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政親side
一番最初の妻との出会いは高校生だった。学校の中庭であの人は猫と遊んでた。俺元々は男が好きで同性愛者だった。その時は俺、好きなやつに気持ち悪いって言われて振られてヤケになってた。そんな時に能天気そうだと思って声をかけた
「ねぇ君、どこのクラスの子?可愛いね」
「・・・・・・」
え、無視?
「ね、ねぇ」
「?私の事ですか?」
「え、うん。他に誰がいるの?」
「可愛いなんて私なんかに使う言葉じゃないですよ。もっと可愛い子に使うべきです」
そう言って少女は笑った。その子の名前は沙耶香と言った。沙耶香は俺の話を聞いてそばに居てくれるようになった。沙耶香といると気持ちが楽になってすごい楽しかった。いつの間にか俺は沙耶香が好きになってたんだ。そして高校三年生の時
「沙耶香好きだ。俺と付き合ってくれ!」
「私でいいの?」
「あぁ」
「喜んで政親!」
嬉しかった。愛してた沙耶香をその二年後俺達は結婚そして三年後子供が産まれた。岬と名付けて二人で大切に育てようと決めた。でも悲劇は突然起きたんだ。岬を産んだ後沙耶香はどんどん弱っていって治療のかいなく亡くなった。そのあとの俺は自暴自棄だったと思う。知り合いの女を手当たり次第に抱くようになりそのうち子供が出来た。沙耶香の代わりが欲しかった。温もりがでもやっぱり沙耶香のかわりにならなくて子供の世話も家事も任せて家に帰ることが少なくなった。そんなことしてるうちにみのりは出ていってしまった。それを俺は何度も繰り返し次第に子供の面倒を岬に任せるようになったし、妻にも子供にも手を出すようになった。でも岬は弟達にだけは絶対手を出させなかった。岬の目は沙耶香そっくりだった。沙耶香にそっくりで触れたくてでもやっぱり沙耶香じゃなくて似てるからこそ嫌で遠ざけたくて。10歳を超えた岬はさらに沙耶香に似て育った。もし、沙耶香が生きてたら見分けがつかなかったぐらいに。でもやっぱり辛くて俺は家を出た子供達を捨てて。その後、子供でもいいから沙耶香の面影を感じたくて、岬を月に一度生活費を渡してもらうという名目で家に来てもらうことにした。でも愛おしさを感じると同時にどこにもやれない虚しさを感じていつも岬にぶつかってた。岬に抵抗されたあの日。俺は夢で沙耶香に怒られた気がした。それでこのままじゃダメだと精神科に通うようになった。だけどカウンセリングを受ける度に沙耶香を思い出して俺は耐えきれなくなった。何を思ったか病院で沢山人を殺して自分も死んで自殺しようと思ったんだ。だから俺、小児科の子供を殺そうとした。何故かわからないでも頭がおかしかった。未来のある子供を殺そうとするなんて俺はその中で1人の男の子の腕をさした。そのあとはよく覚えていない。多分ずっと立ち尽くしてた
「政親!」
その声でハッとして俺が前を見ると沙耶香がいた。いや、正確に言うと岬だ。でも俺には沙耶香に見えて謝罪した。許してもらえないとわかっていても謝った。ほかの妻にもそして死のうとしたんだと思う。でも痛みはなくてその代わり岬の声が聞こえて。下を見ると岬が倒れてた腹部にナイフが刺さってる。俺が刺した。俺が....あの人の沙耶香に任された子供を殺そうとした。あぁ俺は何をしてたんだ。なんてことをしたんだ
暗闇の中俺はもがいたもがき続けた。岬がどうなったか知りたかった。俺の大切な息子がどうなったか。誰でもいい教えてくれ!
パチッ
ピピピピピ
規則正しい音がなっているでも目覚まし時計ではない。それよりも高い音。心拍を数える音
バッ
俺は飛び起きた。そこは病院だったそして横には
「み、さき」
点滴をつけられ寝かせられてる俺の愛する人にそっくりな息子の姿があった。
「岬すまない。すまない」
俺は謝った。謝り続けた。頼むから帰ってきてくれ沙耶香頼むまだ連れてかないでくれ
一番最初の妻との出会いは高校生だった。学校の中庭であの人は猫と遊んでた。俺元々は男が好きで同性愛者だった。その時は俺、好きなやつに気持ち悪いって言われて振られてヤケになってた。そんな時に能天気そうだと思って声をかけた
「ねぇ君、どこのクラスの子?可愛いね」
「・・・・・・」
え、無視?
「ね、ねぇ」
「?私の事ですか?」
「え、うん。他に誰がいるの?」
「可愛いなんて私なんかに使う言葉じゃないですよ。もっと可愛い子に使うべきです」
そう言って少女は笑った。その子の名前は沙耶香と言った。沙耶香は俺の話を聞いてそばに居てくれるようになった。沙耶香といると気持ちが楽になってすごい楽しかった。いつの間にか俺は沙耶香が好きになってたんだ。そして高校三年生の時
「沙耶香好きだ。俺と付き合ってくれ!」
「私でいいの?」
「あぁ」
「喜んで政親!」
嬉しかった。愛してた沙耶香をその二年後俺達は結婚そして三年後子供が産まれた。岬と名付けて二人で大切に育てようと決めた。でも悲劇は突然起きたんだ。岬を産んだ後沙耶香はどんどん弱っていって治療のかいなく亡くなった。そのあとの俺は自暴自棄だったと思う。知り合いの女を手当たり次第に抱くようになりそのうち子供が出来た。沙耶香の代わりが欲しかった。温もりがでもやっぱり沙耶香のかわりにならなくて子供の世話も家事も任せて家に帰ることが少なくなった。そんなことしてるうちにみのりは出ていってしまった。それを俺は何度も繰り返し次第に子供の面倒を岬に任せるようになったし、妻にも子供にも手を出すようになった。でも岬は弟達にだけは絶対手を出させなかった。岬の目は沙耶香そっくりだった。沙耶香にそっくりで触れたくてでもやっぱり沙耶香じゃなくて似てるからこそ嫌で遠ざけたくて。10歳を超えた岬はさらに沙耶香に似て育った。もし、沙耶香が生きてたら見分けがつかなかったぐらいに。でもやっぱり辛くて俺は家を出た子供達を捨てて。その後、子供でもいいから沙耶香の面影を感じたくて、岬を月に一度生活費を渡してもらうという名目で家に来てもらうことにした。でも愛おしさを感じると同時にどこにもやれない虚しさを感じていつも岬にぶつかってた。岬に抵抗されたあの日。俺は夢で沙耶香に怒られた気がした。それでこのままじゃダメだと精神科に通うようになった。だけどカウンセリングを受ける度に沙耶香を思い出して俺は耐えきれなくなった。何を思ったか病院で沢山人を殺して自分も死んで自殺しようと思ったんだ。だから俺、小児科の子供を殺そうとした。何故かわからないでも頭がおかしかった。未来のある子供を殺そうとするなんて俺はその中で1人の男の子の腕をさした。そのあとはよく覚えていない。多分ずっと立ち尽くしてた
「政親!」
その声でハッとして俺が前を見ると沙耶香がいた。いや、正確に言うと岬だ。でも俺には沙耶香に見えて謝罪した。許してもらえないとわかっていても謝った。ほかの妻にもそして死のうとしたんだと思う。でも痛みはなくてその代わり岬の声が聞こえて。下を見ると岬が倒れてた腹部にナイフが刺さってる。俺が刺した。俺が....あの人の沙耶香に任された子供を殺そうとした。あぁ俺は何をしてたんだ。なんてことをしたんだ
暗闇の中俺はもがいたもがき続けた。岬がどうなったか知りたかった。俺の大切な息子がどうなったか。誰でもいい教えてくれ!
パチッ
ピピピピピ
規則正しい音がなっているでも目覚まし時計ではない。それよりも高い音。心拍を数える音
バッ
俺は飛び起きた。そこは病院だったそして横には
「み、さき」
点滴をつけられ寝かせられてる俺の愛する人にそっくりな息子の姿があった。
「岬すまない。すまない」
俺は謝った。謝り続けた。頼むから帰ってきてくれ沙耶香頼むまだ連れてかないでくれ
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