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夢とお菓子の不思議な世界・快楽の魔王パレットアイズ②/ユメの世界
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「はぁ、はぁ、はぁ……『黒装』」
ロイは見張り塔へ到着。『狩人形態』へ変身し、見張り塔の階段を一気に駆け上がった。
そして、屋上から学園を、城下町を、上空を見る。
「……クッソ、やっぱり!!」
城下町には、すでにお菓子によって変貌した『蟲人間』が暴れていた。
ヒトを襲うのではなく、お菓子の家や落ちているお菓子を貪り喰っている。先ほど、変貌した女子が傍にいた女子を襲わなかったのは、お菓子の方が優先度が高いからだった。
そして、学園内にも、変貌した蟲人間……生徒が多くいた。
ロイは見た。
「───……バカ、やめろ!!」
矢筒から矢を抜き、目にも止まらぬ速さで射る。
一キロほど離れた場所で、変貌し蟲人間となった同級生を殺そうと聖剣を振り上げる男子生徒の聖剣に矢を当て、叩き落した。
驚いた蟲人間は、逃げるように壁を伝って城下町へ。剣を落とされた男子は、何が起きたのか理解できないのか唖然としていた。
「デスゲイズ!! お前が知ってること全部話せ!!」
ロイは叫びながら矢を射る。
聖剣レジェンディア学園の生徒たちは、変貌した生徒……同級生たちを殺そうと剣を振っている。ロイは必死にその剣を矢で落とす。
デスゲイズは言う。
『これは『魔王聖域』……魔王にしか使えない疑似空間だ』
「アビス?」
『そもそも、ダンジョンとは、パレットアイズに力を与えられた魔界貴族が、パレットアイズから力の供給を受けて展開できるものだ。いわば『魔王聖域』の超々劣化版……パレットアイズが展開したこの『魔王聖域』は、ダンジョンとは比べ物にならない』
「どうやって止める!!」
『パレットアイズを殺すしかない』
「……ッ」
魔王を、殺す。
今まで人類は、魔王による侵攻を『辛うじて退ける』ことしかできない。今でこそ七聖剣士が揃い、反撃の時など言われているが……魔王を殺すなぞ、できるとは思えなかった。
それでも、やるしかないのだ。
ロイの眼には、聖剣レジェンディア学園から出てくるロセ、ララベル、エレノア、ユノ、サリオスたちを捕らえていた。
どういう原理なのか、ロセが声を出すと、その声は二キロほど離れているロイにも聞こえるくらい大きく、拡声された。
『皆さん、私は聖剣レジェンディア学園生徒会長、ロスヴァイセです!! 現在、非常事態が発生しています!! 空から降って来るお菓子に、触れないでください!! 決して食べてはいけません!! すでに食べてしまった生徒は、直ちに吐き出してください!!』
すでに、菓子のせいで蟲人間に変身したと気付いたようだ。
ロイは頭上を見る。
空には、桃色に輝く紋章のような物が浮かんでいた。
「なんだ、あれ……」
『あれがパレットアイズの紋章。『快楽の魔王』を司る紋章だ。『魔王聖域』の根源……チッ、相変わらず厄介だな』
「クソっ……上空にいるのか? 上空何千メートル上にいるんだよ、俺の眼でも見えない。なんとか地面に引きずり出さないと……ッ」
『ロイ。この菓子による蟲人間は、あくまで第一段階だ。パレットアイズの『魔王聖域』はこんなものじゃない───……来たぞ』
「え……」
空から、お菓子ではない何かが降って来た。
それは、カード。
そして、騎士。
さらに、ウサギ、タヌキ、キツネ、犬や猫……まるで着ぐるみのような、二足歩行でデフォルメされた何かが、落ちて来た。
さらに、なぜか地面に落ちたお菓子が膨らみ、風船となって飛んで行く。
いくつかの風船が割れ、キラキラしたラメが飛び散る。
地上に降り立った着ぐるみたちは、なぜか踊り出しながら町を歩きだした。
『確か……『夢と幻想と着ぐるみたちのパレード』だったか……どこまでも舐め腐っているな』
「な、なんだよ……これ」
『決まっている。遊んでいるのさ。これは戦いじゃない。パレットアイズのお遊びなんだよ』
「…………」
ロイは、本気でパレットアイズを殺すために何ができるのかを考え始めた。
◇◇◇◇◇
「な、何をどうすれば」
サリオスは、混乱しかけていた。
現在、サリオスたちは学園のエントランスホールに教師たちと集まっている。
首を左右に振り、何から始めればいいのかわからないようだ。
空から降るお菓子、そして着ぐるみたち、風船、蟲人間……もう、サリオスの頭で処理できるような状況ではない。
すると、ロセがサリオスの背中をバシッと叩く。
「落ち着いて。まず、トラビア王国全域にお菓子を食べないように通達。それからまだ無事な人たちの避難。変異した人たちの保護。そして……あの妙な人たちの排除ね」
妙な人たちとは、着ぐるみたちのことだ。
何やら踊り出し、楽器を演奏しながら町を練り歩いている。中には蟲人間を含めてイベントと勘違いしているのか、パレードを楽しんでいる人たちも多くいた……お菓子を、食べながら。
ロセは指示を出す。
「ララベル、あなたは『風』属性の聖剣士たちと協力して、国中にお菓子の危険性を周知して。ついでに聖剣騎士団に住人の避難をするようにと、変貌した人に攻撃を加えないようにもね。ユノちゃん、サリオスくんは変貌した人たちを止めて。ユノちゃんの『氷』と、サリオスくんの『光』なら、気絶させて拘束することができると思う。エレノアちゃん、あなたは私と一緒にあの『着ぐるみ』たちを止めるわよ」
迅速な指揮だ。
七聖剣士は、聖剣騎士団よりも立場が上であり命令権がある。
「学園長、学園のことはお任せしますね」
「うむ!!」
学園長であるSS級聖剣士『暴剣』のダイモンは力強く頷く。
用事があって他国へ出向き、つい最近帰って来たばかりでこの事態なのだが、歴戦の聖剣士の名は伊達ではなく、落ち着いている。
他にも、学園の教師たちは全員、修羅場慣れしているのか落ち着いていた。
「だが……変貌した生徒は、元に戻るのか? そもそも、この事態……魔族なのは間違いないが、これほど大規模な力、公爵級……いや」
剣術教師のシヴァが唸る。
すると、ロイの担任であるアンネが言う。
「まあまあ、今は置いておきましょう。それに、生徒をその、殺すのは……最終手段ということで」
「あ、ああ……すまん」
「では、先生たち、あとはお願いします! みんな、行くわよ!」
ロセの号令で、エレノアたちは学園を飛び出した。
◇◇◇◇◇
ロイは未だに見張り塔にいた。
「どうする」
デスゲイズ曰く、パレットアイズはロイですら視認できない上空にいる。
上空から、国の崩壊と『パレード』を楽しんでいる。トラビア王国をお菓子の世界に変え、笑っているのだ。
『奴を引きずり下ろすには……難しいな。この距離、さすがにお前の矢も届かない』
「くそっ……視認できないと『時空矢』は使えないし……」
距離を喰らう矢なら、距離は関係ない。
だが、視認して位置を確認しなければ、使えない。
火のダンジョンでは、スコープバットが送る映像が写されており、ダンジョンの地図も載っていたから把握できたが……さすがに、この広い上空で、当てずっぽうに射って当てることなど、大海に落ちた砂粒に矢を当てるようなものだ。
『───……待てよ?』
「デスゲイズ?」
『…………可能性があるかもしれん』
「本当か!?」
『だが、危険が伴う。お前ひとりだけでは』
「…………よし」
ロイは見張り塔から飛び降りた。
『おま、何を』
「援軍のところに行く」
『援軍───……まさか』
「ああ、エレノアたちだ。あいつらに協力してもらえば、なんとかなるか?」
『…………』
「同意と取るぞ。悪いなデスゲイズ、今は時間が惜しい」
『……仕方ないな』
空中で会話を終えたロイは着地、エレノアたちを探し始めた。
ロイは見張り塔へ到着。『狩人形態』へ変身し、見張り塔の階段を一気に駆け上がった。
そして、屋上から学園を、城下町を、上空を見る。
「……クッソ、やっぱり!!」
城下町には、すでにお菓子によって変貌した『蟲人間』が暴れていた。
ヒトを襲うのではなく、お菓子の家や落ちているお菓子を貪り喰っている。先ほど、変貌した女子が傍にいた女子を襲わなかったのは、お菓子の方が優先度が高いからだった。
そして、学園内にも、変貌した蟲人間……生徒が多くいた。
ロイは見た。
「───……バカ、やめろ!!」
矢筒から矢を抜き、目にも止まらぬ速さで射る。
一キロほど離れた場所で、変貌し蟲人間となった同級生を殺そうと聖剣を振り上げる男子生徒の聖剣に矢を当て、叩き落した。
驚いた蟲人間は、逃げるように壁を伝って城下町へ。剣を落とされた男子は、何が起きたのか理解できないのか唖然としていた。
「デスゲイズ!! お前が知ってること全部話せ!!」
ロイは叫びながら矢を射る。
聖剣レジェンディア学園の生徒たちは、変貌した生徒……同級生たちを殺そうと剣を振っている。ロイは必死にその剣を矢で落とす。
デスゲイズは言う。
『これは『魔王聖域』……魔王にしか使えない疑似空間だ』
「アビス?」
『そもそも、ダンジョンとは、パレットアイズに力を与えられた魔界貴族が、パレットアイズから力の供給を受けて展開できるものだ。いわば『魔王聖域』の超々劣化版……パレットアイズが展開したこの『魔王聖域』は、ダンジョンとは比べ物にならない』
「どうやって止める!!」
『パレットアイズを殺すしかない』
「……ッ」
魔王を、殺す。
今まで人類は、魔王による侵攻を『辛うじて退ける』ことしかできない。今でこそ七聖剣士が揃い、反撃の時など言われているが……魔王を殺すなぞ、できるとは思えなかった。
それでも、やるしかないのだ。
ロイの眼には、聖剣レジェンディア学園から出てくるロセ、ララベル、エレノア、ユノ、サリオスたちを捕らえていた。
どういう原理なのか、ロセが声を出すと、その声は二キロほど離れているロイにも聞こえるくらい大きく、拡声された。
『皆さん、私は聖剣レジェンディア学園生徒会長、ロスヴァイセです!! 現在、非常事態が発生しています!! 空から降って来るお菓子に、触れないでください!! 決して食べてはいけません!! すでに食べてしまった生徒は、直ちに吐き出してください!!』
すでに、菓子のせいで蟲人間に変身したと気付いたようだ。
ロイは頭上を見る。
空には、桃色に輝く紋章のような物が浮かんでいた。
「なんだ、あれ……」
『あれがパレットアイズの紋章。『快楽の魔王』を司る紋章だ。『魔王聖域』の根源……チッ、相変わらず厄介だな』
「クソっ……上空にいるのか? 上空何千メートル上にいるんだよ、俺の眼でも見えない。なんとか地面に引きずり出さないと……ッ」
『ロイ。この菓子による蟲人間は、あくまで第一段階だ。パレットアイズの『魔王聖域』はこんなものじゃない───……来たぞ』
「え……」
空から、お菓子ではない何かが降って来た。
それは、カード。
そして、騎士。
さらに、ウサギ、タヌキ、キツネ、犬や猫……まるで着ぐるみのような、二足歩行でデフォルメされた何かが、落ちて来た。
さらに、なぜか地面に落ちたお菓子が膨らみ、風船となって飛んで行く。
いくつかの風船が割れ、キラキラしたラメが飛び散る。
地上に降り立った着ぐるみたちは、なぜか踊り出しながら町を歩きだした。
『確か……『夢と幻想と着ぐるみたちのパレード』だったか……どこまでも舐め腐っているな』
「な、なんだよ……これ」
『決まっている。遊んでいるのさ。これは戦いじゃない。パレットアイズのお遊びなんだよ』
「…………」
ロイは、本気でパレットアイズを殺すために何ができるのかを考え始めた。
◇◇◇◇◇
「な、何をどうすれば」
サリオスは、混乱しかけていた。
現在、サリオスたちは学園のエントランスホールに教師たちと集まっている。
首を左右に振り、何から始めればいいのかわからないようだ。
空から降るお菓子、そして着ぐるみたち、風船、蟲人間……もう、サリオスの頭で処理できるような状況ではない。
すると、ロセがサリオスの背中をバシッと叩く。
「落ち着いて。まず、トラビア王国全域にお菓子を食べないように通達。それからまだ無事な人たちの避難。変異した人たちの保護。そして……あの妙な人たちの排除ね」
妙な人たちとは、着ぐるみたちのことだ。
何やら踊り出し、楽器を演奏しながら町を練り歩いている。中には蟲人間を含めてイベントと勘違いしているのか、パレードを楽しんでいる人たちも多くいた……お菓子を、食べながら。
ロセは指示を出す。
「ララベル、あなたは『風』属性の聖剣士たちと協力して、国中にお菓子の危険性を周知して。ついでに聖剣騎士団に住人の避難をするようにと、変貌した人に攻撃を加えないようにもね。ユノちゃん、サリオスくんは変貌した人たちを止めて。ユノちゃんの『氷』と、サリオスくんの『光』なら、気絶させて拘束することができると思う。エレノアちゃん、あなたは私と一緒にあの『着ぐるみ』たちを止めるわよ」
迅速な指揮だ。
七聖剣士は、聖剣騎士団よりも立場が上であり命令権がある。
「学園長、学園のことはお任せしますね」
「うむ!!」
学園長であるSS級聖剣士『暴剣』のダイモンは力強く頷く。
用事があって他国へ出向き、つい最近帰って来たばかりでこの事態なのだが、歴戦の聖剣士の名は伊達ではなく、落ち着いている。
他にも、学園の教師たちは全員、修羅場慣れしているのか落ち着いていた。
「だが……変貌した生徒は、元に戻るのか? そもそも、この事態……魔族なのは間違いないが、これほど大規模な力、公爵級……いや」
剣術教師のシヴァが唸る。
すると、ロイの担任であるアンネが言う。
「まあまあ、今は置いておきましょう。それに、生徒をその、殺すのは……最終手段ということで」
「あ、ああ……すまん」
「では、先生たち、あとはお願いします! みんな、行くわよ!」
ロセの号令で、エレノアたちは学園を飛び出した。
◇◇◇◇◇
ロイは未だに見張り塔にいた。
「どうする」
デスゲイズ曰く、パレットアイズはロイですら視認できない上空にいる。
上空から、国の崩壊と『パレード』を楽しんでいる。トラビア王国をお菓子の世界に変え、笑っているのだ。
『奴を引きずり下ろすには……難しいな。この距離、さすがにお前の矢も届かない』
「くそっ……視認できないと『時空矢』は使えないし……」
距離を喰らう矢なら、距離は関係ない。
だが、視認して位置を確認しなければ、使えない。
火のダンジョンでは、スコープバットが送る映像が写されており、ダンジョンの地図も載っていたから把握できたが……さすがに、この広い上空で、当てずっぽうに射って当てることなど、大海に落ちた砂粒に矢を当てるようなものだ。
『───……待てよ?』
「デスゲイズ?」
『…………可能性があるかもしれん』
「本当か!?」
『だが、危険が伴う。お前ひとりだけでは』
「…………よし」
ロイは見張り塔から飛び降りた。
『おま、何を』
「援軍のところに行く」
『援軍───……まさか』
「ああ、エレノアたちだ。あいつらに協力してもらえば、なんとかなるか?」
『…………』
「同意と取るぞ。悪いなデスゲイズ、今は時間が惜しい」
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