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第六章 雪景色と温泉
鉱山の町ドドファド
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さて、ヒコロクの案内で鉱山の町ドドファドへ。
北へ進んでいると、数日で景色が切り替わった。
まず、草木が少なくなり、荒野に伸びる街道を進んでいた。岩や荒れ地が多いが、街道だけはしっかりと整備されている。
北へ向かうメインストリート。横幅も広いし、何度か商人の馬車や護衛の集団とすれ違った。
窓から眺めていると気付く。
「……なんか、寒くなってきたな」
「そりゃ、北国は寒いからね」
ちなみに、エーデルシュタイン王国から出た先にある北国は、スノウデーン王国というらしい。
大きさはそこまでじゃなく、大半が森に囲まれた国だ。
ブランシュが説明する。
「スノウデーン王国は、王都以外に大きな町が三つ、小さな町が三つしかないんですよ」
「そうなのか? 意外に少ないな」
「はい。雪が多くて、小さな村だと街道整備が追い付かず、孤立してしまうからです。なので、国が『街道整備部隊』という除雪専門の人たちを使って、王都から続く六つの街道を常に整備しているんです」
「……鉱山の町ドドファドは、国境近くにある山岳地帯。そこから温泉の町レレドレに行く」
アオが言う。
鉱山の町ドドファドは、スノウデーン王国内にある町で最も雪が少なく、エーデルシュタイン王国から最も近い町だ。大きな町の一つで、国境近くなので人の往来も多いらしい。
「温泉の町レレドレは観光地……ドドファドから行く人もけっこういる」
「ほう……なるほどな」
「ふふ。今回は王都までは行きませんけどね。でも、いつか行ってみるのも悪くないですわね」
ブランシュがクスっと微笑んだ。
すると、二階からロッソが降りてきた。今はもうお昼近いが、ぐっすり寝ていたようだ。
思わず見ると。
「ふぁぁぁ……寝すぎた」
「ぶっ」
「ろ、ロッソ!! おばか!! 胸を隠しなさい!!」
「……おじさん、見ちゃダメ」
ロッソは、ツインテールを解き、上半身裸で、下はパンイチだった。
大きな胸をぶるんぶるん揺らし、頭をボリボリ掻いて大あくび……俺は目を逸らす。
デカいと思ったが、かなりデカい。ついに見てしまった……十七歳の巨乳を。
ブランシュが立ち上がってロッソの背を押して二階へ。
「おじさん、見た?」
「……まあ、うん」
「おじさん、えっち」
「……すみませんでした」
俺の責任なのか……でもまあ、いいモン見れました。
◇◇◇◇◇◇
エーデルシュタイン王国の国境を越え、いよいよスノウデーン王国領内に入った。
ここまで五日……特に問題もなく、のんびり進んだ。
そして、岩石地帯を通ると見えてきた。
「お、見えてきたわね。あれが鉱山の町ドドファドよ!!」
「おお……」
鉱山の町ドドファド。
すごいな。レンガ造りの家、木々が少なく、至る所で煙が上がっている。
地面も硬い土だし、馬車の往来もすごい。
町の入口でブランシュが門兵に冒険者証を見せると、あっさり入れた。
「とりあえず、宿を確保ですわね」
「おっさん、目的地は温泉の町レレドレだけど、ここ素通りする?」
「そうだな……一日くらい、観光してもいいか。名物とかあるか?」
「……ここ、職人の町だから。鍛冶屋に武器を依頼したり、装備関係を依頼する冒険者がいっぱい。食事はあんまり期待しない方がいいかも」
アオが言う。
食事は乾きものが多く、酒の種類が豊富らしい。
しかも、ここはドワーフが多く住む町。食べ物は肉がメインで、酒は浴びるように飲むそうだ。
窓から街を眺めていると。
「お、あれがドワーフか」
低身長、筋骨隆々、髭もじゃ……テンプレだなあ。
ロッソが俺に背中に胸を押し付けながら窓を覗く。
「ドワーフ、エーデルシュタイン王国にもいるわよ。アタシらの専属鍛冶師もドワーフだしね」
「そうなのか……俺、初めて見た。エルフは見たことあるんだけどな」
背中の柔らかさ……うーん、デカい。
ここに娼館あるかな……いやまあ、うん。
そんな風に思っていると、ヒコロクが止まった。
『オフ』
「到着……ヒコロクおすすめの宿」
到着したのは、三階建てのレンガ造りの宿だった。宿というか要塞みたいだ。
荷車を専用スペースに止め、ヒコロクを犬具から解放。アオがブラッシングを始める。
その隙に、俺とロッソで荷物を下ろし、ブランシュが部屋を取る。
「二部屋確保しましたわ」
言うまでもないが、俺が一人、ロッソたち三人だ。
ヒコロクを厩舎に入れ、俺たちは部屋に入る。
うん、シングルの部屋だ。ベッドに机、暖炉……おお、暖炉の傍に薪がいっぱい積んである。
そういや、夜は冷えるんだっけか。
「おっさん、遊び行かない?」
ドアがノックされ、ロッソが入ってきた。
「あのさ、いい酒場がいっぱいあるんだって。夕飯がてら飲みに行かない?」
「いいな。アオとブランシュは?」
「アオはお酒苦手で、ブランシュも好きじゃないって。二人でご飯食べに行くって。アタシはお酒飲むからおっさん誘いに来たのよ」
「そうか。じゃあ、おっさんとメシ食いに行くか」
「うん。ふふん、デートねデート」
ロッソが冗談で腕を取る。もちろん、勘違いなんてしない。
俺はロッソと二人、町に出るのだった。
◇◇◇◇◇◇
鉱山の町……という名前だが、その名の通りだ。
鉱石を運ぶ馬車、あちこちから聞こえる鍛冶の音、そして酒の香り。
「うーん、ここはここで、いい感じだな」
「だね。アタシ、嫌いじゃないなー」
「でも、目的地は……」
「温泉でしょ。にしし、ワクワクするね。おっさん」
「ああ。温泉はいいぞ、温まるし、気持ちいいし、肌はすべすべになるし」
「んふふ。おっさん、背中流してあげよっか~?」
「アホ。おっさんをからかうな……と、ここにするか」
立ち止まったのは、オープンな感じの大衆酒場だ。
仕事終わりのドワーフや冒険者が酒盛りしている。俺とロッソは店に入り、空いている円卓に座って注文をした。
注文したのはエール。しかもキンキンに冷えている。
「じゃ、乾杯」
「かんぱ~い!!」
冷えたエールを一気に飲むと、頭がビリビリ痺れるような感覚がした。
「うっま!!」
「美味い!! はあ……やっぱ酒はいいな」
「うんうん!! すみません、おかわりー!!」
ロッソと酒盛りをし、乾燥ナッツやステーキを食べながら笑い合った。
「あはは!! でさ、ブランシュってば『わたくし、か弱い乙女なので』なーんて言いながらさ、手に持った石ころ粉々に砕いちゃって、相手ドン引きしてさー!!」
「ははは!! そういや、怪力なんだっけ? すげぇなあ」
「うんうん。アオはすっごく泳ぎ得意なのよ。そうそう、胸のサイズが小さいの気にしてんのよ。ちなみに~……アタシ、ブランシュ、アオの順だから」
「サイズかよ!! いやいや、そういうのは」
「おっさ~ん……素直になりなよ。アタシの胸ガン見してたじゃ~ん? 見たい? 見たい?」
「アホ。ったく、もっと大人になってから言え」
「じゃあ、スノウさんは?」
「……すみません、おかわりー!!」
エールは美味いなあ!! ちくしょうめ!!
すると、俺たちのテーブルの前に。
「あぁ~ら? ロッソじゃない」
「あん? って……ヴェルデじゃん。なんか用?」
現れたのは、エメラルドグリーンの髪をした少女だった。
すげえ、縦ロールだ。くるくる巻いた髪に、派手な帽子を被り、胸元を露出した肩剥き出しのドレスを着ている。
化粧してるが、かなりの美少女……しかも胸もデカい。
俺は、注文のエールを飲みながら言う。
「知り合いか?」
「うん。『緑』のヴェルデっていう冒険者」
「紹介が雑!! というかアナタ、私を知らないなんてあり得ないわ!!」
「え、ああ……なんかすまん」
すると、どこからか現れた黒服の青年二人が、ヴェルデの隣に並んで魔法でキラキラした光を演出した。
「ごきげんよう。私は『七虹冒険者』の一人、『緑』のヴェルデ!! そこの冴えないお方、覚えておきなさい!! お~っほっほっほ!!」
「ああどうも……」
「覚えなくていいよ。こいつ、けっこう強いのにこんな態度だから、周りから嫌われまくってんのよ」
「ば、馬鹿なこと言わないで!! わ、私が嫌われてるなんてあり得ないし!!」
「はいはい。で、なんか用?」
「……別に、ただ見かけたから」
「あっそ。じゃあね」
「うう……」
なんか可哀想だな……まあいいか。
「あの、よかったら一緒に飲むか? そっちの二人も一緒に」
「え、いいの!? シュバン、マイルズ、椅子を用意!!」
「「はい、お嬢様」」
「え~? おっさん、こいつうるさいし、一緒じゃなくても」
「まーまー、どうせ温泉の町レレドレに行くんだ。今日くらい、仲良くしてやれ」
「……レレドレ?」
さて、よくわからんやつだが、楽しい時間はまだ続くぞ。
北へ進んでいると、数日で景色が切り替わった。
まず、草木が少なくなり、荒野に伸びる街道を進んでいた。岩や荒れ地が多いが、街道だけはしっかりと整備されている。
北へ向かうメインストリート。横幅も広いし、何度か商人の馬車や護衛の集団とすれ違った。
窓から眺めていると気付く。
「……なんか、寒くなってきたな」
「そりゃ、北国は寒いからね」
ちなみに、エーデルシュタイン王国から出た先にある北国は、スノウデーン王国というらしい。
大きさはそこまでじゃなく、大半が森に囲まれた国だ。
ブランシュが説明する。
「スノウデーン王国は、王都以外に大きな町が三つ、小さな町が三つしかないんですよ」
「そうなのか? 意外に少ないな」
「はい。雪が多くて、小さな村だと街道整備が追い付かず、孤立してしまうからです。なので、国が『街道整備部隊』という除雪専門の人たちを使って、王都から続く六つの街道を常に整備しているんです」
「……鉱山の町ドドファドは、国境近くにある山岳地帯。そこから温泉の町レレドレに行く」
アオが言う。
鉱山の町ドドファドは、スノウデーン王国内にある町で最も雪が少なく、エーデルシュタイン王国から最も近い町だ。大きな町の一つで、国境近くなので人の往来も多いらしい。
「温泉の町レレドレは観光地……ドドファドから行く人もけっこういる」
「ほう……なるほどな」
「ふふ。今回は王都までは行きませんけどね。でも、いつか行ってみるのも悪くないですわね」
ブランシュがクスっと微笑んだ。
すると、二階からロッソが降りてきた。今はもうお昼近いが、ぐっすり寝ていたようだ。
思わず見ると。
「ふぁぁぁ……寝すぎた」
「ぶっ」
「ろ、ロッソ!! おばか!! 胸を隠しなさい!!」
「……おじさん、見ちゃダメ」
ロッソは、ツインテールを解き、上半身裸で、下はパンイチだった。
大きな胸をぶるんぶるん揺らし、頭をボリボリ掻いて大あくび……俺は目を逸らす。
デカいと思ったが、かなりデカい。ついに見てしまった……十七歳の巨乳を。
ブランシュが立ち上がってロッソの背を押して二階へ。
「おじさん、見た?」
「……まあ、うん」
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「……すみませんでした」
俺の責任なのか……でもまあ、いいモン見れました。
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エーデルシュタイン王国の国境を越え、いよいよスノウデーン王国領内に入った。
ここまで五日……特に問題もなく、のんびり進んだ。
そして、岩石地帯を通ると見えてきた。
「お、見えてきたわね。あれが鉱山の町ドドファドよ!!」
「おお……」
鉱山の町ドドファド。
すごいな。レンガ造りの家、木々が少なく、至る所で煙が上がっている。
地面も硬い土だし、馬車の往来もすごい。
町の入口でブランシュが門兵に冒険者証を見せると、あっさり入れた。
「とりあえず、宿を確保ですわね」
「おっさん、目的地は温泉の町レレドレだけど、ここ素通りする?」
「そうだな……一日くらい、観光してもいいか。名物とかあるか?」
「……ここ、職人の町だから。鍛冶屋に武器を依頼したり、装備関係を依頼する冒険者がいっぱい。食事はあんまり期待しない方がいいかも」
アオが言う。
食事は乾きものが多く、酒の種類が豊富らしい。
しかも、ここはドワーフが多く住む町。食べ物は肉がメインで、酒は浴びるように飲むそうだ。
窓から街を眺めていると。
「お、あれがドワーフか」
低身長、筋骨隆々、髭もじゃ……テンプレだなあ。
ロッソが俺に背中に胸を押し付けながら窓を覗く。
「ドワーフ、エーデルシュタイン王国にもいるわよ。アタシらの専属鍛冶師もドワーフだしね」
「そうなのか……俺、初めて見た。エルフは見たことあるんだけどな」
背中の柔らかさ……うーん、デカい。
ここに娼館あるかな……いやまあ、うん。
そんな風に思っていると、ヒコロクが止まった。
『オフ』
「到着……ヒコロクおすすめの宿」
到着したのは、三階建てのレンガ造りの宿だった。宿というか要塞みたいだ。
荷車を専用スペースに止め、ヒコロクを犬具から解放。アオがブラッシングを始める。
その隙に、俺とロッソで荷物を下ろし、ブランシュが部屋を取る。
「二部屋確保しましたわ」
言うまでもないが、俺が一人、ロッソたち三人だ。
ヒコロクを厩舎に入れ、俺たちは部屋に入る。
うん、シングルの部屋だ。ベッドに机、暖炉……おお、暖炉の傍に薪がいっぱい積んである。
そういや、夜は冷えるんだっけか。
「おっさん、遊び行かない?」
ドアがノックされ、ロッソが入ってきた。
「あのさ、いい酒場がいっぱいあるんだって。夕飯がてら飲みに行かない?」
「いいな。アオとブランシュは?」
「アオはお酒苦手で、ブランシュも好きじゃないって。二人でご飯食べに行くって。アタシはお酒飲むからおっさん誘いに来たのよ」
「そうか。じゃあ、おっさんとメシ食いに行くか」
「うん。ふふん、デートねデート」
ロッソが冗談で腕を取る。もちろん、勘違いなんてしない。
俺はロッソと二人、町に出るのだった。
◇◇◇◇◇◇
鉱山の町……という名前だが、その名の通りだ。
鉱石を運ぶ馬車、あちこちから聞こえる鍛冶の音、そして酒の香り。
「うーん、ここはここで、いい感じだな」
「だね。アタシ、嫌いじゃないなー」
「でも、目的地は……」
「温泉でしょ。にしし、ワクワクするね。おっさん」
「ああ。温泉はいいぞ、温まるし、気持ちいいし、肌はすべすべになるし」
「んふふ。おっさん、背中流してあげよっか~?」
「アホ。おっさんをからかうな……と、ここにするか」
立ち止まったのは、オープンな感じの大衆酒場だ。
仕事終わりのドワーフや冒険者が酒盛りしている。俺とロッソは店に入り、空いている円卓に座って注文をした。
注文したのはエール。しかもキンキンに冷えている。
「じゃ、乾杯」
「かんぱ~い!!」
冷えたエールを一気に飲むと、頭がビリビリ痺れるような感覚がした。
「うっま!!」
「美味い!! はあ……やっぱ酒はいいな」
「うんうん!! すみません、おかわりー!!」
ロッソと酒盛りをし、乾燥ナッツやステーキを食べながら笑い合った。
「あはは!! でさ、ブランシュってば『わたくし、か弱い乙女なので』なーんて言いながらさ、手に持った石ころ粉々に砕いちゃって、相手ドン引きしてさー!!」
「ははは!! そういや、怪力なんだっけ? すげぇなあ」
「うんうん。アオはすっごく泳ぎ得意なのよ。そうそう、胸のサイズが小さいの気にしてんのよ。ちなみに~……アタシ、ブランシュ、アオの順だから」
「サイズかよ!! いやいや、そういうのは」
「おっさ~ん……素直になりなよ。アタシの胸ガン見してたじゃ~ん? 見たい? 見たい?」
「アホ。ったく、もっと大人になってから言え」
「じゃあ、スノウさんは?」
「……すみません、おかわりー!!」
エールは美味いなあ!! ちくしょうめ!!
すると、俺たちのテーブルの前に。
「あぁ~ら? ロッソじゃない」
「あん? って……ヴェルデじゃん。なんか用?」
現れたのは、エメラルドグリーンの髪をした少女だった。
すげえ、縦ロールだ。くるくる巻いた髪に、派手な帽子を被り、胸元を露出した肩剥き出しのドレスを着ている。
化粧してるが、かなりの美少女……しかも胸もデカい。
俺は、注文のエールを飲みながら言う。
「知り合いか?」
「うん。『緑』のヴェルデっていう冒険者」
「紹介が雑!! というかアナタ、私を知らないなんてあり得ないわ!!」
「え、ああ……なんかすまん」
すると、どこからか現れた黒服の青年二人が、ヴェルデの隣に並んで魔法でキラキラした光を演出した。
「ごきげんよう。私は『七虹冒険者』の一人、『緑』のヴェルデ!! そこの冴えないお方、覚えておきなさい!! お~っほっほっほ!!」
「ああどうも……」
「覚えなくていいよ。こいつ、けっこう強いのにこんな態度だから、周りから嫌われまくってんのよ」
「ば、馬鹿なこと言わないで!! わ、私が嫌われてるなんてあり得ないし!!」
「はいはい。で、なんか用?」
「……別に、ただ見かけたから」
「あっそ。じゃあね」
「うう……」
なんか可哀想だな……まあいいか。
「あの、よかったら一緒に飲むか? そっちの二人も一緒に」
「え、いいの!? シュバン、マイルズ、椅子を用意!!」
「「はい、お嬢様」」
「え~? おっさん、こいつうるさいし、一緒じゃなくても」
「まーまー、どうせ温泉の町レレドレに行くんだ。今日くらい、仲良くしてやれ」
「……レレドレ?」
さて、よくわからんやつだが、楽しい時間はまだ続くぞ。
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