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帝国編
第3話 つなぎとめて
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「イラデウス。」
奴は手から激しい雷魔法をローズに放つ。
「なかなか強力な魔法じゃが…」
そう言うとローズは小さな石のついたペンダントを取り出す。
「ラージ。」
するとその雷魔法はまるで掃除機のようにペンダントに吸い取られ、消滅した。
「そんな便利な物まで持ってるだね。」
「凄いじゃろ?ワシの自信作の1つだ。」
そして魔法が通じないと分かった奴は槍を取り出す。奴の持つ槍は青い輝きを発している。
「出来れば君のような天才は殺したくないんだけど。」
そう言って猛スピードで距離を詰めると、その槍をクルクルと回しながらローズに振り下ろす。
すかさずローズが小さなナイフを取り出そうとした時だった。
「僕のことも忘れないでね。」
そこにいたもう1人のゼウスがローズの手に向かって魔法を放った。それを食らってしまったローズは、ナイフを手から離してしまう。
防ぐ術がないローズは後ろに下がるも、鋭い槍が太ももを浅く斬りつけた。
ローズは斬られた太ももに回復魔法を施す。幸い傷は浅く、すぐに完治した。
魔法を放っても吸収されるため、なんとしてでも接近戦に持ち込みたいゼウス。武器が無くなったため、なんとしてでも接近戦に持ち込まさせないローズ。
ローズは距離を取りつつ、魔法を放っていく。
「ファイアボール。」
「初級魔法?そんなもので倒せる訳…」
だがローズが放つファイアボールは、一般的なファイアボールとは比べ物にならないほど巨大だった。
「いくらなんでもデカすぎでしょ…!」
その大きなファイアボールが次々と爆発していく。そのおかげでローズはまた少し距離をとる事ができた。
するとローズは、手から紫色に光る魔法陣を召喚する。
「アンリアル。」
そして魔法陣から紫の霧のようなものが飛び出る。奴はそれを吸い込んでしまう。
「ゴホッゴホッ、なんだこれ。」
気が付くと奴は見知らぬ病室にいた。
辺りを見渡していると1人の看護婦が部屋に入ってきた。
「目覚めたのですね。」
「誰だあんた。」
「私が誰かはさほど重要ではございません。それよりもあなたの身に何が起こったか覚えていますか?仮死状態だったのですよ…。」
教会では目が紫色になった奴がただボーッと突っ立っていた。
「君、なにしたの。」
もう1人のゼウスがそう聞くと、ローズはニヤニヤしながら答えた。
「奴が今見ているのはアンリアルの世界。もう起きることはないじゃろう。まだこの魔法は開発段階でな、詳しいことはワシにもわからんのだ。」
そう言ってローズが奴に近づく。手には落としたナイフがあった。
「甘い夢のまま死ねるのは幸福じゃろうなぁ。」
そう言って奴の首を掻っ切ろうとした時だった。
奴の目が元の青色に戻ると、ギロッとこっちを一瞬で凝視した。
「馬鹿な!」
そしてありえないほど素早い動きでナイフを奪うと、ローズの腹部を深く刺した。
吐血してその場に倒れるローズ。
「幻覚なんて俺には聞かないね。なんてったって俺は全知全能のゼウスだからね。でもいい魔法だったよ、本当に。」
そしてナイフの血を拭う。
「一体…どうやって。」
「簡単さ。君の創る幻覚はリアルを求めすぎた。日付、言語、人。それらを一つ一つ細かく創るとそれが逆に違和感に変わる。アンリアルの世界はリアルすぎたんだ。」
「まったく…なに言って、るのかわからんな。」
「ま、そうだよね。話もこれくらいにしてそろそろ終わらせるね。楽しかったよ、本当に。」
ナイフでローズに首を掻っ切ろうとしたときだった。
スーハーと深く、ゾッとする呼吸音が聞こえた。その瞬間、その場にいた全員の背筋が凍る。
入口から入ってきたのは、魔王その人だった。
皆が固まって動けない中、淡々と歩みを進めるレオ。その先には出血が止まらず今にも死にそうなローズがいた。ローズは力を振り絞ってレオに話しかける。
「申し…訳、ございません。まお、様。」
そう話すローズに、レオは冷たく答える。
「今欲しいのは謝罪ではない。だが…よく持ちこたえた。安心して寝てろ。」
その言葉を聞いたローズはそっと目を閉じた。
そしてレオの体からおぞましい魔力が溢れ出す。
「貴様らの1人はもう既に死んでいる。」
そう言って外にいたもう1人のゼウスの生首を雑に投げる。
「これ…まずいよね?」
「かなりまずいね。」
だが2人はまだ戦う気のようだ。
「なぜそこまでして帝国に加担する。貴様らのような力の持ち主なら我ら魔王軍のほうが向いているだろう。どうだ、我に忠誠を誓うのなら生かしてやる。貴様らに残された選択肢は2つ。服従か、死だ。」
「もちろん決まってるね。3番だ。お前を殺す。」
「ふっ、実に愚かだ。全知全能はたかが知れてるな。」
全知全能の神と最凶の邪神の魔力がぶつかり合うその空間は、息をするのがやっとのほどであった。
奴は手から激しい雷魔法をローズに放つ。
「なかなか強力な魔法じゃが…」
そう言うとローズは小さな石のついたペンダントを取り出す。
「ラージ。」
するとその雷魔法はまるで掃除機のようにペンダントに吸い取られ、消滅した。
「そんな便利な物まで持ってるだね。」
「凄いじゃろ?ワシの自信作の1つだ。」
そして魔法が通じないと分かった奴は槍を取り出す。奴の持つ槍は青い輝きを発している。
「出来れば君のような天才は殺したくないんだけど。」
そう言って猛スピードで距離を詰めると、その槍をクルクルと回しながらローズに振り下ろす。
すかさずローズが小さなナイフを取り出そうとした時だった。
「僕のことも忘れないでね。」
そこにいたもう1人のゼウスがローズの手に向かって魔法を放った。それを食らってしまったローズは、ナイフを手から離してしまう。
防ぐ術がないローズは後ろに下がるも、鋭い槍が太ももを浅く斬りつけた。
ローズは斬られた太ももに回復魔法を施す。幸い傷は浅く、すぐに完治した。
魔法を放っても吸収されるため、なんとしてでも接近戦に持ち込みたいゼウス。武器が無くなったため、なんとしてでも接近戦に持ち込まさせないローズ。
ローズは距離を取りつつ、魔法を放っていく。
「ファイアボール。」
「初級魔法?そんなもので倒せる訳…」
だがローズが放つファイアボールは、一般的なファイアボールとは比べ物にならないほど巨大だった。
「いくらなんでもデカすぎでしょ…!」
その大きなファイアボールが次々と爆発していく。そのおかげでローズはまた少し距離をとる事ができた。
するとローズは、手から紫色に光る魔法陣を召喚する。
「アンリアル。」
そして魔法陣から紫の霧のようなものが飛び出る。奴はそれを吸い込んでしまう。
「ゴホッゴホッ、なんだこれ。」
気が付くと奴は見知らぬ病室にいた。
辺りを見渡していると1人の看護婦が部屋に入ってきた。
「目覚めたのですね。」
「誰だあんた。」
「私が誰かはさほど重要ではございません。それよりもあなたの身に何が起こったか覚えていますか?仮死状態だったのですよ…。」
教会では目が紫色になった奴がただボーッと突っ立っていた。
「君、なにしたの。」
もう1人のゼウスがそう聞くと、ローズはニヤニヤしながら答えた。
「奴が今見ているのはアンリアルの世界。もう起きることはないじゃろう。まだこの魔法は開発段階でな、詳しいことはワシにもわからんのだ。」
そう言ってローズが奴に近づく。手には落としたナイフがあった。
「甘い夢のまま死ねるのは幸福じゃろうなぁ。」
そう言って奴の首を掻っ切ろうとした時だった。
奴の目が元の青色に戻ると、ギロッとこっちを一瞬で凝視した。
「馬鹿な!」
そしてありえないほど素早い動きでナイフを奪うと、ローズの腹部を深く刺した。
吐血してその場に倒れるローズ。
「幻覚なんて俺には聞かないね。なんてったって俺は全知全能のゼウスだからね。でもいい魔法だったよ、本当に。」
そしてナイフの血を拭う。
「一体…どうやって。」
「簡単さ。君の創る幻覚はリアルを求めすぎた。日付、言語、人。それらを一つ一つ細かく創るとそれが逆に違和感に変わる。アンリアルの世界はリアルすぎたんだ。」
「まったく…なに言って、るのかわからんな。」
「ま、そうだよね。話もこれくらいにしてそろそろ終わらせるね。楽しかったよ、本当に。」
ナイフでローズに首を掻っ切ろうとしたときだった。
スーハーと深く、ゾッとする呼吸音が聞こえた。その瞬間、その場にいた全員の背筋が凍る。
入口から入ってきたのは、魔王その人だった。
皆が固まって動けない中、淡々と歩みを進めるレオ。その先には出血が止まらず今にも死にそうなローズがいた。ローズは力を振り絞ってレオに話しかける。
「申し…訳、ございません。まお、様。」
そう話すローズに、レオは冷たく答える。
「今欲しいのは謝罪ではない。だが…よく持ちこたえた。安心して寝てろ。」
その言葉を聞いたローズはそっと目を閉じた。
そしてレオの体からおぞましい魔力が溢れ出す。
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「もちろん決まってるね。3番だ。お前を殺す。」
「ふっ、実に愚かだ。全知全能はたかが知れてるな。」
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