207 / 214
第209話・決着の時
しおりを挟む
シンクの叫びに反応したキューブ・シン・シグマは、目の前のバルバトス神父とサニー、後方にいるマリアたちを同時に始末するべく動きだす。
身体を細かく分裂させ、小さな玉となって跳ねる。
バルバトス神父とサニーは首を傾げ、先程までキューブ・シン・シグマの攻撃に晒されていたマリアたちは青ざめた。
「仕方ありませんわね……メリー、あなたはバルバトス神父たちの援護を。あなたならあの球体の爆破から身を守ることができるはず」
「うん、できるけど……二人は?」
「倒す」
シンクは爪を巨大化、右手をハサミのように、左手を錨のように変形させ、両足の義足をスプリングのように変形させジャンプした。
バルバトス神父とサニーはようやく気付く。
「これは……敵だね」
「ッ!!」
サニーは『斬滅』を片手に、赤ん坊のアシュレーを胸に抱く。
あれでは戦えない。シンクはそう考え、左手の錨を思いきり振った。
「だぁぁぁぁぁっ!!」
錨の先には鎖が付いている。
薙ぎ払われたキューブ・シン・シグマは爆発。シンクの左手は爆発で破壊される。だがシンクは構わなかった。
「イルククゥ、再構築!!」
『お任せを』
爆発し、バラバラに砕けた左手がシンクに集まる。
金属さえあれば四肢は問題なく蘇る。そう、爆発した破片も金属。性能の劣化こそするが手足にするには問題ない。
「マリア!!」
「お任せを!!」
シンクに向かったキューブ・シン・シグマは、マリアの百足鱗が薙ぐ。
その間、メリーは爆発するような速度でサニーの元へ。
「大丈夫?」
「え、あ、はい」
「あたしの傍に。たぶん爆破から守れる」
「で、ですが……私も」
「赤ちゃん、守る」
「あ……」
サニーは、アシュレーを強く抱く。
なぜここにアシュレーがいるのか。それを聞くのは後でいい。
今は、キューブ・シン・シグマの攻撃から守らなくてはならない。
「むぅ……これは一体!?」
「気を付けなさい。触れると爆破しますわよ!!」
「厄介……」
バルバトス神父が警戒、マリアが薙ぎ、シンクが叩き落す。
バルバトス神父は祈るような体勢をとる。
「我が身に眠る神よ……どうか、幼き命とか弱き乙女を守る力を」
すると、バルバトス神父の右腕がボコボコと肥大、顔の半分も真っ赤になり、髪が燃えるように逆立つ。
理性を残したまま力を行使できるようになった、今のバルバトス神父の戦い方だ。
「ガァァァァァァァァァッ!!」
右腕を振り回し、キューブ・シン・シグマを叩き潰す。
爆破なんてお構いなし。皮膚が傷ついても瞬間的に回復。とにかく叩き叩き叩く。そして、マリアたちも負けずにキューブ・シン・シグマを破壊する。
「くっ……数が減りませんわ!!」
「うっとおしい!!」
「全く……キミたちは面白い敵と戦っているね!!」
爆発音が響き、地形が変形していく。
アシュレーを抱いたサニー、そして二人を守るように立つメリー。
そして、ついに来た。
「う、ふぇ……ふぇぇぁぁぁーーーーーーんっ!!」
「あぁっ、よーしよーし、いい子いい子」
「うぇぇぁぁぁーーーーーんっ!! あぁぁーーーーーんっ!!」
爆破音で、アシュレーが泣きだしてしまったのだ。
サニーがあやすが、爆破は続いている。
「赤ちゃん、泣いてる」
「ええ……早くこれを始末してあげましょう!!」
「そうだね。この騒音、赤ん坊には毒だ!!」
シンク、マリア、バルバトス神父がキューブ・シン・シグマを攻撃する。だが、数は一向に減らない。
細かな球体がいくつも現れ、爆破を繰り返していくのだ。
非常に厄介。だが────。
「うえぇぇぇーーーーーあぁぁんっ!!」
「むっ!? な、なんだ……?」
アシュレーが泣くと、突如としてバルバトス神父の背負っていたカバンが光りはじめた。そして、中から腰巻……大罪神器【傲慢】のギルデロイが現れたのである。
『ふむ、いいのですかな?』
「あぁぁーーーーーんっ!!」
『うむ。幼き魂の許可は得た……神父よ、力を貸しましょう』
「え……?」
『ふふ、どうやら我が半身は、あなたがお気に入りのようだ』
「な……お、おおっ!?」
【傲慢】のベルトがバルバトス神父に巻き付く。
そして、ベルトから鎖のような物が飛び出し、バルバトス神父の全身を覆いつくす。そして、鎖が形となり、全身鎧となった。
『こ、これは……』
『第一階梯《傲慢なる鎖鎧》……さぁさぁ、我の力を使い勝利を手に!!』
『み、見える……見えるぞ!!』
全身鎧の兜の目はレンズとなっており、普段は見えない物を見ることができるようになっていた。
キューブ・シン・シグマの全てが見える。
この第六相の秘密を、この眼なら看破できる。
そして。
『そういうことか!! マリアくん、シンクくん、狙う場所がわかった!!』
「えっ!? も、もうわけがわかりませんが……どこですの!?」
「その鎧、あとでボクも着る……どこ?」
バルバトス神父が指さした場所は、何の変哲もない地面。
シンクたちから50メートルほど離れた場所だった。
『あそこに、全ての球体を統括するコアがある!! それを破壊すればこの小さな球体も消えるはずだ!!……っむ!?』
『残念。やはり契約者でなければ無理か……』
鎧が解除された。腰巻も消える。
だが、場所はわかった。
バルバトス神父は全身を真っ赤に膨張させ、三メートルを越える巨人と化す。
シンクは両腕を巨大な爪へ、マリアも百足鱗を四本、攻撃に回す。
「では……行こうか!!」
「狩る」
「終わりにしましょう!!」
キューブ・シン・シグマが一斉に集まる。
本体の位置を察知されたことで、攻撃が激化。だが、バルバトス神父が全ての球体を引き受け、マリアとシンクへ道を作る。
「オォォォォォォォッ!!」
爆破、爆破、爆破。
だが、バルバトス神父は倒れない。
シンクとマリアの一撃が、バルバトス神父の示した地面に突き刺さる。
「これで終わりですわ!!」
「死ね」
地面に突き刺さった百足鱗と爪が、何かを砕いた。
そして……キューブ・シン・シグマがドロドロに溶け、消滅した。
第六相キューブ・シン・シグマが、敗北した瞬間だった。
身体を細かく分裂させ、小さな玉となって跳ねる。
バルバトス神父とサニーは首を傾げ、先程までキューブ・シン・シグマの攻撃に晒されていたマリアたちは青ざめた。
「仕方ありませんわね……メリー、あなたはバルバトス神父たちの援護を。あなたならあの球体の爆破から身を守ることができるはず」
「うん、できるけど……二人は?」
「倒す」
シンクは爪を巨大化、右手をハサミのように、左手を錨のように変形させ、両足の義足をスプリングのように変形させジャンプした。
バルバトス神父とサニーはようやく気付く。
「これは……敵だね」
「ッ!!」
サニーは『斬滅』を片手に、赤ん坊のアシュレーを胸に抱く。
あれでは戦えない。シンクはそう考え、左手の錨を思いきり振った。
「だぁぁぁぁぁっ!!」
錨の先には鎖が付いている。
薙ぎ払われたキューブ・シン・シグマは爆発。シンクの左手は爆発で破壊される。だがシンクは構わなかった。
「イルククゥ、再構築!!」
『お任せを』
爆発し、バラバラに砕けた左手がシンクに集まる。
金属さえあれば四肢は問題なく蘇る。そう、爆発した破片も金属。性能の劣化こそするが手足にするには問題ない。
「マリア!!」
「お任せを!!」
シンクに向かったキューブ・シン・シグマは、マリアの百足鱗が薙ぐ。
その間、メリーは爆発するような速度でサニーの元へ。
「大丈夫?」
「え、あ、はい」
「あたしの傍に。たぶん爆破から守れる」
「で、ですが……私も」
「赤ちゃん、守る」
「あ……」
サニーは、アシュレーを強く抱く。
なぜここにアシュレーがいるのか。それを聞くのは後でいい。
今は、キューブ・シン・シグマの攻撃から守らなくてはならない。
「むぅ……これは一体!?」
「気を付けなさい。触れると爆破しますわよ!!」
「厄介……」
バルバトス神父が警戒、マリアが薙ぎ、シンクが叩き落す。
バルバトス神父は祈るような体勢をとる。
「我が身に眠る神よ……どうか、幼き命とか弱き乙女を守る力を」
すると、バルバトス神父の右腕がボコボコと肥大、顔の半分も真っ赤になり、髪が燃えるように逆立つ。
理性を残したまま力を行使できるようになった、今のバルバトス神父の戦い方だ。
「ガァァァァァァァァァッ!!」
右腕を振り回し、キューブ・シン・シグマを叩き潰す。
爆破なんてお構いなし。皮膚が傷ついても瞬間的に回復。とにかく叩き叩き叩く。そして、マリアたちも負けずにキューブ・シン・シグマを破壊する。
「くっ……数が減りませんわ!!」
「うっとおしい!!」
「全く……キミたちは面白い敵と戦っているね!!」
爆発音が響き、地形が変形していく。
アシュレーを抱いたサニー、そして二人を守るように立つメリー。
そして、ついに来た。
「う、ふぇ……ふぇぇぁぁぁーーーーーーんっ!!」
「あぁっ、よーしよーし、いい子いい子」
「うぇぇぁぁぁーーーーーんっ!! あぁぁーーーーーんっ!!」
爆破音で、アシュレーが泣きだしてしまったのだ。
サニーがあやすが、爆破は続いている。
「赤ちゃん、泣いてる」
「ええ……早くこれを始末してあげましょう!!」
「そうだね。この騒音、赤ん坊には毒だ!!」
シンク、マリア、バルバトス神父がキューブ・シン・シグマを攻撃する。だが、数は一向に減らない。
細かな球体がいくつも現れ、爆破を繰り返していくのだ。
非常に厄介。だが────。
「うえぇぇぇーーーーーあぁぁんっ!!」
「むっ!? な、なんだ……?」
アシュレーが泣くと、突如としてバルバトス神父の背負っていたカバンが光りはじめた。そして、中から腰巻……大罪神器【傲慢】のギルデロイが現れたのである。
『ふむ、いいのですかな?』
「あぁぁーーーーーんっ!!」
『うむ。幼き魂の許可は得た……神父よ、力を貸しましょう』
「え……?」
『ふふ、どうやら我が半身は、あなたがお気に入りのようだ』
「な……お、おおっ!?」
【傲慢】のベルトがバルバトス神父に巻き付く。
そして、ベルトから鎖のような物が飛び出し、バルバトス神父の全身を覆いつくす。そして、鎖が形となり、全身鎧となった。
『こ、これは……』
『第一階梯《傲慢なる鎖鎧》……さぁさぁ、我の力を使い勝利を手に!!』
『み、見える……見えるぞ!!』
全身鎧の兜の目はレンズとなっており、普段は見えない物を見ることができるようになっていた。
キューブ・シン・シグマの全てが見える。
この第六相の秘密を、この眼なら看破できる。
そして。
『そういうことか!! マリアくん、シンクくん、狙う場所がわかった!!』
「えっ!? も、もうわけがわかりませんが……どこですの!?」
「その鎧、あとでボクも着る……どこ?」
バルバトス神父が指さした場所は、何の変哲もない地面。
シンクたちから50メートルほど離れた場所だった。
『あそこに、全ての球体を統括するコアがある!! それを破壊すればこの小さな球体も消えるはずだ!!……っむ!?』
『残念。やはり契約者でなければ無理か……』
鎧が解除された。腰巻も消える。
だが、場所はわかった。
バルバトス神父は全身を真っ赤に膨張させ、三メートルを越える巨人と化す。
シンクは両腕を巨大な爪へ、マリアも百足鱗を四本、攻撃に回す。
「では……行こうか!!」
「狩る」
「終わりにしましょう!!」
キューブ・シン・シグマが一斉に集まる。
本体の位置を察知されたことで、攻撃が激化。だが、バルバトス神父が全ての球体を引き受け、マリアとシンクへ道を作る。
「オォォォォォォォッ!!」
爆破、爆破、爆破。
だが、バルバトス神父は倒れない。
シンクとマリアの一撃が、バルバトス神父の示した地面に突き刺さる。
「これで終わりですわ!!」
「死ね」
地面に突き刺さった百足鱗と爪が、何かを砕いた。
そして……キューブ・シン・シグマがドロドロに溶け、消滅した。
第六相キューブ・シン・シグマが、敗北した瞬間だった。
0
お気に入りに追加
1,520
あなたにおすすめの小説
勇者は魔王に屈しない〜仲間はみんな魔王に寝返った〜
さとう
ファンタジー
魔界からやって来た魔王に、人間界の一部が乗っ取られた。
その魔王に対抗するべく、人間界に存在する伝説の『聖なる武具』に選ばれた5人の勇者たち。
その名は聖剣士レオン、魔術師ウラヌス、刀士サテナ、弓士ネプチュン。
そして俺こと守護士マイトの、同じ村の出身の5人の幼馴染だ。
12歳で『聖なる武具』に選ばれ、人間界最大の王国である『ギンガ王国』で修行する毎日。
辛くも苦しい修行に耐えながら、俺たちは力を付けていく。
親友であるレオン、お互いを高め合ったサテナ、好き好きアピールがスゴいネプチュン、そして俺が惚れてる少女ウラヌス。
そんな中、俺は王国の森で、喋る赤い文鳥のふーちゃんと出会い、親友となる。
それから5年。17歳になり、魔王討伐の旅に出る。
いくつもの苦難を越え、仲間たちとの絆も深まり、ついには魔王と最終決戦を迎えることに。
だが、俺たちは魔王にズタボロにやられた。
椅子に座る魔王を、立ち上がらせることすら出来なかった。
命の危機を感じたレオンは、魔王に命乞いをする。
そして魔王の気まぐれと甘い罠で、俺以外の4人は魔王の手下になってしまう。
17年間ずっと一緒だった幼馴染たちは俺に容赦ない攻撃をする。
そして、ずっと好きだったウラヌスの一撃で、俺は魔王城の外へ吹き飛ばされる。
最後に見たのは、魔王に寄り添うウラヌスだった。
そんな俺を救ったのは、赤い文鳥のふーちゃんだった。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる