嫌われ者の長男

りんか

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ガチャ
煌「おかえり」
「え?あ、ただい、ま」
(いつぶりだろうただいまなんて言ったの。久しぶりだな誰かにあいさつ返してもらったの)
タラっ
「!」
(やば、血が)
僕は煌の横を通り過ぎると自分の部屋に入った
「血、見られてないよね?まぁいいや」
ガサゴソ
僕は絆創膏を取り出し、傷に貼った
「病院行かなくても大丈夫か・・・」
ガチャ
「え?」
真「え、」
(なんで真が!?いつもはノックするのに。てかフード被ってない)
バッ
僕は手遅れだとわかりながらフードを被った
真「ごめん。部屋間違えた」
「そ、そうなんだ」
真「・・・・・・」
(頼むから何も聞かないで)
真「怪我どうしたの?」
「な、なんでもない。気にしないでいいよ。転んだだけだから」
真「転んだだけでそんな傷になる?」
「な、なるよ!」
真「ふーんじゃあ兄ちゃん達に言ってもいい?」
「!?やめて!他の弟達には言わないで!・・・・お願い、だから」
真「わかった」
「ありがとう」

真side
兄ちゃんの部屋から病院がどうのこうのって声が聞こえて俺は思わず部屋に入った。
岬「え?」
「え、」
いつぶりだったか忘れたけど久しぶりに見た岬兄ちゃん顔は痣がいくつか出来てて額に絆創膏が貼ってあった。
バッ
兄さんは急いでフードを被った。意味ないのに。それにしても今の傷なんだ?
「ごめん部屋間違えた」
岬「そ、そうなんだ」
何も聞いて欲しくないってことは伝わるでも聞かないと今まで兄ちゃんとちゃんと向き合ってこなかった。今、向き合わないとちゃんと兄ちゃんを知りたい
「怪我どうしたの?」
兄ちゃん今までごめん。だからさ困ってるなら頼ってよ。これでも兄ちゃんの弟なんだから
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