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グランドファーザー&マザー
第478話、ハイエルフのおじいちゃん
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ある日。俺はいつも通り、薬院で仕事をしていた。
診察用の椅子に座り、狩人見習いの悪魔族青年の腕を見る。
腕は、魔獣の爪で引っ掻かれたのか、縦にスパッと裂けている。血の量も多く、早く処置しなければ。
「では、消毒して縫いますね。痛み止めの丸薬を飲んで、腕をこちらに」
「いててて!? は、はい……」
「大丈夫。綺麗に裂けてますし、傷もそこまで深くありませんよ」
俺は、魔獣の繊維で作った糸と、専用の針を準備する。
すると、ルミナが手伝ってくれた。
「みゃう。糸は何番だ」
「二番。針も頼む」
「みゃあ」
糸は、太さによって番号を付けている。
大量の血も平気だし、どんな状況でも冷静だ。悪魔族青年はルミナを見て驚いていた。
「村長の助手さん、こんなに小さいのにすごいですね」
「ええ。助手と言うか、お手伝いと言うか……本人は獣医になるのが夢なんです」
「おい、さっさと縫え」
「あ、悪い悪い……よし、じゃあ縫いますね。見ててもいいですけど、なるべく見ない方がいいかもしれませんよー」
「う……」
ルミナに急かされ、傷を縫い始めた。
悪魔族青年は顔をしかめ、そっぽ向く。
あまり痛みがないとはいえ、自分の腕に針が通る瞬間なんて誰も見たいと思わないだろう。ルミナはじーっと見ているけど。
五針ほど縫い傷口を閉じ、薬草を染みこませた特製の包帯を巻いて処置は終わった。
ルミナに、飲み薬の準備をしてもらう。
「今日はお風呂に入らないでください。それと、痛み止めを処方しますので、朝晩食事後にしっかり飲んでんください。明日、包帯を変えますので忘れずに来てくださいね」
「はい! ありがとうございます、村長!」
「抜糸は七日後です。ではお大事に」
「みゃう。薬」
ルミナが薬を渡し、悪魔族青年はペコペコしながら去った。
さて、患者さんがいなくなった。
俺はルミナの頭を撫でる。
「さて、お茶でも飲むか?」
「のむ。お菓子も」
「はいはい」
お茶の準備をしようとすると、自宅側のドアがノックされた。
「アシュト、いる?」
「やっほー」
ミュディとエルミナだった。
手にはバスケットを持ち、二人ともニコニコしている。
「これ、甘クリ。クララベルちゃんが仕込みすぎっちゃって……お裾分けだってさ」
「あとあと、今おじいちゃん来てるの! それでさ、ハイエルフの里で栽培したお茶もらったの! せっかくだしお茶しよう!」
「え、ジーグベッグさん来てるのか?」
「うん。図書館に行っちゃった。あんたに挨拶しようって言ってたけど、私が『後でいい』って言っといたわ」
「そ、そうか。じゃあ」
「みゃう。おやつ」
ルミナは尻尾を揺らし、ミュディの持つバスケットをじっと見てた。
さっそくミュディはお茶の支度を始める。俺とエルミナはソファに座り、ルミナは俺の隣へ。エルミナがルミナを捕まえようとしたが、威嚇されたので諦めた。
ミュディがリョク茶と甘クリの皿を置き、四人でのお茶会が始まった。
俺はさっそくリョク茶を啜る。
「……うん、美味しい」
「春の新茶だって。渋みを押さえて甘みを加えた茶葉だってさ」
「へぇ~……あむ……うん、甘クリにも合うな」
「ほんとだね。エルミナ、エルミナのおじいちゃんってすごいよね」
「そーね。最近は執筆に加えてお茶にもハマってるみたいでさ」
エルミナは甘クリをもぐもぐ食べながら言う。
おじいちゃんか。ジーグベッグさん、百万歳で最古のハイエルフなんだよな。
聞いた話では、若い頃に人間の国に住んでいたこともあるとか。ジーグベッグさんが作った杖が伝説の杖としてとある王国に保管されているとか、ジーグベッグさんが開祖となった格闘技がとある王国で伝わっているとか、ジーグベッグさんが書いた本がとある王国の図書館で国宝となってるとか……いやはや、すごすぎだろ。
「アシュト、おじいちゃん、悪魔族が寄贈した本を読んでるみたい。後で挨拶するって」
「わかった。ところで、二人は休みなのか」
「うん。わたしとエルミナ、クララベルちゃんのお店でお茶してたの。それでクララベルちゃんに挨拶したら甘クリもらって」
「で、あんたのところに行こうと思ったら、クジャタ便でおじいちゃんが来たってわけ」
「なるほどな。これからどうする?」
「んー……あ、そうだ。ねぇミュディ、せっかくだし妖狐族の里で温泉入らない?」
「あ、いいかも。お風呂上りに冷たい柚子茶飲むのもいいかも」
「いいわね! じゃあさっそく行きましょ! ルミナも来なさいよ」
「みゃう……おやつくれるならいく」
「ふふ。大丈夫だよ、柏餅も食べようね」
「みゃあ」
ミュディとエルミナは、ルミナを連れて妖狐族の里へ行った。
さて、俺はジーグベッグさんに挨拶でもしに行くかな。
◇◇◇◇◇◇
図書館に入ると、ジーグベッグさんが本を抱えているのが見えた。
大変そうなので手伝いに入る。
「おお、アシュト村長。いやはや、申し訳ございません。挨拶もせずに」
「いえいえ。読書なら俺も付き合いますよ」
「はは。ではご一緒に」
一階のソファに腰かけ、俺も本を選ぶ。
ジャンル、数ともに豊富なので迷う。
俺が選んだのは、恋愛小説だ。
「ジーグベッグさんは何を?」
「わしは悪魔族の小説家が書いた伝記ですな。いやはや、本はいい。本には様々な物語がある。わしもたくさん本を書いたが、誰かが書いた本を読むのは止められませんな」
「わかります。俺、ジーグベッグさんが書いた本を読むの、すっごく楽しいですから」
「ほほ。それはありがたい」
たくさん本を書いたって言うけど、八十万冊以上書くのは『たくさん』に収まらないでしょ……とは言えない。ジーグベッグさんは静かにページをめくる。
俺も本に視線を移し、静かに読書を始めた。
「…………実は、最近少し行き詰まりを感じましてな」
「……え?」
「最古のハイエルフと呼ばれ、若い頃は無茶もしました……村を作り、壊し、戦いに明け暮れたこともあれば、杖づくりや執筆などに何千年も没頭して……わしにはいろいろな『経験』があり、その経験を元に本を書いたリするのです。だがどうも最近、筆が乗らなくてのぉ……こうして自分の本を読み返したり、誰かの書いた本を読むことばかりです」
「…………」
ジーグベッグさんの千分の一も生きていない俺に、何かが言えるわけもない。
歳を重ねた人だけの悩みか……誰か相談できる人がいればいいんだけど。
エルミナ……うーん、歳のこと聞くと怒る。ルシファー……まぁ、なんか違う。ディミトリ……春はいろいろと忙しいらしく、サッパリ姿を見ていない。アドナエルもだ。
「アシュト村長。しばらく村に滞在して本を読ませていただきます。よろしいでしょうか?」
「もちろんです。ゆっくりしていってください」
ジーグベッグさん、けっこう悩んでるみたいだ……なんとかしてやりたいな。
診察用の椅子に座り、狩人見習いの悪魔族青年の腕を見る。
腕は、魔獣の爪で引っ掻かれたのか、縦にスパッと裂けている。血の量も多く、早く処置しなければ。
「では、消毒して縫いますね。痛み止めの丸薬を飲んで、腕をこちらに」
「いててて!? は、はい……」
「大丈夫。綺麗に裂けてますし、傷もそこまで深くありませんよ」
俺は、魔獣の繊維で作った糸と、専用の針を準備する。
すると、ルミナが手伝ってくれた。
「みゃう。糸は何番だ」
「二番。針も頼む」
「みゃあ」
糸は、太さによって番号を付けている。
大量の血も平気だし、どんな状況でも冷静だ。悪魔族青年はルミナを見て驚いていた。
「村長の助手さん、こんなに小さいのにすごいですね」
「ええ。助手と言うか、お手伝いと言うか……本人は獣医になるのが夢なんです」
「おい、さっさと縫え」
「あ、悪い悪い……よし、じゃあ縫いますね。見ててもいいですけど、なるべく見ない方がいいかもしれませんよー」
「う……」
ルミナに急かされ、傷を縫い始めた。
悪魔族青年は顔をしかめ、そっぽ向く。
あまり痛みがないとはいえ、自分の腕に針が通る瞬間なんて誰も見たいと思わないだろう。ルミナはじーっと見ているけど。
五針ほど縫い傷口を閉じ、薬草を染みこませた特製の包帯を巻いて処置は終わった。
ルミナに、飲み薬の準備をしてもらう。
「今日はお風呂に入らないでください。それと、痛み止めを処方しますので、朝晩食事後にしっかり飲んでんください。明日、包帯を変えますので忘れずに来てくださいね」
「はい! ありがとうございます、村長!」
「抜糸は七日後です。ではお大事に」
「みゃう。薬」
ルミナが薬を渡し、悪魔族青年はペコペコしながら去った。
さて、患者さんがいなくなった。
俺はルミナの頭を撫でる。
「さて、お茶でも飲むか?」
「のむ。お菓子も」
「はいはい」
お茶の準備をしようとすると、自宅側のドアがノックされた。
「アシュト、いる?」
「やっほー」
ミュディとエルミナだった。
手にはバスケットを持ち、二人ともニコニコしている。
「これ、甘クリ。クララベルちゃんが仕込みすぎっちゃって……お裾分けだってさ」
「あとあと、今おじいちゃん来てるの! それでさ、ハイエルフの里で栽培したお茶もらったの! せっかくだしお茶しよう!」
「え、ジーグベッグさん来てるのか?」
「うん。図書館に行っちゃった。あんたに挨拶しようって言ってたけど、私が『後でいい』って言っといたわ」
「そ、そうか。じゃあ」
「みゃう。おやつ」
ルミナは尻尾を揺らし、ミュディの持つバスケットをじっと見てた。
さっそくミュディはお茶の支度を始める。俺とエルミナはソファに座り、ルミナは俺の隣へ。エルミナがルミナを捕まえようとしたが、威嚇されたので諦めた。
ミュディがリョク茶と甘クリの皿を置き、四人でのお茶会が始まった。
俺はさっそくリョク茶を啜る。
「……うん、美味しい」
「春の新茶だって。渋みを押さえて甘みを加えた茶葉だってさ」
「へぇ~……あむ……うん、甘クリにも合うな」
「ほんとだね。エルミナ、エルミナのおじいちゃんってすごいよね」
「そーね。最近は執筆に加えてお茶にもハマってるみたいでさ」
エルミナは甘クリをもぐもぐ食べながら言う。
おじいちゃんか。ジーグベッグさん、百万歳で最古のハイエルフなんだよな。
聞いた話では、若い頃に人間の国に住んでいたこともあるとか。ジーグベッグさんが作った杖が伝説の杖としてとある王国に保管されているとか、ジーグベッグさんが開祖となった格闘技がとある王国で伝わっているとか、ジーグベッグさんが書いた本がとある王国の図書館で国宝となってるとか……いやはや、すごすぎだろ。
「アシュト、おじいちゃん、悪魔族が寄贈した本を読んでるみたい。後で挨拶するって」
「わかった。ところで、二人は休みなのか」
「うん。わたしとエルミナ、クララベルちゃんのお店でお茶してたの。それでクララベルちゃんに挨拶したら甘クリもらって」
「で、あんたのところに行こうと思ったら、クジャタ便でおじいちゃんが来たってわけ」
「なるほどな。これからどうする?」
「んー……あ、そうだ。ねぇミュディ、せっかくだし妖狐族の里で温泉入らない?」
「あ、いいかも。お風呂上りに冷たい柚子茶飲むのもいいかも」
「いいわね! じゃあさっそく行きましょ! ルミナも来なさいよ」
「みゃう……おやつくれるならいく」
「ふふ。大丈夫だよ、柏餅も食べようね」
「みゃあ」
ミュディとエルミナは、ルミナを連れて妖狐族の里へ行った。
さて、俺はジーグベッグさんに挨拶でもしに行くかな。
◇◇◇◇◇◇
図書館に入ると、ジーグベッグさんが本を抱えているのが見えた。
大変そうなので手伝いに入る。
「おお、アシュト村長。いやはや、申し訳ございません。挨拶もせずに」
「いえいえ。読書なら俺も付き合いますよ」
「はは。ではご一緒に」
一階のソファに腰かけ、俺も本を選ぶ。
ジャンル、数ともに豊富なので迷う。
俺が選んだのは、恋愛小説だ。
「ジーグベッグさんは何を?」
「わしは悪魔族の小説家が書いた伝記ですな。いやはや、本はいい。本には様々な物語がある。わしもたくさん本を書いたが、誰かが書いた本を読むのは止められませんな」
「わかります。俺、ジーグベッグさんが書いた本を読むの、すっごく楽しいですから」
「ほほ。それはありがたい」
たくさん本を書いたって言うけど、八十万冊以上書くのは『たくさん』に収まらないでしょ……とは言えない。ジーグベッグさんは静かにページをめくる。
俺も本に視線を移し、静かに読書を始めた。
「…………実は、最近少し行き詰まりを感じましてな」
「……え?」
「最古のハイエルフと呼ばれ、若い頃は無茶もしました……村を作り、壊し、戦いに明け暮れたこともあれば、杖づくりや執筆などに何千年も没頭して……わしにはいろいろな『経験』があり、その経験を元に本を書いたリするのです。だがどうも最近、筆が乗らなくてのぉ……こうして自分の本を読み返したり、誰かの書いた本を読むことばかりです」
「…………」
ジーグベッグさんの千分の一も生きていない俺に、何かが言えるわけもない。
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