嫌われ者の長男

りんか

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煌side
兄さんが攫われて約半年。手がかりはなし。宮之原はあの後突如学校から姿を消した。警察も探しているみたいだけど見つからない。弟達はどこか切羽詰まってるようでここ最近は口を聞いていない
バタバタ
琴「にぃ!!」
琴が慌てた様子で走ってきた
琴「岬にぃ見つかったかも!」
「!」
その言葉で僕達は琴に言われた場所に行った。そこは普通の家だったがドアの前に宮之原  凛が立っていた
宮「そろそろ来ると思ってましたよ。弟さん」
琴「ワザと情報を掴ませたの?」
宮「えぇ」
真「なんで?」
宮「・・・・・・今、母はいないのでどうぞ」
宮之原は俺達を中に入れた。何を考えてる?
奥の部屋の本棚を動かすと階段が現れ、宮野原は降りていった。俺と悠、真は中に入り、悟と琴には外で待っててもらうことにした
暗闇をゆっくりと進んだ
宮「岬くんはここにいる。少し待って」
少しすると電気がついてそこには鎖で繋がれた兄さんと兄さんの目を隠す宮之原がいた
真「何やってるの?」
宮「半年間ずっとこの暗闇にいたから。急に光を見たら失明しちゃう。体も弱ってるし。いい、岬くんゆっくりだよ手を離したらゆっくり目を開けて」
宮之原はゆっくり手を話すと兄ちゃんは目を開けて何度か瞬きをした
 宮「大丈夫そうだね」
大丈夫だといぅたが兄さんは俺らを見ても何も反応しなかった。ただじっと不思議そうに見るだけだった
宮「・・・・・やっぱりダメか。今、鎖外すね」
カチャカチャ
宮之原は兄さんについてた鎖を外した
宮「母さんが帰ってくる前に岬くんを連れて早く逃げて」
悠「なんで、お前も岬兄を攫うのに加担してただろ。なんで急に手の平を返した」
宮「・・・・・これ以上壊れてく岬くんを見てられなかった。もう好きな人に傷ついて欲しくないって思ったの………これ、研究のデータ今の岬くんの状況が分かると思う」
「ありがとう」
そう言って俺らは研究データを受け取り、兄さんを連れて家に帰った。その間も兄さんの様子は変だった何があったの?どうしたの?兄さんの何があの子を変えたの?ねぇ兄さん俺、すごい嫌な感じがするんだ
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