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なんだかんだ文化祭当日
「え、と」
僕は女子に囲まれていた
ニッコリ
女1「お着替えしましょうか」
女2「手伝います」
「いや、自分でウワァァァァ」
数十分後
「こ、怖かった....」
女1「ふふ、可愛くなった」
女2「はい鏡」
僕が鏡を見ると本当の女の子みたいになってた。メイクってすごい!
「岬」
「沙羅。かっこいいね。男装似合ってる」
元々かっこいい顔立ちだった沙羅は男装がよく似合ってる
沙羅「岬も・・・よく似合ってる」
岬「お世辞はいいよ。それでサイズは大丈夫?」
沙羅「あぁ。ちょうどいいよ」
岬「そっか。ならよかったよ」
女1「岬くん!最後にこれを!」
「え、なにそれ」
女子が渡してきたの長い髪のカツラだった
「え、と?」
女1「被って」
「え?」
女1「被りなさい」
「は、はい」
怒った煌と同じ感じがする
沙羅「じゃあ行きましょうかジュリエット」
「うん。あ、ちょっと待って」
念の為
ゴクッ
僕は薬を飲んだ。これで劇中は大丈夫
「行こう」
沙羅「さっきのは」
「ちょっと持病があってさ。その抑制剤」
沙羅「・・・・岬」
「ん?何?」
沙羅「この劇が終わったら大切な話がある」
「?分かった」
急に改まってどうしたんだろう?転校とか?いや、でもそんなうわさは
沙羅「行こうジュリエット」
「はい。ロミオ」
僕は沙羅の手をとった
劇が始まった
『ヴェローナ。蛇行するアディジェ河に掛かるとびきり美しい橋の上から水面(みなも)を見詰めるロレンス神父。やがて手に持った薬籠から薬を川に投げ入れる。小さい粒を手にとって、種を撒くように何度も何度も放り込む。その時アディジェの水面(すいめん)は不思議に青白く輝きを放って、呼吸のように光を点滅させ、やがて静かにもとの流れに消えていった~~~~~~~』
どんどん話は進んでいきクライマックス
ジュリエットが仮死状態になっていてロミオがそれを見て死んだと錯覚してジュリエットにキスをしたあと、毒を飲んで死ぬその後目覚めたジュリエットが剣で胸を刺して自害するシーン
沙羅「~~~~~~~今、君の所に行くよ。ああジュリエット、まだ微かに暖かい。地上での最後のキスだ、お休みジュリエット」
ここで本当はキスをするけど。しないことになってる。はずだった
チュッ
(え?)
沙羅は本当にキスをしたのだ
(ダメここで台無しにしちゃ。せっかく頑張ったんだから)
沙羅はその後平然と劇を進め薬飲んで倒れる演技をした。ここからは僕のターン
「お早うロミオ、ロミオでしょう。いま唇が暖かった。あれ、ここはどこ。私、夢を見ていたのかしら」
僕は辺りを見回す振りをした
「暗くてよく分からない。そうだわ、私、神父様の薬を飲んで、埋葬されたんだ。怖かった、もう二度と起きられないかと思ったけど、私はちゃんと目を覚ました。ああ、後はロレンス神父を待って、2人でエスカラス大公の元に向かって、きっとすべてを認めて貰う。私はロミオと一緒になれる。待ってなんかいられないわ、神父様を探しに行こう。それにしても真っ暗」
僕は立ち上がり沙羅(ロミオ)の足につまづき転んだ。まぁ演技だけど
「何、今のは。・・・:嫌だ、誰か倒れている。まさか、神父様では。」
そこで月の光の代わりのスポットライトが沙羅(ロミオ)に当たった
「え、と」
僕は女子に囲まれていた
ニッコリ
女1「お着替えしましょうか」
女2「手伝います」
「いや、自分でウワァァァァ」
数十分後
「こ、怖かった....」
女1「ふふ、可愛くなった」
女2「はい鏡」
僕が鏡を見ると本当の女の子みたいになってた。メイクってすごい!
「岬」
「沙羅。かっこいいね。男装似合ってる」
元々かっこいい顔立ちだった沙羅は男装がよく似合ってる
沙羅「岬も・・・よく似合ってる」
岬「お世辞はいいよ。それでサイズは大丈夫?」
沙羅「あぁ。ちょうどいいよ」
岬「そっか。ならよかったよ」
女1「岬くん!最後にこれを!」
「え、なにそれ」
女子が渡してきたの長い髪のカツラだった
「え、と?」
女1「被って」
「え?」
女1「被りなさい」
「は、はい」
怒った煌と同じ感じがする
沙羅「じゃあ行きましょうかジュリエット」
「うん。あ、ちょっと待って」
念の為
ゴクッ
僕は薬を飲んだ。これで劇中は大丈夫
「行こう」
沙羅「さっきのは」
「ちょっと持病があってさ。その抑制剤」
沙羅「・・・・岬」
「ん?何?」
沙羅「この劇が終わったら大切な話がある」
「?分かった」
急に改まってどうしたんだろう?転校とか?いや、でもそんなうわさは
沙羅「行こうジュリエット」
「はい。ロミオ」
僕は沙羅の手をとった
劇が始まった
『ヴェローナ。蛇行するアディジェ河に掛かるとびきり美しい橋の上から水面(みなも)を見詰めるロレンス神父。やがて手に持った薬籠から薬を川に投げ入れる。小さい粒を手にとって、種を撒くように何度も何度も放り込む。その時アディジェの水面(すいめん)は不思議に青白く輝きを放って、呼吸のように光を点滅させ、やがて静かにもとの流れに消えていった~~~~~~~』
どんどん話は進んでいきクライマックス
ジュリエットが仮死状態になっていてロミオがそれを見て死んだと錯覚してジュリエットにキスをしたあと、毒を飲んで死ぬその後目覚めたジュリエットが剣で胸を刺して自害するシーン
沙羅「~~~~~~~今、君の所に行くよ。ああジュリエット、まだ微かに暖かい。地上での最後のキスだ、お休みジュリエット」
ここで本当はキスをするけど。しないことになってる。はずだった
チュッ
(え?)
沙羅は本当にキスをしたのだ
(ダメここで台無しにしちゃ。せっかく頑張ったんだから)
沙羅はその後平然と劇を進め薬飲んで倒れる演技をした。ここからは僕のターン
「お早うロミオ、ロミオでしょう。いま唇が暖かった。あれ、ここはどこ。私、夢を見ていたのかしら」
僕は辺りを見回す振りをした
「暗くてよく分からない。そうだわ、私、神父様の薬を飲んで、埋葬されたんだ。怖かった、もう二度と起きられないかと思ったけど、私はちゃんと目を覚ました。ああ、後はロレンス神父を待って、2人でエスカラス大公の元に向かって、きっとすべてを認めて貰う。私はロミオと一緒になれる。待ってなんかいられないわ、神父様を探しに行こう。それにしても真っ暗」
僕は立ち上がり沙羅(ロミオ)の足につまづき転んだ。まぁ演技だけど
「何、今のは。・・・:嫌だ、誰か倒れている。まさか、神父様では。」
そこで月の光の代わりのスポットライトが沙羅(ロミオ)に当たった
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