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第五章 氷礫の国ウォフマナフ
氷華祭③
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ウォフマナフ王城には、なんと『美術館』があった。
城の敷地内にイズベルグ様のデカいアトリエがあっただけでも驚いたが……城の真裏に、アトリエと同じくらいデカい美術館があり、そこで今年の展示会をやるらしい。
まさか、展示会のためだけに、普段飾っている美術品を全部片づけるとは。
俺、ファウードさん、エルサ、シャルネの四人は、美術館へ。
ファウードさん、そしてシャルネのドラグネイズ公爵という名前だけでほぼフリーパス。イズベルグ様にお願いしたらしいけど必要なかったかも。
現在、俺たちは美術館に続く道を歩いていた。
「なあシャルネ。展示会ってどういう流れなんだ?」
「イズベルグ様が今年の審査員やるってのは聞いたよね? まず、イズベルグ様自身が描いた作品をみんなで見て、そのあとにウォフマナフに在籍する芸術家の作品を見るの。イズベルグ様が一つ一つの作品を見て評価して、最後に今年の最優秀賞を発表するのよ」
「ほう……で、最優秀賞に選ばれると、専属の氷彫刻家になれるってわけか」
「うん。今年は氷彫刻だけど、去年は絵画、その前は石像とかだったかな。毎年、ジャンル変わるみたい」
詳しいシャルネ。こいつ調べたっぽいな。
ファウードさんが付け加える。
「専属の芸術家になると、王城内にあるアトリエを使わせてもらえるんだ」
「王城内のアトリエ?」
「それってもしかして、イズベルグ様が使っていたところですか?」
エルサがシャルネに聞くと、シャルネは頷いた。
なるほど……あのデカいアトリエね。
「ファウードさん。その……マジでプロポーズするんですか?」
「ああ。最優秀賞に選ばれたらね。覚悟はできてるよ」
なんかカッコいいな……キリッとして、死にそうな顔で作業していた頃とは別人だ。
そして、城を抜けた。
一度中庭に出て、すぐ目の前にある建物へ。
「わぁ~……これが、ウォフマナフ王国で最も格式の高い美術館……!! わたし、入れるなんて思いませんでした」
「俺も。立派すぎるぞ」
なんというか、独特な形をしている美術館だ。
一言で表現するなら、『デカいガラス張りのピラミッド』だ。三角錐の建物で、青いガラスが骨組みにはめ込まれたような、独特なデザインだ。
「これ、初代国王様のデザインだっけ」
「ほう、よく知ってるね」
シャルネが言い、ファウードさんが褒めた。初代国王、ピラミッド好き……もしかしたら、アシャ王国のピラミッドから構想を得たのかも。
さっそく中に入ると、その中は……絶景だった。
「う、ぉ……」
美術に素人の俺でもわかる。
至るところに氷像が並んでいる。が……一つ一つの作り込みが尋常ではない。
今にも動き出しそうな氷の獅子、鎧の騎士、草花に、よくわからないデザインの杭や、ぐにゃぐにゃしたミミズのような氷彫刻。
氷にする過程で染料も入れたのか、カラフルな氷像が並んでいる。
「すご……これ、見るだけでも価値あるかも」
「綺麗……」
シャルネ、エルサも驚きしかない。
ファウードさんは、猛禽類みたいな目をしている。
「大したものだ……どの作品も素晴らしい。ふ、なんだか胸の奥が熱くなってきたよ」
「さすが芸術家ですね……」
「ははは、この道しか知らないのでね」
そして、ファウードさんの作品前に到着した。
「これが私の『愛』だ」
「「「…………」」」
それは、虹色に輝く氷像だった。
光の角度で氷が虹色に見える。そして、その形状は……イズベルグ様だった。
氷のイズベルグ様。しかも裸で、氷のヴェールを身に纏っている。
有名な画家の描いた裸婦絵とかに嫌らしさは感じないが、これも同じ。
これが、ファウードさんの心から来る愛なんだ。
「どこを見ても輝くよう、光を当てれば虹色に輝くように彫ったんだ。愛する彼女をこの程度でしか表現できないのは、私の未熟さが原因だけどね」
「そ、そんなこと……あの、俺、うまく言えないですけど……なんか、声が出ないというか」
「あ、あたしも……すっごくて、なんか、生きててよかったと、いうか、その」
俺もシャルネも、隣にいるファウードさんを見ないで言う。というか、氷像から目が離せない。
「……う、うぅぅ」
エルサは泣いていた。
「ファウードさん。わたし……感動しました。純粋な愛の輝きが、ここにあります」
「エルサさん……!!」
「これは、完成じゃありません。これは……『愛』は完成なんてしないんです。もし、あなたの『愛』が、この氷像がこれで完成というなら、わたしはあなたを許すことはなかった。これは、未完成の愛……だから、いいんです」
「え、エルサ?」
「お、お兄ちゃん……エルサが」
とりあえず、俺とシャルネはようやく離れることができた。
ファウードさん、エルサは並んで言う。
「未完成の愛。だからこそ、これでいい……エルサさん、ありがとう。私は、満足していない。満足できない理由が、ようやくわかった」
「はい。きっと、あなたは永遠に『完成』しません。でも、それだからいいんです」
「ああ……!!」
「お、お兄ちゃん」
「もう離れよう……ってか、人増えてきたぞ」
俺、シャルネが離れて気付いたが、周りにいた人たちは、ファウードさんの氷像に釘付けだ。
みんなわかってるんだ。ファウードさんの氷彫刻が、桁違いのレベルだって。
「……あ、お兄ちゃん」
「ん? あ……」
そして、俺とシャルネは見た。
同時に、周囲にいた人たちが、ささーっと離れていく。
そこにいたのは、青いドレスを着たイズベルグ様。腕組みをし、ゆっくりとファウードさんの元へ。
エルサがスッと離れ、イズベルグ様が氷彫刻を見上げる。
「…………」
ファウードさんは、静かな顔でイズベルグ様を見ていた。
心臓がめちゃくちゃ高鳴る。シャルネは俺の腕にしっかりとしがみ付く。
エルサは……すべてを悟ったような表情で、イズベルグ様を見ていた。
「……素敵」
「「「ッ!!」」」
イズベルグ様はそう呟き、ファウードさんを見る。
「これ、私?」
「はい」
「なぜ?」
「そ、それは」
ファウードさんは迷っていた。が……なんと、エルサがいつの間にか、ファウードさんの隣に。
「ファウードさん。今しかありません」
「え」
「最優秀賞を取ったら? 違います。あなたの愛に最優秀賞もない……この愛は伝わらないといけません。伝え、初めて完成となる作品です!!」
「え、エルサさん……ああ、そうだな」
ファウードさんは、一歩前に出た。
「イズベルグ様。この作品の名前は『愛』……あなたを想い、彫りました」
「…………」
「これが、私の想い。イズベルグ様……私と、結婚してください」
い、言った~!!
うおお、公開プロポーズ。エルサがいつの間にかいないし、空気読みすぎだろ!!
い、イズベルグ様は……。
「…………そ」
そ?
そう言い、イズベルグ様は次の作品の元へ向かうのだった……って、え、マジで?
城の敷地内にイズベルグ様のデカいアトリエがあっただけでも驚いたが……城の真裏に、アトリエと同じくらいデカい美術館があり、そこで今年の展示会をやるらしい。
まさか、展示会のためだけに、普段飾っている美術品を全部片づけるとは。
俺、ファウードさん、エルサ、シャルネの四人は、美術館へ。
ファウードさん、そしてシャルネのドラグネイズ公爵という名前だけでほぼフリーパス。イズベルグ様にお願いしたらしいけど必要なかったかも。
現在、俺たちは美術館に続く道を歩いていた。
「なあシャルネ。展示会ってどういう流れなんだ?」
「イズベルグ様が今年の審査員やるってのは聞いたよね? まず、イズベルグ様自身が描いた作品をみんなで見て、そのあとにウォフマナフに在籍する芸術家の作品を見るの。イズベルグ様が一つ一つの作品を見て評価して、最後に今年の最優秀賞を発表するのよ」
「ほう……で、最優秀賞に選ばれると、専属の氷彫刻家になれるってわけか」
「うん。今年は氷彫刻だけど、去年は絵画、その前は石像とかだったかな。毎年、ジャンル変わるみたい」
詳しいシャルネ。こいつ調べたっぽいな。
ファウードさんが付け加える。
「専属の芸術家になると、王城内にあるアトリエを使わせてもらえるんだ」
「王城内のアトリエ?」
「それってもしかして、イズベルグ様が使っていたところですか?」
エルサがシャルネに聞くと、シャルネは頷いた。
なるほど……あのデカいアトリエね。
「ファウードさん。その……マジでプロポーズするんですか?」
「ああ。最優秀賞に選ばれたらね。覚悟はできてるよ」
なんかカッコいいな……キリッとして、死にそうな顔で作業していた頃とは別人だ。
そして、城を抜けた。
一度中庭に出て、すぐ目の前にある建物へ。
「わぁ~……これが、ウォフマナフ王国で最も格式の高い美術館……!! わたし、入れるなんて思いませんでした」
「俺も。立派すぎるぞ」
なんというか、独特な形をしている美術館だ。
一言で表現するなら、『デカいガラス張りのピラミッド』だ。三角錐の建物で、青いガラスが骨組みにはめ込まれたような、独特なデザインだ。
「これ、初代国王様のデザインだっけ」
「ほう、よく知ってるね」
シャルネが言い、ファウードさんが褒めた。初代国王、ピラミッド好き……もしかしたら、アシャ王国のピラミッドから構想を得たのかも。
さっそく中に入ると、その中は……絶景だった。
「う、ぉ……」
美術に素人の俺でもわかる。
至るところに氷像が並んでいる。が……一つ一つの作り込みが尋常ではない。
今にも動き出しそうな氷の獅子、鎧の騎士、草花に、よくわからないデザインの杭や、ぐにゃぐにゃしたミミズのような氷彫刻。
氷にする過程で染料も入れたのか、カラフルな氷像が並んでいる。
「すご……これ、見るだけでも価値あるかも」
「綺麗……」
シャルネ、エルサも驚きしかない。
ファウードさんは、猛禽類みたいな目をしている。
「大したものだ……どの作品も素晴らしい。ふ、なんだか胸の奥が熱くなってきたよ」
「さすが芸術家ですね……」
「ははは、この道しか知らないのでね」
そして、ファウードさんの作品前に到着した。
「これが私の『愛』だ」
「「「…………」」」
それは、虹色に輝く氷像だった。
光の角度で氷が虹色に見える。そして、その形状は……イズベルグ様だった。
氷のイズベルグ様。しかも裸で、氷のヴェールを身に纏っている。
有名な画家の描いた裸婦絵とかに嫌らしさは感じないが、これも同じ。
これが、ファウードさんの心から来る愛なんだ。
「どこを見ても輝くよう、光を当てれば虹色に輝くように彫ったんだ。愛する彼女をこの程度でしか表現できないのは、私の未熟さが原因だけどね」
「そ、そんなこと……あの、俺、うまく言えないですけど……なんか、声が出ないというか」
「あ、あたしも……すっごくて、なんか、生きててよかったと、いうか、その」
俺もシャルネも、隣にいるファウードさんを見ないで言う。というか、氷像から目が離せない。
「……う、うぅぅ」
エルサは泣いていた。
「ファウードさん。わたし……感動しました。純粋な愛の輝きが、ここにあります」
「エルサさん……!!」
「これは、完成じゃありません。これは……『愛』は完成なんてしないんです。もし、あなたの『愛』が、この氷像がこれで完成というなら、わたしはあなたを許すことはなかった。これは、未完成の愛……だから、いいんです」
「え、エルサ?」
「お、お兄ちゃん……エルサが」
とりあえず、俺とシャルネはようやく離れることができた。
ファウードさん、エルサは並んで言う。
「未完成の愛。だからこそ、これでいい……エルサさん、ありがとう。私は、満足していない。満足できない理由が、ようやくわかった」
「はい。きっと、あなたは永遠に『完成』しません。でも、それだからいいんです」
「ああ……!!」
「お、お兄ちゃん」
「もう離れよう……ってか、人増えてきたぞ」
俺、シャルネが離れて気付いたが、周りにいた人たちは、ファウードさんの氷像に釘付けだ。
みんなわかってるんだ。ファウードさんの氷彫刻が、桁違いのレベルだって。
「……あ、お兄ちゃん」
「ん? あ……」
そして、俺とシャルネは見た。
同時に、周囲にいた人たちが、ささーっと離れていく。
そこにいたのは、青いドレスを着たイズベルグ様。腕組みをし、ゆっくりとファウードさんの元へ。
エルサがスッと離れ、イズベルグ様が氷彫刻を見上げる。
「…………」
ファウードさんは、静かな顔でイズベルグ様を見ていた。
心臓がめちゃくちゃ高鳴る。シャルネは俺の腕にしっかりとしがみ付く。
エルサは……すべてを悟ったような表情で、イズベルグ様を見ていた。
「……素敵」
「「「ッ!!」」」
イズベルグ様はそう呟き、ファウードさんを見る。
「これ、私?」
「はい」
「なぜ?」
「そ、それは」
ファウードさんは迷っていた。が……なんと、エルサがいつの間にか、ファウードさんの隣に。
「ファウードさん。今しかありません」
「え」
「最優秀賞を取ったら? 違います。あなたの愛に最優秀賞もない……この愛は伝わらないといけません。伝え、初めて完成となる作品です!!」
「え、エルサさん……ああ、そうだな」
ファウードさんは、一歩前に出た。
「イズベルグ様。この作品の名前は『愛』……あなたを想い、彫りました」
「…………」
「これが、私の想い。イズベルグ様……私と、結婚してください」
い、言った~!!
うおお、公開プロポーズ。エルサがいつの間にかいないし、空気読みすぎだろ!!
い、イズベルグ様は……。
「…………そ」
そ?
そう言い、イズベルグ様は次の作品の元へ向かうのだった……って、え、マジで?
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