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予言の魔王編
第10話 ダンジョン
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みんな寝てるな。
朝起きて辺りを見渡すとみんな爆睡していた。昨晩の宴のせいだ。だが、奥から物音が聞こえる。レオは光に吸い寄せられる虫のように物音のほうへと向かっていった。するとそこには朝早くから鍛錬しているトッツォとリノの姿が。
「おはようございます、魔王様。」
「おはよう。こんな朝早くから鍛錬とは真面目だな。」
「じゃないと、いざというときに魔王様を守れません。あの時のように、自分の弱さが原因で守ることができないのは二度としたくないんです。」
レオは彼女の精神面での強さに驚いた。続けてリノが話す。
「よろしければなのですが、魔王様直々に稽古をつけて頂きたいのです。」
「ああ、いいだろう。」
とは言いつつも俺剣なんか握ったことないんだよなぁ。
そう思いながらもレオは木刀を持つ。
「さあいいぞ。どこからでもかかってこい。」
「行きます!」
彼女はそう言うと自動車並みの速さで走ってくる。
はや!
そのまま彼女はレオめがけて振り下ろす。だが当たったのは地面だった。レオはバックステップで避けていた。
振り下ろしたその体勢は無防備の状態だった。そこをすかさずレオは攻撃に出る。全力で走って距離を詰めると、上に高くジャンプし、そのままリノに振り下ろす。
体勢が悪いリノは避けることは出来ない。急いで武器で防ぐ。バーンと物凄い音が鳴り、武器がミシミシと音を立てる。なんとかレオの攻撃を防ぐことはできてるが、その圧倒的な力にもう耐えることはできない。
(正面じゃダメだ。横に逃がす。)
彼女は正面からの力を横に受け流す。木刀で相手の武器を振り払うと、すかさずレオの後ろに回り込む。
(完全に背後をとった。このまま!)
リノはレオの背中に切りかかる。
「甘い!」
俺はそう言うと彼女の腕を掴み、腹に一撃くらわした。
腹を殴られた彼女は咳き込みその場で倒れた。倒れた彼女に話しかける。
「いいかリノ、お前は強さを求めてる。強くなるのはいいことだ。だがその理由が過去のためなら、お前は絶対にどこかで立ち止まる。過去に囚われるのはやめろ。」
彼女はその言葉を聞くと、タカのことを思い出した。
「お前のことを助けてくれる者がもし現れたら、その者を大切にし、絶対に守り抜け。」
彼女は覚悟を決めた凛とした顔で立ち上がる。
「私はもう過去のためではなく、貴方様のため、そして今いる仲間達、エレーナの為に強くなります。」
俺はその言葉を聞くとますます彼女の強さに感心した。
「ありがとうございました。」
彼女はそう言って笑った。そこにザバスが来て、その場で要件を話す。近くの森で共和国兵士を見つけたエルフの偵察隊が後をつけると、そこにはダンジョンがあった。共和国兵士がダンジョンにいる理由を探り、かつダンジョンにいる魔物達を配下にするのはどうか、と。
ダンジョンか、ワクワクするな。
レオはウキウキしながらその提案を承諾した。
「よしお前ら、ダンジョンに行くぞ!」
一行はダンジョンのある森へと入っていった。
ーーークアトル共和国領域 とある牢獄ーーー
真っ暗で長い廊下が続いている。石でできた壁、ポトンと水の滴る音。そこにコツンコツンと足音が響く。
二人の男がとある牢の前で立ち止まる。鍵を使い扉を開けると、そこには手錠をつけられた長い金髪のエルフの女がいた。
「国王陛下がお呼びだ。」
男がそう言うとエルフの女が口を開く。
「やっと気づいたのかしら。あの子の強さに…。」
彼女は全てを見据えていたように不気味に笑った。
ーーーダンジョンの森ーーー
1時間くらい歩き続けただろうか。ようやくレンガで作られた巨大な遺跡に着いた。
これがダンジョンか。思っていたよりも大きいな。
ダンジョンの入り口のすぐ横には共和国兵士のと思われる馬が繋がれていた。
「さあ、ダンジョンに入りましょう。」
俺たちは真っ暗なダンジョンへと入っていく。中はジメジメとしており、あちらこちらにネズミが走り回っていた。
「しかし妙ですね。こんなところに共和国が何の用なんでしょうか。」
「確かにそうだな。」
話しながら進んでいくと物音が聞こえ始めた。
カキンカキン!と剣が交わる音。間違いなく戦闘している。俺達は急いで音のほうへと向かった。
「ファイアボール!」
そこには地面に倒れた何人もの共和国兵士と、ゴツゴツとした漆黒の鎧を着た巨大なスケルトンと戦っている冒険者たちがいた。冒険者の1人が放ったファイアボールによってスケルトンは膝をついて弱っていた。とどめを刺そうとひとりの男が奴に近づく。
「ったく、クエスト内容は鉱石の採取だけじゃなかったのかよ。デスナイトなんて聞いてないぞ。」
「共和国も冒険者の扱いが酷いよな。」
それを聞いた俺はすかさず指示を出す。
「トッツォ、リノ。奴らを殺せ。だが1人は生かしておけ。」
「御意。」
2人はゆっくり奴らに近づいていく。それに気づいた奴らは興奮する。
「おい見ろよ!エルフじゃねえか。これは高く売れるぞ。」
「隣の女もえらいべっぴんだなぁ!」
リノとトッツォはかまわず武器を抜く。
「貴様ら外道に生きる道はない。楽に殺してもらえるんだ、魔王様に感謝しろ。」
「何言ってんだこの女ァ!」
男がリノを殴ろうとしたが、リノはその腕をスパッと切り落とした。子供のように喚く男の首をさらにスパッと切り落とした。奴らの目の前にボトッと首が転がり落ちる。それを見た奴らは全員武器を抜く。
「てめぇ、俺らAランク冒険者様に刃向かったこと後悔しやがれ!」
そんなことを悠長に言っている奴らの後ろには既にトッツォが回り込んでいた。音もなく、気配もない。影のように。喋っていた奴の後ろにいた2人をトッツォが素早くナイフで殺す。
「いつの間に!?てめぇ!」
トッツォに切りかかる男にリノはシュン!とクナイを投げた。それは奴の首に刺さり、男はゴボゴボと溺れるように言いながら死んでいった。最後の一人は怯えながらもリノに武器を振り下ろす。
「死ねえええ!!」
案の定大きく振り下ろしたその腕にりのによって切り落とされた。無くなった腕を見て叫ぶ男。腰を抜かしてその場にへたりこんだ男にリノは質問する。
「貴様らここで何をしていた。」
抵抗できない男はペラペラ話し始めた。
「俺達はただ護衛と荷物運びを頼まれたんだ。あいつらはここの鉱石を採って帰る簡単なクエストだって言ってた。なんの鉱石かは知らないし、なんで鉱石を採ったのか俺は一切知らねぇ!」
一通り聴き終わったリノは俺に聞く。
「とのことですがどうしますか?」
「とりあえず今のところは手詰まりだな。鉱石を採取した兵士はもう逃げたし、そいつももう何も知らない。だからもういい、殺せ。」
「あ、悪魔だ…。」
俺の姿を見た奴は自分はここから逃れることのできない運命なのだと察し、絶望した。リノが刀を振り下ろす。ビチャ!と辺りに血が飛び散って奴は死んだ。その場から去ろうとした時だった。スケルトンが話しかけてきた。
「貴方様のお名前を教えてください。」
魔物が話せることに驚いたレオだったが、気を取り直して名を名乗る。
「我の名は魔王レオ。この世界を支配する復活した予言の魔王だ。」
そのスケルトンには目はないが、心做しか目がキラキラと輝いていた。
「魔王レオ様、私を助けていただきありがとうございます。私の名はガルム。このダンジョンの1~5階層のボスを務めているデスナイトです。」
「1~5ということは、他にもボスはいるのか。」
「左様でございます。25階層まであり、計5人のボスが各階層におります。」
5人もいるのか。配下にしたらいい戦力になりそうだ。
「そのボス共を全員呼び出せ。」
「承知致しました。」
そういうと彼は物凄い雄叫びをダンジョン中に響かせた。地面がグラグラと揺れ、並の人間なら気絶どころが死んでしまうほどの覇気。雄叫びが終わると、ガルムの周りに4人のボスが現れた。その4人にガルムが説明する。
「良くぞ来てくれたダンジョンのボスたちよ、この御方が私を助けてくださった魔王レオ様だ。」
それを聞いた4人はすぐさま膝をつき頭を下げる。
「我らが魔の王よ、復活のときを待っておりました。」
「ダンジョンのボス達よ、この魔王レオに忠誠を誓うか?」
「「我ら一同誓わさせていただきます。」」
それを聞くとレオはニヤリと笑みを浮かべた。
朝起きて辺りを見渡すとみんな爆睡していた。昨晩の宴のせいだ。だが、奥から物音が聞こえる。レオは光に吸い寄せられる虫のように物音のほうへと向かっていった。するとそこには朝早くから鍛錬しているトッツォとリノの姿が。
「おはようございます、魔王様。」
「おはよう。こんな朝早くから鍛錬とは真面目だな。」
「じゃないと、いざというときに魔王様を守れません。あの時のように、自分の弱さが原因で守ることができないのは二度としたくないんです。」
レオは彼女の精神面での強さに驚いた。続けてリノが話す。
「よろしければなのですが、魔王様直々に稽古をつけて頂きたいのです。」
「ああ、いいだろう。」
とは言いつつも俺剣なんか握ったことないんだよなぁ。
そう思いながらもレオは木刀を持つ。
「さあいいぞ。どこからでもかかってこい。」
「行きます!」
彼女はそう言うと自動車並みの速さで走ってくる。
はや!
そのまま彼女はレオめがけて振り下ろす。だが当たったのは地面だった。レオはバックステップで避けていた。
振り下ろしたその体勢は無防備の状態だった。そこをすかさずレオは攻撃に出る。全力で走って距離を詰めると、上に高くジャンプし、そのままリノに振り下ろす。
体勢が悪いリノは避けることは出来ない。急いで武器で防ぐ。バーンと物凄い音が鳴り、武器がミシミシと音を立てる。なんとかレオの攻撃を防ぐことはできてるが、その圧倒的な力にもう耐えることはできない。
(正面じゃダメだ。横に逃がす。)
彼女は正面からの力を横に受け流す。木刀で相手の武器を振り払うと、すかさずレオの後ろに回り込む。
(完全に背後をとった。このまま!)
リノはレオの背中に切りかかる。
「甘い!」
俺はそう言うと彼女の腕を掴み、腹に一撃くらわした。
腹を殴られた彼女は咳き込みその場で倒れた。倒れた彼女に話しかける。
「いいかリノ、お前は強さを求めてる。強くなるのはいいことだ。だがその理由が過去のためなら、お前は絶対にどこかで立ち止まる。過去に囚われるのはやめろ。」
彼女はその言葉を聞くと、タカのことを思い出した。
「お前のことを助けてくれる者がもし現れたら、その者を大切にし、絶対に守り抜け。」
彼女は覚悟を決めた凛とした顔で立ち上がる。
「私はもう過去のためではなく、貴方様のため、そして今いる仲間達、エレーナの為に強くなります。」
俺はその言葉を聞くとますます彼女の強さに感心した。
「ありがとうございました。」
彼女はそう言って笑った。そこにザバスが来て、その場で要件を話す。近くの森で共和国兵士を見つけたエルフの偵察隊が後をつけると、そこにはダンジョンがあった。共和国兵士がダンジョンにいる理由を探り、かつダンジョンにいる魔物達を配下にするのはどうか、と。
ダンジョンか、ワクワクするな。
レオはウキウキしながらその提案を承諾した。
「よしお前ら、ダンジョンに行くぞ!」
一行はダンジョンのある森へと入っていった。
ーーークアトル共和国領域 とある牢獄ーーー
真っ暗で長い廊下が続いている。石でできた壁、ポトンと水の滴る音。そこにコツンコツンと足音が響く。
二人の男がとある牢の前で立ち止まる。鍵を使い扉を開けると、そこには手錠をつけられた長い金髪のエルフの女がいた。
「国王陛下がお呼びだ。」
男がそう言うとエルフの女が口を開く。
「やっと気づいたのかしら。あの子の強さに…。」
彼女は全てを見据えていたように不気味に笑った。
ーーーダンジョンの森ーーー
1時間くらい歩き続けただろうか。ようやくレンガで作られた巨大な遺跡に着いた。
これがダンジョンか。思っていたよりも大きいな。
ダンジョンの入り口のすぐ横には共和国兵士のと思われる馬が繋がれていた。
「さあ、ダンジョンに入りましょう。」
俺たちは真っ暗なダンジョンへと入っていく。中はジメジメとしており、あちらこちらにネズミが走り回っていた。
「しかし妙ですね。こんなところに共和国が何の用なんでしょうか。」
「確かにそうだな。」
話しながら進んでいくと物音が聞こえ始めた。
カキンカキン!と剣が交わる音。間違いなく戦闘している。俺達は急いで音のほうへと向かった。
「ファイアボール!」
そこには地面に倒れた何人もの共和国兵士と、ゴツゴツとした漆黒の鎧を着た巨大なスケルトンと戦っている冒険者たちがいた。冒険者の1人が放ったファイアボールによってスケルトンは膝をついて弱っていた。とどめを刺そうとひとりの男が奴に近づく。
「ったく、クエスト内容は鉱石の採取だけじゃなかったのかよ。デスナイトなんて聞いてないぞ。」
「共和国も冒険者の扱いが酷いよな。」
それを聞いた俺はすかさず指示を出す。
「トッツォ、リノ。奴らを殺せ。だが1人は生かしておけ。」
「御意。」
2人はゆっくり奴らに近づいていく。それに気づいた奴らは興奮する。
「おい見ろよ!エルフじゃねえか。これは高く売れるぞ。」
「隣の女もえらいべっぴんだなぁ!」
リノとトッツォはかまわず武器を抜く。
「貴様ら外道に生きる道はない。楽に殺してもらえるんだ、魔王様に感謝しろ。」
「何言ってんだこの女ァ!」
男がリノを殴ろうとしたが、リノはその腕をスパッと切り落とした。子供のように喚く男の首をさらにスパッと切り落とした。奴らの目の前にボトッと首が転がり落ちる。それを見た奴らは全員武器を抜く。
「てめぇ、俺らAランク冒険者様に刃向かったこと後悔しやがれ!」
そんなことを悠長に言っている奴らの後ろには既にトッツォが回り込んでいた。音もなく、気配もない。影のように。喋っていた奴の後ろにいた2人をトッツォが素早くナイフで殺す。
「いつの間に!?てめぇ!」
トッツォに切りかかる男にリノはシュン!とクナイを投げた。それは奴の首に刺さり、男はゴボゴボと溺れるように言いながら死んでいった。最後の一人は怯えながらもリノに武器を振り下ろす。
「死ねえええ!!」
案の定大きく振り下ろしたその腕にりのによって切り落とされた。無くなった腕を見て叫ぶ男。腰を抜かしてその場にへたりこんだ男にリノは質問する。
「貴様らここで何をしていた。」
抵抗できない男はペラペラ話し始めた。
「俺達はただ護衛と荷物運びを頼まれたんだ。あいつらはここの鉱石を採って帰る簡単なクエストだって言ってた。なんの鉱石かは知らないし、なんで鉱石を採ったのか俺は一切知らねぇ!」
一通り聴き終わったリノは俺に聞く。
「とのことですがどうしますか?」
「とりあえず今のところは手詰まりだな。鉱石を採取した兵士はもう逃げたし、そいつももう何も知らない。だからもういい、殺せ。」
「あ、悪魔だ…。」
俺の姿を見た奴は自分はここから逃れることのできない運命なのだと察し、絶望した。リノが刀を振り下ろす。ビチャ!と辺りに血が飛び散って奴は死んだ。その場から去ろうとした時だった。スケルトンが話しかけてきた。
「貴方様のお名前を教えてください。」
魔物が話せることに驚いたレオだったが、気を取り直して名を名乗る。
「我の名は魔王レオ。この世界を支配する復活した予言の魔王だ。」
そのスケルトンには目はないが、心做しか目がキラキラと輝いていた。
「魔王レオ様、私を助けていただきありがとうございます。私の名はガルム。このダンジョンの1~5階層のボスを務めているデスナイトです。」
「1~5ということは、他にもボスはいるのか。」
「左様でございます。25階層まであり、計5人のボスが各階層におります。」
5人もいるのか。配下にしたらいい戦力になりそうだ。
「そのボス共を全員呼び出せ。」
「承知致しました。」
そういうと彼は物凄い雄叫びをダンジョン中に響かせた。地面がグラグラと揺れ、並の人間なら気絶どころが死んでしまうほどの覇気。雄叫びが終わると、ガルムの周りに4人のボスが現れた。その4人にガルムが説明する。
「良くぞ来てくれたダンジョンのボスたちよ、この御方が私を助けてくださった魔王レオ様だ。」
それを聞いた4人はすぐさま膝をつき頭を下げる。
「我らが魔の王よ、復活のときを待っておりました。」
「ダンジョンのボス達よ、この魔王レオに忠誠を誓うか?」
「「我ら一同誓わさせていただきます。」」
それを聞くとレオはニヤリと笑みを浮かべた。
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