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第三章 地歴の国アールマティ
ドラグネイズ公爵にて④
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「ふう、おしまい……あー疲れた」
アミュアは、本日の訓練を終え、タオルで汗をぬぐう。
烈火竜アグニベルトは幼竜から成長し『天空級』へと上がり、アミュア自身もドラグネイズ流格闘術の二級認定を受けた。もうすでに立派な竜滅士として、風格すら漂わせている。
すると、ドラグネイズ公爵家の訓練場に、氷狼竜フェンリスに乗ったシャルネが現れた。
「アミュア、お疲れー」
「シャルネ。訓練終わり?」
「うん。フェンリスと走ってきたの」
シャルネも弓術にさらに磨きをかけ、『天空級』となったフェンリスの頭を撫でた。
二人は竜滅士として、順調に成長している。
互いに汗を流したので、シャワーでも浴びに行こうと話をしている時だった。
「お疲れ、二人とも」
「あ、兄さん」
「フリードリヒさん、お疲れ様です」
レクス、シャルネの兄、フリードリヒだった。
現在、六滅竜に仕える十二人の竜滅士、『十二竜滅士』の一人として活躍している。
今は、父であるバルトロメイ・ドラグネイズの配慮で、二人の訓練士として見守っていた。
フリードリヒは言う。
「お疲れのところ悪いけど、明日の仕事について確認だ」
「明日の仕事……ああ、『竜誕の儀』の護衛だっけ」
シャルネが言うと、フリードリヒが頷く。
「そうだ。明日、ヨルムンガンド公爵の長女、ヘル令嬢が儀式を受ける。二人にはヘル令嬢の護衛を頼む」
「はい。わかりました」
「あの、兄さん……ヨルムンガンド公爵家って、パパが嫌ってる家だよね?」
「その通り。まあ、父上は当主のヘレイア様を毛嫌いしてるのであって、公爵家そのものを嫌ってるわけじゃない。当主はアールマティ王国で好き勝手やってるみたいだし、気持ちはわかるけどね」
フリードリヒは肩を竦める。
アールマティ王国。現在、レクスが観光している国。
アミュアは、なんとなく聞いてみた。
「あの、フリードリヒさん……そのヘレイア様って、どんな人なんですか?」
「貴族だけど、自分のことしか考えていない人さ。ミドガルズオルムに選ばれた竜滅士だけど、リューグベルン帝国を守る気なんてサラサラなさそうだし、あり得ないことに、国を出て別の国で研究三昧……まあ、ヨルムンガンド公爵家からすれば、面白くないよね。でも……ミドガルズオルムがいるから手が出せない」
「「…………」」
「まあ、お前たちが関わることはないし、気にすることないさ」
フリードリヒはそう言い、ポンと手を叩く。
「ああそれと、聞いていると思うが……『邪竜』に関して」
「「!!」」
「近く、六国から精鋭を派遣し、七国連合軍として対処に当たる。若手の竜滅士であるお前たち、そして当然オレも参加することになるから、気を引き締めておけ」
「……兄さん。その邪竜って、なんなの?」
「わからん。知られていることといえば、六滅竜は本来、邪竜と戦うための神の眷属ってことらしい」
「……神の眷属」
「とりあえず、明日の仕事を済ませてからだな」
フリードリヒは踵を返し、軽く手を振って去っていった。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
シャルネ、アミュアは正装に着替え、竜誕の儀を行う儀式場へやってきた。
二人の前には、ガチガチに緊張している少女がいる。
「きき、きんちょう、してきた……」
ヘル。
ヨルムンガンド公爵家の令嬢で、ヘレイアとは親戚にあたる。
淡い金色のショートヘアを何度も弄り、シャルネに頭を下げる。
「あ、あの、護衛、ありがとうございます。えへへ」
「い、いえ……あの、大丈夫ですか?」
「は、はい。その……緊張しちゃって」
ヘルは苦笑し、大きく深呼吸して胸を張る。
アミュアは言った。
「大丈夫。緊張はするけど、痛いとか苦しいとかないから。むしろ、迎え入れるような、暖かい気持ちになれるよ」
「おお……よーっし」
気合を入れるヘル。
すると、儀式が始まった。
ヘルが儀式場の壇上に上がり、静かに祈りを捧げる……すると。
「──……えっ、うそ、なんで」
祈りを捧げるヘルの頭上に、輝く黄色の魔法陣が現れた。
普通ではないとシャルネ、アミュアが警戒する。
だが……儀式を見にきていたシャルネの父、バルトロメイ・ドラグネイズが驚愕した。
「ば、馬鹿な……!? この輝き、まさか……ミドガルズオルム!?」
ヘルが授かったドラゴンは、『地嶽神竜』ミドガルズオルムだった。
◇◇◇◇◇◇
当然のように、騒ぎになった。
間違いなく、ミドガルズオルム。
六滅竜を授かる時、幼竜ではなく成体として神から授かる。
つまり、山脈のような巨大なドラゴンが、儀式場に現れたのである。
ミドガルズオルム。岩石の塊のような『甲殻種』で、姿はまるでカメのようだ。
ミドガルズオルムはゆっくり目を開き、ヘルを見る。
『……お前さんが、儂の新たな宿主か』
「あ、は、はい。へ、ヘル……です」
『うむ。よろしゅうたのむぞ』
それだけ言い、ミドガルズオルムはヘルの右手の紋章に吸い込まれた。
ミドガルズオルム。
もう、間違いない。
バルトロメイ・ドラグネイズが絞り出すような声で言った。
「ヘレイアめ……死んだようだな。おい、アールマティ王国に飛べる最速のドラゴンを用意しろ。それと、アールマティ王国で何があったのかを調べる。間違いなく、ヘレイア……ミドガルズオルムが『負ける』ような何かが……それか、重大な事件があったはずだ」
バルトロメイの指示。
ミドガルズオルムの新しい宿主のことより、何があったのかを優先した。
ヘルはどうしていいのかわからず、オドオドしてシャルネとアミュアの元へ。
「わ、私……い、いいんだよね?」
「え、ええ」
「そ、そだね」
シャルネ、アミュアも事態を飲み込めない。
あたりが騒ぎになる中、竜誕の儀は終了した。
シャルネたちはヘルをヨルムンガンド公爵家へ送り届けることになる。
用意された馬車に乗り、ヨルムンガンド公爵家に向かって馬車が走りだす。
車内は、静寂だった……だが、アミュアが言う。
「……ヘレイア様が死んだから、ヘルにミドガルズオルムが宿った……で、いいんだよね」
「そ、そうだけど……ろ、六滅竜が寿命以外で死ぬっておかしいよね? ヘレイア様って確か、まだ二十代だよね……急な病とか?」
「……わからない」
「う、うう……私、大丈夫なのかな」
ヘルは怯えていた。
同世代……アミュアはにっこり微笑む。
「大丈夫。それより、今日からヘル……ううん、ヘル様は六滅竜の一人です。おめでとうございます」
「や、やめてよ……まだ、実感ないし。というか、同い年っぽいし、お友達になりたいな」
「あたしはいいよ。ふふ、リーンベルが帰ってきたら六滅竜が二人になるね」
ようやく、三人は少しだけ笑った。
ヘレイアの死。新たなミドガルズオルム。深まる謎。
アミュアは、どうにも嫌な予感がしていた。
「……レクス、大丈夫かな」
馬車の窓から見える空は、やや曇り空……雨が降りそうな気配がした。
アミュアは、本日の訓練を終え、タオルで汗をぬぐう。
烈火竜アグニベルトは幼竜から成長し『天空級』へと上がり、アミュア自身もドラグネイズ流格闘術の二級認定を受けた。もうすでに立派な竜滅士として、風格すら漂わせている。
すると、ドラグネイズ公爵家の訓練場に、氷狼竜フェンリスに乗ったシャルネが現れた。
「アミュア、お疲れー」
「シャルネ。訓練終わり?」
「うん。フェンリスと走ってきたの」
シャルネも弓術にさらに磨きをかけ、『天空級』となったフェンリスの頭を撫でた。
二人は竜滅士として、順調に成長している。
互いに汗を流したので、シャワーでも浴びに行こうと話をしている時だった。
「お疲れ、二人とも」
「あ、兄さん」
「フリードリヒさん、お疲れ様です」
レクス、シャルネの兄、フリードリヒだった。
現在、六滅竜に仕える十二人の竜滅士、『十二竜滅士』の一人として活躍している。
今は、父であるバルトロメイ・ドラグネイズの配慮で、二人の訓練士として見守っていた。
フリードリヒは言う。
「お疲れのところ悪いけど、明日の仕事について確認だ」
「明日の仕事……ああ、『竜誕の儀』の護衛だっけ」
シャルネが言うと、フリードリヒが頷く。
「そうだ。明日、ヨルムンガンド公爵の長女、ヘル令嬢が儀式を受ける。二人にはヘル令嬢の護衛を頼む」
「はい。わかりました」
「あの、兄さん……ヨルムンガンド公爵家って、パパが嫌ってる家だよね?」
「その通り。まあ、父上は当主のヘレイア様を毛嫌いしてるのであって、公爵家そのものを嫌ってるわけじゃない。当主はアールマティ王国で好き勝手やってるみたいだし、気持ちはわかるけどね」
フリードリヒは肩を竦める。
アールマティ王国。現在、レクスが観光している国。
アミュアは、なんとなく聞いてみた。
「あの、フリードリヒさん……そのヘレイア様って、どんな人なんですか?」
「貴族だけど、自分のことしか考えていない人さ。ミドガルズオルムに選ばれた竜滅士だけど、リューグベルン帝国を守る気なんてサラサラなさそうだし、あり得ないことに、国を出て別の国で研究三昧……まあ、ヨルムンガンド公爵家からすれば、面白くないよね。でも……ミドガルズオルムがいるから手が出せない」
「「…………」」
「まあ、お前たちが関わることはないし、気にすることないさ」
フリードリヒはそう言い、ポンと手を叩く。
「ああそれと、聞いていると思うが……『邪竜』に関して」
「「!!」」
「近く、六国から精鋭を派遣し、七国連合軍として対処に当たる。若手の竜滅士であるお前たち、そして当然オレも参加することになるから、気を引き締めておけ」
「……兄さん。その邪竜って、なんなの?」
「わからん。知られていることといえば、六滅竜は本来、邪竜と戦うための神の眷属ってことらしい」
「……神の眷属」
「とりあえず、明日の仕事を済ませてからだな」
フリードリヒは踵を返し、軽く手を振って去っていった。
◇◇◇◇◇◇
翌日。
シャルネ、アミュアは正装に着替え、竜誕の儀を行う儀式場へやってきた。
二人の前には、ガチガチに緊張している少女がいる。
「きき、きんちょう、してきた……」
ヘル。
ヨルムンガンド公爵家の令嬢で、ヘレイアとは親戚にあたる。
淡い金色のショートヘアを何度も弄り、シャルネに頭を下げる。
「あ、あの、護衛、ありがとうございます。えへへ」
「い、いえ……あの、大丈夫ですか?」
「は、はい。その……緊張しちゃって」
ヘルは苦笑し、大きく深呼吸して胸を張る。
アミュアは言った。
「大丈夫。緊張はするけど、痛いとか苦しいとかないから。むしろ、迎え入れるような、暖かい気持ちになれるよ」
「おお……よーっし」
気合を入れるヘル。
すると、儀式が始まった。
ヘルが儀式場の壇上に上がり、静かに祈りを捧げる……すると。
「──……えっ、うそ、なんで」
祈りを捧げるヘルの頭上に、輝く黄色の魔法陣が現れた。
普通ではないとシャルネ、アミュアが警戒する。
だが……儀式を見にきていたシャルネの父、バルトロメイ・ドラグネイズが驚愕した。
「ば、馬鹿な……!? この輝き、まさか……ミドガルズオルム!?」
ヘルが授かったドラゴンは、『地嶽神竜』ミドガルズオルムだった。
◇◇◇◇◇◇
当然のように、騒ぎになった。
間違いなく、ミドガルズオルム。
六滅竜を授かる時、幼竜ではなく成体として神から授かる。
つまり、山脈のような巨大なドラゴンが、儀式場に現れたのである。
ミドガルズオルム。岩石の塊のような『甲殻種』で、姿はまるでカメのようだ。
ミドガルズオルムはゆっくり目を開き、ヘルを見る。
『……お前さんが、儂の新たな宿主か』
「あ、は、はい。へ、ヘル……です」
『うむ。よろしゅうたのむぞ』
それだけ言い、ミドガルズオルムはヘルの右手の紋章に吸い込まれた。
ミドガルズオルム。
もう、間違いない。
バルトロメイ・ドラグネイズが絞り出すような声で言った。
「ヘレイアめ……死んだようだな。おい、アールマティ王国に飛べる最速のドラゴンを用意しろ。それと、アールマティ王国で何があったのかを調べる。間違いなく、ヘレイア……ミドガルズオルムが『負ける』ような何かが……それか、重大な事件があったはずだ」
バルトロメイの指示。
ミドガルズオルムの新しい宿主のことより、何があったのかを優先した。
ヘルはどうしていいのかわからず、オドオドしてシャルネとアミュアの元へ。
「わ、私……い、いいんだよね?」
「え、ええ」
「そ、そだね」
シャルネ、アミュアも事態を飲み込めない。
あたりが騒ぎになる中、竜誕の儀は終了した。
シャルネたちはヘルをヨルムンガンド公爵家へ送り届けることになる。
用意された馬車に乗り、ヨルムンガンド公爵家に向かって馬車が走りだす。
車内は、静寂だった……だが、アミュアが言う。
「……ヘレイア様が死んだから、ヘルにミドガルズオルムが宿った……で、いいんだよね」
「そ、そうだけど……ろ、六滅竜が寿命以外で死ぬっておかしいよね? ヘレイア様って確か、まだ二十代だよね……急な病とか?」
「……わからない」
「う、うう……私、大丈夫なのかな」
ヘルは怯えていた。
同世代……アミュアはにっこり微笑む。
「大丈夫。それより、今日からヘル……ううん、ヘル様は六滅竜の一人です。おめでとうございます」
「や、やめてよ……まだ、実感ないし。というか、同い年っぽいし、お友達になりたいな」
「あたしはいいよ。ふふ、リーンベルが帰ってきたら六滅竜が二人になるね」
ようやく、三人は少しだけ笑った。
ヘレイアの死。新たなミドガルズオルム。深まる謎。
アミュアは、どうにも嫌な予感がしていた。
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