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第七章
上空
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クルシュ王国、ウロボロス山脈の上空。
俺たちは、緊張しながらそれぞれの装備を確認していた。
リンドブルムは、遠くを見ながら言う。
「お兄さまたちの匂い、感じる……みんな、本当に大丈夫?」
「俺は問題ない」
「あたしも」
「オレもだぜ」
「ぼ、ぼくも」
「私も、準備完了しました」
リンドブルムは、双子龍の匂いを感じるらしい。
逆に、相手もリンドブルムと俺の匂いを感じているそうだ。俺たちがクルシュ王国の上空にいることは、もう伝わっていると思った方がいい。
リンドブルムは頷き、レイの傍へ。
「みんな。一時的だけど、強くなりたい?」
「「「「?」」」」
「はっきり言う。いまのみんな、そんなに強くない。気合だけで乗り越えられるほど、この先にいる敵は甘くない。人間にしてはそこそこ強い匂いがする」
「……でも、引けないのよ。仲間を助けるためにはね」
リンドブルムは頷く。
「だから、一時的にみんなを強化する」
「……ど、どうやって? そんなことできるの?」
レイが言うと、リンドブルムはレイの腕を取った。
「みんなに、わたしの闘気を一時的に注入する。たぶん、一時間くらいしかもたないし、闘気が抜けた後は疲労困憊で動けなくなる。それでもいいなら、やる」
「なら、迷う必要はないわね。お願い」
「ん。あー……」
「えっ」
リンドブルムは、レイの腕に軽く嚙みついた。
そして、レイの身体がビクッと跳ねる。
「───……っ、あ」
「はい、おしまい。他の子、どうする?」
「お、オレ、お願いします!!」
「……レノ、なんで嬉しそうなの?」
「う、うるっせぇぞサリオ。どど、どうぞ!!」
「ん」
レノは、リンドブルムに噛まれてなぜか嬉しそうだった。
アピア、サリオも闘気を注入された。俺は見てわかった……みんなの体内を、リンドブルムの闘気が循環している。
レイは拳を握り、笑った。
「すごい……これが、闘気」
「ドラゴン、すげぇ……」
「……力を感じます」
「なんだろう……今なら、すごく強い魔法が出せそうだ」
「リュウキは、すでにわたしの力を持ってるから大丈夫だね。リュウキ、お兄さまとお姉さまと戦うなら、パパの力をもっと引き出さないと勝てないよ」
「わかってる。もっともっと、力を引き出してみせるよ」
エンシェントドラゴンの力。
今は50パーセントくらいしか引き出せない。でも……限界を超えてみせる。
そして、ワイバーンはリンドブルムの指示で飛ぶ。
「……見えた。あそこ」
「あれが、ギガントマキアの総本部……」
上空から見えたのは、巨大な宮殿。
ウロボロス山脈の山頂に立つ、白い宮殿だ。あそこがギガントマキアの本部。あそこに……アキューレがいるはずだ。
すると、アピアが言う。よく見ると、アピアの右目が赤く染まっていた。
「宮殿を囲むように、ギガントマキアの構成員が巡回しています。まだ私たちの存在には気付かれていないようですね……ここから、少し数を減らします」
「こ、ここからって……」
「お任せください」
アピアは微笑み、魔導カバンから巨大な『スナイパータイプ』の魔導銃を取り出し、スコープを付け、銀色に装飾された小箱から弾丸を取り出し装填した。
「銀色の、弾丸?」
「はい。私のユニークスキル、『弾丸精製』で作った特殊弾です」
アピアのユニークスキル、『弾丸生成』。
その名の通り、弾丸を生成する。魔力によって作られる弾丸で、様々な効果を付与することも可能。
「『貫通弾』……火薬量を増やし、弾丸に芯を通して貫通力を高めた特殊弾です。狙撃用で、殺傷力を高めた弾丸……もう、遠慮も容赦もしません」
アピアは『身体強化』を使い、ワイバーンの背に飛び乗る。
ワイバーンの背を軽く撫で、スナイパー魔導銃を構えた。
スキル『鷹の眼』で目標を視認。天性の狙撃力で狙いを付け───……引金を弾く。
銃身に『サイレンサー』という、音を消す補助具を付けているので、発射音が全く聞こえない。
レイ、サリオ、レノは宮殿を見るが、人がいるのかすら見えていない。
俺は闘気を目に込め、ミニチュアのような宮殿を見た。
「…………ま、マジかよ」
「おいリュウキ、見えてんのか?」
「あ、ああ。すごい……見張りが、バタバタ倒れているぞ」
見張りは、全員が脳天を撃ちぬかれ即死。
しかも、撃ちぬかれて倒れた場所が藪の中だったり、人目につきにくい建物の影だったりと、ち密な計算からの狙撃だ。
五人ほど撃ちぬいたが、まだ誰も気付いていない。
「……アピア、ここまですごいなんて」
「あ、暗殺者みてーだぜ」
「ね、ねぇ……アピアさん、もしかして怒ってる?」
「かもな……な、なんか怖いぞ」
アピアは、無言で引金を引き続ける。
その様子は、怒っているように見えた。
「チッ……皆さん、気付かれました。十二人ほど倒したので、残りはお願いします。目視できるだけで、二十二人確認できました」
「くんくん……もっといる。建物内に、百人はいるよ」
「へ、面白れぇ……全員、新しいスキルの経験値にしてやるぜ」
「同感。いい稼ぎ場だわ」
「支援は任せてよ」
リンドブルムは、ワイバーンに命じ、アピアに言う。
「あなたの言うことを聞くようにお願いした。あなたは、ここから狙撃を続けて」
「わかりました」
「ほかのみんなは、地上戦。わたしの闘気があるから、そう簡単には傷付かないはず」
「「「了解」」」
「リュウキ。リュウキは……お兄さま、お姉さまを」
「ああ、任せろ」
俺は両手を交差し、叫ぶ。
「『龍人変身』!!」
鱗が俺の両腕を覆い、ツノが生え髪の色が変わる。そして、右目が染まった。
俺は籠の縁に飛び乗り、首をコキっと鳴らす。
「じゃ、お先に」
「「「え……」」」
そして、籠から上空へ飛び出した。
地上まで数百メートル……さぁ、ここからが真の戦いだ!!
俺たちは、緊張しながらそれぞれの装備を確認していた。
リンドブルムは、遠くを見ながら言う。
「お兄さまたちの匂い、感じる……みんな、本当に大丈夫?」
「俺は問題ない」
「あたしも」
「オレもだぜ」
「ぼ、ぼくも」
「私も、準備完了しました」
リンドブルムは、双子龍の匂いを感じるらしい。
逆に、相手もリンドブルムと俺の匂いを感じているそうだ。俺たちがクルシュ王国の上空にいることは、もう伝わっていると思った方がいい。
リンドブルムは頷き、レイの傍へ。
「みんな。一時的だけど、強くなりたい?」
「「「「?」」」」
「はっきり言う。いまのみんな、そんなに強くない。気合だけで乗り越えられるほど、この先にいる敵は甘くない。人間にしてはそこそこ強い匂いがする」
「……でも、引けないのよ。仲間を助けるためにはね」
リンドブルムは頷く。
「だから、一時的にみんなを強化する」
「……ど、どうやって? そんなことできるの?」
レイが言うと、リンドブルムはレイの腕を取った。
「みんなに、わたしの闘気を一時的に注入する。たぶん、一時間くらいしかもたないし、闘気が抜けた後は疲労困憊で動けなくなる。それでもいいなら、やる」
「なら、迷う必要はないわね。お願い」
「ん。あー……」
「えっ」
リンドブルムは、レイの腕に軽く嚙みついた。
そして、レイの身体がビクッと跳ねる。
「───……っ、あ」
「はい、おしまい。他の子、どうする?」
「お、オレ、お願いします!!」
「……レノ、なんで嬉しそうなの?」
「う、うるっせぇぞサリオ。どど、どうぞ!!」
「ん」
レノは、リンドブルムに噛まれてなぜか嬉しそうだった。
アピア、サリオも闘気を注入された。俺は見てわかった……みんなの体内を、リンドブルムの闘気が循環している。
レイは拳を握り、笑った。
「すごい……これが、闘気」
「ドラゴン、すげぇ……」
「……力を感じます」
「なんだろう……今なら、すごく強い魔法が出せそうだ」
「リュウキは、すでにわたしの力を持ってるから大丈夫だね。リュウキ、お兄さまとお姉さまと戦うなら、パパの力をもっと引き出さないと勝てないよ」
「わかってる。もっともっと、力を引き出してみせるよ」
エンシェントドラゴンの力。
今は50パーセントくらいしか引き出せない。でも……限界を超えてみせる。
そして、ワイバーンはリンドブルムの指示で飛ぶ。
「……見えた。あそこ」
「あれが、ギガントマキアの総本部……」
上空から見えたのは、巨大な宮殿。
ウロボロス山脈の山頂に立つ、白い宮殿だ。あそこがギガントマキアの本部。あそこに……アキューレがいるはずだ。
すると、アピアが言う。よく見ると、アピアの右目が赤く染まっていた。
「宮殿を囲むように、ギガントマキアの構成員が巡回しています。まだ私たちの存在には気付かれていないようですね……ここから、少し数を減らします」
「こ、ここからって……」
「お任せください」
アピアは微笑み、魔導カバンから巨大な『スナイパータイプ』の魔導銃を取り出し、スコープを付け、銀色に装飾された小箱から弾丸を取り出し装填した。
「銀色の、弾丸?」
「はい。私のユニークスキル、『弾丸精製』で作った特殊弾です」
アピアのユニークスキル、『弾丸生成』。
その名の通り、弾丸を生成する。魔力によって作られる弾丸で、様々な効果を付与することも可能。
「『貫通弾』……火薬量を増やし、弾丸に芯を通して貫通力を高めた特殊弾です。狙撃用で、殺傷力を高めた弾丸……もう、遠慮も容赦もしません」
アピアは『身体強化』を使い、ワイバーンの背に飛び乗る。
ワイバーンの背を軽く撫で、スナイパー魔導銃を構えた。
スキル『鷹の眼』で目標を視認。天性の狙撃力で狙いを付け───……引金を弾く。
銃身に『サイレンサー』という、音を消す補助具を付けているので、発射音が全く聞こえない。
レイ、サリオ、レノは宮殿を見るが、人がいるのかすら見えていない。
俺は闘気を目に込め、ミニチュアのような宮殿を見た。
「…………ま、マジかよ」
「おいリュウキ、見えてんのか?」
「あ、ああ。すごい……見張りが、バタバタ倒れているぞ」
見張りは、全員が脳天を撃ちぬかれ即死。
しかも、撃ちぬかれて倒れた場所が藪の中だったり、人目につきにくい建物の影だったりと、ち密な計算からの狙撃だ。
五人ほど撃ちぬいたが、まだ誰も気付いていない。
「……アピア、ここまですごいなんて」
「あ、暗殺者みてーだぜ」
「ね、ねぇ……アピアさん、もしかして怒ってる?」
「かもな……な、なんか怖いぞ」
アピアは、無言で引金を引き続ける。
その様子は、怒っているように見えた。
「チッ……皆さん、気付かれました。十二人ほど倒したので、残りはお願いします。目視できるだけで、二十二人確認できました」
「くんくん……もっといる。建物内に、百人はいるよ」
「へ、面白れぇ……全員、新しいスキルの経験値にしてやるぜ」
「同感。いい稼ぎ場だわ」
「支援は任せてよ」
リンドブルムは、ワイバーンに命じ、アピアに言う。
「あなたの言うことを聞くようにお願いした。あなたは、ここから狙撃を続けて」
「わかりました」
「ほかのみんなは、地上戦。わたしの闘気があるから、そう簡単には傷付かないはず」
「「「了解」」」
「リュウキ。リュウキは……お兄さま、お姉さまを」
「ああ、任せろ」
俺は両手を交差し、叫ぶ。
「『龍人変身』!!」
鱗が俺の両腕を覆い、ツノが生え髪の色が変わる。そして、右目が染まった。
俺は籠の縁に飛び乗り、首をコキっと鳴らす。
「じゃ、お先に」
「「「え……」」」
そして、籠から上空へ飛び出した。
地上まで数百メートル……さぁ、ここからが真の戦いだ!!
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