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予言の魔王編
第23話 不穏分子
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魔力を分け与えたケーレス達は、どことなく若くなったような気がした。
「これが魔王様の魔力ゥ~♡」
「魔王様、試しに魔法を放ってみても良いでしょうか。」
「ああ。」
「パレント・レオ、マジック・オーグメント。」
恩恵によって魔力強化されたローズが山に向かって魔法を放つ。
「キルロード!」
ローズの周りから大量のナイフが現れ、山に向かって超スピードで飛んでいった。数秒後、ゴゴゴン!という爆音と共に一瞬にして山を貫通して大きな穴を作った。
「すごい…!すごすぎる!これが魔王様の恩恵!」
めちゃくちゃ喜んでくれたようでよかった。それで、この剣以外の武器はどうしようかな…。
「ポコ、その刀はリノにあげてくれ。ガルムの大剣はブリザードに、シモンのスピアはトッツォに渡してくれ。」
「承知致しました。」
「そういえば剣の名前を付けるのを忘れていましたわ。」
名前か。たしかに武器の名前を決めるのは大切か。そうだな…。
「オルトロス。」
「力強い魔王様にぴったりのお名前だと思います!」
「はは、ありがとな。ポコ。今日はみんなよくやった。ゆっくり休め。」
「「御意。」」
武器の準備は完了か。これだけじゃまだ足らないのか?母さん。その勇者バルボロは一体どんなやつなんだ…?
ーーーキャメロット王国ーーー
コンコンとドアをノックする。そこは先代勇者の子孫が住んでるとは思えないようなごく普通の家だった。
「はい、どちらさま?クエストなら受けないよ。冒険者はとっくに辞めたんだ。」
中から出てきたのは黒い髭がサンタクロースのようにモジャモジャと生えた30代くらいの男だった。
「アーサー・ペンドラゴンさん?」
「誰だ?」
「俺の名はカイト・バルボロ。召喚された勇者です。」
「それでうちに何の用だ。」
「実は、この世界で光の魔法を使える人はあなたしかいないと聞いてやって来ました。光の魔法の扱い方を教えていただくために。」
「お前も使えるのか?坊主。」
そう言って彼はため息をつくと中に入れてくれた。
「茶でも飲むか?」
テーブルに温かい紅茶が置かれる。外観は薄気味悪かったが、中は意外とすっきりとしていて綺麗だった。
そして彼はソファにずっしりと座って本題に入った。
「んで、すまんが俺は力になれない。」
「どうしてですか!」
「俺はもう戦いとは無縁の存在なんだ。」
「戦ってとお願いしてる訳ではありません、ただ俺に戦い方を教えて欲しいんです!」
「いいか、光の魔法如きじゃ魔王には勝てっこねえ。分かったらとっとと元いた世界に帰るんだな。」
するとカイトがバッと立ち上がって深々と頭を下げた。
「お願いします!仲間たちを、この世界の人々を守りたいんです!力を貸してください!」
それを見たアーサーはまたため息をつくとカップをテーブルに置いた。
「わかった。お前にどうしても守りたい存在があるなら力を貸してやる。」
「あ、ありがとうございます!」
「そうと決まればさっさとやるぞ。準備しろ。」
カイト達は大きな庭へと移動して特訓を開始した。
「光の魔法には攻撃魔法が少ない。その代わり強化魔法や治癒魔法に優れている。まずは簡単な攻撃魔法、ルクス・ダイヤからだ。お前がダンジョンで放った魔法だな。」
カイトは前回の感覚を思い出しながら的に向かって魔法を放つ。
「ルクス・ダイヤ!」
無数の光のクリスタルが手から放たれ、的を穴だらけにした。
「上出来だな。次はルクス・ラピドだ。これは一定の場所に光の魔力を溜めて放つ魔法、いわばビームだ。」
手のひらに魔力を集める感じで…!
カイトの手のひらに次々と光の粒子が集まっていく。やがてその粒子が大きくなり、すぐにでも爆発しそうなほど激しく揺れる。
「今だ!放て!」
「ルクス・ラピド!」
ピカーンと激しく光ると、ひとつの光の線が超スピードで放たれる。その威力は絶大で、的どころか地面や近くの柵まで破壊した。
「すげえじゃねぇか。初めてでここまで出来るなら俺より優れた光の魔法使いだな。」
その時、カレン達が帰ってきた。
「2人とも~!買ってきたわよ!」
食卓をみんなで囲む。みんながゆっくり食べる中、2人はバクバクムシャムシャと勢いよく食らいつく。
「バクバク、これめちゃくちゃ美味しいですね!」
「だろ?この街いちばんの店だからな。ムシャムシャ…食い終わったら特訓に戻るぞ。」
「はい!バクバク…」
「食うか喋るかどっちかにしなさいよ。」
その後特訓は夜まで続いた。
ーーーキャメロット 城壁ーーー
真夜中、2つの不穏な人影がキャメロットの城壁を乗り越えていた。
「クレア。」
「はい、先輩。」
2人は特殊な鉱石で作ったレンズの着いた、ナイトビジョンの役割を持ったゴーグルを装着する。
「ターゲットは髭を生やしたバルボロでしたよね?」
「ええそうよ。」
彼女らは闇夜に溶け込みながら目的の場所に到着する。
2人はゆっくりと扉の鍵を開けて中に侵入する。
「1階には誰もいないわね。2階を見てみましょう。」
2人は2階の寝室へと歩みを進める。スゥーっとゆっくり扉が開く。中へ入ったその時だった。突然眩い光がパッと放たれる。
「眩しっ!」
ゴーグルを外すと、そこにはターゲットが待ち構えていた。
「バレていた!?」
「嬢ちゃん2人がここでなにしてる。」
「クソ!プランBだよ、クレア!」
そう言って2人は武器を抜く。
「どこの誰かは知らんが、相手を間違えたな。」
そう言い奴は水色に光る文字の刻まれた剣を手にする。
奴の目は修羅を乗り越えた目をしていた。
「これが魔王様の魔力ゥ~♡」
「魔王様、試しに魔法を放ってみても良いでしょうか。」
「ああ。」
「パレント・レオ、マジック・オーグメント。」
恩恵によって魔力強化されたローズが山に向かって魔法を放つ。
「キルロード!」
ローズの周りから大量のナイフが現れ、山に向かって超スピードで飛んでいった。数秒後、ゴゴゴン!という爆音と共に一瞬にして山を貫通して大きな穴を作った。
「すごい…!すごすぎる!これが魔王様の恩恵!」
めちゃくちゃ喜んでくれたようでよかった。それで、この剣以外の武器はどうしようかな…。
「ポコ、その刀はリノにあげてくれ。ガルムの大剣はブリザードに、シモンのスピアはトッツォに渡してくれ。」
「承知致しました。」
「そういえば剣の名前を付けるのを忘れていましたわ。」
名前か。たしかに武器の名前を決めるのは大切か。そうだな…。
「オルトロス。」
「力強い魔王様にぴったりのお名前だと思います!」
「はは、ありがとな。ポコ。今日はみんなよくやった。ゆっくり休め。」
「「御意。」」
武器の準備は完了か。これだけじゃまだ足らないのか?母さん。その勇者バルボロは一体どんなやつなんだ…?
ーーーキャメロット王国ーーー
コンコンとドアをノックする。そこは先代勇者の子孫が住んでるとは思えないようなごく普通の家だった。
「はい、どちらさま?クエストなら受けないよ。冒険者はとっくに辞めたんだ。」
中から出てきたのは黒い髭がサンタクロースのようにモジャモジャと生えた30代くらいの男だった。
「アーサー・ペンドラゴンさん?」
「誰だ?」
「俺の名はカイト・バルボロ。召喚された勇者です。」
「それでうちに何の用だ。」
「実は、この世界で光の魔法を使える人はあなたしかいないと聞いてやって来ました。光の魔法の扱い方を教えていただくために。」
「お前も使えるのか?坊主。」
そう言って彼はため息をつくと中に入れてくれた。
「茶でも飲むか?」
テーブルに温かい紅茶が置かれる。外観は薄気味悪かったが、中は意外とすっきりとしていて綺麗だった。
そして彼はソファにずっしりと座って本題に入った。
「んで、すまんが俺は力になれない。」
「どうしてですか!」
「俺はもう戦いとは無縁の存在なんだ。」
「戦ってとお願いしてる訳ではありません、ただ俺に戦い方を教えて欲しいんです!」
「いいか、光の魔法如きじゃ魔王には勝てっこねえ。分かったらとっとと元いた世界に帰るんだな。」
するとカイトがバッと立ち上がって深々と頭を下げた。
「お願いします!仲間たちを、この世界の人々を守りたいんです!力を貸してください!」
それを見たアーサーはまたため息をつくとカップをテーブルに置いた。
「わかった。お前にどうしても守りたい存在があるなら力を貸してやる。」
「あ、ありがとうございます!」
「そうと決まればさっさとやるぞ。準備しろ。」
カイト達は大きな庭へと移動して特訓を開始した。
「光の魔法には攻撃魔法が少ない。その代わり強化魔法や治癒魔法に優れている。まずは簡単な攻撃魔法、ルクス・ダイヤからだ。お前がダンジョンで放った魔法だな。」
カイトは前回の感覚を思い出しながら的に向かって魔法を放つ。
「ルクス・ダイヤ!」
無数の光のクリスタルが手から放たれ、的を穴だらけにした。
「上出来だな。次はルクス・ラピドだ。これは一定の場所に光の魔力を溜めて放つ魔法、いわばビームだ。」
手のひらに魔力を集める感じで…!
カイトの手のひらに次々と光の粒子が集まっていく。やがてその粒子が大きくなり、すぐにでも爆発しそうなほど激しく揺れる。
「今だ!放て!」
「ルクス・ラピド!」
ピカーンと激しく光ると、ひとつの光の線が超スピードで放たれる。その威力は絶大で、的どころか地面や近くの柵まで破壊した。
「すげえじゃねぇか。初めてでここまで出来るなら俺より優れた光の魔法使いだな。」
その時、カレン達が帰ってきた。
「2人とも~!買ってきたわよ!」
食卓をみんなで囲む。みんながゆっくり食べる中、2人はバクバクムシャムシャと勢いよく食らいつく。
「バクバク、これめちゃくちゃ美味しいですね!」
「だろ?この街いちばんの店だからな。ムシャムシャ…食い終わったら特訓に戻るぞ。」
「はい!バクバク…」
「食うか喋るかどっちかにしなさいよ。」
その後特訓は夜まで続いた。
ーーーキャメロット 城壁ーーー
真夜中、2つの不穏な人影がキャメロットの城壁を乗り越えていた。
「クレア。」
「はい、先輩。」
2人は特殊な鉱石で作ったレンズの着いた、ナイトビジョンの役割を持ったゴーグルを装着する。
「ターゲットは髭を生やしたバルボロでしたよね?」
「ええそうよ。」
彼女らは闇夜に溶け込みながら目的の場所に到着する。
2人はゆっくりと扉の鍵を開けて中に侵入する。
「1階には誰もいないわね。2階を見てみましょう。」
2人は2階の寝室へと歩みを進める。スゥーっとゆっくり扉が開く。中へ入ったその時だった。突然眩い光がパッと放たれる。
「眩しっ!」
ゴーグルを外すと、そこにはターゲットが待ち構えていた。
「バレていた!?」
「嬢ちゃん2人がここでなにしてる。」
「クソ!プランBだよ、クレア!」
そう言って2人は武器を抜く。
「どこの誰かは知らんが、相手を間違えたな。」
そう言い奴は水色に光る文字の刻まれた剣を手にする。
奴の目は修羅を乗り越えた目をしていた。
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