苦笑を浮かべた。
「兄が、いるにはいるんですけど。あまり仲が良くなくて」
「そうなのか……」
「なのでちょっと、羨ましくて。すみません」
 そう謝ったリリスは、元の明るい表情に戻ると言った。
「さて、では宿屋を探しましょう。駅から近い良い宿を知ってるんです。行きましょう」
 彼女は逃げるように踵を返すと、駅舎の出口へと歩き出した。エレンたちもその後をついて行った。

* * *

 その夜。エレンたちはリリスが案内してくれた宿に泊まることにした。部屋は二、三人で分かれている。エレンはグレンとエレボスと同じだ。リリスだけは女性なので一人部屋だった。
「え、カリサ?」
「そう、ウィンディルで鉢合わせたんだけどよ」
 ベッドの上に座って、エレンとグレンは情報共有をしていた。エレボスは猫姿でエレンの膝の上で眠っている。なんだかんだこちらの姿の方が消耗が少ないらしい。フェールは人型の方が楽だったはずだが、エレボスは特殊なのか。
 ことの顛末を聞いたエレンは、ふむ、と顎に手を当てて考え込む。
「……あのエリサ・ファルシオンが、カリサに憑いてた精霊だったってのか」
「そういうことだ。顔もあの写真のままだったよ」
「なんつう偶然……」
「だよな……」
 会話が途切れ、しんとする。やけに冷静なエレンに、グレンは痺れを切らす。
「ていうか、お前反応薄すぎだろ」
「いや、驚いてはいるんだけどよ。……兄貴を生き返らせた身からすると何と言うか……」
「……ま、そうか。驚いてたのは向こうも同じだったしな」
 問題は、その後だ。
「で、協力したいだって?」
「そうなんだよ。どう思う?」
 前のめりになったグレンに、エレンは首を横に振る。
「いや。信用出来ないだろ」
「だよな」
「だって……えぇ? どういう風の吹き回しだ?」
「風の精霊だけに……。なんか、毒気が抜けた感じだったよ。俺を殺して吹っ切れたのか……」
 そう語るグレンの顔もまた、カリサに対する毒気がすっかり抜けているようにエレンには見えた。
「で……ゼイアがこの街に来いって言ったんだっけ」
「そうなんだ。……駅に行けば会えると思うけど」
「何だ。期待してるのか」
 エレンがそう言うと、グレンは「は?」という顔をした。
「んなわけあるか! ったく……」
「素直じゃねェなぁほんとに」
「期待なんか……! ……ああ、いや……」
 はぁ、とグレンは俯いてため息を吐いた。
「────昔のことだけど。エレメス・フィーアンを結成したての頃のことを、少しだけ思い出した」
「……」
「思えばあいつ、あぁなるまでは普通に……それなりに仲良くやってたんだ。実力も、俺と肩を並べられるほどだったし、すごくやりやすくて……」
 額に手を当て、前髪を上げる兄をエレンはじとっとした目で見ている。
「もし、あの因縁なしに関われるのなら。それも悪くねェのかな……とか、思わなくは、ない。正直」
「……俺やケレンにも酷いことをしたのに?」
「それは……許せねェけど。でも、それは俺のせいでもある。……一度決着はついたことだ。お前もケレンも生きてるし、俺もカリサも何だかんだで生きてる。だったら、一度くらいチャンスがあってもいいんじゃねェかって……」
 自分でも何を言っているのか分からない様子だった。兄らしくない、とエレンは思った。何と言うか、気持ち悪い。でも、その気持ちを無碍にしようとは思わなかった。
「……分かった。カリサのことは兄貴に任せるよ」
「!」
「奴のことを一番分かってるのは兄貴だしな。お前がそう判断したなら、俺はそれに従うよ。でも、責任は取れよ」
「それは勿論……勿論だ」
 グレンはそう言って拳を握りしめる。その目はもう、意志を定めたようだった。エレンはそれを見て笑う。
「結構。さ、もう寝ようぜ。移動疲れただろ」
「あぁ。……おやすみ、エレン」
 エレンはもう一つのベッドに移る。布団に入って横になると、すぐに眠気が襲って来た。

* * *

────神暦38326年3月27日────
 翌朝。ウィンディルのケイルからの早朝の列車で、カリサはスケアの皇都ラバーナルに着いた。長時間の慣れない列車で疲労感が溜まっていたが、そんなことは言っていられない。確固たる意志で、カリサはここへやって来た。エエカトルも勿論一緒だ。
「……あいつらどこにいると思う?」
 改札を通ったカリサがそう言うと、エエカトルが顎で先を指す。見れば、そこでグレンとその両脇にゼイアとアレスが立っている。
「よう」
 グレンの方から声を掛けてきた。カリサは意を決して歩み寄る。
「やっぱり来ると思ってたぜ」
「…………グレン」
「俺も一晩考えたんだ。ここまで来て、お前と争う必要はあるのかって」
 グレンはそう言うと、宙を仰ぎ見る。
「ないよな。因縁の決着は俺の負け。お前が納得してるなら、俺から蒸し返すこともない。……そうだろ?」
「……最初にいきなり殴りかかって来た割には冷静だな」
「一晩考えたって言ってる。第一、今の俺たちは正直ギリギリの戦力だ。お前の力が得られるなら、それは確実にプラスだ」
「エエカトルもいるしな」
 と、カリサは傍らの精霊の姿を見た。エエカトルは肩を竦めただけだった。
「俺の意地と利益を天秤にかけた。俺たちに協力してくれるなら、協力して欲しい」
「…………俺から申し出たんだし、要求されるなら応えるけど。本当にそれ本音?」
 カリサは首を傾げて問う。試すように、片眉を上げる。
 グレンはぐ、と詰まったあと、思い切ったように右手を前に出して声を張った。
「また俺と一緒に戦ってくれ! カリサ」
 それを聞いて、カリサは笑う。一歩踏み出してグレンの手をパシリと取る。
「勿論上下はなしだろう?」
「当たり前だ」
「分かってるね。それならいい。────悪くない気分だ」
 ブン、と確かめるように手を振ったあと、離れた二人は真剣な顔になる。
「……お前を皆んなのところに案内する」
「────もしかしなくても、弟君も来てる? 俺殴られないかな」
「エレンなんざ怖くねーだろ、お前」
「それはそうか」
 二人は横並びで歩き始める。後に残された精霊たち。ゼイアはエエカトルの方を見て腕を組む。
「ま、前会った時は敵同士だったが……俺たちは主の意向に従うまでだ。よろしく頼むぜエエカトル」
「……妙な気分だ。昨日の敵は今日の友か」
「いけないか? 自由に生きる“人間”の特権だ。俺たちはそれにあやかれる」
 笑って言うゼイアに、エエカトルはため息を吐く。
「…………非人間らしい物言いだ。人間にも変えられん意地はある」
「夢がないな元人間。作家のくせに。いいんだよ、あいつらは手を取った。それで十分だ」
 行こうぜ、とゼイアはアレスとエエカトルを促す。
 そして三人の精霊は、二人を追って歩き出した。


#35 END


To be continued...
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