199 / 227
風聖剣エアキャヴァルリィと雷魔剣ホノイカズチ①/掴み処
しおりを挟む
双剣、そして刀。
風の双剣と雷の魔剣は何度も打ち合う。だが、剣技が拮抗しているのか、互いに有効打は出ない。
ララベルはそのことも腹立たしいが、目の前にいるライハ・ドウミョウジの変わらないにこやかな表情がどうしても鼻についた。
双剣を合体させ『双刃槍』に変え、クルクル回転させて振るが、ライハはひらりと躱す。
「ははは。聖剣の変形機構とは、随分と面白いですね」
「その言い方、魔剣には変形機構ありません、って言ってるみたいね」
「ええ。魔剣は変形しません。ササライ様曰く、純粋な剣技と、剣に宿った属性の力さえあれば、我々には必要ないとのことです」
「あっそ……なんかその言い方、それだけでアタシよりも上って聞こえるわ」
「ええ、そう言ってるつもりですが……ああ、理解できませんでしたか?」
申し訳ございません、とライハは苦笑。
ビキリとララベルの額に青筋が浮かぶがぶんぶんと首を振った。
「ま、いいわ。アンタお喋りみたいだし気にしない。というか……その服装、名前、アンタもしかして東の出身?」
「……ああ、そちらには久世家の者がいましたねぇ。ええ、そうです。私は道明寺家の者です。そちらの久世家の少女……いえ、少年に聞けば驚くと思いますよ?」
「?」
ララベルは首を傾げる。
東の国の『仕組み』に疎いララベルでは理解できていない。
ライハは、クスリとほほ笑んで言う。
「道明寺家は……そうですね、東の国の暗部といったところ。幕府の影……といったところでしょうか」
「はあ? 暗部?」
「ええ。知りたいのでたら詳しくお教えしますよ? どうせもう道明寺家は存在しませんし」
「どーでもいいわ。ンなことより、アタシはあんたの後ろにある杭をブチ壊したいのよ」
双刃槍を回転させ、切っ先を杭に向ける。
ライハは困ったように笑った。
「あなたは美しい外見とは裏腹に、その言葉使いはなんとも醜い……もう少し、おしとやかに振舞いませんか?」
「キョーミないっての。アタシはアタシだから」
「フフ。エルフ族……そういえば、後ほど来る人間たちの増援にも含まれていますよ」
「別にどうでもいいわ。アタシ、ハーフエルフで嫌われてたし。人間との混じり者とか、存在してはいけないとか言われまくったわ。でもさ、そんなアタシがこの風聖剣エアキャヴァルリィに選ばれたのよ? いやーめちゃくちゃ爽快だったわ。自分こそ風聖剣エアキャヴァルリィに相応しい!! とかイキッてた連中に自慢しまくったわ」
「そうですか。ふふ……あなたは底抜けに明るいお方だ」
「まーね。せっかくの人生、楽しまなきゃ損でしょ」
ララベルは、双刃槍を肩に担いで笑う。
ライハは、少しだけ力を抜いた。
「私も、あなたのように生きれたら、楽だったかもしれませんねぇ」
「……アンタも家族に嫌われてた感じ?」
「ええ。このような性格なので、腹に抱えているとか、怪しいとかよく言われました。ふふ、まあ……私はこのように、あまり感情を表に出すのは苦手なので」
「ふーん……」
ララベルは態勢を低くし、双刃槍を手に走り出す。
ライハも黒い紫電を纏い、一気に飛び出した。
「『エアヴァレリィ』!!」
双刃槍による、風を纏った回転斬り。
「道明寺流剣技──『国雷』」
雷を纏った回転斬り。
双刃槍の切っ先と、魔剣の刀身がぶつかり合う。
風と雷が爆ぜ、再び距離を取る。だがララベルはすぐに飛び出し、風を纏ったままライハに連続攻撃を仕掛けた。
ライハは全てを受け、流し、弾き、ララベルにカウンターを放つ。
だがララベルも双刃槍を一瞬で双剣に戻し、ライハの斬撃を全てはじき返す。
ギンギンギンギン!! と、刃のぶつかり合う音が響く。
「ふふ、楽しいですねえ」
ライハは笑っていた。
本当かどうか、分からない笑み。
ララベルは舌打ちし、双剣を合体させ『ブーメラン』にし、ライハに向けて投げる。
「『エアブーメラン』!!」
風を纏ったブーメラン。
ライハは「ほお」と感心し、納刀……そして。
「久世雷式帯刀剣技、『雷針電華』」
「ッ!?」
抜刀術。
アオイと同じ技に、ララベルは目を剥いた。
紫電を纏った高速の抜刀術は、ララベルのブーメランを弾き飛ばす。
そして、急接近。手元に武器のないララベルは目を見開いたままだった。
「油断しましたねぇ。あなた、私が近接攻撃しかできないと判断したでしょう? だからこそ戦法を変え、中距離攻撃に切り替えた……ああ、この剣術については簡単です。久世家の前に雷聖剣を扱っていたのは道明寺家。私が魔族に寝返ったことで、久世家に雷聖剣が譲渡されたのですよ……まあ、もう何十年も前の話ですが」
「な……ッ!!」
「見かけ、話し方、雰囲気に惑わされましたね。では」
ドン!! と、ララベルは一瞬で斬られた。
左腕が肩から切断され、激しく地面に叩き付けられる。
「が、っぁぁぁぁぁぁ!!」
「殺しはしません。そういう命令なので……傷口を潰すように斬ったので、痛みは強いですが血はそれほど出ていないでしょう?」
「う、ぎぃぃぃ……!!」
ララベルは服を脱いで上半身裸になり、脱いだ服を破き、包帯のように切断面に巻く。
落ちた左腕を拾って収納に入れ、双剣の一本を口に咥え、もう一本を手に持った。
「まだやりますか?」
「あったり、前……テメェ、ブチ殺してやる……!!」
「ははは、殺すですか。そんな強い言葉、私のような年寄りには通じませんよ」
「……アンタ、一体」
外見は、どう見ても二十代にしか見えない。
今もなお、穏やかな雰囲気でララベルを見据えている。
「ではネタ晴らしを。私は道明寺雷葉……雷聖剣イザナギの初代所有者であった聖剣士ですよ」
「……せ、聖剣士!?」
「ええ。邪法を使い魔族となった元人間です。ははは、誰かに正体を明かすのは久しぶりですね」
ライハは変わらない笑みを浮かべ、ララベルに微笑みかけるのだった。
風の双剣と雷の魔剣は何度も打ち合う。だが、剣技が拮抗しているのか、互いに有効打は出ない。
ララベルはそのことも腹立たしいが、目の前にいるライハ・ドウミョウジの変わらないにこやかな表情がどうしても鼻についた。
双剣を合体させ『双刃槍』に変え、クルクル回転させて振るが、ライハはひらりと躱す。
「ははは。聖剣の変形機構とは、随分と面白いですね」
「その言い方、魔剣には変形機構ありません、って言ってるみたいね」
「ええ。魔剣は変形しません。ササライ様曰く、純粋な剣技と、剣に宿った属性の力さえあれば、我々には必要ないとのことです」
「あっそ……なんかその言い方、それだけでアタシよりも上って聞こえるわ」
「ええ、そう言ってるつもりですが……ああ、理解できませんでしたか?」
申し訳ございません、とライハは苦笑。
ビキリとララベルの額に青筋が浮かぶがぶんぶんと首を振った。
「ま、いいわ。アンタお喋りみたいだし気にしない。というか……その服装、名前、アンタもしかして東の出身?」
「……ああ、そちらには久世家の者がいましたねぇ。ええ、そうです。私は道明寺家の者です。そちらの久世家の少女……いえ、少年に聞けば驚くと思いますよ?」
「?」
ララベルは首を傾げる。
東の国の『仕組み』に疎いララベルでは理解できていない。
ライハは、クスリとほほ笑んで言う。
「道明寺家は……そうですね、東の国の暗部といったところ。幕府の影……といったところでしょうか」
「はあ? 暗部?」
「ええ。知りたいのでたら詳しくお教えしますよ? どうせもう道明寺家は存在しませんし」
「どーでもいいわ。ンなことより、アタシはあんたの後ろにある杭をブチ壊したいのよ」
双刃槍を回転させ、切っ先を杭に向ける。
ライハは困ったように笑った。
「あなたは美しい外見とは裏腹に、その言葉使いはなんとも醜い……もう少し、おしとやかに振舞いませんか?」
「キョーミないっての。アタシはアタシだから」
「フフ。エルフ族……そういえば、後ほど来る人間たちの増援にも含まれていますよ」
「別にどうでもいいわ。アタシ、ハーフエルフで嫌われてたし。人間との混じり者とか、存在してはいけないとか言われまくったわ。でもさ、そんなアタシがこの風聖剣エアキャヴァルリィに選ばれたのよ? いやーめちゃくちゃ爽快だったわ。自分こそ風聖剣エアキャヴァルリィに相応しい!! とかイキッてた連中に自慢しまくったわ」
「そうですか。ふふ……あなたは底抜けに明るいお方だ」
「まーね。せっかくの人生、楽しまなきゃ損でしょ」
ララベルは、双刃槍を肩に担いで笑う。
ライハは、少しだけ力を抜いた。
「私も、あなたのように生きれたら、楽だったかもしれませんねぇ」
「……アンタも家族に嫌われてた感じ?」
「ええ。このような性格なので、腹に抱えているとか、怪しいとかよく言われました。ふふ、まあ……私はこのように、あまり感情を表に出すのは苦手なので」
「ふーん……」
ララベルは態勢を低くし、双刃槍を手に走り出す。
ライハも黒い紫電を纏い、一気に飛び出した。
「『エアヴァレリィ』!!」
双刃槍による、風を纏った回転斬り。
「道明寺流剣技──『国雷』」
雷を纏った回転斬り。
双刃槍の切っ先と、魔剣の刀身がぶつかり合う。
風と雷が爆ぜ、再び距離を取る。だがララベルはすぐに飛び出し、風を纏ったままライハに連続攻撃を仕掛けた。
ライハは全てを受け、流し、弾き、ララベルにカウンターを放つ。
だがララベルも双刃槍を一瞬で双剣に戻し、ライハの斬撃を全てはじき返す。
ギンギンギンギン!! と、刃のぶつかり合う音が響く。
「ふふ、楽しいですねえ」
ライハは笑っていた。
本当かどうか、分からない笑み。
ララベルは舌打ちし、双剣を合体させ『ブーメラン』にし、ライハに向けて投げる。
「『エアブーメラン』!!」
風を纏ったブーメラン。
ライハは「ほお」と感心し、納刀……そして。
「久世雷式帯刀剣技、『雷針電華』」
「ッ!?」
抜刀術。
アオイと同じ技に、ララベルは目を剥いた。
紫電を纏った高速の抜刀術は、ララベルのブーメランを弾き飛ばす。
そして、急接近。手元に武器のないララベルは目を見開いたままだった。
「油断しましたねぇ。あなた、私が近接攻撃しかできないと判断したでしょう? だからこそ戦法を変え、中距離攻撃に切り替えた……ああ、この剣術については簡単です。久世家の前に雷聖剣を扱っていたのは道明寺家。私が魔族に寝返ったことで、久世家に雷聖剣が譲渡されたのですよ……まあ、もう何十年も前の話ですが」
「な……ッ!!」
「見かけ、話し方、雰囲気に惑わされましたね。では」
ドン!! と、ララベルは一瞬で斬られた。
左腕が肩から切断され、激しく地面に叩き付けられる。
「が、っぁぁぁぁぁぁ!!」
「殺しはしません。そういう命令なので……傷口を潰すように斬ったので、痛みは強いですが血はそれほど出ていないでしょう?」
「う、ぎぃぃぃ……!!」
ララベルは服を脱いで上半身裸になり、脱いだ服を破き、包帯のように切断面に巻く。
落ちた左腕を拾って収納に入れ、双剣の一本を口に咥え、もう一本を手に持った。
「まだやりますか?」
「あったり、前……テメェ、ブチ殺してやる……!!」
「ははは、殺すですか。そんな強い言葉、私のような年寄りには通じませんよ」
「……アンタ、一体」
外見は、どう見ても二十代にしか見えない。
今もなお、穏やかな雰囲気でララベルを見据えている。
「ではネタ晴らしを。私は道明寺雷葉……雷聖剣イザナギの初代所有者であった聖剣士ですよ」
「……せ、聖剣士!?」
「ええ。邪法を使い魔族となった元人間です。ははは、誰かに正体を明かすのは久しぶりですね」
ライハは変わらない笑みを浮かべ、ララベルに微笑みかけるのだった。
21
お気に入りに追加
382
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界クラス転移した俺氏、陰キャなのに聖剣抜いたった ~なんかヤバそうなので学園一の美少女と国外逃亡します~
みょっつ三世
ファンタジー
――陰キャなのに聖剣抜いちゃった。
高校二年生である明星影人(みょうじょうかげと)は目の前で起きた出来事に対し非常に困惑した。
なにせ異世界にクラス転移した上に真の勇者のみが引き抜けるという聖剣を引き抜いてしまったからだ。どこからどう見ても陰キャなのにだ。おかしいだろ。
普通そういうのは陽キャイケメンの役目じゃないのか。そう考え影人は勇者を辞退しようとするがどうにもそういう雰囲気じゃない。しかもクラスメイト達は不満な視線を向けてくるし、僕らを転移させた王国も何やらキナ臭い。
仕方ないので影人は王国から逃亡を決意することにした。※学園一の美少女付き
ん? この聖剣……しゃべるぞ!!※はい。魔剣もしゃべります。
ギフト争奪戦に乗り遅れたら、ラストワン賞で最強スキルを手に入れた
みももも
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたイツキは異空間でギフトの争奪戦に巻き込まれてしまう。
争奪戦に積極的に参加できなかったイツキは最後に残された余り物の最弱ギフトを選ぶことになってしまうが、イツキがギフトを手にしたその瞬間、イツキ一人が残された異空間に謎のファンファーレが鳴り響く。
イツキが手にしたのは誰にも選ばれることのなかった最弱ギフト。
そしてそれと、もう一つ……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる