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第三章 黄昏旅団所属『死神』のラムエルテ
水の落ちこぼれ
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シャドウは、クラス全員の魔法を確認する。
どの程度の規模、どの程度の魔力、どの程度の魔法発動速……それらを統計し、中間程度の力で使おうとするためだ。
シャドウは魔法を使えない。この学園にいる以上、全てを忍術で誤魔化さないといけない。
今回は『靴ひもを結びながら印を結ぶ』方法を取ったが、毎回同じ方法は使えない。
(面倒だ……)
そして、全員の魔法行使が終わった。
その中でも、特に実力があったのは……四人。
「シャドウくん!! わたしの魔法、どうだった?」
「ああ、すごかったよ……本当に」
ラウラが嬉しそうに杖を振りながら、シャドウに近づいて来た。
シャドウは拍手をして出迎えると、ラウラが嬉しそうに笑う。
そして、ユアンも近づいて来た。
「ラウラさん、本当にすごかったよ。昔、王城で摸擬魔法を見た時とは別人だね」
「ありがと~!! ふふ、ユアンくんもっすごかったよ~!!」
「あ、ありがとう……」
ユアンは照れていた。
シャドウはユアンを見ながら思う。
(確かに、すごかった)
ユアン。クオルデン王国の第二王子にして、火水風の三属性を操る天才。
兄ロシュフォールは『光』属性しか宿していないが、一属性等属性を操るアルマス王国の天才。
ラウラは、水は三等レベルだが、光に関しては準特等レベルの実力。
『光の槍』の魔法を、あれほど精密に操る人間を、シャドウは初めて見た。
(一属性を極限まで極めるか、複数属性を操り凡庸性を極めるか……か)
シャドウは、もう一人を見た。
「楽勝だし~……もっと高威力の魔法、ボンボン撃ちたいな~」
シェリア。
ハーフィンクス家の、もう一人の天才。
姉セレーナは地水火風の四属性を宿すが、シェリアは火属性だけ。
だが……火属性だけなら、姉を遥かに凌駕し、準特等魔法師レベルの実力を持つ。
(ラウラ、ユアン、シェリア……この三人は要注意かな。そして……)
シャドウが視線を巡らせた先にいたのは、薄い水色の髪で前髪を隠したクセッ毛の少女だ。
眼鏡を掛けており、どこか猫背だ。しかも分厚いローブを着こんでおり着ぶくれしている。
俯いているため顔が見えない。
「ちょっと、邪魔」
「あ……ごめんな、さい」
シェリアの取り巻きの一人とぶつかり、持っていた杖が落ちた。
それを拾おうとするが、シェリアが踏みつけてしまう。
「あ、ごめ~ん。あららぁ~? 影の薄い子がいると思ったらぁ、ブリトラ侯爵家の落ちこぼれちゃんじゃなぁ~い?」
「あ……」
シェリアは、青髪の少女の頭を掴み、ブルブル揺らす。
「んふふ、相変わらず落ちこぼれねぇ、あ~……名前、なんだっけ?」
「……る、ルクレツィア」
「聞いてないし。んふふ、お兄さんはカッコいいし強いし優秀だけどぉ~……妹のアンタってほんとどんくさいよねぇ。『虹色の魔法師』の子供たちが全員入学するって話題になったのに、アンタみたいな落ちこぼれがいるなんてほんっと最悪」
「……ご、ごめ」
「うるっさいし。しゃべんないでよ」
「……」
ルクレツィア・マーキュリー・ブリトラ。
『渦』の二つ名を賜った『水』属性最強であるブリトラ侯爵家の四女。
優秀な兄や姉がいるが、四女は落ちこぼれだった。
水属性の魔法式を刻んだはいいが、上手く魔法を使えない落ちこぼれ……ブリトラ侯爵家は早々に、ルクレツィアを切った。
正確に言うと、教育を諦めたのだ。
ろくな魔法を使えないまま、黄金世代の一人として学園に来たのだ。
「あーしらけた。みんな、行こっ……ああ、あっちにあたしの『お兄ちゃん』いるし、仲良くしてみたら? んふふ、落ちこぼれ同士さぁ」
シェリアは笑ながらその場を離れた。
シャドウは、ほんの少しだけ冷や汗をかく。
(馬鹿か、あいつ……というか、誰も気付いていないのか?)
シャドウは、ルクレツィアを見た。
落ちた杖の泥を拭い、猫背のままゆっくりと歩き出す。
確かに、魔法はヘタクソだった。
威力も、速度も、何もかも下の下。
だが……問題なのは、その『魔力』だった。
(量は大したことはない。でもこいつの魔力……俺と同じだ)
シャドウの魔力は、濃い。
通常の魔力が水のようにサラサラだとしたら、シャドウの魔力はドロッドロのマグマのような濃さを持つ。仮にシャドウが魔法を使うとしたら、一般人が100の魔力を消費して使う魔法を、シャドウは1以下で使える。魔力の濃さとは、魔法の燃料としての純度である。
シャドウは間違いなく、魔法の歴史が始まって以来の突然変異。マグマのようなドロッドロの魔力を持ち、魔力量も常人の数千倍。そのあり得ない魔力に適応した身体を持つ、まさに『忍術』を使うために生まれてきたような奇跡。
そんな魔力を持つからこそ、ルクレツィアを見て気付いた……ルクレツィアは、自分と同じ濃度の魔力を持つ、と。
(魔法が上手く発動しないのは、あの濃度の魔力に適したテンプレートを使っていないからか……でも、あんな魔力で発動できる魔法なんて……)
魔法には位がある。
初級、中級、上級……そして、上級より上は階位魔法として格付けされている。
第一位階から始まり、第二、第三とレベルが上がる。第十位階が最高レベルであり、その上に存在するのは『神話級』魔法。
神話級魔法を操れる人間は、有史以来四人しか存在していない。
三人はすでに死去。残る一人は存命。現在最強の魔法師である『魔法神』と呼ばれている。
(俺の魔力で、第九位階までは楽勝、ちょっと苦労して第十位階までいけるって師匠言ってたっけ……たぶん、ルクレツィアも同じだろう。俺は忍術しか使えないけど、ちゃんと魔法を学べば神話級だって夢じゃない……落ちこぼれとかあり得ないだろ)
すると、ルクレツィアを見過ぎていたのか、シャドウを見た。
長い前髪、眼鏡で顔は見えない。だが、ほんの少しだけ頭を下げた。
「…………」
「む、シャドウくん? あの子が気になるのかなー?」
「え? あ、いや……そ、そんなんじゃないよ」
「ふーん」
なぜか、ちょっと怖い笑顔をするラウラだった。
「では全身集合!!」
クーデリアの声で、全員が並ぶ。
今まで呼ばなかったのは、生徒たちの結果を見て何か採点していたからだ。
「えー、全員の魔法技能を一通り見せてもらった。それではその結果を踏まえ、クラス委員を発表する」
初耳だった。
全員がどよめく。
「一番能力があるものがトップに立つのは当然のことだ。ではクラス委員は……ユアン、お前だ」
「は、はい!!」
「そして、副委員はラウラ、そしてシェリアだ!!」
「は、はーい」
「はぁ~い!! んふふ、まあ当然。ユアン様と一緒~!!」
「そして三人の補佐に───シャドウ、お前だ」
「……はい」
嘘だろ。
シャドウはそう叫びたいのを堪えた。
「では、今日はこれで解散とする。クラス委員の四人は、後で職員室に来るように……解散」
こうして、魔法授業は終わり……シャドウは厄介ごとが増えるのであった。
「よろしくね、シャドウくん!!」
「……あ、ああ」
やけに眩しいラウラの笑顔が、どうも印象的だった。
どの程度の規模、どの程度の魔力、どの程度の魔法発動速……それらを統計し、中間程度の力で使おうとするためだ。
シャドウは魔法を使えない。この学園にいる以上、全てを忍術で誤魔化さないといけない。
今回は『靴ひもを結びながら印を結ぶ』方法を取ったが、毎回同じ方法は使えない。
(面倒だ……)
そして、全員の魔法行使が終わった。
その中でも、特に実力があったのは……四人。
「シャドウくん!! わたしの魔法、どうだった?」
「ああ、すごかったよ……本当に」
ラウラが嬉しそうに杖を振りながら、シャドウに近づいて来た。
シャドウは拍手をして出迎えると、ラウラが嬉しそうに笑う。
そして、ユアンも近づいて来た。
「ラウラさん、本当にすごかったよ。昔、王城で摸擬魔法を見た時とは別人だね」
「ありがと~!! ふふ、ユアンくんもっすごかったよ~!!」
「あ、ありがとう……」
ユアンは照れていた。
シャドウはユアンを見ながら思う。
(確かに、すごかった)
ユアン。クオルデン王国の第二王子にして、火水風の三属性を操る天才。
兄ロシュフォールは『光』属性しか宿していないが、一属性等属性を操るアルマス王国の天才。
ラウラは、水は三等レベルだが、光に関しては準特等レベルの実力。
『光の槍』の魔法を、あれほど精密に操る人間を、シャドウは初めて見た。
(一属性を極限まで極めるか、複数属性を操り凡庸性を極めるか……か)
シャドウは、もう一人を見た。
「楽勝だし~……もっと高威力の魔法、ボンボン撃ちたいな~」
シェリア。
ハーフィンクス家の、もう一人の天才。
姉セレーナは地水火風の四属性を宿すが、シェリアは火属性だけ。
だが……火属性だけなら、姉を遥かに凌駕し、準特等魔法師レベルの実力を持つ。
(ラウラ、ユアン、シェリア……この三人は要注意かな。そして……)
シャドウが視線を巡らせた先にいたのは、薄い水色の髪で前髪を隠したクセッ毛の少女だ。
眼鏡を掛けており、どこか猫背だ。しかも分厚いローブを着こんでおり着ぶくれしている。
俯いているため顔が見えない。
「ちょっと、邪魔」
「あ……ごめんな、さい」
シェリアの取り巻きの一人とぶつかり、持っていた杖が落ちた。
それを拾おうとするが、シェリアが踏みつけてしまう。
「あ、ごめ~ん。あららぁ~? 影の薄い子がいると思ったらぁ、ブリトラ侯爵家の落ちこぼれちゃんじゃなぁ~い?」
「あ……」
シェリアは、青髪の少女の頭を掴み、ブルブル揺らす。
「んふふ、相変わらず落ちこぼれねぇ、あ~……名前、なんだっけ?」
「……る、ルクレツィア」
「聞いてないし。んふふ、お兄さんはカッコいいし強いし優秀だけどぉ~……妹のアンタってほんとどんくさいよねぇ。『虹色の魔法師』の子供たちが全員入学するって話題になったのに、アンタみたいな落ちこぼれがいるなんてほんっと最悪」
「……ご、ごめ」
「うるっさいし。しゃべんないでよ」
「……」
ルクレツィア・マーキュリー・ブリトラ。
『渦』の二つ名を賜った『水』属性最強であるブリトラ侯爵家の四女。
優秀な兄や姉がいるが、四女は落ちこぼれだった。
水属性の魔法式を刻んだはいいが、上手く魔法を使えない落ちこぼれ……ブリトラ侯爵家は早々に、ルクレツィアを切った。
正確に言うと、教育を諦めたのだ。
ろくな魔法を使えないまま、黄金世代の一人として学園に来たのだ。
「あーしらけた。みんな、行こっ……ああ、あっちにあたしの『お兄ちゃん』いるし、仲良くしてみたら? んふふ、落ちこぼれ同士さぁ」
シェリアは笑ながらその場を離れた。
シャドウは、ほんの少しだけ冷や汗をかく。
(馬鹿か、あいつ……というか、誰も気付いていないのか?)
シャドウは、ルクレツィアを見た。
落ちた杖の泥を拭い、猫背のままゆっくりと歩き出す。
確かに、魔法はヘタクソだった。
威力も、速度も、何もかも下の下。
だが……問題なのは、その『魔力』だった。
(量は大したことはない。でもこいつの魔力……俺と同じだ)
シャドウの魔力は、濃い。
通常の魔力が水のようにサラサラだとしたら、シャドウの魔力はドロッドロのマグマのような濃さを持つ。仮にシャドウが魔法を使うとしたら、一般人が100の魔力を消費して使う魔法を、シャドウは1以下で使える。魔力の濃さとは、魔法の燃料としての純度である。
シャドウは間違いなく、魔法の歴史が始まって以来の突然変異。マグマのようなドロッドロの魔力を持ち、魔力量も常人の数千倍。そのあり得ない魔力に適応した身体を持つ、まさに『忍術』を使うために生まれてきたような奇跡。
そんな魔力を持つからこそ、ルクレツィアを見て気付いた……ルクレツィアは、自分と同じ濃度の魔力を持つ、と。
(魔法が上手く発動しないのは、あの濃度の魔力に適したテンプレートを使っていないからか……でも、あんな魔力で発動できる魔法なんて……)
魔法には位がある。
初級、中級、上級……そして、上級より上は階位魔法として格付けされている。
第一位階から始まり、第二、第三とレベルが上がる。第十位階が最高レベルであり、その上に存在するのは『神話級』魔法。
神話級魔法を操れる人間は、有史以来四人しか存在していない。
三人はすでに死去。残る一人は存命。現在最強の魔法師である『魔法神』と呼ばれている。
(俺の魔力で、第九位階までは楽勝、ちょっと苦労して第十位階までいけるって師匠言ってたっけ……たぶん、ルクレツィアも同じだろう。俺は忍術しか使えないけど、ちゃんと魔法を学べば神話級だって夢じゃない……落ちこぼれとかあり得ないだろ)
すると、ルクレツィアを見過ぎていたのか、シャドウを見た。
長い前髪、眼鏡で顔は見えない。だが、ほんの少しだけ頭を下げた。
「…………」
「む、シャドウくん? あの子が気になるのかなー?」
「え? あ、いや……そ、そんなんじゃないよ」
「ふーん」
なぜか、ちょっと怖い笑顔をするラウラだった。
「では全身集合!!」
クーデリアの声で、全員が並ぶ。
今まで呼ばなかったのは、生徒たちの結果を見て何か採点していたからだ。
「えー、全員の魔法技能を一通り見せてもらった。それではその結果を踏まえ、クラス委員を発表する」
初耳だった。
全員がどよめく。
「一番能力があるものがトップに立つのは当然のことだ。ではクラス委員は……ユアン、お前だ」
「は、はい!!」
「そして、副委員はラウラ、そしてシェリアだ!!」
「は、はーい」
「はぁ~い!! んふふ、まあ当然。ユアン様と一緒~!!」
「そして三人の補佐に───シャドウ、お前だ」
「……はい」
嘘だろ。
シャドウはそう叫びたいのを堪えた。
「では、今日はこれで解散とする。クラス委員の四人は、後で職員室に来るように……解散」
こうして、魔法授業は終わり……シャドウは厄介ごとが増えるのであった。
「よろしくね、シャドウくん!!」
「……あ、ああ」
やけに眩しいラウラの笑顔が、どうも印象的だった。
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