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予言の魔王編
第4話 蛇狩り
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「誰か!誰か助け」
「うわああ!!大蛇だ!」
「みんな急いで逃げろ!」
まったく。朝から森がカオスだな。なんだこれ。気配ってやつか?うっすらとわかるな。奥に…なにか…。
でか!!
いやいやいくらなんでもでかすぎるだろ!あんなでかい蛇相手に俺の闇の魔法が効くのか?まあいい。やるしかない!
「喰らえ!テネブラエ・プルヴィス!」
俺の手から大量の黒い塵が、大蛇に向かって行く。
「シャーーーー!!!!」
一応効いているようだな。だが…。
「まずい!」
ドゴォーン!!!
ギリギリだったな。もう少しでグチャグチャに叩き潰されてた。この大蛇、でかすぎて俺の闇の魔法が効くまで時間がかかる。となると…。まずは行動を不能にさせるか。
「トッツォ!目に射て!」
「承知致しました!」
プシューン!と物凄い速さの矢が大蛇の目を射抜いた。
「シャーー!!!!」
視界を奪って行動を不能にしたが、何の解決にもなってないな。どうするか…。そうだ!
「ザバス!倉庫にあるベリーを持ってこい!」
「どのベリーでしょうか?」
「1番よく燃えるやつ。」
「レオ様!これを!」
「サンキュー!エレーナ。」
さあ。蛇狩りといこうか。
俺は手に持ったファイアベリーを大蛇に思い切り投げつけた。
「さあ、闇の魔法。お前のその闇の炎で!」
手から紫色に光る灼熱の炎が吹き出る!
「テネブラエ・ブレイズ!!」
ボゴーン!!!
「これが、魔王様の闇の魔法…。」
漆黒の炎がベリーを燃やし、爆発させた。蛇の頭部が粉々に爆散した。
ベリーのおかげでよく燃えたな。成功してよかった。
爆発のせいで辺り一面肉片だらけだな。まあいいか。
「お前ら!今日は蛇肉だぁ!」
うおおおお!!!!
今日の昼飯は大蛇の蒲焼き。エレーナの特製だ。
「いただきまーす!」
美味い!!
流石はあの大蛇。弾力が桁違いで噛みごたえ抜群!
しかもエレーナが作ってくれたタレのおかげでめちゃくちゃ美味しい!
「ありがとうエレーナ!君は料理の天才だようー…!」
「ええ!?なぜ泣いてるんですか魔王様!」
これは間違いなく、ばあちゃんの味にそっくりだ!
思わず涙が出てきてしまった。みんなであの馬鹿でかい大蛇を食い尽くしたあと、里の復興作業へと移った。
「僕のペテロの反応が消えた。まさかやられるなんて。」
「お前のペットを殺せるほどの実力。間違いない。そいつが戦士長を殺した犯人だ。」
「ねえ、シュテロ。彼だか彼女だかわかんないけど、犯人僕が殺してもいい?」
「好きにしな。」
「ありがとう。絶対に殺してくるからね…。」
ハックション!
「誰か俺の話してるのかな?まあいいか。トッツォ、こっちを持ってくれ。エレーナ、そこの木が倒れないように支えを作ってくれ。」
3日経ってようやく終わったなー。マジで疲れた。今度からは防衛技術を上げて被害が出る前に倒せればいいんだが…。てか魔王なら魔王の側近みたいなのが欲しいな。いつまでもエルフ達だけに頼る訳にもいかないしな。
「エレーナ。」
「なんでしょう?」
「仲間探しに出るぞ。」
ーーークアトル共和国領域 ダビネスーーー
「さあさあよってらっしゃい見てらっしゃい!ダビネスの毎年恒例バトルアリーナが始まるよー!エントリーする方まだまだ募集中!今すぐ応募をー!」
「バトルアリーナ?」
「はい。この街ダビネスにはコロシアムがあります。そこでこの街の人々は毎年バトルアリーナを開催して優勝者を決めるんです。優勝した人には神アレスの恩恵を受けれるとか。」
戦いの神アレスか。少し面白そうだしやってみることにするか。
俺は受付でエントリーを済ませる。
「よし、エントリー完了。」
「あ、ちなみに魔法は禁止ですよ。」
…へ?
「エレーナ…。そういうことは今度から先に言おうね?魔王命令だ。」
「すすすすすみませんー!!!」
どうするか。俺はこの世界に来てから格闘というものを1ミリもしたことがない。確かに闇の魔法とかいう
チートに頼りっきりだったのは認めるけどただの素人が格闘で勝てるわけないってー!
魔王の面目丸つぶれだよ!
「おうおう、こんなガキがエントリーしてんのか?今年は。笑」
まずい、なんかやばそうな筋肉男が話しかけてきた…
どうしよどうしよ。
「ガキだからって舐めてると痛い目見るぞ。」
「あん?」
やっべー!つい言っちまった。殺される!
「てめぇ舐めた口聞いてんじゃねーぞ!」
ボギッ!
腹を殴られた?けど痛くない。
「なんだこれ?俺の腕が折れちまった!」
はえ?
「クソが!覚えとけよガキ!」
もしかしてこっちの世界に来てから魔法やらなんやらが全て強化されているのか?だとしたら…。
まだ勝算はある!
「さあさあお待たせ致しました!バトルアリーナ1日目の第1試合をお送りします!今年もアレス様に戦いを捧げるため、たくさんの強者がエントリーしております!
まずは赤コーナー!昨年のバトルアリーナで惜しくも
2位となった今最も強さに対して執念深い男!
ブリザード・エンドレース!!!」
会場の観客だけでなく、スタッフまでもが歓声をあげる。
「「うおおおお!!!!」」
「やったれブリザード!」
「続いて今回初出場!若い戦士達の希望の星と
なるか!?無名のルーキー、レーオ!!!」
「頑張れ若造!」
「やっちまえ若いの!」
「皆さん準備はいいですか!?」
スゥーハー。呼吸を整える。
「バトルアリーナ!開催でーす!!!」
「うわああ!!大蛇だ!」
「みんな急いで逃げろ!」
まったく。朝から森がカオスだな。なんだこれ。気配ってやつか?うっすらとわかるな。奥に…なにか…。
でか!!
いやいやいくらなんでもでかすぎるだろ!あんなでかい蛇相手に俺の闇の魔法が効くのか?まあいい。やるしかない!
「喰らえ!テネブラエ・プルヴィス!」
俺の手から大量の黒い塵が、大蛇に向かって行く。
「シャーーーー!!!!」
一応効いているようだな。だが…。
「まずい!」
ドゴォーン!!!
ギリギリだったな。もう少しでグチャグチャに叩き潰されてた。この大蛇、でかすぎて俺の闇の魔法が効くまで時間がかかる。となると…。まずは行動を不能にさせるか。
「トッツォ!目に射て!」
「承知致しました!」
プシューン!と物凄い速さの矢が大蛇の目を射抜いた。
「シャーー!!!!」
視界を奪って行動を不能にしたが、何の解決にもなってないな。どうするか…。そうだ!
「ザバス!倉庫にあるベリーを持ってこい!」
「どのベリーでしょうか?」
「1番よく燃えるやつ。」
「レオ様!これを!」
「サンキュー!エレーナ。」
さあ。蛇狩りといこうか。
俺は手に持ったファイアベリーを大蛇に思い切り投げつけた。
「さあ、闇の魔法。お前のその闇の炎で!」
手から紫色に光る灼熱の炎が吹き出る!
「テネブラエ・ブレイズ!!」
ボゴーン!!!
「これが、魔王様の闇の魔法…。」
漆黒の炎がベリーを燃やし、爆発させた。蛇の頭部が粉々に爆散した。
ベリーのおかげでよく燃えたな。成功してよかった。
爆発のせいで辺り一面肉片だらけだな。まあいいか。
「お前ら!今日は蛇肉だぁ!」
うおおおお!!!!
今日の昼飯は大蛇の蒲焼き。エレーナの特製だ。
「いただきまーす!」
美味い!!
流石はあの大蛇。弾力が桁違いで噛みごたえ抜群!
しかもエレーナが作ってくれたタレのおかげでめちゃくちゃ美味しい!
「ありがとうエレーナ!君は料理の天才だようー…!」
「ええ!?なぜ泣いてるんですか魔王様!」
これは間違いなく、ばあちゃんの味にそっくりだ!
思わず涙が出てきてしまった。みんなであの馬鹿でかい大蛇を食い尽くしたあと、里の復興作業へと移った。
「僕のペテロの反応が消えた。まさかやられるなんて。」
「お前のペットを殺せるほどの実力。間違いない。そいつが戦士長を殺した犯人だ。」
「ねえ、シュテロ。彼だか彼女だかわかんないけど、犯人僕が殺してもいい?」
「好きにしな。」
「ありがとう。絶対に殺してくるからね…。」
ハックション!
「誰か俺の話してるのかな?まあいいか。トッツォ、こっちを持ってくれ。エレーナ、そこの木が倒れないように支えを作ってくれ。」
3日経ってようやく終わったなー。マジで疲れた。今度からは防衛技術を上げて被害が出る前に倒せればいいんだが…。てか魔王なら魔王の側近みたいなのが欲しいな。いつまでもエルフ達だけに頼る訳にもいかないしな。
「エレーナ。」
「なんでしょう?」
「仲間探しに出るぞ。」
ーーークアトル共和国領域 ダビネスーーー
「さあさあよってらっしゃい見てらっしゃい!ダビネスの毎年恒例バトルアリーナが始まるよー!エントリーする方まだまだ募集中!今すぐ応募をー!」
「バトルアリーナ?」
「はい。この街ダビネスにはコロシアムがあります。そこでこの街の人々は毎年バトルアリーナを開催して優勝者を決めるんです。優勝した人には神アレスの恩恵を受けれるとか。」
戦いの神アレスか。少し面白そうだしやってみることにするか。
俺は受付でエントリーを済ませる。
「よし、エントリー完了。」
「あ、ちなみに魔法は禁止ですよ。」
…へ?
「エレーナ…。そういうことは今度から先に言おうね?魔王命令だ。」
「すすすすすみませんー!!!」
どうするか。俺はこの世界に来てから格闘というものを1ミリもしたことがない。確かに闇の魔法とかいう
チートに頼りっきりだったのは認めるけどただの素人が格闘で勝てるわけないってー!
魔王の面目丸つぶれだよ!
「おうおう、こんなガキがエントリーしてんのか?今年は。笑」
まずい、なんかやばそうな筋肉男が話しかけてきた…
どうしよどうしよ。
「ガキだからって舐めてると痛い目見るぞ。」
「あん?」
やっべー!つい言っちまった。殺される!
「てめぇ舐めた口聞いてんじゃねーぞ!」
ボギッ!
腹を殴られた?けど痛くない。
「なんだこれ?俺の腕が折れちまった!」
はえ?
「クソが!覚えとけよガキ!」
もしかしてこっちの世界に来てから魔法やらなんやらが全て強化されているのか?だとしたら…。
まだ勝算はある!
「さあさあお待たせ致しました!バトルアリーナ1日目の第1試合をお送りします!今年もアレス様に戦いを捧げるため、たくさんの強者がエントリーしております!
まずは赤コーナー!昨年のバトルアリーナで惜しくも
2位となった今最も強さに対して執念深い男!
ブリザード・エンドレース!!!」
会場の観客だけでなく、スタッフまでもが歓声をあげる。
「「うおおおお!!!!」」
「やったれブリザード!」
「続いて今回初出場!若い戦士達の希望の星と
なるか!?無名のルーキー、レーオ!!!」
「頑張れ若造!」
「やっちまえ若いの!」
「皆さん準備はいいですか!?」
スゥーハー。呼吸を整える。
「バトルアリーナ!開催でーす!!!」
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