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琴side
岬「長男だから」
あぁ僕はこの言葉でにぃを苦しめてきたのか。こんなに僕らはにぃに守られてきたんだ。そう思うと自然と涙がでてきた。先輩はそんな僕を屋上から追い出して鍵を閉めた
「っ、どうしよ、にぃが、っ、他のにぃに連絡、煌にぃ」
震える手で僕は煌にぃに電話をかけた
「お願いでて」
プルルルルプルル
『もしもし』
「もしもし煌にぃ!お願い助けて!」
『!?どうした!?』
「岬にぃが岬にぃが死んじゃう」
『は!?』
なんでそう言ったのかは分からないでもそう感じた。このままじゃにぃが死んじゃうと思った
『場所は!?』
「高等部の校舎の屋上」
『すぐ行く!他の兄弟にも声掛け行くよ!』
「お願い早くして、にぃをたすけて」
それから数分してもにぃ達は来なかった
「お願い早く早く」
ガチャ
バタバタ
ドアが開いて先輩達が降りてきた
い1「違う俺は悪くない!フェンスが勝手に壊れたんだ!」
い2「早く逃げよ」
い3「やばいよこれ」
い4「いいから行こっ!」
「え?」
(何?嫌な予感がする)
「岬にぃ!」
僕が屋上に入ると岬にぃの姿がなく1箇所だけフェンスが壊れてる場所があった
『違う俺は悪くない!フェンスが勝手に壊れたんだ!』
さっきの先輩の言葉が頭に浮かんだ
「まさか!」
ダッ
「岬にぃ!」
フェンスの壊れてる場所に行くと片手で何とかぶら下がってる岬の姿があった
「にぃ!」
岬「!こ、と?」
僕の顔を見上げた岬にぃの顔は酷いことになってた。頬は紫色の痣が沢山あり、額から血が出てる。片目を閉じて開いてなかった
「今、引き上げるから待ってて!」
岬「だめ、」
「!?なんで!?」
岬「琴まで落ちちゃう。これいじょ、う琴に傷ついて欲しくない、だから、おねがい」
「そんなの嫌だ!僕、やっとにぃに助けられてたことに気づいたんだ。もう一回ちゃんとにぃと一緒に生活したい!だからお願い死なないで」
もうこれ以上にぃを苦しめたくない、傷つけたくない、今まで助けられたぶん恩返ししたいだから死なないでお願い岬にぃ
岬「長男だから」
あぁ僕はこの言葉でにぃを苦しめてきたのか。こんなに僕らはにぃに守られてきたんだ。そう思うと自然と涙がでてきた。先輩はそんな僕を屋上から追い出して鍵を閉めた
「っ、どうしよ、にぃが、っ、他のにぃに連絡、煌にぃ」
震える手で僕は煌にぃに電話をかけた
「お願いでて」
プルルルルプルル
『もしもし』
「もしもし煌にぃ!お願い助けて!」
『!?どうした!?』
「岬にぃが岬にぃが死んじゃう」
『は!?』
なんでそう言ったのかは分からないでもそう感じた。このままじゃにぃが死んじゃうと思った
『場所は!?』
「高等部の校舎の屋上」
『すぐ行く!他の兄弟にも声掛け行くよ!』
「お願い早くして、にぃをたすけて」
それから数分してもにぃ達は来なかった
「お願い早く早く」
ガチャ
バタバタ
ドアが開いて先輩達が降りてきた
い1「違う俺は悪くない!フェンスが勝手に壊れたんだ!」
い2「早く逃げよ」
い3「やばいよこれ」
い4「いいから行こっ!」
「え?」
(何?嫌な予感がする)
「岬にぃ!」
僕が屋上に入ると岬にぃの姿がなく1箇所だけフェンスが壊れてる場所があった
『違う俺は悪くない!フェンスが勝手に壊れたんだ!』
さっきの先輩の言葉が頭に浮かんだ
「まさか!」
ダッ
「岬にぃ!」
フェンスの壊れてる場所に行くと片手で何とかぶら下がってる岬の姿があった
「にぃ!」
岬「!こ、と?」
僕の顔を見上げた岬にぃの顔は酷いことになってた。頬は紫色の痣が沢山あり、額から血が出てる。片目を閉じて開いてなかった
「今、引き上げるから待ってて!」
岬「だめ、」
「!?なんで!?」
岬「琴まで落ちちゃう。これいじょ、う琴に傷ついて欲しくない、だから、おねがい」
「そんなの嫌だ!僕、やっとにぃに助けられてたことに気づいたんだ。もう一回ちゃんとにぃと一緒に生活したい!だからお願い死なないで」
もうこれ以上にぃを苦しめたくない、傷つけたくない、今まで助けられたぶん恩返ししたいだから死なないでお願い岬にぃ
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