手乗りドラゴンと行く異世界ゆるり旅  落ちこぼれ公爵令息ともふもふ竜の絆の物語

さとう

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1巻

1-3

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 5 いざ国境の街へ


 冒険者登録をした夜。
 俺は荷物の確認を終え、紋章からムサシを呼び出し、ベッドの上でたわむれていた。

「ムサシ、明日はいよいよ出発だ。目指すは国境の街ルロワ。そして帝国圏外……風車の国クシャスラだ」
『くるる……』

 ムサシは首を傾げ、小さな羽をパタパタさせる。
 改めて見る。ムサシ……この子がドラゴンとして召喚されたのは間違いないけど、どういう種類のドラゴンなんだろうか?

「なあ、お前の本当の名前はなんなんだ?」
『きゅ?』

 真っ白い毛に覆われたドラゴン。手に乗せると丸くなり、毛玉を乗せているような感じがする。
 柔らかく、人肌よりも少し温かい感じ……ずっと触りたくなるな。

「不思議なドラゴンだ」

 ドラゴン。
 召喚されたドラゴンは、その姿によって大きく五つに分類される。
 一つ目は、身体が甲殻で覆われた『甲殻種』だ。硬いうろこと言えばいいのか、全身がゴツゴツしているのが特徴で、防御に優れている。
 二つ目は『陸走種』だ。この形態は四足歩行が特徴で、姿は犬や狼みたいな形状をしていて、速度に特化したドラゴンだ。爪や尾より牙が発達しており、近接戦闘に特化した個体である。
 三つ目は『羽翼種はよくしゅ』だ。その名の通り、翼の発達したドラゴンだ。空中戦が得意であるが、個体としての大きさはそれほどでもないのが特徴である。
 そして四つ目が『人型種』だ。こちらは人間の姿に近い姿で、爪も翼も牙もあるが平均的な力で、特徴がないのが特徴みたいな姿をしている。オールラウンダーと言えばいいのか、竜滅士にとって一番理想なのが人型種らしい。
 そして最後。この四つのどれでもない姿……『特異種』である。
 特異種のドラゴンは強大な力を持ち、現在では父上を含めた六人しか確認されていない。
 その六人を『六滅竜ろくめつりゅう』と呼び、ドラグネイズ公爵を筆頭とした帝国最強の竜滅士として世界で知られている。

「ムサシは……特異種なのかな」
『きゅうう』

 特異種は生まれつき強大な力を持つ。
 昔、六滅竜の一体が儀式で召喚された時、あまりの強大さに儀式場が半壊したなんて話もある。
 あまりにも小さなムサシは、特異種ではないな。ただ小さいだけのドラゴンだ。

「ま、いいか。ムサシは旅の相棒で、俺の異世界での友人だ」
『きゅう!』
「はは、なんだお前。嬉しいのか?」

 ムサシが俺の手の上でコロコロ転がって丸くなる。
 何度か突いてみると、嬉しそうにきゅうきゅう鳴いた。
 まあ、ムサシの種類はなんでもいい。これから異世界を巡る旅を楽しもうじゃないか。


 ◇◇◇◇◇◇


 翌日。
 俺は宿を出て、朝食を露店の串焼きや野菜スープで済ませ、さっそく旅に出た。
 正門を抜けると、そこはもう帝国の外。まだ帝国圏内だが『旅に出る』って感じがする。

「異世界モノだと、盗賊に襲われている馬車がいたり、それを助けてヒロインが登場なんてお約束かな。それか、ゴブリンに襲われているところを俺が助けて惚れられるとか……」

 まあ、そんなご都合展開はないと断言する。
 まず、ここはリューグベルン帝国領土の街道だ。
 広く整備された街道には馬車が行き交い、依頼を受けた冒険者チームや商人の馬車、それと徒歩の旅人などが多く通行する……まあ、魔獣は徹底的に排除され、子供ですら普通に出歩けるほど平和な街道なのだ。

「しばらくはのんびり歩けるな。えーと……地図」

 地図を出して確認する。
 だいたい十キロくらい歩いたところに村がある。そこで休憩して、もう一つ先の村まで行って今日は休もうかな。到着するのは午後の三時くらい、ちょうどおやつの時間である。

「別に目的があるわけじゃないし、焦らずのんびり行こう。これは異世界を楽しむ旅だしな」

 徒歩でほぼ二十キロ以上……でも、若い十六歳の身体。さらに竜滅士になるために鍛えていたので、徒歩で二十キロなんて大したことはない。

「鍛えておいてよかった……自慢するわけじゃないが、腹筋とかバキバキに割れてるんだよな。入院してた時も、スポーツ関係の本を読んでトレーニングメニューとか作ったし……それが異世界で活かされるなんて、考えていた当初は思いもしなかった」

 今更だが、独り言が多い俺……よし。
 右手を差し出し念じる。

「『召喚サモン』」
『きゅい!』

 現れたのは、相棒のムサシ。
 竜滅士だってバレると厄介だし、ドラグネイズ公爵家の関係者だってバレるのも面倒だけど……ムサシを見てドラゴンなんて思う人はいないよな。
 一般的なドラゴンは、漫画やアニメで見るような立派な姿だし。
 マスコットキャラ……うん、ムサシは友人だし、ずっと紋章に入れておくのも悪いな。
 ムサシを肩に乗せて言う。

「ムサシ。これからは俺の相棒として、一緒に異世界を見て回るぞ」
『きゅう!!』
「あと、人前ではドラゴンっての内緒な。そうだな……まあ、リス……うーん。まあ、小動物」
『きゅいい!!』
「いてて!? わ、わかったわかった、耳を噛むなって!!」

 小動物扱いはダメらしい。
 とりあえず、何か聞かれたら『怪我していたので拾ったら懐いた生物』ってことにしておくか。




 ◇◇◇◇◇◇


 歩くこと数時間、最初の村に到着した。

「到着。えーと……あ、こんにちは」
「ん? ああ、こんにちは」

 俺は、村の入口に立っていた青年に挨拶。
 手に槍を持っていた。どうやら守衛らしい。

「あの、ここはなんて村ですか?」
「クレドの村だけど……兄ちゃん、珍しいな。ここはただの通り道みたいな村だ。名前を聞くやつなんて久しぶりだよ」
「あはは、そうですか? 何か有名なのあります?」
「有名ね……さっき言った通り、ここは通り道みたいな村だ。ほら、帝国の中心からそこそこ近いし、メシを食うために寄ってく商人や旅人が多くてな。村に行けばそこそこの数の飯屋があるぞ。おススメは、山キクラゲの香草炒めだ」
「おお、いいですね。ちょうど腹減ってて」
「ははは。安くてうまい、いい店だ。それと……その肩の、なんだ?」

 おお、ついにムサシを指摘された。
 さて、ちょうどいい……試してみるか。

「実は、怪我してたのを拾いまして。種類はよくわからないんですけど、可愛いし懐いてるんで旅のお供にしてます」
「へえ、魔獣っぽいが……まあいいか。ああ、ここではいいが、デカい街に行く時は気をつけた方がいい。獣魔じゅうま登録をしておくといいぞ」
「じゅうま?」
「知らないか? 飼育した獣魔を武器として使うジョブでな、テイマーってのがある。テイマーはあらかじめ、冒険者ギルドに使役する獣魔を登録しなくちゃいけないんだ。だが、テイマーに関わらず、戦闘系の獣魔を連れ歩く場合登録義務があるから、小さくても登録はした方がいい」
「なるほど、知らなかった」

 そういえば、昔読んだ異世界系の漫画でもテイマーってあったな。
 獣魔登録か。俺はテイマーじゃないけど、ムサシを登録しておいた方が安心かな。
 ルロワの街でやっておくか。

「ありがとうございました。ルロワの街に行ったら登録してみますね」
「おう。じゃあ、よき旅を」

 さっそく村の中へ。
 守衛さんが言った通り、村の中は飲食店が多い。
 それに、馬車を止めるスペースもかなりあるし……村というか、高速道路のサービスエリアみたいな場所だな。

「山キクラゲの香草炒めだっけ……どんな味かな」
『きゅるる』
「おっと。お前も腹減ったか? そうだな……獣魔登録するまでは人の多いところは避けるか。ほら、戻って俺の魔力いっぱい食べていいぞ」
『きゅうー』

 ムサシが右手の紋章に飛び込むと、少しだけ魔力が減る感じがした。
 さて、俺もメシにするか。
 そこそこ繁盛している飯屋に入り、カウンター席に座る。

「ご注文は?」
「山キクラゲの香草炒めありますか?」
「ああ。うちの人気メニューさ」

 迷わず注文。
 運ばれてきたのは、キクラゲと肉野菜の炒め物だ。しかもたっぷり香辛料がかかっていて、すごく味の濃そうな香りがする。
 そして、一緒に運ばれてきたのはなんと米!! そう、この世界……米があるのだ。
 貴族は『庶民の食べ物』と言うので、実家の食卓に並ぶことはなかったが……存在を知った時は本気で喜んだ。食う機会は全くなかったけどな!! 
 でも、目の前にあるのはどんぶりメシ……そして肉野菜とキクラゲの炒め物。
 これはテンション上がる。

「いただきます!! うまいっ!!」

 塩コショウ、香辛料たっぷりの肉野菜。コリコリした山キクラゲのなんとも味の濃いこと。
 しかも、米が滅茶苦茶合う。人気メニューってのも納得できる。

「ご飯のおかわり自由ですのでー」
「おかわり!!」

 これはおかわりしかない。
 俺はご飯を三杯おかわりし、完食するのだった。


 最高の味だった。
 店を出て、お腹をさすりながら村を出た。

「あー……美味おいしかった」
『ぴゅいい』

 山キクラゲ、村にあったお土産屋にいっぱい売ってたから買ってしまった。
 それと香辛料。いやー、いい買い物したよ。

「キャンプの時にでも作ってみるか。ふふふ、今から楽しみだ」
『きゅう』

 自分で作る時は、ムサシにもごちそうするか。
 ちなみに、米を炊く用の飯盒はんごうも買ってある。道具屋のおじさんにおススメされた一つだ。
 いい気分のまま村を出て歩く。
 今夜泊まる村まであと二時間くらいかな。

「あの」
「え?」

 そう思っていると、声をかけられた。
 振り返るとそこにいたのは、杖を持った少女。

「これ、落としましたよ」
「あ」

 ポケットに入れておいたハンカチだった。
 慌てて受け取り頭を下げる。

「あ、ありがとうございます」
「いえ」
『きゅううー』
「きゃっ」

 肩にいたムサシが鳴いたので少女が驚いてしまった。
 俺はムサシを手で押さえる。

「す、すみません。驚かせちゃって」
「いえ。ふふ、かわいいですね。獣魔ですか?」
「ええ。まあ……まだ登録してないですけど」
「そうなんですか? じゃあ……ルロワの街に行くんですか?」
「ええ、まあ」
「…………」

 な、なんだろう。この子……俺をジッと見てる。
 そして、少しモジモジしながら言った。

「あの……わたしもルロワの街に行くんですけど、よかったらご一緒していいですか?」

 あー……これ、異世界系の漫画でよくある『美少女の唐突な同行イベント』だな。



 6 親近感


 長い薄青色の髪、厚めのローブにロングスカート、髪飾りは羽を模した物でよく似合っている。
 顔立ちは可愛い。異世界で出会うヒロインにありがち……というか、普通に可愛い少女だ。
 首飾りをして、手には杖を持っている。
 俺が見ているのに気づいたのか、少女は慌てて言う。

「あ、わたし……エルサって言います。その、新人冒険者で、十六歳です」
「えっと、俺はレクス。同じく新人冒険者で十六歳です」

 少女……エルサが冒険者カードを見せてくれたので、俺も見せる。
 俺と同じ、作ったばかりみたいな新品さだ。
 互いに挨拶すると、エルサが言う。

「そ、その……ルロワの街に行くのなら、同行してもいいですか?」
「え、えっと……」

 何も考えていない異世界転移の主人公なら「いいよ」と軽く言ってハーレム第一号にするんだろうけど……俺は少し悩んだ。
 そもそも、なぜ俺? 
 ふと、帝国からの追っ手……と考えたが、そもそも出ていけと言われたのに追っ手もクソもない。
 俺が警戒しているのに気づいたのか、エルサが慌てて言う。

「あ、いえ、その……ダ、ダメならいいです。ご、ごめんなさい」
「ああいや、その、いきなりなので……」
「そ、そうですよね……その」

 初対面。しかも同い年の女の子。
 アミュアとかシャルネとは同世代だけど、これはちょっと対応に困る。前世でも女の子としゃべる機会なんてほとんどなかったし、看護師のおばさんとはよくしゃべったんだがな。
 とりあえず咳払い。

「えっと、俺と冒険者パーティーを組みたい、ってことでいいのかな?」
「あ、そ、それで。それでいいです」
「は、はあ……でも、俺は先日登録したばかりの新人だし、急ぎでルロワの街に行くつもりはないし、もしきみに用事があるなら、やっぱり一緒に行くのは厳しいかもだけど……」

 これは事実。
 そもそも俺の旅に目的はない。異世界を楽しむ観光旅行みたいなものだから、急ぐつもりなんて欠片かけらもない。
 ルロワの街に行くって言ったが、もし道中で面白そうな場所があれば、寄り道する気満々である。
 すると、エルサが首を横に振った。

「わたしも同じです。その……特に予定はありません。ただ……ここにはもう、いられないので」
「…………?」

 訳アリの匂いがする。
 どこか悲しそうに杖を強く握って顔を伏せ、次に顔を上げた時はつらそうに笑っていた。
 俺はつい聞いてしまう。

「……何か、あったんですか?」
「…………」

 エルサは、何も言わずに頷いた。
 うーん、ここまで話を聞いて「とりあえず一人で行くんでさよなら~」とはできない。
 エルサも悲しそうだし……仕方ない。
 俺とエルサはしばらく一緒に歩き、街道に隣接している茶屋に足を踏み入れた。


 ◇◇◇◇◇◇


「へえ、お茶屋さんか……」

 こっちの世界にもドライブインみたいなところがあるのか。
 飲食店兼喫茶店みたいな。旅の休憩所のような場所で、食事したり買い物したり休憩したりできるらしい。すぐ隣に宿屋もあり、なかなか便利だ。

「オスクール商会が世界中に設置している休憩所みたいです」
「オスクール商会……へえ」

 エルサ曰く。
 オスクール商会は物を売るのではなく、サービスを売る商売をメインにしている。
 国家間同士の街道を整備したり、街道沿いにこのようなドライブインを設置したり、特別料金を取って街道間の近道を提供したりしている。
 休憩所に無償の地図があったので手に取り、休憩所の隅っこにある椅子に座って確認する。

「すごいな……!! これ、詳細な世界地図だ」
「オスクール商会の地図はこの世で最も正確な地図って言われてまして、国家間を繋ぐ街道は、オスクール街道って言うんです」

 地図には七つの国がある。
 それぞれ地水火風雷氷を司る六つの国と、竜を司るリューグベルン帝国だ。
 それぞれの国に主要な街道があり、すべてオスクール街道と書かれている。他にも枝分かれした道があり、主要街道を通って行くのもいいし、脇道を進みながら行くのも楽しそうだ。
 地図だけでワクワクしていると、エルサがクスッと笑った。

「えっと、な、なに?」
「あ、ご、ごめんなさい……その、すごく楽しそうだったから」
「まあ、目的のない旅だしね。まずは風車の国クシャスラを拠点にして、しばらく観光しようと考えてる。ルロワの街では相棒の獣魔登録をしないとな」
「……そう、ですか」

 さて……俺は地図を閉じてカバンに入れる。

「あのさ、エルサさん。その……一緒に行くのは構わないけど、何か抱えてるなら話くらいは聞くよ」
「……いいんですか? その、重い話ですけど」
「ま、まあ……若い女の子が一人で冒険者登録して、見ず知らずの俺に声かけるくらいだし……大変な事情はあるんだろうな、とは思う」
「ふふ、レクスさんって面白いですね」

 面白い、かな……? 
 エルサはクスッと微笑ほほえみ、語りだした。


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