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第一章
第七話 王妃パーティー後
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その後の王妃パーティーは、私たちの一連の動きと、メイドや執事から私を嘲笑っていたことが伝わっていたことがバレたからか非常に静かなものへと変わっていた。
中には王妃の座を狙い、あるいは側室の座を狙い、ディラン王子に様々なアプローチを仕掛ける令嬢たちも見受けられたが、軒並み失敗しているようだ。
しかし、ほかの令嬢たちから私は『次期王妃有力候補』と見られているようだが、とんでもない。
私の見た目は、悪いとは言えないけれども特別優れているかと言われればそうでもない、と答えなければいけないほどのもの。
けれど、この場には国内イチなのではないか、と疑いたくなるほど可愛らしいかたもいらっしゃるのだ。とてもではないが油断できない。
もっとも、その可愛らしい令嬢あるいは綺麗な令嬢ほど色仕掛けに走ることが多いので失敗する確率は高そうだが。
「まったく、どいつもこいつもどうしてこう安易なほうへ逃げるのだ。本当に王妃になる気があるのならば内面の気品を上手く出せばよかろうに」
「それはかなり難しいかと……」
そして、色仕掛けに疲れると、人のあいだに混じれなくて一人料理を味わっている私のもとへやってくるのだ。
頼ってもらっているようで嬉しいのだが、そのたびに会場中の目線が私に殺気を送ってくるので毎回怖い。
だが、その殺気すらも喜びに変換できるような状況であることが、何よりも幸せだ。
「そうだ。俺と一緒に、踊らないか?」
「わ、私と、ですか?」
「それ以外誰がいる」
不思議そうな目を向けるディラン王子に、私は感激を覚える。
せめて、使うかどうかわからない、という思いで練習してきたダンスがまさかこんな形で役に立ってくれるなんて。
「もしかして、ダンスは嫌いだったか?」
「いえいえ! ただ、嬉しくて」
「そうか。俺も嬉しいぞ」
不安げに眉を顰める表情から、安堵した表情、嬉しそうな表情までコロコロ変わる顔が愛おしい。
差し出された、細くも力強い手を取る。
「さぁ、踊ろう。……俺たちだけの世界で」
ディラン王子の甘く、脳髄まで響く声とともに、曲がスタートした。
曲は、バイオリンなどの弦楽器のみで構成される上品かつ緩急のある曲。
今まで練習してきた曲でもあったが、質が違うし、殺気を含んだ目線もある。何より、顔の真ん前にディラン王子の顔があるので、とても踊りのみに集中することなんてできなかった。
しかし、レッスンの成果が表れたのか。そんななかでも流暢にステップを踏むことができていた。
「いい踊りだぞ、ソフィア」
「ディラン王子もです」
彼の微笑みも、動きも、声も。
すべてが曲の一部のようで、美しかった。
そのあまりの美しさに一瞬見とれてしまうと、刹那のうちに強く抱き寄せられる。
国を背負う者に相応しい力だ、とも思った。
「そんな油断していたら、食べられてしまうぞ」
「あなたにならば本望ですよ」
悪戯っぽく笑うディランに、私は心の底からの本音を紡ぐ。
そのまま数ステップ踏むと、静かに、けれど豪華に曲は終了した。
「踊っているときのソフィアは綺麗だな。平常時でも美しいのだが」
「それを言えばディラン王子もです。逞しくも美しかったですよ」
曲が終わっても、私たちの間に交わされる言葉は尽きそうにもなかった。
◇◆◇
「はぁー……」
「あの、お嬢様。暗闇故確かではないのですが、ここにいらっしゃったときとお召し物が違うように見受けられますが……?」
夢のような時間はあっという間に過ぎ、エリナや御者の待つ馬車へ帰る時間となってしまった。
まだ私はディラン王子と喋った瞬間、彼の表情が変わった瞬間、笑った瞬間、二人きりで踊っていたあのときを思い出しては夢に浸っていたのだが。
「そうですよー。紅茶をかけられてー」
「ええっ!?」
まだ夢心地が抜けておらず、喋る必要のなさそうなことまで言ってしまったが、気にしない。
エリナが驚きの声をあげていてもお構いなしに私は続けた。
「これは王妃様が昔着ていたものでー」
「ん!? へぇぇ!?」
紅茶を掛けられたと言ったときよりも驚いているのが少し癪ではあったが、ここまで言ってしまったので続ける。
「紆余曲折あってディラン王子と一緒に踊ることになったのです」
「レッスンが! レッスンの成果がっ!」
嘆くように叫ぶエレナに思わず苦笑してしまう。喜んでいるらしく、きらりと涙が見えた。専属メイドとあって、私の努力を一番近くで見ていたこともあったからだろうか。
「というか、その紆余曲折部分が知りたいのですが! どのようなことがあったのですか、ソフィア様っ!」
「それが、私にもよく分からないのですよ。どうして私によく接してくれるのかが」
「そうなのですか?」
「ええ」
不思議そうな顔をするエレナだが、実際そうなのだ。
どうして、ディラン王子は私なんぞを気にかけて、しかも刺さるような視線を浴びせられながらも共に踊ってくれたのだろう。
考えても答えは出なかったが、脳裏には柔らかい笑みを浮かべる、深い海色の髪とエメラルドの瞳を持つ彼の姿が思い浮かぶ。
これだけで生きていけるような気がしてきたから、私はとんでもなくチョロい。
「そ、それよりも。ほかには、どのようなことがあったのですか?」
エレナは、私が答えられないと悟ると別の質問を投げかけてくる。
私はその問いに、笑顔を以て答えた。
「明日、王城へまた来るよう言われました」
答えを言った瞬間、動き出した馬車に最大級の悲鳴にも似た歓声が、夜空へ向かって響いた。
中には王妃の座を狙い、あるいは側室の座を狙い、ディラン王子に様々なアプローチを仕掛ける令嬢たちも見受けられたが、軒並み失敗しているようだ。
しかし、ほかの令嬢たちから私は『次期王妃有力候補』と見られているようだが、とんでもない。
私の見た目は、悪いとは言えないけれども特別優れているかと言われればそうでもない、と答えなければいけないほどのもの。
けれど、この場には国内イチなのではないか、と疑いたくなるほど可愛らしいかたもいらっしゃるのだ。とてもではないが油断できない。
もっとも、その可愛らしい令嬢あるいは綺麗な令嬢ほど色仕掛けに走ることが多いので失敗する確率は高そうだが。
「まったく、どいつもこいつもどうしてこう安易なほうへ逃げるのだ。本当に王妃になる気があるのならば内面の気品を上手く出せばよかろうに」
「それはかなり難しいかと……」
そして、色仕掛けに疲れると、人のあいだに混じれなくて一人料理を味わっている私のもとへやってくるのだ。
頼ってもらっているようで嬉しいのだが、そのたびに会場中の目線が私に殺気を送ってくるので毎回怖い。
だが、その殺気すらも喜びに変換できるような状況であることが、何よりも幸せだ。
「そうだ。俺と一緒に、踊らないか?」
「わ、私と、ですか?」
「それ以外誰がいる」
不思議そうな目を向けるディラン王子に、私は感激を覚える。
せめて、使うかどうかわからない、という思いで練習してきたダンスがまさかこんな形で役に立ってくれるなんて。
「もしかして、ダンスは嫌いだったか?」
「いえいえ! ただ、嬉しくて」
「そうか。俺も嬉しいぞ」
不安げに眉を顰める表情から、安堵した表情、嬉しそうな表情までコロコロ変わる顔が愛おしい。
差し出された、細くも力強い手を取る。
「さぁ、踊ろう。……俺たちだけの世界で」
ディラン王子の甘く、脳髄まで響く声とともに、曲がスタートした。
曲は、バイオリンなどの弦楽器のみで構成される上品かつ緩急のある曲。
今まで練習してきた曲でもあったが、質が違うし、殺気を含んだ目線もある。何より、顔の真ん前にディラン王子の顔があるので、とても踊りのみに集中することなんてできなかった。
しかし、レッスンの成果が表れたのか。そんななかでも流暢にステップを踏むことができていた。
「いい踊りだぞ、ソフィア」
「ディラン王子もです」
彼の微笑みも、動きも、声も。
すべてが曲の一部のようで、美しかった。
そのあまりの美しさに一瞬見とれてしまうと、刹那のうちに強く抱き寄せられる。
国を背負う者に相応しい力だ、とも思った。
「そんな油断していたら、食べられてしまうぞ」
「あなたにならば本望ですよ」
悪戯っぽく笑うディランに、私は心の底からの本音を紡ぐ。
そのまま数ステップ踏むと、静かに、けれど豪華に曲は終了した。
「踊っているときのソフィアは綺麗だな。平常時でも美しいのだが」
「それを言えばディラン王子もです。逞しくも美しかったですよ」
曲が終わっても、私たちの間に交わされる言葉は尽きそうにもなかった。
◇◆◇
「はぁー……」
「あの、お嬢様。暗闇故確かではないのですが、ここにいらっしゃったときとお召し物が違うように見受けられますが……?」
夢のような時間はあっという間に過ぎ、エリナや御者の待つ馬車へ帰る時間となってしまった。
まだ私はディラン王子と喋った瞬間、彼の表情が変わった瞬間、笑った瞬間、二人きりで踊っていたあのときを思い出しては夢に浸っていたのだが。
「そうですよー。紅茶をかけられてー」
「ええっ!?」
まだ夢心地が抜けておらず、喋る必要のなさそうなことまで言ってしまったが、気にしない。
エリナが驚きの声をあげていてもお構いなしに私は続けた。
「これは王妃様が昔着ていたものでー」
「ん!? へぇぇ!?」
紅茶を掛けられたと言ったときよりも驚いているのが少し癪ではあったが、ここまで言ってしまったので続ける。
「紆余曲折あってディラン王子と一緒に踊ることになったのです」
「レッスンが! レッスンの成果がっ!」
嘆くように叫ぶエレナに思わず苦笑してしまう。喜んでいるらしく、きらりと涙が見えた。専属メイドとあって、私の努力を一番近くで見ていたこともあったからだろうか。
「というか、その紆余曲折部分が知りたいのですが! どのようなことがあったのですか、ソフィア様っ!」
「それが、私にもよく分からないのですよ。どうして私によく接してくれるのかが」
「そうなのですか?」
「ええ」
不思議そうな顔をするエレナだが、実際そうなのだ。
どうして、ディラン王子は私なんぞを気にかけて、しかも刺さるような視線を浴びせられながらも共に踊ってくれたのだろう。
考えても答えは出なかったが、脳裏には柔らかい笑みを浮かべる、深い海色の髪とエメラルドの瞳を持つ彼の姿が思い浮かぶ。
これだけで生きていけるような気がしてきたから、私はとんでもなくチョロい。
「そ、それよりも。ほかには、どのようなことがあったのですか?」
エレナは、私が答えられないと悟ると別の質問を投げかけてくる。
私はその問いに、笑顔を以て答えた。
「明日、王城へまた来るよう言われました」
答えを言った瞬間、動き出した馬車に最大級の悲鳴にも似た歓声が、夜空へ向かって響いた。
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