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第七章
ライト・スモーカー
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戦いが終わり、後始末が始まった。
テュポーンの肉塊は全て消滅し、残されたのは破壊された城下町だった。
騎士団や国民たち、召喚獣の力で町の復興が始まった。復興は順調に進み、そう遠くない未来、町は完全に復興するだろう。
死者の埋葬も行った。
テュポーンの被害にあった国民の数は数百名。国は合同葬儀を執り行い、死者に祈りを捧げる。
合同葬儀とは別に、個人で埋葬をする者たちも多かった。
貴族街の外れにある墓地に、S級の少年少女たちは集まっていた。
「うっ……ううぅ、おばあ様……ひっく」
「サフィー……」
埋葬を終えたガーネットの墓。
S級召喚士たちは、埋葬の翌日に訪れた。戦いの疲労、近しい者の死……それらを経験したアルフェンたちは、全員が寝込んでいたのだ。埋葬式が終わり、ようやく全員で挨拶に来た。
アイオライト公爵家の墓地の前に集まり、サフィーが花を供える。
「おばあ様……私、おばあ様のおかげで救われました。おばあ様がS級に、アルフェンのところに連れてこなかったら、今もきっと一人……私、おばあ様のおかげで、強くなれました」
涙を拭い、サフィーは墓前で一礼する。
アルフェン、フェニアも墓の前で頭を下げた。
「ガーネット先生……俺、あなたのこと忘れません。俺の恩師……いろんなことを教えてくれた。本当に、ありがとうございました!!」
「先生……ひっく、ありがとうございました」
そして、戦後処理で忙しいはずのメルも来た。
花を供え、胸に手を当てて祈る。
「王族を代表してお礼申し上げます。ガーネット・シャイン・アイオライト……あなたはこの国を守った英雄……ふふ、きっとあなたは嫌がるでしょうね」
そして、アネルが前に出る。
「先生。本当にありがとうございました……アタシは、アタシは……もう感謝しかありません。先生のこと、絶対に忘れませんから!!」
ガバッと頭を下げて上げる。
泣きそうだった顔は、力強く笑っていた。
そして、レイヴィニアとニスロク。
「ヒトって脆いな。うちらは肉体が滅んでも魂はあっちの世界に帰る。時間かかるけどちゃんと受肉するし、またこっちの世界に来れる。でも、人間は……人間は、違うんだな」
「寂しいねぇ~……ぼく、ガーネットに会いたいよぉ」
「ニスロク。改めて思うぞ……うちら、とんでもないことをやってたんだな」
「うん……魔帝様の言いつけで、人間たちに酷いこといっぱいしちゃったぁ……」
「もうやらない。いいな、ニスロク」
「うん。ちび姉」
レイヴィニアとニスロクは、過去を思い出し後悔する。
これも成長。ガーネットはきっと喜んでいる。全員がそう思った。
そして───ウィル。
「…………」
「ウィル、お前の番……」
「…………」
「おい、ウィル」
「アルフェン。帰ろう……」
「え、アネル?」
「いいから。ほらみんな、帰ろう」
「……そうですわね」「うん」「そうね……」
「え、おい?」
フェニア、サフィーに両腕を取られ、メルに背中を押されたアルフェン。
アネルは振り返り、墓地の入口で止まった。
ウィルが何を話すのか……たぶん、誰も聞いてはいけない。
◇◇◇◇◇◇
ウィルは、ガーネットの墓に持参したウイスキーをぶっかけた。
そして、残ったウイスキーを瓶のまま飲み干す。
「っぷは……また飲む約束だったからな。これでいいだろ」
ウィルは少しだけ沈黙し、口をひらく。
「アルノーの奴、後で来るってよ。『運命』のババァとダモクレスのオヤジも挨拶するとさ。あんた、けっこう人望あるじゃねぇか……」
墓石に話かけ、やはり自分らしくないと感じたのか、フンと鼻を鳴らす。
「……チッ、オレらしくねぇ。おめぇとはもう語り尽くした。あばよ」
そう言って、歩きだす。
何歩か進み、思い出したように止まる。
そして、胸元からシンプルなデザインの煙管を取り出し、ガーネットが選んだ煙草に火を点ける。
「すぅ───……っぷは。ふぅ……あんたの言う通りだ。これ、慣れると癖になる」
ガーネットが選んだのは、女性がよく吸う軽めの煙草。果実の葉を乾燥させた、甘めでフルーティーな味わいの煙草だった。
ウィルは、煙管を咥え帽子を傾けた。
「忘れない……あんたのことも、あんたと飲んだ酒の味も、この煙草も。あんたがオレの心の中で生きてるってんなら、サラのこと頼んだぜ」
そう呟き、ウィルは歩きだす。
墓石にかけられた琥珀色のウイスキーが、キラキラと輝いていた。
◇◇◇◇◇◇
残務処理でアースガルズ召喚学園はてんてこ舞いだった。
そんな中、リリーシャは王城に呼び出しされた。呼び出した相手は不明。受け取った書状には「至急、王城へ来るように」とだけあった。
この忙しい時に……そう思いつつ王城へ。
「……はぁ」
学園の制服をしっかり着こなし、髪も整え化粧もした。
だが、もしサンバルトのくだらない礼や挨拶、国王の感謝の言葉だけだったら、さっさと帰ろう。そう思いつつ王城へ向かい、門兵に書状を見せた。
「A級召喚士リリーシャ・リグヴェータ。呼び出しに応じて参りました」
門兵に書状を確認してもらい、案内される。
王城内かと思いきや、中庭を抜け、その先にある大きな建物だった。
「え……ここは」
「中でお待ちです。どうぞ」
案内されたのは、大聖堂だった。
ここにいるのは、『神』に祈りを捧げる聖職者だ。王族とはまた別の、この国になくてはならない存在……そんなのは、一人しかいない。
扉が開かれ、聖堂の祭壇で祈りを捧げていたのは。
「───……ようこそ、リリーシャ」
「が、ガブリエル枢機卿……!? な、なぜ」
二十一人の召喚士。そのラストナンバーにして指揮官を務めた『審判』ガブリエル。外見は十代半ばにしか見えず、その美しさは雪の妖精のようだった。
齢七十をとうに超えているはずだが、あまりにも美しい。
ガブリエルは祈りをやめ、リリーシャに向かって歩き出す。
「あなたに、お願いがあって呼びました」
「は、はい!」
リリーシャは跪く。
ガブリエルはリリーシャの間近で止まり、そっと手を伸ばす。
伸ばした手は、リリーシャの顎に添えられ、くいっと持ち上げられた。
「ガーネットが死にました」
「……悲しいことです」
「ええ。ですが、悲しんでばかりもいられません。来るべき日が近づいています……我々特A級もまた、戦場に戻らねばならない」
「……はい」
ガブリエルはリリーシャから手を離す。
そして、ようやく本題を告げた。
「リリーシャ。あなたに『女教皇』の称号を与えます。これからは特A級として、A級召喚士を率いて戦いなさい」
「え……」
青天の霹靂だった。
特A級。
A級のさらに上。最強の二十一人しか持たない称号。
リリーシャは、あっけに取られていた。
「先の戦闘で確信しました。あなたは人を率いる能力に秀でている。ガーネットの後継者はあなたしかいません。これは特A級筆頭であるわたしの判断です」
「……は、はい」
リリーシャは、返事だけで精いっぱいだった。
ガブリエルは、優しく微笑んで言う。
「そして、A級召喚士を集めた精鋭部隊を結成します。リリーシャ、あなたは隊長に。A級召喚士の選別から組織運営まで全て任せます。アースガルズ王国最強戦力として、期待しています」
「は……はい!!」
リリーシャは勢いよく返事をした。
まだ、気付いていなかった。
最強の部隊。特A級への昇格。
つまり、S級とはまた違う、王国最強の戦力を作るということ。
ガブリエルは、満足そうに微笑んでいた。
テュポーンの肉塊は全て消滅し、残されたのは破壊された城下町だった。
騎士団や国民たち、召喚獣の力で町の復興が始まった。復興は順調に進み、そう遠くない未来、町は完全に復興するだろう。
死者の埋葬も行った。
テュポーンの被害にあった国民の数は数百名。国は合同葬儀を執り行い、死者に祈りを捧げる。
合同葬儀とは別に、個人で埋葬をする者たちも多かった。
貴族街の外れにある墓地に、S級の少年少女たちは集まっていた。
「うっ……ううぅ、おばあ様……ひっく」
「サフィー……」
埋葬を終えたガーネットの墓。
S級召喚士たちは、埋葬の翌日に訪れた。戦いの疲労、近しい者の死……それらを経験したアルフェンたちは、全員が寝込んでいたのだ。埋葬式が終わり、ようやく全員で挨拶に来た。
アイオライト公爵家の墓地の前に集まり、サフィーが花を供える。
「おばあ様……私、おばあ様のおかげで救われました。おばあ様がS級に、アルフェンのところに連れてこなかったら、今もきっと一人……私、おばあ様のおかげで、強くなれました」
涙を拭い、サフィーは墓前で一礼する。
アルフェン、フェニアも墓の前で頭を下げた。
「ガーネット先生……俺、あなたのこと忘れません。俺の恩師……いろんなことを教えてくれた。本当に、ありがとうございました!!」
「先生……ひっく、ありがとうございました」
そして、戦後処理で忙しいはずのメルも来た。
花を供え、胸に手を当てて祈る。
「王族を代表してお礼申し上げます。ガーネット・シャイン・アイオライト……あなたはこの国を守った英雄……ふふ、きっとあなたは嫌がるでしょうね」
そして、アネルが前に出る。
「先生。本当にありがとうございました……アタシは、アタシは……もう感謝しかありません。先生のこと、絶対に忘れませんから!!」
ガバッと頭を下げて上げる。
泣きそうだった顔は、力強く笑っていた。
そして、レイヴィニアとニスロク。
「ヒトって脆いな。うちらは肉体が滅んでも魂はあっちの世界に帰る。時間かかるけどちゃんと受肉するし、またこっちの世界に来れる。でも、人間は……人間は、違うんだな」
「寂しいねぇ~……ぼく、ガーネットに会いたいよぉ」
「ニスロク。改めて思うぞ……うちら、とんでもないことをやってたんだな」
「うん……魔帝様の言いつけで、人間たちに酷いこといっぱいしちゃったぁ……」
「もうやらない。いいな、ニスロク」
「うん。ちび姉」
レイヴィニアとニスロクは、過去を思い出し後悔する。
これも成長。ガーネットはきっと喜んでいる。全員がそう思った。
そして───ウィル。
「…………」
「ウィル、お前の番……」
「…………」
「おい、ウィル」
「アルフェン。帰ろう……」
「え、アネル?」
「いいから。ほらみんな、帰ろう」
「……そうですわね」「うん」「そうね……」
「え、おい?」
フェニア、サフィーに両腕を取られ、メルに背中を押されたアルフェン。
アネルは振り返り、墓地の入口で止まった。
ウィルが何を話すのか……たぶん、誰も聞いてはいけない。
◇◇◇◇◇◇
ウィルは、ガーネットの墓に持参したウイスキーをぶっかけた。
そして、残ったウイスキーを瓶のまま飲み干す。
「っぷは……また飲む約束だったからな。これでいいだろ」
ウィルは少しだけ沈黙し、口をひらく。
「アルノーの奴、後で来るってよ。『運命』のババァとダモクレスのオヤジも挨拶するとさ。あんた、けっこう人望あるじゃねぇか……」
墓石に話かけ、やはり自分らしくないと感じたのか、フンと鼻を鳴らす。
「……チッ、オレらしくねぇ。おめぇとはもう語り尽くした。あばよ」
そう言って、歩きだす。
何歩か進み、思い出したように止まる。
そして、胸元からシンプルなデザインの煙管を取り出し、ガーネットが選んだ煙草に火を点ける。
「すぅ───……っぷは。ふぅ……あんたの言う通りだ。これ、慣れると癖になる」
ガーネットが選んだのは、女性がよく吸う軽めの煙草。果実の葉を乾燥させた、甘めでフルーティーな味わいの煙草だった。
ウィルは、煙管を咥え帽子を傾けた。
「忘れない……あんたのことも、あんたと飲んだ酒の味も、この煙草も。あんたがオレの心の中で生きてるってんなら、サラのこと頼んだぜ」
そう呟き、ウィルは歩きだす。
墓石にかけられた琥珀色のウイスキーが、キラキラと輝いていた。
◇◇◇◇◇◇
残務処理でアースガルズ召喚学園はてんてこ舞いだった。
そんな中、リリーシャは王城に呼び出しされた。呼び出した相手は不明。受け取った書状には「至急、王城へ来るように」とだけあった。
この忙しい時に……そう思いつつ王城へ。
「……はぁ」
学園の制服をしっかり着こなし、髪も整え化粧もした。
だが、もしサンバルトのくだらない礼や挨拶、国王の感謝の言葉だけだったら、さっさと帰ろう。そう思いつつ王城へ向かい、門兵に書状を見せた。
「A級召喚士リリーシャ・リグヴェータ。呼び出しに応じて参りました」
門兵に書状を確認してもらい、案内される。
王城内かと思いきや、中庭を抜け、その先にある大きな建物だった。
「え……ここは」
「中でお待ちです。どうぞ」
案内されたのは、大聖堂だった。
ここにいるのは、『神』に祈りを捧げる聖職者だ。王族とはまた別の、この国になくてはならない存在……そんなのは、一人しかいない。
扉が開かれ、聖堂の祭壇で祈りを捧げていたのは。
「───……ようこそ、リリーシャ」
「が、ガブリエル枢機卿……!? な、なぜ」
二十一人の召喚士。そのラストナンバーにして指揮官を務めた『審判』ガブリエル。外見は十代半ばにしか見えず、その美しさは雪の妖精のようだった。
齢七十をとうに超えているはずだが、あまりにも美しい。
ガブリエルは祈りをやめ、リリーシャに向かって歩き出す。
「あなたに、お願いがあって呼びました」
「は、はい!」
リリーシャは跪く。
ガブリエルはリリーシャの間近で止まり、そっと手を伸ばす。
伸ばした手は、リリーシャの顎に添えられ、くいっと持ち上げられた。
「ガーネットが死にました」
「……悲しいことです」
「ええ。ですが、悲しんでばかりもいられません。来るべき日が近づいています……我々特A級もまた、戦場に戻らねばならない」
「……はい」
ガブリエルはリリーシャから手を離す。
そして、ようやく本題を告げた。
「リリーシャ。あなたに『女教皇』の称号を与えます。これからは特A級として、A級召喚士を率いて戦いなさい」
「え……」
青天の霹靂だった。
特A級。
A級のさらに上。最強の二十一人しか持たない称号。
リリーシャは、あっけに取られていた。
「先の戦闘で確信しました。あなたは人を率いる能力に秀でている。ガーネットの後継者はあなたしかいません。これは特A級筆頭であるわたしの判断です」
「……は、はい」
リリーシャは、返事だけで精いっぱいだった。
ガブリエルは、優しく微笑んで言う。
「そして、A級召喚士を集めた精鋭部隊を結成します。リリーシャ、あなたは隊長に。A級召喚士の選別から組織運営まで全て任せます。アースガルズ王国最強戦力として、期待しています」
「は……はい!!」
リリーシャは勢いよく返事をした。
まだ、気付いていなかった。
最強の部隊。特A級への昇格。
つまり、S級とはまた違う、王国最強の戦力を作るということ。
ガブリエルは、満足そうに微笑んでいた。
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