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第六章 雪景色と温泉
新たな別荘
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ブランシュも別荘を決めた。
繁華街の少し外れにある、温泉付きの小さな別荘だ。
この町の拠点として三人で使うにはちょうどいい大きさで、小さいけど三人で入れるくらいの温泉付きだ。几帳面で綺麗好きなブランシュなら、汚すこともないだろう。
ブランシュの別荘は、これから不動産ギルド職員が魔道具のチェックや清掃をするため、入居は二日後となった。
なので、即日入居可の俺の別荘へ、全員で行く。
途中、坂道にある繫華街を通り、繫華街の入口を抜けて小さな森の中へ。
森の中に木の壁があり、別荘の入口が見えた。
案内のハンクさんが入口を差して言う。
「ここがゲントク様の別荘入口です。繫華街から徒歩七分、繫華街入口の脇道から先に進んだところにある小道を抜けると到着です」
「おおお……」
小さな森と言っても、道は整備されているし、玉砂利の道に飛び石がある道だ。でかい庭に入ったと思えばいい。
そして入口を抜けると、大きな池、池にかかる石橋があった。
すごい、京風の庭とでも言えばいいのか。ベンチもあるし、光も差すので明るいぞ。
そして気付いた……ベンチの上に、何か白い丸いのがいる。
「ん、なんだ……猫?」
「あ、すみません。言い忘れてました……実はここ、一匹の猫が住んでまして」
真っ白なネコだった。
俺たちに気付くと顔を上げ、眼を開けては閉じ、開けては閉じ、欠伸をする。
香箱座りでもまんまるだ。丸顔で可愛い。
「もともと、この旅館で飼われていた『百年猫』でして」
「……ひゃくねんびょう?」
またわからん単語が出た。
ブランシュが「まあ」と、アオが「へえー」と驚き、ロッソとヴェルデは首を傾げた。
ハンクさんが説明してくれる。
「その名の通り、『百年の寿命を持つ猫』ですよ。この子はもう、四十年ほどこの宿に住んでいます。食事などは自分で確保するようなので、特に気にしてはいませんが……」
「よ、四十年……?」
嘘だろ。猫の寿命って、どんなに長くても二十年くらいじゃないのか?
見た目は猫。完全なネコ……待てよ。
「あの、こいつ……人間に変化したり、喋り出したり、実は魔獣で巨大化するとか」
「え……? い、いえ、そういうのは」
「おじさん。百年猫は、本当にただ寿命の長い猫だよ。生涯で一度しか子供を産まない猫で、繁殖率も低いの。しかも見た目は完全なネコで、普通の猫と見分けるのは不可能なんだって。だから、二十年以上生きて元気なら百年猫かもしれない、三十年生きたら確実、って言われてるの」
アオ、出会ってから初めてこんな長文で喋ってくれた。
四十歳……俺よか年上とは驚き。
「ゲントク様、猫はその、お嫌いですか?」
「いやいや、猫は好きですよ。かわいいし」
ユキちゃんとか、デカい猫みたいなもんだしな。懐いてくれるのかわいい。
近付いてみると、眼を開けてくれた。逃げる気配も、警戒する素振りもない。
俺は猫を撫でる。
「俺は玄徳。この別荘を買ったんだ……よろしくな」
『……ごろろ』
おお、喉が少し鳴った。
猫はそのまま目を閉じると、香箱座りのまま眠って……ん?
「……あれ? こいつもしかして」
「ゲントク様、室内を案内します」
「ああ、はい」
俺は猫から離れ、別荘の室内に踏み込むのだった。
◇◇◇◇◇◇
別荘は、思った以上に広かった。
まず一階。もともと宿だったのでカウンターなどがあった場所は取り外され、玄関から直通の小部屋となっており、椅子やテーブルが並び、でかい窓から庭が良く見えた。
日当たりもいいし、靴を脱ぐ必要のない玄関直通の小部屋……椅子テーブルもあるし、ここで食事会とかできるかも。キッチンに通じるドアもあるし。
キッチンは、最新の魔導コンロ、冷蔵庫、製氷機があった。
水道も出るし、冷蔵庫も大サイズででかい。さすが元旅館。
玄関で靴を抜いて中へ。
まず一階には大広間があり畳敷き。そして暖炉……まあ暖炉はいいんだけど、畳敷きには全く合ってないな。エアコン作って早々に設置する。あとコタツも置くか。
そして、男女別トイレ、長い廊下、廊下の窓を開けると庭が見える。
庭、かなり広い……池があり、植木も芸術的な並び、灯篭みたいな石も置かれているし、野外用の椅子テーブルも置かれ、庭でリラックスすることもできそうだ。
「立地的には、繫華街の下にある敷地なのですが、角度的に見えないように建物があるので、覗かれる心配はございません」
「そりゃ安心……」
ハンクさんの補足。
確かに、周りは木々や壁に囲まれているし、繫華街側の方は建物で見えない。
渡り廊下から外に通じる廊下があり、そこを渡ると……いいサイズの建物、そして硫黄の香りがした。
「こ、ここはまさか……」
「はい。こちら、当別荘の温泉となります。室内ではなく離れにあるので、行く際には外を通らねばならないのですが……」
「最高じゃないですか!! 渡り廊下の先にある離れとか、めちゃくちゃ興奮しますよ!! なあ!!」
「「「「「…………」」」」」
「お、おいお前ら、なんでそんな目で見る……あ、マイルズさんはどう思います!?」
「こほん。私は好みですね。この、建物から切り離された別空間……悪くありません」
「マイルズさん……!! あなたは俺の真の理解者だ!!」
マイルズさんと握手。初老のイケオジって最高だな!!
さて、いよいよ離れの温泉へ。
脱衣所は男女別、内湯は木造りで広く、洗い場も三か所ずつあり、個室サウナもあった。
サウナ。異世界でもサウナって言うのが驚いた。
魔道具で熱を出して岩を熱し、水をかけて蒸気で温めるスタイルらしい。薪とか燃やしてみたいな作りじゃなくて安心したぜ。
そして、露天風呂。
「おおおおおおお!!」
「こちらが露天風呂です。露天風呂は混浴となってますが……」
「ああ、俺しかいないんで問題ないです!! すっげ、広い!!」
「わお……昨日の宿もよかったけど、アタシこっちのが好きかも」
「確かに……立派ですわね」
「……岩造り」
「むむむ、羨ましいかも……」
ロッソたちも驚きだ。
石造りの立派な露天風呂だ。男女の内湯からドアがあり、そこから入れるようだ。
漫画のお約束では、鉢合わせなんてあるかもだが……まあ俺は一人なのでその心配はない!!
「温泉、俺の温泉……」
「おじさま、大丈夫ですか?」
「おじさん……泣いてる」
「なんか、前もこんなことなかったっけ?」
『鮮血の赤椿』が心配してるが、感激しているだけなので安心してくれ。
温泉のあとは二階へ。
二階は客間、寝室だ。
和室が三部屋、洋室が二部屋、大部屋が一部屋あった。てっきり布団敷なのかと思ったら、全部の部屋にベッドがあった。
まあ、俺もベッドが好きなので問題ない。
案内が終わり、俺たちは入口へ。
「では、こちらが別荘のカギとなります」
「ありがたき幸せ!!」
「は、はい。では、何かありましたらいつでも不動産ギルドへ」
「はい!! いやあ、ハンクさんのおかげで最高の休暇になりそうです。グロリアにも感謝だな!!」
「ははは。姉によろしくお伝えください。では」
ハンクさんは丁寧に頭を下げ帰って行った。
俺は振り返り、全員に言う。
「よっしゃ、今日はみんな泊まっていけ!! 俺の奢りで飲みに行こうぜ!!」
「やったー!! そんな気してたんだよね!!」
「ふふ、ありがとうございますわ。私も自分の別荘が早く欲しくなりますわねぇ」
「……レレドレ、お鍋が有名」
「お泊り……よし。シュバン、マイルズ、お泊りの用意!!」
「「はい、お嬢様」」
『ニャアー』
と、まだベンチで座っていた百年猫が鳴いた。
アオが近づいて撫でると、アオも気付く。
「あれ、この子」
「ああ、お前も気付いたか」
俺も近づき、猫を撫でる。
まんまるした猫のお腹に優しく触れると、やはりそうだった。
「妊娠してるな。あまり動かさない方がよさそうだ」
「うん。でも、ここ寒いから、暖かい方がいいかも」
「だな……おいお前、家に入っていいぞ。アオ、布団出してくれるか? 毛布もあったはず」
「わかった」
とりあえず、猫はしばらく面倒を見るしかなさそうだな。
繁華街の少し外れにある、温泉付きの小さな別荘だ。
この町の拠点として三人で使うにはちょうどいい大きさで、小さいけど三人で入れるくらいの温泉付きだ。几帳面で綺麗好きなブランシュなら、汚すこともないだろう。
ブランシュの別荘は、これから不動産ギルド職員が魔道具のチェックや清掃をするため、入居は二日後となった。
なので、即日入居可の俺の別荘へ、全員で行く。
途中、坂道にある繫華街を通り、繫華街の入口を抜けて小さな森の中へ。
森の中に木の壁があり、別荘の入口が見えた。
案内のハンクさんが入口を差して言う。
「ここがゲントク様の別荘入口です。繫華街から徒歩七分、繫華街入口の脇道から先に進んだところにある小道を抜けると到着です」
「おおお……」
小さな森と言っても、道は整備されているし、玉砂利の道に飛び石がある道だ。でかい庭に入ったと思えばいい。
そして入口を抜けると、大きな池、池にかかる石橋があった。
すごい、京風の庭とでも言えばいいのか。ベンチもあるし、光も差すので明るいぞ。
そして気付いた……ベンチの上に、何か白い丸いのがいる。
「ん、なんだ……猫?」
「あ、すみません。言い忘れてました……実はここ、一匹の猫が住んでまして」
真っ白なネコだった。
俺たちに気付くと顔を上げ、眼を開けては閉じ、開けては閉じ、欠伸をする。
香箱座りでもまんまるだ。丸顔で可愛い。
「もともと、この旅館で飼われていた『百年猫』でして」
「……ひゃくねんびょう?」
またわからん単語が出た。
ブランシュが「まあ」と、アオが「へえー」と驚き、ロッソとヴェルデは首を傾げた。
ハンクさんが説明してくれる。
「その名の通り、『百年の寿命を持つ猫』ですよ。この子はもう、四十年ほどこの宿に住んでいます。食事などは自分で確保するようなので、特に気にしてはいませんが……」
「よ、四十年……?」
嘘だろ。猫の寿命って、どんなに長くても二十年くらいじゃないのか?
見た目は猫。完全なネコ……待てよ。
「あの、こいつ……人間に変化したり、喋り出したり、実は魔獣で巨大化するとか」
「え……? い、いえ、そういうのは」
「おじさん。百年猫は、本当にただ寿命の長い猫だよ。生涯で一度しか子供を産まない猫で、繁殖率も低いの。しかも見た目は完全なネコで、普通の猫と見分けるのは不可能なんだって。だから、二十年以上生きて元気なら百年猫かもしれない、三十年生きたら確実、って言われてるの」
アオ、出会ってから初めてこんな長文で喋ってくれた。
四十歳……俺よか年上とは驚き。
「ゲントク様、猫はその、お嫌いですか?」
「いやいや、猫は好きですよ。かわいいし」
ユキちゃんとか、デカい猫みたいなもんだしな。懐いてくれるのかわいい。
近付いてみると、眼を開けてくれた。逃げる気配も、警戒する素振りもない。
俺は猫を撫でる。
「俺は玄徳。この別荘を買ったんだ……よろしくな」
『……ごろろ』
おお、喉が少し鳴った。
猫はそのまま目を閉じると、香箱座りのまま眠って……ん?
「……あれ? こいつもしかして」
「ゲントク様、室内を案内します」
「ああ、はい」
俺は猫から離れ、別荘の室内に踏み込むのだった。
◇◇◇◇◇◇
別荘は、思った以上に広かった。
まず一階。もともと宿だったのでカウンターなどがあった場所は取り外され、玄関から直通の小部屋となっており、椅子やテーブルが並び、でかい窓から庭が良く見えた。
日当たりもいいし、靴を脱ぐ必要のない玄関直通の小部屋……椅子テーブルもあるし、ここで食事会とかできるかも。キッチンに通じるドアもあるし。
キッチンは、最新の魔導コンロ、冷蔵庫、製氷機があった。
水道も出るし、冷蔵庫も大サイズででかい。さすが元旅館。
玄関で靴を抜いて中へ。
まず一階には大広間があり畳敷き。そして暖炉……まあ暖炉はいいんだけど、畳敷きには全く合ってないな。エアコン作って早々に設置する。あとコタツも置くか。
そして、男女別トイレ、長い廊下、廊下の窓を開けると庭が見える。
庭、かなり広い……池があり、植木も芸術的な並び、灯篭みたいな石も置かれているし、野外用の椅子テーブルも置かれ、庭でリラックスすることもできそうだ。
「立地的には、繫華街の下にある敷地なのですが、角度的に見えないように建物があるので、覗かれる心配はございません」
「そりゃ安心……」
ハンクさんの補足。
確かに、周りは木々や壁に囲まれているし、繫華街側の方は建物で見えない。
渡り廊下から外に通じる廊下があり、そこを渡ると……いいサイズの建物、そして硫黄の香りがした。
「こ、ここはまさか……」
「はい。こちら、当別荘の温泉となります。室内ではなく離れにあるので、行く際には外を通らねばならないのですが……」
「最高じゃないですか!! 渡り廊下の先にある離れとか、めちゃくちゃ興奮しますよ!! なあ!!」
「「「「「…………」」」」」
「お、おいお前ら、なんでそんな目で見る……あ、マイルズさんはどう思います!?」
「こほん。私は好みですね。この、建物から切り離された別空間……悪くありません」
「マイルズさん……!! あなたは俺の真の理解者だ!!」
マイルズさんと握手。初老のイケオジって最高だな!!
さて、いよいよ離れの温泉へ。
脱衣所は男女別、内湯は木造りで広く、洗い場も三か所ずつあり、個室サウナもあった。
サウナ。異世界でもサウナって言うのが驚いた。
魔道具で熱を出して岩を熱し、水をかけて蒸気で温めるスタイルらしい。薪とか燃やしてみたいな作りじゃなくて安心したぜ。
そして、露天風呂。
「おおおおおおお!!」
「こちらが露天風呂です。露天風呂は混浴となってますが……」
「ああ、俺しかいないんで問題ないです!! すっげ、広い!!」
「わお……昨日の宿もよかったけど、アタシこっちのが好きかも」
「確かに……立派ですわね」
「……岩造り」
「むむむ、羨ましいかも……」
ロッソたちも驚きだ。
石造りの立派な露天風呂だ。男女の内湯からドアがあり、そこから入れるようだ。
漫画のお約束では、鉢合わせなんてあるかもだが……まあ俺は一人なのでその心配はない!!
「温泉、俺の温泉……」
「おじさま、大丈夫ですか?」
「おじさん……泣いてる」
「なんか、前もこんなことなかったっけ?」
『鮮血の赤椿』が心配してるが、感激しているだけなので安心してくれ。
温泉のあとは二階へ。
二階は客間、寝室だ。
和室が三部屋、洋室が二部屋、大部屋が一部屋あった。てっきり布団敷なのかと思ったら、全部の部屋にベッドがあった。
まあ、俺もベッドが好きなので問題ない。
案内が終わり、俺たちは入口へ。
「では、こちらが別荘のカギとなります」
「ありがたき幸せ!!」
「は、はい。では、何かありましたらいつでも不動産ギルドへ」
「はい!! いやあ、ハンクさんのおかげで最高の休暇になりそうです。グロリアにも感謝だな!!」
「ははは。姉によろしくお伝えください。では」
ハンクさんは丁寧に頭を下げ帰って行った。
俺は振り返り、全員に言う。
「よっしゃ、今日はみんな泊まっていけ!! 俺の奢りで飲みに行こうぜ!!」
「やったー!! そんな気してたんだよね!!」
「ふふ、ありがとうございますわ。私も自分の別荘が早く欲しくなりますわねぇ」
「……レレドレ、お鍋が有名」
「お泊り……よし。シュバン、マイルズ、お泊りの用意!!」
「「はい、お嬢様」」
『ニャアー』
と、まだベンチで座っていた百年猫が鳴いた。
アオが近づいて撫でると、アオも気付く。
「あれ、この子」
「ああ、お前も気付いたか」
俺も近づき、猫を撫でる。
まんまるした猫のお腹に優しく触れると、やはりそうだった。
「妊娠してるな。あまり動かさない方がよさそうだ」
「うん。でも、ここ寒いから、暖かい方がいいかも」
「だな……おいお前、家に入っていいぞ。アオ、布団出してくれるか? 毛布もあったはず」
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