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第五章 氷礫の国ウォフマナフ
フォウの町
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万年氷滝に感動したまま、俺たちは街道を下って次の目的地に向かっていた。
いまだに、俺とエルサは感動している。
「すごかったなあ……」
「はい。滝がすごくて、ドドドって……」
『きゅい』
『もぁぁ』
ムサシが俺の肩で頷き、コロンちゃんはエルサに抱っこされて鳴いた。
ファウードさんは「ははは」と笑う。
「きみたちは純粋な心の持ち主なんだね。羨ましい……私はもう、きみたちのように美しいものを見て素直に感動できなくなってしまった……」
ファウードさんは俯く。
「私は、ウォフマナフをずっと歩いて、美しいものを探して回った……有名な観光地、氷像、建築物、絵画……若いころは素直に感動できた。感動する心で自分を潤し、作品を造るだけだった……だが、今はもう、何を見ても素直に感動できない……老いたなあ」
「老いた……ファウードさん、お若く見えますけど」
エルサが首を傾げる。
確かに、ややくたびれて見えるが、ファウードさんは二十代後半から三十代半ばくらいに見える。
「ははは。もう四十後半の独身男さ。若いなんて気のせいだよ」
「「よ、よんじゅう!?」」
ぜ、全然見えねえ!! サバ読んでるんじゃないだろうな。
俺たちの驚きが意外だったのか、ファウードさんは目をぱちぱちさせて、面白そうに笑った。
「ははは!! やはり、若者はいい。私の心も潤うようだ……ああ、私に足りなかったのは、若い感性、そして仲間だったのかもしれないね」
「は、はあ……あの、次ってどこに行くんですか?」
「まずはフォウの町だったね。あそこには聖堂があってね、素晴らしい絵画が飾られている。美術館に興味はあるかい?」
「「あります!!」」
「うむ。じゃあ、見に行こうか」
こうして、最初の町であるフォウの町で、美術館を楽しむことに……おっと、エルサの獣魔登録もしないとな。
「オスクール街道を通れば、今日中には到着するだろう」
「美術館か……初めてだな」
「わたし、リューグベルン帝国の美術館に行ったことあります。ウォフマナフの美術館、楽しみです」
エルサは嬉しそうに、コロンちゃんをぎゅっと抱きしめるのだった。
◇◇◇◇◇◇
フォウの町。
オスクール街道に出て数時間歩くと、あっさり到着した。
「まあ、わかっちゃいたけど……雪すげえ」
町は雪に覆われていた。
みんな厚手のコートや帽子、長靴に手袋を装備している。
町の子供は雪だるま作ったり、かまくら作って遊んでる……雪だるま、かまくらって異世界でもあるんだな。
「わあ、建物……煙突が必ず付いてますね」
「ははは。ないと凍死してしまうよ」
ファウードさんが言う……まあ、雪国だしな。
「とりあえず宿を確保……ファウードさん、もうちょいで夕方だし、美術館は明日にしませんか?」
「もちろんさ。よし……今日はウォフマナフの食事を堪能してもらおうかな。私が奢ろう」
「え、いやそんな。なあエルサ」
「そ、そうですよ。割り勘です割り勘!!」
「ははは、気にしないでくれ。若者と冒険するチャンスをくれたんだ。しかも、今日は久しぶりに笑えたし、その報酬と思ってくれれば」
「「…………」」
エルサと顔を見合わせる……断りづらい。
というわけで、宿を取って食事へ。
ファウードさんがごちそうしてくれたのは、ウォフマナフでは一般的な鍋料理だ。肉、野菜、根菜がメインで、木の実が紫色なので汁も少し紫色っぽい。
どことなく、ボルシチみたいな味……いやこれ、美味いぞ。
「お、おいしい……不思議な味ですね」
「確かに、微妙に辛酸っぱいというか、食欲増すというか」
「ははは、ティティ鍋というんだ。ウォフマナフでは必ず出る鍋料理でね、このディーツの実という木の実は、身体を温める効果があるんだ」
鍋の中に入っていた薄紫色の実をスプーンですくい、ファウードさんはパクっと食べる。
俺も真似して食べると、かなり甘酸っぱい……なんかクセになりそう。
「ウォフマナフ料理は、基本的に『身体を温める』効果がある。寒い冬を乗り切るために、国民たちが考えた冬の料理さ」
「面白いな……あの、このディーツの実、どこかで買えますか?」
「買えるし、町の外ではいくらでも摘めるさ」
「よし、じゃあ摘んでいくか」
「ふふ、レクスってば料理に目覚めましたね」
こうして、ウォフマナフ料理を満喫。
宿に帰り、部屋にある備え付けのサウナにエルサと入りたっぷり汗を掻いた。
部屋にサウナ……焼いた石に水をかけて蒸気を発生させるシンプルなやつだが、サウナにあまりなじみのないエルサはすごく喜び……あまりの暑さに倒れそうになった。
ロウリュで熱波とか送ったら死んでたかも。俺はちょっとやりたいけど。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
俺たちは美術館に向かった。
町の大聖堂は見学自由で、お金も払うことなく聖堂内へ。
聖堂内には、数多くの絵画が展示されていた。
「すっげ……」
「絵画専門の芸術家たちの作品さ。気に入った絵は買うこともできるよ」
聖堂の壁一面に絵が展示され、絵の下のは値段とタイトルが張ってあった。
俺、エルサは絵を眺める。
「わあ……これ、金貨七枚の絵ですって」
「……わからん」
目の前にあるのは、蛇がのたくったような線が描かれている絵だった。
その価値観、俺にはわからん……金貨七枚は無理。
『きゅい!!』
「ん、どうしたムサシ」
と、ムサシが一枚の絵に反応……そこに描かれていたのは、立派なドラゴンの絵。
種類はわからん。立派な羽生えているし羽翼種かも? 想像で書いたのは間違いない。
『きゅるる~……きゅいい』
ムサシは絵を見てウンウン頷いた。ああ、自分と重ねてんのね。
「……はあ」
と、ファウードさんはため息。
俺は、絵に夢中になっているエルサを眺めながらファウードさんに聞いた。
「あの、どうしたんですか?」
「……ああ、やはり、インスピレーションが沸かなくてね」
ムサシはドラゴン系の絵を順番に眺め、エルサの肩に乗る。
コロンちゃんはエルサに抱っこされ、絵を見るのに飽きたのかスヤスヤ眠っていた。
「……いい絵なのは間違いない。でも、私の心は動かない」
「……インスピレーション、難しいですね」
「……ああ。こんな調子で、私は……はあ」
ファウードさん、大きなため息を吐いた。
インスピレーションかあ……この人のために、何かできることあればいいんだが。
いまだに、俺とエルサは感動している。
「すごかったなあ……」
「はい。滝がすごくて、ドドドって……」
『きゅい』
『もぁぁ』
ムサシが俺の肩で頷き、コロンちゃんはエルサに抱っこされて鳴いた。
ファウードさんは「ははは」と笑う。
「きみたちは純粋な心の持ち主なんだね。羨ましい……私はもう、きみたちのように美しいものを見て素直に感動できなくなってしまった……」
ファウードさんは俯く。
「私は、ウォフマナフをずっと歩いて、美しいものを探して回った……有名な観光地、氷像、建築物、絵画……若いころは素直に感動できた。感動する心で自分を潤し、作品を造るだけだった……だが、今はもう、何を見ても素直に感動できない……老いたなあ」
「老いた……ファウードさん、お若く見えますけど」
エルサが首を傾げる。
確かに、ややくたびれて見えるが、ファウードさんは二十代後半から三十代半ばくらいに見える。
「ははは。もう四十後半の独身男さ。若いなんて気のせいだよ」
「「よ、よんじゅう!?」」
ぜ、全然見えねえ!! サバ読んでるんじゃないだろうな。
俺たちの驚きが意外だったのか、ファウードさんは目をぱちぱちさせて、面白そうに笑った。
「ははは!! やはり、若者はいい。私の心も潤うようだ……ああ、私に足りなかったのは、若い感性、そして仲間だったのかもしれないね」
「は、はあ……あの、次ってどこに行くんですか?」
「まずはフォウの町だったね。あそこには聖堂があってね、素晴らしい絵画が飾られている。美術館に興味はあるかい?」
「「あります!!」」
「うむ。じゃあ、見に行こうか」
こうして、最初の町であるフォウの町で、美術館を楽しむことに……おっと、エルサの獣魔登録もしないとな。
「オスクール街道を通れば、今日中には到着するだろう」
「美術館か……初めてだな」
「わたし、リューグベルン帝国の美術館に行ったことあります。ウォフマナフの美術館、楽しみです」
エルサは嬉しそうに、コロンちゃんをぎゅっと抱きしめるのだった。
◇◇◇◇◇◇
フォウの町。
オスクール街道に出て数時間歩くと、あっさり到着した。
「まあ、わかっちゃいたけど……雪すげえ」
町は雪に覆われていた。
みんな厚手のコートや帽子、長靴に手袋を装備している。
町の子供は雪だるま作ったり、かまくら作って遊んでる……雪だるま、かまくらって異世界でもあるんだな。
「わあ、建物……煙突が必ず付いてますね」
「ははは。ないと凍死してしまうよ」
ファウードさんが言う……まあ、雪国だしな。
「とりあえず宿を確保……ファウードさん、もうちょいで夕方だし、美術館は明日にしませんか?」
「もちろんさ。よし……今日はウォフマナフの食事を堪能してもらおうかな。私が奢ろう」
「え、いやそんな。なあエルサ」
「そ、そうですよ。割り勘です割り勘!!」
「ははは、気にしないでくれ。若者と冒険するチャンスをくれたんだ。しかも、今日は久しぶりに笑えたし、その報酬と思ってくれれば」
「「…………」」
エルサと顔を見合わせる……断りづらい。
というわけで、宿を取って食事へ。
ファウードさんがごちそうしてくれたのは、ウォフマナフでは一般的な鍋料理だ。肉、野菜、根菜がメインで、木の実が紫色なので汁も少し紫色っぽい。
どことなく、ボルシチみたいな味……いやこれ、美味いぞ。
「お、おいしい……不思議な味ですね」
「確かに、微妙に辛酸っぱいというか、食欲増すというか」
「ははは、ティティ鍋というんだ。ウォフマナフでは必ず出る鍋料理でね、このディーツの実という木の実は、身体を温める効果があるんだ」
鍋の中に入っていた薄紫色の実をスプーンですくい、ファウードさんはパクっと食べる。
俺も真似して食べると、かなり甘酸っぱい……なんかクセになりそう。
「ウォフマナフ料理は、基本的に『身体を温める』効果がある。寒い冬を乗り切るために、国民たちが考えた冬の料理さ」
「面白いな……あの、このディーツの実、どこかで買えますか?」
「買えるし、町の外ではいくらでも摘めるさ」
「よし、じゃあ摘んでいくか」
「ふふ、レクスってば料理に目覚めましたね」
こうして、ウォフマナフ料理を満喫。
宿に帰り、部屋にある備え付けのサウナにエルサと入りたっぷり汗を掻いた。
部屋にサウナ……焼いた石に水をかけて蒸気を発生させるシンプルなやつだが、サウナにあまりなじみのないエルサはすごく喜び……あまりの暑さに倒れそうになった。
ロウリュで熱波とか送ったら死んでたかも。俺はちょっとやりたいけど。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
俺たちは美術館に向かった。
町の大聖堂は見学自由で、お金も払うことなく聖堂内へ。
聖堂内には、数多くの絵画が展示されていた。
「すっげ……」
「絵画専門の芸術家たちの作品さ。気に入った絵は買うこともできるよ」
聖堂の壁一面に絵が展示され、絵の下のは値段とタイトルが張ってあった。
俺、エルサは絵を眺める。
「わあ……これ、金貨七枚の絵ですって」
「……わからん」
目の前にあるのは、蛇がのたくったような線が描かれている絵だった。
その価値観、俺にはわからん……金貨七枚は無理。
『きゅい!!』
「ん、どうしたムサシ」
と、ムサシが一枚の絵に反応……そこに描かれていたのは、立派なドラゴンの絵。
種類はわからん。立派な羽生えているし羽翼種かも? 想像で書いたのは間違いない。
『きゅるる~……きゅいい』
ムサシは絵を見てウンウン頷いた。ああ、自分と重ねてんのね。
「……はあ」
と、ファウードさんはため息。
俺は、絵に夢中になっているエルサを眺めながらファウードさんに聞いた。
「あの、どうしたんですか?」
「……ああ、やはり、インスピレーションが沸かなくてね」
ムサシはドラゴン系の絵を順番に眺め、エルサの肩に乗る。
コロンちゃんはエルサに抱っこされ、絵を見るのに飽きたのかスヤスヤ眠っていた。
「……いい絵なのは間違いない。でも、私の心は動かない」
「……インスピレーション、難しいですね」
「……ああ。こんな調子で、私は……はあ」
ファウードさん、大きなため息を吐いた。
インスピレーションかあ……この人のために、何かできることあればいいんだが。
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