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転校生
6.限界
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雪は新入生歓迎会の準備のために色々な所を駆け回り、授業にもあまり参加出来ていなかった。寮にもほとんど戻らず食事もちょっとしたパンをつまむくらいだった。ほとんど寝れず目の下は隈が酷かった。雪はそれを隠すためにファンデーションを塗った。しかし、雪の苦労はそれだけでは終わらなかった
♪♪~明るい音楽がなり、雪がスマホを開くと、それは、お世話になってる叔父からだった
「はい。雪です」
[雪~~すまない!この前言ったデザインの件、締切が1週間間違ってた!今週の土曜日までだったんだ]
来週までのはずだった仕事の服のデザイン案などが今週までだったのだ
「えっ、……」
[本当にすまない。こっちでも色々手は打ってみるがデザイン案を急いで出て欲しい!]
「分かりました」
そう言って電話を切った雪だがかなりピンチだった。生徒会の件のせいでほとんどデザイン案はできておらず、部屋にすら戻れてない状況だった。
「蒼、」
雪は悩んだ結果蒼に頼ることにした
「実家の事でやらないといけないことができて、2日で終わらせるから2日だけ部屋にこもっていい?」
「分かった。他の委員会のヤツらにも手伝ってもらう、お前はもっと頼れ」
「ごめん、ありがとう」
雪はそう言うととりあえず今できる生徒会の仕事を終わらせ、部屋に戻りペンを取り、デザイン案を描き始めた
2日後
「はぁ、終わったっ、あとはこれを叔父さんの方に送って、その前に生徒会の仕事を、」
雪が立とうとする取り、グラッと視界が揺れ、倒れそうになったが、何とか持ちこたえて、歩き出した
「まだっ、倒れる訳には行かないっ、」
雪は重い体を動かして生徒会室に行った
「ふぅ、」
生徒会室の前で雪は1度息を吐いて、気持ちを整えた。少しだけ、ほんの少しだけ期待を抱きながら。そしてドアを開けた
「やっぱ、誰もいないかっ、」
残念そうに言うと自分の席に着いた。そこには2枚のメモが置いてあった
[大まかにはやっといた。他の奴らももう少し頼れってよ、無理はするな。 蒼]
1枚にはそう書かれていたそしてもう1枚には
[ごめんなさい。早めに戻ります]
と書かれていた。雪にはその筆跡に見覚えがあった
「こんなこと書かれたら期待しちゃうじゃん……」
雪は悲しそうにそう呟いた後、自分の頬を叩いた
「よし、頑張ろぉ~僕はチャラ男会計だからねぇ~」
そう言って、雪は黙々と仕事に取り掛かった。
「終わったぁ、あとはこれを蒼の所に持ってかないと」
雪は今作ったばかりの書類や、他の書類をまとめると立ち上がった
「イッ、」
雪は頭痛でこめかみを抑えた。雪自身分かっていた自分の体がもう限界で悲鳴をあげていることを、もういつちゃんとご飯を食べたのかもちゃんと寝たのかも思い出せないくらいだった。しかもここ数日は徹夜続き、体を壊すには十分だった
「大丈夫まだ、大丈夫っ、」
そう自分に言い聞かせながら雪は生徒会室をでて1つ下の階の風紀室に向かおうとしたしかし
グラッ
階段を降りてる途中いきなり視界が周り、雪の視界はそのままシャットダウンされた。視界が暗くなる直前また、前と同じように声が聞こえた気がした
その頃 別の場所
「ねぇ、」
「どうした紅葉」
「黄葉どこいったか知らない?最近すぐどっか行っちゃうんだよね~」
「どこでしょう。前はいつも紅葉と一緒にくっついてたはずですよね」
「うん。どこ行っちゃったんだろう」
「まぁその辺にいるだろ」
「だぃ、じょ、……ぶ」
「まぁそうだねー」
そう話す生徒会メンバーの前に待っていたかのように1人の少年が現れた。雪の親衛隊町である葵だった
「すみません。少しよろしいですか?」
「あなたは、?」
「雪様の親衛隊、隊長 茅野 葵です」
親衛隊と聞いた途端全員の顔は険しくなった
「親衛隊が何の用だ。どうせ雪に近づくなとかだろ」
「違います。勝手に決めつけないでください」
「チッ、じゃあなんだよ。早く言えよ」
「私達も暇ではないのですから」
副会長がそう言った途端葵の表情が変わった
「暇じゃない?どの口が言ってるんですか!?僕の要件はもっと雪様のことを見てくださいという話です!」
「は?そんなことお前に言われなくても」
「見てるって言うんですか?どこが!?」
葵の詰め寄る口調に生徒会メンバーは思わずたじろいた
「最近の雪様の状況知ってますか?あなた方が放棄した仕事のせいで毎日色んなところに走り回って、書類を作って、提出して、色んなところに頭を下げて、寝る間も食事をとる間も惜しんで生徒会の仕事をしてるんですよ!」
「それ、は((」
「それだけじゃありません!最近あの転校生への制裁がなぜ無くなった知ってますか?」
「それは、りおりおの可愛さに気づいたからじゃない?」
その言葉を聞いて葵はさらに表情を険しくした
「んなわけないじゃないですか!全部雪様のおかげですよ!?」
「雪、の?」
生徒会メンバーはふしぎそうな顔をした
「そうですよ!雪様が色んなところに説得に行って、あなた達のために!あなた達が恋にうつつを抜かしている間あなた達が本当に好きな人と一緒にいられるように雪様色んなところに根回しをしていたんですよ!?」
「そんなことゆきゆきがするわけ、」
「そうですよね。あのチャラ男がそんなこと……」
副会長達の言葉は火に油を注ぐだけだった
「まだ気づいてないんですか!?雪様のあれは演技だって!!」
生徒会メンバーその言葉に信じられないといったような顔をした
「雪様は臆病な方です。それでもってとても優しく、いろんな人達に目を向けてくださる方です。だからあの方の周りには人が集まるし、それゆえに自分を守るすべも必要になる。雪様のそれがチャラ男の演技だった。雪様の容姿から雪様は色んな人から声をかけられることも多いです。その時断る口実としてチャラ男として先約がいるといえば相手も納得する。相手を傷つけないで済むというのが雪様の考えでした。だから雪様は演技をなさっていました。自分が傷つかないように、相手を傷つけないように、と、本当は雪様は副会長の作り笑顔にも気づいてましたし、双子の見分け方も、書記様の言葉も理解していたのに!なのにそれにすら気づかないで、転校生が直球に言っただけで恋に落ちる。くだらないにも程があります!」
「お前っ、莉央を悪く言うなっ!」
会長は葵に詰め寄ったが葵はうごかなかった
「知ってます?この前、その転校生、僕たちのところに来て、雪様を親衛隊が縛るなと言ってきたんです。縛ってるつもりなんてなかったから刃向かったら。僕は殴られましたよ」
「それは、事実だからでしょう?」
「そうですね。その時はまだ納得できました。でもその後雪様が来て、縛られてない、自分の好きで親衛隊と仲良くしてると言ったのにその転校生は全く聞く耳を持ちませんでした。雪様が呆れて、僕を保健室に連れてこうとしたら<無視をした><いじめだ>などと泣きわめきました。その後、転校生の取り巻きが雪様に掴みかかりましたが雪様は軽くあしらい、僕を今度こそ保健室に連れてこうとしました。その後どうなったと思います?」
「は?そんなの保健室に連れてかれたんだろ」
そう言う会長を葵は嘲笑うようにして口角をあげた
「違いますよ。ほかの取り巻きが雪様を殴ったんですよ。ほかの取り巻きも雪様を殴ったり蹴ったり好き放題しました。雪様はその取り巻きの子たちに怪我をさせないために抵抗しませんでした。その様子を笑いながらあの転校生は見てたんですよ?それでもあの転校生が正しいと言うんですか?」
生徒会メンバー「っ、」
4人は下を向いた。
「それから会長。あなた、雪様のペンダント無理やり取りましたよね?」
会長はもう何も言わなかった
「あれ、雪様が大切にされてたの知らなかったんですか?」
「………………」
「どっちですか?」
「一応知ってた」
「なのに奪ったんですか?あれは雪様の((」
葵が話してる途中にスマホがなった
「はぁ、タイミング悪いですね……………もしもし」
[茅野か!?]
「風紀委員長?どうしたんですか?僕、今このバカ生徒会と話してるんですけど」
[そこにいるのか、スピーカーにしろ]
「?はい。」
葵は言われた通りスピーカーにした
[おい、馬鹿どもお前らもよく聞け]
「あ?なんでてめぇの言うことなんか」
[いいから聞け!]
「チッ、」
[雪が倒れた!]
全員「!?」
[階段を降りてる途中で意識を失って、落ちそうになったらしい、双子弟が助けて事なきを得たが、目を覚まさないから双子弟と保健医が付き添いで病院に行った!茅野は雪の荷物を回収して雪の寮の方に来い、お前らバカは生徒会の仕事をしろ!雪がほとんどやってくれてると思うが、雪が戻ってきた時の負担を減らせるようにしろ!分かったな!?茅野早めに来いよ]
「はーい」
そう言って電話は切れた
「てこで僕はもう行きますけど、自分の行動には責任をとってくださいね。今まで生徒会がリコールされなかったのも雪様のおかげなんですから」
葵はそう言って少し小走りで去っていった
♪♪~明るい音楽がなり、雪がスマホを開くと、それは、お世話になってる叔父からだった
「はい。雪です」
[雪~~すまない!この前言ったデザインの件、締切が1週間間違ってた!今週の土曜日までだったんだ]
来週までのはずだった仕事の服のデザイン案などが今週までだったのだ
「えっ、……」
[本当にすまない。こっちでも色々手は打ってみるがデザイン案を急いで出て欲しい!]
「分かりました」
そう言って電話を切った雪だがかなりピンチだった。生徒会の件のせいでほとんどデザイン案はできておらず、部屋にすら戻れてない状況だった。
「蒼、」
雪は悩んだ結果蒼に頼ることにした
「実家の事でやらないといけないことができて、2日で終わらせるから2日だけ部屋にこもっていい?」
「分かった。他の委員会のヤツらにも手伝ってもらう、お前はもっと頼れ」
「ごめん、ありがとう」
雪はそう言うととりあえず今できる生徒会の仕事を終わらせ、部屋に戻りペンを取り、デザイン案を描き始めた
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「はぁ、終わったっ、あとはこれを叔父さんの方に送って、その前に生徒会の仕事を、」
雪が立とうとする取り、グラッと視界が揺れ、倒れそうになったが、何とか持ちこたえて、歩き出した
「まだっ、倒れる訳には行かないっ、」
雪は重い体を動かして生徒会室に行った
「ふぅ、」
生徒会室の前で雪は1度息を吐いて、気持ちを整えた。少しだけ、ほんの少しだけ期待を抱きながら。そしてドアを開けた
「やっぱ、誰もいないかっ、」
残念そうに言うと自分の席に着いた。そこには2枚のメモが置いてあった
[大まかにはやっといた。他の奴らももう少し頼れってよ、無理はするな。 蒼]
1枚にはそう書かれていたそしてもう1枚には
[ごめんなさい。早めに戻ります]
と書かれていた。雪にはその筆跡に見覚えがあった
「こんなこと書かれたら期待しちゃうじゃん……」
雪は悲しそうにそう呟いた後、自分の頬を叩いた
「よし、頑張ろぉ~僕はチャラ男会計だからねぇ~」
そう言って、雪は黙々と仕事に取り掛かった。
「終わったぁ、あとはこれを蒼の所に持ってかないと」
雪は今作ったばかりの書類や、他の書類をまとめると立ち上がった
「イッ、」
雪は頭痛でこめかみを抑えた。雪自身分かっていた自分の体がもう限界で悲鳴をあげていることを、もういつちゃんとご飯を食べたのかもちゃんと寝たのかも思い出せないくらいだった。しかもここ数日は徹夜続き、体を壊すには十分だった
「大丈夫まだ、大丈夫っ、」
そう自分に言い聞かせながら雪は生徒会室をでて1つ下の階の風紀室に向かおうとしたしかし
グラッ
階段を降りてる途中いきなり視界が周り、雪の視界はそのままシャットダウンされた。視界が暗くなる直前また、前と同じように声が聞こえた気がした
その頃 別の場所
「ねぇ、」
「どうした紅葉」
「黄葉どこいったか知らない?最近すぐどっか行っちゃうんだよね~」
「どこでしょう。前はいつも紅葉と一緒にくっついてたはずですよね」
「うん。どこ行っちゃったんだろう」
「まぁその辺にいるだろ」
「だぃ、じょ、……ぶ」
「まぁそうだねー」
そう話す生徒会メンバーの前に待っていたかのように1人の少年が現れた。雪の親衛隊町である葵だった
「すみません。少しよろしいですか?」
「あなたは、?」
「雪様の親衛隊、隊長 茅野 葵です」
親衛隊と聞いた途端全員の顔は険しくなった
「親衛隊が何の用だ。どうせ雪に近づくなとかだろ」
「違います。勝手に決めつけないでください」
「チッ、じゃあなんだよ。早く言えよ」
「私達も暇ではないのですから」
副会長がそう言った途端葵の表情が変わった
「暇じゃない?どの口が言ってるんですか!?僕の要件はもっと雪様のことを見てくださいという話です!」
「は?そんなことお前に言われなくても」
「見てるって言うんですか?どこが!?」
葵の詰め寄る口調に生徒会メンバーは思わずたじろいた
「最近の雪様の状況知ってますか?あなた方が放棄した仕事のせいで毎日色んなところに走り回って、書類を作って、提出して、色んなところに頭を下げて、寝る間も食事をとる間も惜しんで生徒会の仕事をしてるんですよ!」
「それ、は((」
「それだけじゃありません!最近あの転校生への制裁がなぜ無くなった知ってますか?」
「それは、りおりおの可愛さに気づいたからじゃない?」
その言葉を聞いて葵はさらに表情を険しくした
「んなわけないじゃないですか!全部雪様のおかげですよ!?」
「雪、の?」
生徒会メンバーはふしぎそうな顔をした
「そうですよ!雪様が色んなところに説得に行って、あなた達のために!あなた達が恋にうつつを抜かしている間あなた達が本当に好きな人と一緒にいられるように雪様色んなところに根回しをしていたんですよ!?」
「そんなことゆきゆきがするわけ、」
「そうですよね。あのチャラ男がそんなこと……」
副会長達の言葉は火に油を注ぐだけだった
「まだ気づいてないんですか!?雪様のあれは演技だって!!」
生徒会メンバーその言葉に信じられないといったような顔をした
「雪様は臆病な方です。それでもってとても優しく、いろんな人達に目を向けてくださる方です。だからあの方の周りには人が集まるし、それゆえに自分を守るすべも必要になる。雪様のそれがチャラ男の演技だった。雪様の容姿から雪様は色んな人から声をかけられることも多いです。その時断る口実としてチャラ男として先約がいるといえば相手も納得する。相手を傷つけないで済むというのが雪様の考えでした。だから雪様は演技をなさっていました。自分が傷つかないように、相手を傷つけないように、と、本当は雪様は副会長の作り笑顔にも気づいてましたし、双子の見分け方も、書記様の言葉も理解していたのに!なのにそれにすら気づかないで、転校生が直球に言っただけで恋に落ちる。くだらないにも程があります!」
「お前っ、莉央を悪く言うなっ!」
会長は葵に詰め寄ったが葵はうごかなかった
「知ってます?この前、その転校生、僕たちのところに来て、雪様を親衛隊が縛るなと言ってきたんです。縛ってるつもりなんてなかったから刃向かったら。僕は殴られましたよ」
「それは、事実だからでしょう?」
「そうですね。その時はまだ納得できました。でもその後雪様が来て、縛られてない、自分の好きで親衛隊と仲良くしてると言ったのにその転校生は全く聞く耳を持ちませんでした。雪様が呆れて、僕を保健室に連れてこうとしたら<無視をした><いじめだ>などと泣きわめきました。その後、転校生の取り巻きが雪様に掴みかかりましたが雪様は軽くあしらい、僕を今度こそ保健室に連れてこうとしました。その後どうなったと思います?」
「は?そんなの保健室に連れてかれたんだろ」
そう言う会長を葵は嘲笑うようにして口角をあげた
「違いますよ。ほかの取り巻きが雪様を殴ったんですよ。ほかの取り巻きも雪様を殴ったり蹴ったり好き放題しました。雪様はその取り巻きの子たちに怪我をさせないために抵抗しませんでした。その様子を笑いながらあの転校生は見てたんですよ?それでもあの転校生が正しいと言うんですか?」
生徒会メンバー「っ、」
4人は下を向いた。
「それから会長。あなた、雪様のペンダント無理やり取りましたよね?」
会長はもう何も言わなかった
「あれ、雪様が大切にされてたの知らなかったんですか?」
「………………」
「どっちですか?」
「一応知ってた」
「なのに奪ったんですか?あれは雪様の((」
葵が話してる途中にスマホがなった
「はぁ、タイミング悪いですね……………もしもし」
[茅野か!?]
「風紀委員長?どうしたんですか?僕、今このバカ生徒会と話してるんですけど」
[そこにいるのか、スピーカーにしろ]
「?はい。」
葵は言われた通りスピーカーにした
[おい、馬鹿どもお前らもよく聞け]
「あ?なんでてめぇの言うことなんか」
[いいから聞け!]
「チッ、」
[雪が倒れた!]
全員「!?」
[階段を降りてる途中で意識を失って、落ちそうになったらしい、双子弟が助けて事なきを得たが、目を覚まさないから双子弟と保健医が付き添いで病院に行った!茅野は雪の荷物を回収して雪の寮の方に来い、お前らバカは生徒会の仕事をしろ!雪がほとんどやってくれてると思うが、雪が戻ってきた時の負担を減らせるようにしろ!分かったな!?茅野早めに来いよ]
「はーい」
そう言って電話は切れた
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