嫌われ者の長男

りんか

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リビングに入ると雪が朝ごはんの用意をしていた。
雪「あ、起きたんだ。おはよう」
「おはよう」
雪「朝ごはん食べよっか」
「うん。すごい美味しそうだね」
雪「ありがとう・・・・・岬、今日私も学校休むからさ一緒にどっか行こっか?」
「え?あ、うん」
なんで?と聞こうとしたが雪の目が前の僕みたいに赤くなっていることで察しがついた
(まだ仲直りできないのか……僕のせいで…)
雪「そんな辛気臭い顔しないでよ。大丈夫だから」
「え?」
雪「どうせまた僕のせいだって思ってたんでしょ?」
「な、なんでわか」
雪「見てたらわかるよ。こんなに分かりやすいのに弟くん達なんで岬の気持ちに気づかないかなー?まぁ岬の弟だししょうがない」
「どうゆう意味?」
雪「岬も鈍感なら弟くん達も鈍感なのかもねって話」
「…………バカにしてる?」
雪だろうとみんなをバカにするなら許さない
雪「違うよ。似てるんだろうねって話」
「雪僕らは」
雪「半分しか血が繋がってない?」
「うん……」
雪「半分は繋がってるんでしょ?それに一緒に暮らしてたら似るもんだよ?」
「そうゆうもん?」
雪「うん。ほら夫婦は似るとか言うでしょ?」
「そうだね」
雪「それと同じだよ」
「そっかー」
そうか。一緒に暮らしてたら……もし、思いをちゃんと伝えたら今の関係は崩れちゃうのかな?
雪「岬。すぐ考え込むのやめてご飯食べよ?せっかく作ったのに冷めたら美味しくないよ」
「そうだね」
僕らは色々話したりもしながらご飯を食べた。食べ終わると僕は岬に服を貸してもらい、外に出かけた
「どこ行くの?いつもと同じところ?」
雪「ううん。今日はちょっと違う」
「?」
僕は雪に着いてくことにした
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