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最終決戦④
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「斬撃(スラッシュ)!」
構えを取らずに立つ
魔王そっくりの少年「レイ」
へと3つの斬撃が飛来する
「硬質化……」
顔が黒くなっていき、
そのまま両手、両足首へと拡大。
そして、ズシン……と、
全身の肌が黒くなった瞬間に
「レイ」の足元が陥没する。
キンキンギィン……
鋼鉄すらも切り裂く斬撃を
いとも容易(たやす)く
微動だにせず受け切る。
「火天!」
斬撃が相手に当たる瞬間に
高速移動でレイの背後を取ったリナは、
2,000℃の炎を纏った剣を
レイの胸に突き出す。
「ふぅ…」
肺の呼吸を全て吐き出す。
スゥーと黒かった肌が
元に戻っていき、
体も同時に本来の体重へ
「すぅ…」
右足を起点に
蹴り出した左足で
コマの様に回り、
リナの「火天」を回避。
ジュウウウウ……
ギリギリ避けたので
ジャケットの背中部分が
焼け落ちていく。
「は!」
自身の背中を過ぎ去ろうとする
リナの後頭部に
回転を利用して右の裏拳を放つ。
「させません!」
空間移動「扉(ゲート)」により、
リナの背後に盾を構えたミカが現れる。
「受け流し!」
ドシン!と丸太で殴られた様な鈍い衝撃を
全身に感じながら、裏拳を上に流す。
「は!」
しかし、
右手だけばんざい状態で
もう1回転し、
今度は、右足の後ろ蹴りを放つ。
「瞬動」
「扉(ゲート)」
リナは高速移動、
エミは空間移動で
レイが攻撃を繰り出した瞬間に
姿を消す。
「やっぱり、
ちょっとタイプだわ…
でも、ごめんなさい。
私には心に決めた人がいるから」
攻撃を繰り出して
次の動作に移る前の
僅かな体の硬直
その瞬間を狙って
エマは100kgの斧を縦に振るう。
「…」
「硬質化」を選択しようとして、
リナの方を見る。
「ふぅ……」
ジャケットを焼いた炎の剣を
上段に構え、いつでも動けるように、
スタンバイしていた。
「空間歩法」
高速移動でエマの攻撃を避ける。
ズガァンン……
一瞬前までレイが立っていた
地面を斧が切り裂く。
(なかなか彼の守りを崩せないわね…)
エマの元にリナとミカが駆け寄る。
「はぁはぁ…どうする?」
「あの連携でも崩れないってなると…」
リナとエマは合流早々、
レイを警戒しながら
3人に聞こえる声で相談を始める。
「戦闘自体は互角…
でも、あっちはあまり動かないから
体力的に余力がありそうね…」
3人の連携攻撃を連続で受けても
全く息を乱さない。すまし顔だ。
「エミが……嘆いても仕方ない
まずは……」
リナが何かを言いかけた所で……
「私が先陣を切ります!」
盾役のミカが前に出る。
「あなたは…」
ミカの方をつかもうとした
エマをリナが止める。
(覚悟の決まった目……
それに普段は天然だが
決してバカじゃない。
むしろ頭の回転は1番早い)
「ミカ…頼む」
ポンと肩に手を置く。
「はい!」
ミカは振り向き、
自身の背中を
2人に見てくださいと
視線を落とす。
「……了解」
「ということは私はサポートね」
ミカの背中にある
黒い穴を見た2人は
作戦の内容を察する。
「……いきます!」
ミカが単身で50m先のレイに向かい走り出す。
「…?」
なぜ盾の奴が突っ込んでくる?
相手の意図が分からず、
レイは困惑顔を浮かべる。
「はぁ!」
ミカは、レイの視界から
リナとエマが見えなくなるように
覆い被さるように上からジャンプする。
「は!」
ただ盾で突っ込んできたミカに
若干の苛立ちを覚え、
左の正拳突きを放つ。
お前程度に俺は止められない!
そんな彼の意思を表すように
盾の真ん中に全力の突きを当て、
ミカの勢いを殺す。
「ふぅ……」
左拳は盾に当てたまま、
足を入れ替える。
左足を前に出し、
右足を後ろに下げて
体を支える。
「ふん!」
重心を下げ、
それによりできた勢いを
盾に当てた左拳に伝え、
ゼロ距離からの強烈な拳打。
「ぐ!」
盾に伝わる激しい衝撃……
体が浮き上がる。
「瞬動」
その瞬間、ミカの背後に
2,000℃の炎を纏った剣を構える
リナが姿を現す。
「火天!」
ミカの腰に剣を突き出す。
「……!」
リナの存在に遅れて気がついたレイ。
(剣を突き出している?……まさか!
仲間を犠牲に俺の胸の核を狙っている!)
相手の狙いに気がつき、
上に飛ぼうと両足を揃(そろ)える。
「重力操作…30倍」
エマが出鼻を挫くように
上へ飛ぼうとして重心を沈めたレイに
30倍の重力をかける。
ズシィン……
「ぐお!」
レイは地面へと沈み込んでいく
(重力操作で…いや!間に合わない!)
前方にいるリナを見る。
「く!……ぐおおおお!」
意地で後ろへ飛ぶ。
(ゴミどもが!)
窮地に追いやられたレイは
生まれて初めて怒る。
(遊びは終わりだ。殺してやる!)
この戦いで初めて殺気を放つ。
しかし、
グサッ……
何かが背中から刺さる感触……
(くそ!盾の女は確か空間操作ができた…
背中に空間の入口を出現させていたのか……
なんとしても核だけは!)
心臓の中にある核を守るため、
臓器を高質化させる。
ジュウウウウ……
それでも2000℃の炎に包まれた剣は
硬質化した心臓を溶かし、
レイの核を貫く。
パリィィン……
「がは!」
体から血を流すと同時に吐血。
「……お前だけでも!」
盾を吹き飛ばされ、
尻餅をついている
ミカを狙って倒れながらも
硬質化させた右拳を振るう。
「あ……」
ミカの胸の核に迫る
レイの右拳。
(殺(と)った!)
レイは自然と口角が上がる。
「く!」
ミカの後ろに立つリナは、
勝ちを確信した油断から
少し遅れて、レイの右拳に
炎の剣を突き出す。
(間に合わない…)
一瞬だが、レイの右拳の方が早い。
「……」
死を悟ったミカは、
後ろにいるリナとエマを見て、
「ありがとう」と一言、
笑って伝える。
(アイ…リア、ジェット、ヴァッテン……
聖国のみんな……
私、一生懸命頑張ったよ……)
空を見上げて笑う。
その笑顔には悔いは、
一切の悔いなど感じられない。
「死ね!出来損ない!」
ミカの胸にレイの右拳が迫る。
「絶対に死なせない!」
「ミカ!」
エマはレイの頭を狙って斧を投げる。
だが、間に合わない。
「ははは!」
初めての愉悦感、多幸感……
敵の命を握るという快楽……
絶頂を迎えたレイは笑う。
「水神の咆哮!」
そんな勝ち誇ったレイの笑いを
水の神が吹き飛ばす。
カッ……
超圧縮された水が、
リヴァイアサンの口から
吐き出される。
ズバッ……
超圧縮された水は、
ダイヤモンドですら切り裂く刃と化し、
ミカの胸を触れかけた
レイの右腕だけを切り裂く。
ボトッ……
切り裂かれた右腕が転がる。
「は!」
止めとばかりにリナは、
レイの胸をもう一度貫く。
ズガン!
それと同時にエマの投げた斧が
レイの頭を砕く。
ズシャ……
「ミカ!」
自身の左脇にいるミカを見る。
ぎゅるるるる……
「お腹が空きました……」
ミカはマジックバックから
朝の残りのホットサンドを
30個取り出して、
食べ始めていた。
「はぁ……よかった」
リナは力なくその場に座り込む。
「アクアハイヒール!」
水魔法の最上級回復魔法を
ミカにかけるエミ。
「よかった!」
ミカを抱きしめるエマ。
「……一応、服に魔力を流していたので
ぽふんと当たる衝撃はありましたが、
なんともありませんね。
それよりも胸を触られたことが
とても気持ち悪いです」
ホットサンドをもぐもぐ食べながら、
青い顔で話すミカを見て、
3人はホッと胸を撫で下ろす。
構えを取らずに立つ
魔王そっくりの少年「レイ」
へと3つの斬撃が飛来する
「硬質化……」
顔が黒くなっていき、
そのまま両手、両足首へと拡大。
そして、ズシン……と、
全身の肌が黒くなった瞬間に
「レイ」の足元が陥没する。
キンキンギィン……
鋼鉄すらも切り裂く斬撃を
いとも容易(たやす)く
微動だにせず受け切る。
「火天!」
斬撃が相手に当たる瞬間に
高速移動でレイの背後を取ったリナは、
2,000℃の炎を纏った剣を
レイの胸に突き出す。
「ふぅ…」
肺の呼吸を全て吐き出す。
スゥーと黒かった肌が
元に戻っていき、
体も同時に本来の体重へ
「すぅ…」
右足を起点に
蹴り出した左足で
コマの様に回り、
リナの「火天」を回避。
ジュウウウウ……
ギリギリ避けたので
ジャケットの背中部分が
焼け落ちていく。
「は!」
自身の背中を過ぎ去ろうとする
リナの後頭部に
回転を利用して右の裏拳を放つ。
「させません!」
空間移動「扉(ゲート)」により、
リナの背後に盾を構えたミカが現れる。
「受け流し!」
ドシン!と丸太で殴られた様な鈍い衝撃を
全身に感じながら、裏拳を上に流す。
「は!」
しかし、
右手だけばんざい状態で
もう1回転し、
今度は、右足の後ろ蹴りを放つ。
「瞬動」
「扉(ゲート)」
リナは高速移動、
エミは空間移動で
レイが攻撃を繰り出した瞬間に
姿を消す。
「やっぱり、
ちょっとタイプだわ…
でも、ごめんなさい。
私には心に決めた人がいるから」
攻撃を繰り出して
次の動作に移る前の
僅かな体の硬直
その瞬間を狙って
エマは100kgの斧を縦に振るう。
「…」
「硬質化」を選択しようとして、
リナの方を見る。
「ふぅ……」
ジャケットを焼いた炎の剣を
上段に構え、いつでも動けるように、
スタンバイしていた。
「空間歩法」
高速移動でエマの攻撃を避ける。
ズガァンン……
一瞬前までレイが立っていた
地面を斧が切り裂く。
(なかなか彼の守りを崩せないわね…)
エマの元にリナとミカが駆け寄る。
「はぁはぁ…どうする?」
「あの連携でも崩れないってなると…」
リナとエマは合流早々、
レイを警戒しながら
3人に聞こえる声で相談を始める。
「戦闘自体は互角…
でも、あっちはあまり動かないから
体力的に余力がありそうね…」
3人の連携攻撃を連続で受けても
全く息を乱さない。すまし顔だ。
「エミが……嘆いても仕方ない
まずは……」
リナが何かを言いかけた所で……
「私が先陣を切ります!」
盾役のミカが前に出る。
「あなたは…」
ミカの方をつかもうとした
エマをリナが止める。
(覚悟の決まった目……
それに普段は天然だが
決してバカじゃない。
むしろ頭の回転は1番早い)
「ミカ…頼む」
ポンと肩に手を置く。
「はい!」
ミカは振り向き、
自身の背中を
2人に見てくださいと
視線を落とす。
「……了解」
「ということは私はサポートね」
ミカの背中にある
黒い穴を見た2人は
作戦の内容を察する。
「……いきます!」
ミカが単身で50m先のレイに向かい走り出す。
「…?」
なぜ盾の奴が突っ込んでくる?
相手の意図が分からず、
レイは困惑顔を浮かべる。
「はぁ!」
ミカは、レイの視界から
リナとエマが見えなくなるように
覆い被さるように上からジャンプする。
「は!」
ただ盾で突っ込んできたミカに
若干の苛立ちを覚え、
左の正拳突きを放つ。
お前程度に俺は止められない!
そんな彼の意思を表すように
盾の真ん中に全力の突きを当て、
ミカの勢いを殺す。
「ふぅ……」
左拳は盾に当てたまま、
足を入れ替える。
左足を前に出し、
右足を後ろに下げて
体を支える。
「ふん!」
重心を下げ、
それによりできた勢いを
盾に当てた左拳に伝え、
ゼロ距離からの強烈な拳打。
「ぐ!」
盾に伝わる激しい衝撃……
体が浮き上がる。
「瞬動」
その瞬間、ミカの背後に
2,000℃の炎を纏った剣を構える
リナが姿を現す。
「火天!」
ミカの腰に剣を突き出す。
「……!」
リナの存在に遅れて気がついたレイ。
(剣を突き出している?……まさか!
仲間を犠牲に俺の胸の核を狙っている!)
相手の狙いに気がつき、
上に飛ぼうと両足を揃(そろ)える。
「重力操作…30倍」
エマが出鼻を挫くように
上へ飛ぼうとして重心を沈めたレイに
30倍の重力をかける。
ズシィン……
「ぐお!」
レイは地面へと沈み込んでいく
(重力操作で…いや!間に合わない!)
前方にいるリナを見る。
「く!……ぐおおおお!」
意地で後ろへ飛ぶ。
(ゴミどもが!)
窮地に追いやられたレイは
生まれて初めて怒る。
(遊びは終わりだ。殺してやる!)
この戦いで初めて殺気を放つ。
しかし、
グサッ……
何かが背中から刺さる感触……
(くそ!盾の女は確か空間操作ができた…
背中に空間の入口を出現させていたのか……
なんとしても核だけは!)
心臓の中にある核を守るため、
臓器を高質化させる。
ジュウウウウ……
それでも2000℃の炎に包まれた剣は
硬質化した心臓を溶かし、
レイの核を貫く。
パリィィン……
「がは!」
体から血を流すと同時に吐血。
「……お前だけでも!」
盾を吹き飛ばされ、
尻餅をついている
ミカを狙って倒れながらも
硬質化させた右拳を振るう。
「あ……」
ミカの胸の核に迫る
レイの右拳。
(殺(と)った!)
レイは自然と口角が上がる。
「く!」
ミカの後ろに立つリナは、
勝ちを確信した油断から
少し遅れて、レイの右拳に
炎の剣を突き出す。
(間に合わない…)
一瞬だが、レイの右拳の方が早い。
「……」
死を悟ったミカは、
後ろにいるリナとエマを見て、
「ありがとう」と一言、
笑って伝える。
(アイ…リア、ジェット、ヴァッテン……
聖国のみんな……
私、一生懸命頑張ったよ……)
空を見上げて笑う。
その笑顔には悔いは、
一切の悔いなど感じられない。
「死ね!出来損ない!」
ミカの胸にレイの右拳が迫る。
「絶対に死なせない!」
「ミカ!」
エマはレイの頭を狙って斧を投げる。
だが、間に合わない。
「ははは!」
初めての愉悦感、多幸感……
敵の命を握るという快楽……
絶頂を迎えたレイは笑う。
「水神の咆哮!」
そんな勝ち誇ったレイの笑いを
水の神が吹き飛ばす。
カッ……
超圧縮された水が、
リヴァイアサンの口から
吐き出される。
ズバッ……
超圧縮された水は、
ダイヤモンドですら切り裂く刃と化し、
ミカの胸を触れかけた
レイの右腕だけを切り裂く。
ボトッ……
切り裂かれた右腕が転がる。
「は!」
止めとばかりにリナは、
レイの胸をもう一度貫く。
ズガン!
それと同時にエマの投げた斧が
レイの頭を砕く。
ズシャ……
「ミカ!」
自身の左脇にいるミカを見る。
ぎゅるるるる……
「お腹が空きました……」
ミカはマジックバックから
朝の残りのホットサンドを
30個取り出して、
食べ始めていた。
「はぁ……よかった」
リナは力なくその場に座り込む。
「アクアハイヒール!」
水魔法の最上級回復魔法を
ミカにかけるエミ。
「よかった!」
ミカを抱きしめるエマ。
「……一応、服に魔力を流していたので
ぽふんと当たる衝撃はありましたが、
なんともありませんね。
それよりも胸を触られたことが
とても気持ち悪いです」
ホットサンドをもぐもぐ食べながら、
青い顔で話すミカを見て、
3人はホッと胸を撫で下ろす。
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