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第四章 炎砂の国アシャ
姉と妹
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落ち着いたフリーナは、エルサの手伝いで着替えを済ませた。
俺たちも落ち着き、それぞれ情報交換をする。
はぐれたあと、ドルグワントに襲われたこと、ラキューダ馬車が暴走し森に入ったこと、ヴァルナがフリーナを攫いホルシードに捧げようとしたこと、俺が森を焼きフリーナを救出したこと……などなど。
話終えると、シャクラは大笑いした。
「はっはっは!! も、森を焼く? ははは!! さすがにアシャワンたちもそこまでは考え付かんぞ!!」
「そ、そうかもな……俺もやりすぎたかも」
今更だけど後悔……火事にはなってないよな。
そして、フリーナとエルサ。
「フリーナ。怪我はない?」
「う、うん……その、お姉様。私、お姉様に言わないといけないことが……」
「もういいの。あなたが無事なら」
「駄目!! 私、ちゃんと言いたい……お願い、聞いて」
俺は、シャクラに目で合図……するが、シャクラは首を傾げた。
察し悪いなこいつ。俺は立ち上がり、シャクラを連れて二人と離れる。
「おい、なんで離れる」
「姉妹の話に他人は無用ってことだ。それより……森神のことだけど」
「ホルシードか。知っている。奴は森の守り神。数年前に現れ、ドルグワントたちにとって信仰の対象となった。ドルグワントは生贄を攫い、貢物としている」
「……生贄か」
「ああ。だが安心しろ。我々アシャワンにも『砂神フシャエータ』様がいる。ドルグワントたちは砂神など存在しないと言っているが、我々にも神はいる」
「……」
俺は、物凄く嫌な予感がしていた。
「……シャクラ。その神様だけど、どんな姿だ?」
「む? そうだな……フシャエータ様は砂中にいる。巨大な『ワニ』みたいな姿をしているぞ。数年前、アタシが『アシャワンの太陽』に選ばれた時、突如として現れたのだ」
「……そのフシャエータって、金色の瞳をしているか?」
「む、なぜ知っている」
確定した。
アシャワンの『砂神フシャエータ』と、ドルグワントの『森神ホルシード』……この二つは間違いなく『魔竜』だ。でも……なんでだ?
俺はシャクラに言う。
「シャクラ。落ち着いて聞け……お前たちが信仰する神は、恐らくドラゴンだ」
「は?」
「魔竜……契約者を失い暴走したドラゴンだ。ホルシードと対峙したけど、あの気配は魔竜のものだ。会話できるくらい知能が発達し、姿も異形に進化していた……寿命の長さが気になるけど、間違いないと思う」
「お、おま、何を言ってるんだ?」
「シャクラ……そのフシャエータってドラゴンは、何かを要求することはあるか?」
「……肉を。魔獣肉を求めている」
「食欲が増大しているのか……実際に見ないとわからないけど、もしかしたら」
「レクス!!」
と、シャクラが大剣を俺に向ける。
その表情は厳しい……そりゃそうか。
「フシャエータ様は、我々の神だ。ドラゴンだと? それ以上の侮辱は許さんぞ!!」
「……そうだよな。いきなりこんなこと言って信じてはもらえないか」
「ぐぬ……お、オマエとエルサが嘘をつくような奴じゃないし、一緒に旅をした仲間だ。信じたい気持ちはある……でも、フシャエータ様がドラゴンというのは間違っているぞ!!」
「……シャクラ」
わかってもらえないのは仕方ない。
なら、俺にできることは?
「……シャクラ。アシャ王国に案内してくれ」
「なに?」
「アシャ王国にいる竜滅士に、俺が見たものを説明する。あのクラスの魔竜だと『六滅竜』が動く必要があるかもしれない……魔竜は、成長すればするほど厄介な相手だ」
「……ホルシードと、フシャエータ様を討伐するというのか」
「……ああ。そうしないと、いずれ暴走する二体が最初に襲うのは、最も近くにいるアシャワンとドルグワントだ」
今、俺の手にはシャルネからもらったドラグネイズ公爵家の紋章がある。
これがあれば、国王に謁見、竜滅士に会うことくらいはできる。それに……俺がドラグネイズ公爵家の元次男だって言えば、多少は言うこと信じてくれるかも。
「……」
「頼む、シャクラ」
「……アシャワンは、竜滅士がフシャエータ様を討伐しに来たら、戦うぞ」
「……シャクラ」
「いいだろう。オマエをアシャ王国に連れて行く。その前に……一度、フシャエータ様に会ってもらう」
「え?」
「オマエがその眼でフシャエータ様を見ろ。そして、魔竜かどうか判断しろ」
「……わかった」
こうなりゃ仕方ない。
この国のために、二体の魔竜を何とかしなきゃ……なんてつもりはないんだが、見た以上放っておけないし、俺にできることをするまでだ。
◇◇◇◇◇
エルサたちの元へ戻ると。
「お姉様ぁ」
「ふふ、いい子いい子」
フリーナがエルサに甘え、エルサはフリーナの頭を撫でていた……って、なんだこれ。
「あ、レクスにシャクラ。お話、終わったんですか?」
「あ、ああ。あの~……フリーナ、どうしたんだ?」
「仲直りしました。えへへ」
いや「えへへ」じゃなくて……まあいいんだが。
フリーナは、俺を見て頬を染めると、ポツリと呟く。
「……その、あなたの言う通りだったわ」
「は?」
「お姉様に全部話した。私は……」
「フリーナ。もういいの。わたしは、今の生活が気に入ってるから。だから、あなたも自由にしていいの。わたしの代わりなんかじゃない、フリーナの人生を生きてほしいの」
「お姉様……」
「フリーナ。あなた、今の自分は好き?」
「……嫌い。本当はアスワン王子と婚約したの後悔してる。お姉様の代わりなんてできないし、周りはお姉様の方がよかったって比較されるのも嫌……」
なんか話が進んでるけど……エルサとフリーナ、和解したってことでいいのか?
「フリーナ。もし、新しい人生を生きたいのなら、わたしがお手伝いする」
「お、お姉様が?」
「うん。わたしがあなたと一緒にリューグベルン帝国に戻って、あなたのお手伝いをする。これまでの事情を全て話して謝罪するところから始まるけど……」
「それは絶対にやる。私がお姉様を陥れたって……婚約も破棄になるだろうし、セレコックス伯爵家の名前は地に落ちるわね」
「そう……なら、わたしも一緒に戻るわ」
つまり、エルサと俺の旅はここで終わり、ってことか。
胸が痛むが、仕方ない。
「……エルサ」
「レクス……ごめんなさい。フリーナのことに対する責任は、わたしにもあるから……だから、わたしはここで、フリーナと一緒に国に戻ります」
「……うん」
一緒に来てほしかった。
でも……戻れる家があるなら、和解できる家族がいるなら、俺と一緒にフラフラ世界を旅してる場合じゃないんだろうな。
俺はなんとか笑顔を作り、エルサに言う。
「わかった。じゃあ、エルサともお別れだな……」
「はい……」
「まてまて。まずはアシャ王国に行くんだろ。その前にアシャワンの集落だ。アタシが案内するぞ」
「あ、そうでした。レクス、フリーナの捜索隊の人たちと、アシャ王国で待ち合わせしているんです。一緒に行きましょう」
「あ、ああ……」
「…………レクス、お姉様」
こうして、俺たちはアシャ王国へ向かうことに。
その前に、シャクラの故郷であるアシャワンの集落へ向かい、砂神フシャエータを確認する。
エルサとの旅もここまで……俺は悲しみを表に出さないよう、笑うのだった。
俺たちも落ち着き、それぞれ情報交換をする。
はぐれたあと、ドルグワントに襲われたこと、ラキューダ馬車が暴走し森に入ったこと、ヴァルナがフリーナを攫いホルシードに捧げようとしたこと、俺が森を焼きフリーナを救出したこと……などなど。
話終えると、シャクラは大笑いした。
「はっはっは!! も、森を焼く? ははは!! さすがにアシャワンたちもそこまでは考え付かんぞ!!」
「そ、そうかもな……俺もやりすぎたかも」
今更だけど後悔……火事にはなってないよな。
そして、フリーナとエルサ。
「フリーナ。怪我はない?」
「う、うん……その、お姉様。私、お姉様に言わないといけないことが……」
「もういいの。あなたが無事なら」
「駄目!! 私、ちゃんと言いたい……お願い、聞いて」
俺は、シャクラに目で合図……するが、シャクラは首を傾げた。
察し悪いなこいつ。俺は立ち上がり、シャクラを連れて二人と離れる。
「おい、なんで離れる」
「姉妹の話に他人は無用ってことだ。それより……森神のことだけど」
「ホルシードか。知っている。奴は森の守り神。数年前に現れ、ドルグワントたちにとって信仰の対象となった。ドルグワントは生贄を攫い、貢物としている」
「……生贄か」
「ああ。だが安心しろ。我々アシャワンにも『砂神フシャエータ』様がいる。ドルグワントたちは砂神など存在しないと言っているが、我々にも神はいる」
「……」
俺は、物凄く嫌な予感がしていた。
「……シャクラ。その神様だけど、どんな姿だ?」
「む? そうだな……フシャエータ様は砂中にいる。巨大な『ワニ』みたいな姿をしているぞ。数年前、アタシが『アシャワンの太陽』に選ばれた時、突如として現れたのだ」
「……そのフシャエータって、金色の瞳をしているか?」
「む、なぜ知っている」
確定した。
アシャワンの『砂神フシャエータ』と、ドルグワントの『森神ホルシード』……この二つは間違いなく『魔竜』だ。でも……なんでだ?
俺はシャクラに言う。
「シャクラ。落ち着いて聞け……お前たちが信仰する神は、恐らくドラゴンだ」
「は?」
「魔竜……契約者を失い暴走したドラゴンだ。ホルシードと対峙したけど、あの気配は魔竜のものだ。会話できるくらい知能が発達し、姿も異形に進化していた……寿命の長さが気になるけど、間違いないと思う」
「お、おま、何を言ってるんだ?」
「シャクラ……そのフシャエータってドラゴンは、何かを要求することはあるか?」
「……肉を。魔獣肉を求めている」
「食欲が増大しているのか……実際に見ないとわからないけど、もしかしたら」
「レクス!!」
と、シャクラが大剣を俺に向ける。
その表情は厳しい……そりゃそうか。
「フシャエータ様は、我々の神だ。ドラゴンだと? それ以上の侮辱は許さんぞ!!」
「……そうだよな。いきなりこんなこと言って信じてはもらえないか」
「ぐぬ……お、オマエとエルサが嘘をつくような奴じゃないし、一緒に旅をした仲間だ。信じたい気持ちはある……でも、フシャエータ様がドラゴンというのは間違っているぞ!!」
「……シャクラ」
わかってもらえないのは仕方ない。
なら、俺にできることは?
「……シャクラ。アシャ王国に案内してくれ」
「なに?」
「アシャ王国にいる竜滅士に、俺が見たものを説明する。あのクラスの魔竜だと『六滅竜』が動く必要があるかもしれない……魔竜は、成長すればするほど厄介な相手だ」
「……ホルシードと、フシャエータ様を討伐するというのか」
「……ああ。そうしないと、いずれ暴走する二体が最初に襲うのは、最も近くにいるアシャワンとドルグワントだ」
今、俺の手にはシャルネからもらったドラグネイズ公爵家の紋章がある。
これがあれば、国王に謁見、竜滅士に会うことくらいはできる。それに……俺がドラグネイズ公爵家の元次男だって言えば、多少は言うこと信じてくれるかも。
「……」
「頼む、シャクラ」
「……アシャワンは、竜滅士がフシャエータ様を討伐しに来たら、戦うぞ」
「……シャクラ」
「いいだろう。オマエをアシャ王国に連れて行く。その前に……一度、フシャエータ様に会ってもらう」
「え?」
「オマエがその眼でフシャエータ様を見ろ。そして、魔竜かどうか判断しろ」
「……わかった」
こうなりゃ仕方ない。
この国のために、二体の魔竜を何とかしなきゃ……なんてつもりはないんだが、見た以上放っておけないし、俺にできることをするまでだ。
◇◇◇◇◇
エルサたちの元へ戻ると。
「お姉様ぁ」
「ふふ、いい子いい子」
フリーナがエルサに甘え、エルサはフリーナの頭を撫でていた……って、なんだこれ。
「あ、レクスにシャクラ。お話、終わったんですか?」
「あ、ああ。あの~……フリーナ、どうしたんだ?」
「仲直りしました。えへへ」
いや「えへへ」じゃなくて……まあいいんだが。
フリーナは、俺を見て頬を染めると、ポツリと呟く。
「……その、あなたの言う通りだったわ」
「は?」
「お姉様に全部話した。私は……」
「フリーナ。もういいの。わたしは、今の生活が気に入ってるから。だから、あなたも自由にしていいの。わたしの代わりなんかじゃない、フリーナの人生を生きてほしいの」
「お姉様……」
「フリーナ。あなた、今の自分は好き?」
「……嫌い。本当はアスワン王子と婚約したの後悔してる。お姉様の代わりなんてできないし、周りはお姉様の方がよかったって比較されるのも嫌……」
なんか話が進んでるけど……エルサとフリーナ、和解したってことでいいのか?
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「うん。わたしがあなたと一緒にリューグベルン帝国に戻って、あなたのお手伝いをする。これまでの事情を全て話して謝罪するところから始まるけど……」
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胸が痛むが、仕方ない。
「……エルサ」
「レクス……ごめんなさい。フリーナのことに対する責任は、わたしにもあるから……だから、わたしはここで、フリーナと一緒に国に戻ります」
「……うん」
一緒に来てほしかった。
でも……戻れる家があるなら、和解できる家族がいるなら、俺と一緒にフラフラ世界を旅してる場合じゃないんだろうな。
俺はなんとか笑顔を作り、エルサに言う。
「わかった。じゃあ、エルサともお別れだな……」
「はい……」
「まてまて。まずはアシャ王国に行くんだろ。その前にアシャワンの集落だ。アタシが案内するぞ」
「あ、そうでした。レクス、フリーナの捜索隊の人たちと、アシャ王国で待ち合わせしているんです。一緒に行きましょう」
「あ、ああ……」
「…………レクス、お姉様」
こうして、俺たちはアシャ王国へ向かうことに。
その前に、シャクラの故郷であるアシャワンの集落へ向かい、砂神フシャエータを確認する。
エルサとの旅もここまで……俺は悲しみを表に出さないよう、笑うのだった。
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