嫌われ者の長男

りんか

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煌side

岬「てことであの時の怪我が原因で神経に傷が入ってあんなことになりました」
そんなことになってるとは一回あいつら殺しとけば良かった
岬「迷惑かけてごめんね」
煌「大丈夫だよ兄さん。兄さんの面倒みれるなんて最高」ボソッ
琴「同感」
岬「ん?どうかしたの?」
こてん
兄さんは首を傾げてこっちを見てきた
「んーんなんでもない」
あぁー可愛い。やっぱり俺のものにしたい
岬「え、とじゃあ迷惑かけることも多いかもだけどお願いね」
五人「もちろん!!」
真「でも学校とかどうするの?」
岬「あ~それなら大丈夫だと....思う」
兄さんが複雑そう顔をした
「?またいじめられてるの?」
岬「いや、そうじゃないんだけど....」
五人「?」
ならなんで?俺らは首を傾げた
次の日学校
(昨日の様子が気になって来てしまった高等部の教室)
「兄貴待ってください!」
「兄貴!」
後ろから声が聞こえて俺が後ろを見ると兄さんをいじめてた二人とその二人に追いかけられてる兄さん
「兄さん」
岬「え、煌?」
い1「兄貴の弟さんっすね」
い2「兄貴なんで待ってくれないんですか!」
「兄貴?」
岬「なんでもない」
「あ!岬くん!」
岬「ゲッ、」
グイッ
岬「ちょっとつきあって、」
「え、兄さん!?」
兄さんは俺の手を引っ張って走った。ついたのは図書館だった
岬「これでしばらくは見つからない」
「どうしたの急に」
岬「・・・・・いじめはなくなったんだけどさっきみたいに変にまとわりついてくるようになって、困っててさ」
(まぁあいつら多分兄さんのこと好きになったんだろうな)
岬「なんか、女の子の方は付き合ってとか、結婚してとか言ってくるし」
「はぁ!?」
俺から兄さんを奪おうとするとかやっぱあいつら殺そうかな...
岬「今までいじめてきた人達があそこまで変わると逆に怖くて、なんか裏があるんじゃないかなって」
「・・・・・・」
俺らも同じようなことしたんだけど兄さん分かってるのかな
コトッ
岬「っ、」
音がして横見ると手を抑える兄さんと足元に転がった口のしまった水のペットボトルがあった
(薬が切れたんだ!)
「兄さん薬は?」
岬「鞄の中」
俺は兄さんの鞄から薬を取り出すと水を拾った
(自分で飲めそうにないな)
クイッ
俺はペットボトルを開けると薬と一緒に水を口に含んだ
グイッ
チュッ
岬「ん!?」
ゴクッ
俺は兄さんに口移しで薬を飲ませた
(兄さんのファーストキスいただき~♪)
顔が真っ赤になってる兄さんやっぱ可愛いな。あぁこの顔独り占めしたい
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